JPH0645468Y2 - 底面仕上げ用砕岩棒 - Google Patents

底面仕上げ用砕岩棒

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JPH0645468Y2
JPH0645468Y2 JP9509690U JP9509690U JPH0645468Y2 JP H0645468 Y2 JPH0645468 Y2 JP H0645468Y2 JP 9509690 U JP9509690 U JP 9509690U JP 9509690 U JP9509690 U JP 9509690U JP H0645468 Y2 JPH0645468 Y2 JP H0645468Y2
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JP
Japan
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blade
crushing
crushing blade
crushed
rock
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JP9509690U
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JPH0453836U (ja
Inventor
渡 川口
Original Assignee
島田建設株式会社
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  • Earth Drilling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、港湾構造物又は海洋構造物の基礎岩盤床堀や
岩盤浚渫の底面を仕上げ施工するための底面仕上げ用砕
岩棒に関するものである。
(従来の技術) 本州・四国連絡橋の施工等に際して行われる岩盤掘削
後、海底面の凹凸を無くするために、砕岩及び均しを行
い、底面仕上げがなされる。
従来、海底岩盤床堀等の底面仕上げには、グラインダを
使用したり、大型グラブによって基面均しを行うか、又
は実公昭63-2556号公報に開示されている既存のたがね
形砕岩棒とグラブとを併用して不陸均しの施工を行って
いた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の掘削底面仕上げの場合、グラ
インダを使用すると工費が高くなり、大型グラブによる
と岩盤強度が高いところでは十分に不陸均しができず、
たがね形砕岩棒では不陸均しの精度が低いという問題点
があった。
本考案の目的は、工費の低減を図り、岩盤強度が高い場
合にも十分対応でき、不陸均しの精度の高い底面仕上げ
用砕岩棒を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の要旨とするところ
は、胴部の下端に延設した破砕刃部を備えた砕岩棒にお
いて、前記破砕刃部には等角度間隔に配置され膨出した
6枚以上の羽根形体を設け、前記各羽根形体の下部には
テーパ面をもって先細に且つ先端を互いに面一に形成し
た破砕刃片を有し、前記各羽根形体の間には上下方向に
沿い連続した縦溝が形成されていることを特徴とする底
面仕上げ用砕岩棒にある。
(作用) 本考案に係る底面仕上げ用砕岩棒は、胴部の下端に延設
した破砕刃部には等角度間隔に配置され膨出した6枚以
上の羽根形体を設けてあり、凹凸のある掘削底面に自重
で落下させると、各羽根形体の下部にテーパ面をもって
先細に且つ先端を互いに面一に形成した破砕刃片で底面
の凸部を破砕し、発生する破砕岩が各羽根形体の間に上
下方向に沿い連続して形成した縦溝の作用で一定間隔以
上離れた位置まで流動して海底に落下し、等角度間隔に
配置した6枚以上ある羽根形体で衝撃力が分散され均一
で高精度の不陸均しを行える。
(実施例) 以下において、本考案の実施例について、図面を参照し
ながら詳細に説明する。
第1図は本考案の実施例に係る砕岩棒を示す正面図、第
2図はその側面図、第3図はその底面図である。
本実施例に係る砕岩棒1は、全体が低マンガン鋼からな
り、中間の略長方形一様断面の胴部2と、この胴部2の
下端に一体に延設した破砕刃部3と、胴部2の上方に一
体に有する頭部10とを備え、左右及び前後に対称形をな
している。
破砕刃部3は、等角度間隔に配置され膨出した6枚の羽
根形体4を設けてあり、下端中央に六角形に近似した中
央扁平面3aを備えている。
各羽根形体4は、外面が斜め上向きの傾斜面5aとされて
いて厚さが略一定の上羽根5と、外面が鉛直面6aとされ
ていて厚さが略一定の中間羽根6と、外面が鉛直面7aと
されている破砕刃片7とからなっている。破砕刃片7
は、第1図及び第2図に示すようにテーパ面7bをもって
先細に形成してある。
六枚の破砕刃片7は、中央扁平面3aを中心にしてこれと
先端を面一に第3図に示すように放射状に連続配置して
放射状扁平面7cを形成している。そして各破砕刃片7の
テーパ面7b及び放射状扁平面7cの全体と中央扁平面3aと
は、耐摩耗金属層8で被覆してある。この耐摩耗金属層
8は、例えば株式会社神戸製鋼所製の溶接棒HF-1000を
