JPH064548Y2 - 電気コネクタカバーと電気コネクタシールドの係止機構 - Google Patents

電気コネクタカバーと電気コネクタシールドの係止機構

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JPH064548Y2
JPH064548Y2 JP3066190U JP3066190U JPH064548Y2 JP H064548 Y2 JPH064548 Y2 JP H064548Y2 JP 3066190 U JP3066190 U JP 3066190U JP 3066190 U JP3066190 U JP 3066190U JP H064548 Y2 JPH064548 Y2 JP H064548Y2
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JP
Japan
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locking
electric connector
shield
electrical connector
locking mechanism
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JP3066190U
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雅 中村
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Hirose Electric Co Ltd
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Hirose Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、電気コネクタカバーと電気コネクタシールド
の係止機構に関するものである。
従来の技術 従来、例えば、コンピュータ設備に用いられる電気コネ
クタにおいては、電気ケーブル等によって搬送される電
子信号に、空中に搬送されているラジオ周波数および他
の電磁波によってノイズが入り、コンピュータ設備等が
障害を受けることになる。従って、このような電磁波障
害の防御のための対策を講ずる必要が生じてきており、
このための種々な対策が提案されている。このような種
々な対策の中で、接触子を配列した絶縁ハウジングを包
囲する電気コネクタシールドを設け、更にその電気コネ
クタシールドを包囲する絶縁材料製の電気コネクタカバ
ーを設けるようにするものがある。
このような電気コネクタシールドと電気コネクタカバー
とを設けるようにしたものとしては、例えば、特開昭6
3−271872号公報に開示されたようなものがあ
る。この従来例は、添付図面の第3図に一部破断して示
すように、電気コネクタの接触子1を配列した絶縁ハウ
ジング2を包囲するシールドフード部材40と、このシ
ールドフード部材40に対して被せられる絶縁フード5
0とを備えている。これらシールドフード部材40およ
び絶縁フード50の後端部からは、接触子1に対して結
線されたケーブル60が引き出されるようになってい
る。この従来のシールドフード部材40と絶縁フード5
0との結合の係止は、シールドフード部材40の側面4
2およびそこに形成した突起442′と、絶縁フード5
0の内側壁57との係合によって行われている。
考案が解決しようとする課題 前述したような従来の電気コネクタにおけるシールドフ
ード部材と絶縁フードとの間の結合の係止機構は、次の
点で問題があった。
(1)絶縁フード50の内側に設けられているシールドフ
ード部材40と係止するための内側壁57は、ほとんど
弾性を有する機構となっていないので、絶縁フード50
にシールドフード部材40を挿入し収容する際に、フー
ド50の内側壁57がシールドフード部材40の側面4
2の突起42′にむりやり乗り上げることになるが、こ
の時、ひび割れ、破損する恐れがある。
(2)また、さらには、その内側壁57は、上、下内側側
壁と一体となっているので、シールドフード部材40を
挿入する際には、絶縁フード50の上、下方向あるいは
左、右方向にも力の作用が印加し、絶縁フード50全体
が変形する恐れがある。特に、最近においては、内側に
金属のシールドフード部材を使用する場合には、その外
側に被せる絶縁フードは、出来るだけ薄肉とする傾向に
あり、このように薄肉とする場合には、前述したような
従来の係止機構の構造では、絶縁フードを薄肉にすれば
する程変形や破損の恐れが増加することになる。
