JPH0645657Y2 - 燃料タンクの燃料吸込装置 - Google Patents

燃料タンクの燃料吸込装置

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JPH0645657Y2
JPH0645657Y2 JP1989042081U JP4208189U JPH0645657Y2 JP H0645657 Y2 JPH0645657 Y2 JP H0645657Y2 JP 1989042081 U JP1989042081 U JP 1989042081U JP 4208189 U JP4208189 U JP 4208189U JP H0645657 Y2 JPH0645657 Y2 JP H0645657Y2
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JP
Japan
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fuel
pipe
main chamber
fuel tank
return
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JP1989042081U
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JPH02132840U (ja
Inventor
正昭 飯島
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株式会社ユニシアジェックス
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Jet Pumps And Other Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、自動車等の車両に搭載される燃料タンクの
燃料吸込装置、特に主室と副室とを備えた燃料タンクに
おける燃料吸込装置に関する。
従来の技術 自動車用の燃料タンクの中には、例えば実開昭57−1099
21号公報に示されているように、他部品との干渉を回避
するために、底壁にタンク内側へ突出した膨出部が形成
されたものがある。この場合には、燃料タンク下部が上
記膨出部によって主室と副室とに区画されてしまうの
で、燃料ポンプの吸込口が配置された主室側へ副室から
何らかの手段で燃料を移送する必要がある。
そこで、従来から、第3図に示すように、燃料タンク21
内にエゼクタポンプ22を配設し、これによって副室23か
ら主室24へ燃料を移送するように構成した燃料吸込装置
が知られている。
ここで上記エゼクタポンプ22は、リターン燃料が流れる
リターンパイプ25に介装され、その吸込ポートに接続さ
れた連通パイプ26の先端が副室23へ延設されている。
従って、燃料噴出弁等で余剰となった燃料がリターンパ
イプ25内を通流すると、上記エゼクタポンプ22がポンプ
作動をなし、副室23から燃料を吸い上げて主室24側へ移
送することができる。尚、27はフィードパイプ、28は燃
料ポンプである。
考案が解決しようとする課題 上記リターンパイプ25を通して燃料タンク21に戻るリタ
ーン燃料は、エンジン近傍の燃料配管等を通過して来る
ので、エンジンルーム内の熱によって加熱され、かなり
高温になって戻って来る。そのため、圧力が低くなるリ
ターンパイプ25内では、一部燃料が気化して燃料中に気
泡を含む形となる。
そして、夏季等において燃料温度が高くなると、リター
ン燃料の気泡率が高くなり、その結果、上記従来の構成
では、エゼクタポンプ22の効率が著しく低下し、副室23
から主室24への燃料の移送が困難となる。しかも、著し
い場合には、エゼクタポンプ22内で気泡が急激に膨張す
る結果、燃料が連通パイプ26を通して副室23側へ逆に噴
出するという逆流現象を生じてしまう。
課題を解決するための手段 この考案は、底壁の膨出部によって燃料タンク下部が主
室と副室とに区画され、その主室側に燃料ポンプの吸込
口が配置されるとともに、上記主室に戻る燃料流によっ
て作動するエゼクタポンプを備え、このエゼクタポンプ
に接続した連通パイプを介して上記副室から主室へ燃料
が移送されるように構成された燃料タンクの燃料吸込装
置において、燃料タンク内に突出したリターンパイプの
側壁面から側方へ分岐する分岐パイプを設け、この分岐
パイプに上記エゼクタポンプを配設するとともに、この
分岐パイプのリターンパイプに対する開口部を覆うよう
にリターンパイプ内壁面に沿ってメッシュ部材を配設し
たことを特徴としている。
作用 上記構成では、リターンパイプを流れる燃料の一部がリ
ターンパイプから分岐パイプ側へ分流し、エゼクタポン
プを通過する。そして、リターンパイプから分岐パイプ
へ分流する際に、その開口部に設けたメッシュ部材によ
って気泡の流入が阻止される。つまり気泡はリターンパ
イプをそのまま通って燃料タンク内へ戻り、気泡を含ま
ない液体燃料のみがエゼクタポンプへ導かれる。
実施例 以下、この考案の一実施例を第1,2図に基づいて詳細に
説明する。
第2図において、1は燃料タンクを示し、その底壁に他
部品との干渉を回避するためにトンネル状の膨出部2が
形成されていて、これによって下部が主室3と副室4と
に区画されている。主室3内には電動式燃料ポンプ5が
収容されており、フィルタ6を備えたその吸込口が底面
近傍に配置されている。7は燃料タンク1上面からタン
ク1内部へ突出し、かつ先端が上記燃料ポンプ5に接続
されたフィードパイプであり、図示せぬ燃料噴射弁やプ
レッシャレギュレータ等からなる燃料供給系にこのフィ
ードパイプ7を経由して燃料が圧送されるようになって
いる。
8は、上記燃料供給系で余剰となった燃料を燃料タンク
1内に戻すためのリターンパイプであって、このリター
ンパイプ8は燃料タンク1上面からタンク1内部へ突出