用いた電気溶接で厚さ数mmの肉盛りをほぼ均等に行って
形成する。
各羽根形体4の間には上下方向に沿い断面V字状相似形
の連続した縦溝9が形成されている。
この縦溝9は、上部溝9aと、この上部溝9aの下に一定大
きさで連続した中間溝9bと、その下に連続した下広がり
の下部溝9cとからなっている。
頭部10は、第1図に示すように幅が上広がりで、第2図
に示すように厚さが略一定になっており、吊り上げ用主
受け部11と、上端面中央に突設した補助受け部12とを備
え、主受け部11内に弧状のワイヤ挿通孔を左右対称に設
けてあり、このワイヤ挿通孔11aに図示しないワイヤロ
ープを挿通し、補助受け部12の透孔12aに図示しない滑
車を取付け、主受け部11及び補助受け部12を適宜選択的
に又は同時に使用できるようになっている。
次に、本実施例に係る砕岩棒の動作について説明する。
たがね形の砕岩棒等を使用して掘削した海底面の真上
で、クレーン船のクレーンによって、砕岩棒全体を吊り
上げて落下させる。
この落下に伴う破砕刃部3の衝撃力により海底面にある
岩石や岩盤の凸部が砕かれ、小塊化して破砕岩となり、
海底面の凹凸を均す不陸均しが行われる。破砕岩は、縦
溝9の作用で海底面の一定距離以上離れた位置で落下
し、海底に沈下し、後に浚渫作業により除去される。
本実施例に係る砕岩棒1では、胴部2の幅寸法が0.8m、
破砕刃部3の幅方向の差し渡し寸法が2.0m、全高さ寸法
が6.0m、自重が33.0tの場合に、6枚の破砕刃片7があ
るため、落下の衝撃力が分散されるので、破砕される岩
盤の深度(ひび割れ深度)が10cm〜20cmとなり、既存の
たがね形砕岩棒を使用した場合において破砕される岩盤
の深度(ひび割れ深度)が50cm〜100cmであったのに対
し、大幅に不陸均しの精度が向上することが確認され
た。また、各破砕刃片7に耐摩耗金属層8を形成して、
耐摩耗性を向上させ寿命を大幅に延長させることができ
る。
なお、本考案は、上記実施例によって限定されるもので
はなく、羽根形体4を7枚以上とすることもでき、破砕
刃片7のテーパ面7b及び放射状扁平面7c等以外に各中間
溝9bの表面にも耐摩耗金属層8を設けてもよく、その他
要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係る底面仕上げ用砕岩棒
では、破砕刃部には等角度間隔に配置され膨出した6枚
以上の羽根形体を設け、各羽根形体の下部にはテーパ面
をもって先細に且つ先端を互いに面一に形成した破砕刃
片を有することにより、落下時の衝撃力が分散され、破
砕される岩盤の深度のバラツキが非常に小さくなり、不
陸均しされた底面の仕上げ精度を大幅に高めることがで
き、各羽根形体の間には上下方向に沿い連続した縦溝が
形成されていることにより、破砕岩が縦溝の作用で海底
面の一定距離以上離れた位置で落下し、海底に沈下する
ので、後に浚渫作業によりこれを容易に除去できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る砕岩棒を示す正面図、第
2図はその側面図、第3図はその底面図である。 1……砕岩棒、2……胴部、3……破砕刃部、7……破
砕刃片、7b……テーパ面、9……縦溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴部の下端に延設した破砕刃部を備えた砕
    岩棒において、前記破砕刃部には等角度間隔に配置され
    膨出した6枚以上の羽根形体を設け、前記各羽根形体の
    下部にはテーパ面をもって先細に且つ先端を互いに面一
    に形成した破砕刃片を有し、前記各羽根形体の間には上
    下方向に沿い連続した縦溝が形成されていることを特徴
    とする底面仕上げ用砕岩棒。
JP9509690U 1990-09-12 1990-09-12 底面仕上げ用砕岩棒 Expired - Lifetime JPH0645468Y2 (ja)

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JP9509690U JPH0645468Y2 (ja) 1990-09-12 1990-09-12 底面仕上げ用砕岩棒

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JPH0453836U JPH0453836U (ja) 1992-05-08
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JP2003139198A (ja) * 2001-01-26 2003-05-14 Mitsuboshi Belting Ltd 短繊維の接着処理方法及びゴム組成物並びに動力伝動用ベルト
JP5203524B1 (ja) * 2012-06-12 2013-06-05 関門港湾建設株式会社 十文字型砕岩棒

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JPH0453836U (ja) 1992-05-08

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