(3)絶縁フード50内にシールドフード部材40を挿入
し収容完了した際には、もし万一組立相違した等で再び
絶縁フード50よりシールドフード部材40を取り外し
たい場合には、絶縁フード50を破損しない限り取り外
しができず、コストアップとなってしまう。
本考案の目的は、前述したような従来の問題点を解消し
うる電気コネクタカバーと電気コネクタシールドの係止
機構を提供することである。
課題を解決するための手段 本考案によれば、前部に接触子を配列した絶縁ハウジン
グを包囲する前部包囲部および該前部包囲部に続いてこ
れと一体的に形成された後部包囲部を有した電気コネク
タシールドと、該電気コネクタシールドの外側に被せる
ようにして結合されてその電気コネクタシールドを包囲
する電気コネクタカバーとの間の前記結合を係止するた
めの係止機構において、前記電気コネクタシールドの両
側部において且つ前記前部包囲部と前記後部包囲部との
接続部の近辺に外側後方へ突出するようにして設けられ
た係止部と、前記電気コネクタカバーの両側部において
前記係止部に対応する位置に内側前方に突出してその各
対応する係止部と弾性係合しうるように設けられた係止
突片とを備えることを特徴とする。
実施例 次に、添付図面の第1図および第2図を参照して、本考
案の実施例について本考案をより詳細に説明する。
第1図は、本考案による電気コネクタカバーと電気コネ
クタシールドの係止機構の一実施例を部分的に破断した
斜視図にて示している。この第1図は、シールドフード
部材である電気コネクタシールド10に対して、絶縁フ
ードである電気コネクタカバー20を被せて結合させる
寸前の状態を示している。電気コネクタシールド10
は、金属材料で形成され、前部に接触子を配列した絶縁
ハウジング(図示していない)を包囲する前部包囲部1
0Aおよびこの前部包囲部10Aに続いてこれと一体的
に形成された後部包囲部10Bを有している。この電気
コネクタシールド10の両側部には、前部包囲部10A
と後部包囲部10Bとの接続部として側方に張り出した
張出し部11が設けられており、この張出し部11に
は、後述するロックネジ30のネジ部32を通す貫通穴
12が形成されており、また、その張出し部11の後面
には、貫通穴12より内側の位置にて、外側後方へと突
出するようにして係止部13が形成されている。この係
止部13は、上下に突出した突起13Aを有するやじり
状とされている。
一方、電気コネクタカバー20は、絶縁材料であるプラ
スチック材料にて非常に薄肉にて一体形成されたもので
あり、電気コネクタシールド10の前部包囲部10Aを
包囲する前部包囲部20Aと、電気コネクタシールド1
0の後部包囲部10Bを包囲する後部包囲部20Bと、
電気コネクタの各接触子に結線されるケーブル(図示し
ていない)を後方へ引き出すためのケーブル引き出し部
20Cとを備えている。また、この電気コネクタカバー
20の両側には、前部包囲部20Aと後部包囲部20B
との間に段部21を与える膨出部22が形成されてい
る。これら膨出部22は、この電気コネクタカバー20
を電気コネクタシールド10に対して結合させるとき、
電気コネクタシールド10の各対応する張出し部11が
そこに嵌まり込むようなものとされている。そして、こ
れら膨出部22によって与えられる段部21には、電気
コネクタシールド10の張出し部12の貫通穴12と整
列しうるような位置にあってロックネジ30のネジ部3
2を通す貫通穴23が形成されている。さらにまた、各
段部21の内壁には、貫通穴32より内側にて、電気コ
ネクタシールド10の張出し部12の係止部13に対応
する位置に内側前方に突出して設けられた係止突片24
が形成されている。この係止突片24は、1対の離間し
た片持ち梁にて構成され、各片持ち梁は、上下方向に弾
性的に偏移しうるもので、それら先端には、互いに内方
に突出した突起部24Aが設けられている。さらにま
た、各段部21には、係止突片24を構成する1対の片
持ち梁の間に位置して開口25が形成されており、これ
ら開口25は、後述するように、係止部13と係止突片
24との係合を解除するための工具(図示していない)
を挿入しうるようにするためのものである。
両側に設けられるロックネジ30は、把持部31と、ネ
ジ部32とを備えており、相手コネクタとの嵌合時に、
貫通穴23および12を通して挿入されて、相手コネク
タとの結合をロックするのに用いられるものである。
第2図は、第1図に示したような電気コネクタシールド
10と電気コネクタカバー20との結合係止状態を示す
縦断面図である。この第2図に示されるように、電気コ
ネクタシールド10に対してその後方から電気コネクタ
カバー20を被せるようにして結合させていくと、電気