し、かつ先端が主室3内に達している。
また上記リターンパイプ8の中間部から分岐パイプ9が
分岐形成されている。この分岐パイプ9は直線状に延び
たリターンパイプ8の側面に略直角に接続されており、
かつ略L字形に折曲されて、先端がやはり主室3内に位
置している。そして上記分岐パイプ9に、エゼクタポン
プ10が介装されている。
上記エゼクタポンプ10は、第1図に示すように、分岐パ
イプ9上流側に形成されたノズル部10aと、これを囲む
ように形成され、かつ分岐パイプ9下流側に連続するチ
ャンバ部10bとから構成されており、上記チャンバ部10b
側面の吸込ポート10cに連通パイプ11の一端が接続され
ている。上記連通パイプ11は、燃料タンク1の膨出部2
を乗り越えて配設され、他端が副室4底面近傍に開口し
ている。
また上記分岐パイプ9の上流端開口部つまりリターンパ
イプ8に対する開口部に、気泡の流入を阻止するための
メッシュ部材12がリターンパイプ8内壁面に沿って配設
されている。このメッシュ部材12は、例えば、金網、パ
ンチングメタル、不織布等にて構成されている。
尚、適当量の燃料をリターンパイプ8から分岐パイプ9
へ分流させる必要があるので、リターンパイプ8の下流
側に適切な開口面積を有するオリフィス13が設けられて
いる。
上記の構成においては、燃料は専ら主室3側から燃料ポ
ンプ5によって吸い上げられ、図外の燃料供給系に圧送
される。そして、余剰となった燃料が、リターン燃料と
してリターンパイプ8を通して燃料タンク1内、詳しく
はその主室3側へ戻る。また、このリターン燃料の一部
は分岐パイプ9側へ分流し、エゼクタポンプ10を通過す
るので、その際のエゼクタ作用によって連通パイプ11を
通して副室4内の燃料が吸い上げられ、主室3側へ移送
される。
ここで燃料がかなり高温となって燃料中に多量の気泡が
含まれていたとしても、分岐パイプ9の入口開口部を覆
うようにリターンパイプ8内壁面に沿ってメッシュ部材
12が介在しているので、分岐パイプ9側へ気泡が流入す
ることはない。つまり、気泡を含む燃料はリターンパイ
プ8をそのまま通過して排出されてしまい、エゼクタポ
ンプ10には気泡を含まない液体燃料のみが導かれる。そ
のため、確実にポンプ作用を行わせることができ、副室
4から主室3へ確実に燃料を移送できる。
尚、上記実施例では燃料供給系からのリターン燃料をエ
ゼクタポンプの作動流体として利用する例を説明した
が、燃料ポンプの吐出燃料の一部をリターンパイプ側へ
還流させ、これを作動流体として利用するように構成す
ることも可能である。
考案の効果 以上の説明で明らかなように、この考案に係る燃料タン
クの燃料吸込装置によれば、リターン燃料の温度が高く
なった場合でも、燃料中の気泡を分離してエゼクタポン
プに液体燃料のみを導くことができる。従って気泡の混
入によるエゼクタポンプの効率低下や燃料の副室側への
逆流を防止でき、副室から主室へ確実に燃料を移送する
ことかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る燃料吸込装置の要部を示す断面
図、第2図は燃料タンクを含む全体の構成を示す断面
図、第3図は従来の燃料吸込装置を示す断面図である。 1……燃料タンク、3……主室、4……副室、8……リ
ターンパイプ、9……分岐パイプ、10……エゼクタポン
プ、11……連通パイプ、12……メッシュ部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底壁の膨出部によって燃料タンク下部が主
    室と副室とに区画され、その主室側に燃料ポンプの吸込
    口が配置されるとともに、上記主室に戻る燃料流によっ
    て作動するエゼクタポンプを備え、このエゼクタポンプ
    に接続した連通パイプを介して上記副室から主室へ燃料
    が移送されるように構成された燃料タンクの燃料吸込装
    置において、燃料タンク内に突出したリターンパイプの
    側壁面から側方ヘ分岐する分岐パイプを設け、この分岐
    パイプに上記エゼクタポンプを配設するとともに、この
    分岐パイプのリターンパイプに対する開口部を覆うよう
    にリターンパイプ内壁面に沿ってメッシュ部材を配設し
    たことを特徴とする燃料タンクの燃料吸込装置。
JP1989042081U 1989-04-11 1989-04-11 燃料タンクの燃料吸込装置 Expired - Lifetime JPH0645657Y2 (ja)

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JP1989042081U JPH0645657Y2 (ja) 1989-04-11 1989-04-11 燃料タンクの燃料吸込装置

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Publication Number Publication Date
JPH02132840U JPH02132840U (ja) 1990-11-05
JPH0645657Y2 true JPH0645657Y2 (ja) 1994-11-24

Family

ID=31553313

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0735756B2 (ja) * 1985-10-23 1995-04-19 日本電装株式会社 燃料供給装置
JPH0737782B2 (ja) * 1986-02-17 1995-04-26 日本電装株式会社 燃料供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02132840U (ja) 1990-11-05

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