コネクタシールド10の各側の張出し部11が電気コネ
クタカバー20の各膨出部22内に嵌まり込むようにな
り、さらに結合を深めると、ついには、各係止部13の
突起13Aを乗り越えるようにして各係止突片24の突
起部24Aが突起13Aに係合することにより、各係止
部13と各係止突片24とが結合する。これにより、電
気コネクタシールド10と、電気コネクタカバー20と
の結合がロックされることになる。なお、第2図におい
て、参照符号10Cは、電気コネクタシールド10の後
部のケーブル引出し部を示している。
第2図に示したような結合係止状態を解除するには、適
当な工具の先端を各開口25から挿入して、各係止突片
24を外側へ弾性的に偏移させて、突起部24Aを突起
13Aから外すようにして、電気コネクタカバー20を
電気コネクタシールド10から引き抜くようにすればよ
い。
考案の効果 本考案の係止機構は、前述したような構成であるので、
次のような効果が得られる。
(1)電気コネクタカバーに設けられている係止突片は、
片持ち梁のごとき男性的に偏移可能なものであるので、
電気コネクタシールドの係止部に係合する際にはその弾
性を利用でき、従って、係止突片がひび割れや破壊する
恐れはない。
(2)係止突片は、片持ち梁の如き十分な弾性を有するも
のであり、しかも、電気コネクタカバー全体には何ら変
形等の影響を及ぼすことなく、電気コネクタカバーを薄
肉とすることができ、コネクタ全体の小型化、軽量化が
図れる。
(3)前述した実施例の如き、電気コネクタカバーに開口
25を形成しておくことにより、簡単な取り外し工具に
て電気コネクタシールド10と電気コネクタカバー20
とを容易に分離できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例としての電気コネクタシー
ルドと電気コネクタカバーとの係止機構の結合完了寸前
の状態を示す部分破断斜視図、第2図は、第1図の電気
コネクタシールドと電気コネクタカバーとの結合係止状
体を示す縦断面図、第3図は、従来の電気コネクタシー
ルドと電気コネクタカバーとの係止機構の一例を示す部
分的に破断して示す図である。 10……電気コネクタシールド、 10A……前部包囲部、 10B……後部包囲部、 10C……ケーブル引出し部、 11……張出し部、 12……貫通穴、 13……係止部、 13A……突起、 20……電気コネクタカバー、 20A……前部包囲部、 20B……後部包囲部、 20C……ケーブル引出し部、 21……段部、 22……膨出部、 23……貫通穴、 24……係止突片、 24A……突起部、 25……開口、 30……ロックネジ、 31……把持部、 32……ネジ部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前部に接触子を配列した絶縁ハウジングを
    包囲する前部包囲部および該前部包囲部に続いてこれと
    一体的に形成された後部包囲部を有した電気コネクタシ
    ールドと、該電気コネクタシールドの外側に被せるよう
    にして結合されてその電気コネクタシールドを包囲する
    電気コネクタカバーとの間の前記結合を係止するための
    係止機構であって、前記電気コネクタシールドの両側部
    において且つ前記前部包囲部と前記後部包囲部との接続
    部の近辺に外側後方へ突出するようにして設けられた係
    止部と、前記電気コネクタカバーの両側部において前記
    係止部に対応する位置に内側前方に突出してその各対応
    する係止部と弾性係合しうるように設けられた係止突片
    とを備えることを特徴とする係止機構。
  2. 【請求項2】前記電気コネクタカバーには、前記係止突
    片の近傍にあって前記係止部と前記係止突片との係合を
    解除するための工具を挿入しうるようにする開口が設け
    られている請求項(1)記載の係止機構。
  3. 【請求項3】前記係止部は、やじり状であり、前記係止
    突片は、片持ち梁状である請求項(1)または(2)記載の係
    止機構。
JP3066190U 1990-03-26 1990-03-26 電気コネクタカバーと電気コネクタシールドの係止機構 Expired - Lifetime JPH064548Y2 (ja)

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JPH03121679U JPH03121679U (ja) 1991-12-12
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