JPH0645378B2 - 密封包装体 - Google Patents

密封包装体

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JPH0645378B2
JPH0645378B2 JP60130519A JP13051985A JPH0645378B2 JP H0645378 B2 JPH0645378 B2 JP H0645378B2 JP 60130519 A JP60130519 A JP 60130519A JP 13051985 A JP13051985 A JP 13051985A JP H0645378 B2 JPH0645378 B2 JP H0645378B2
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JP
Japan
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container
welded portion
sealed package
shaped
lid member
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JP60130519A
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JPS61287570A (ja
Inventor
徹郎 安池
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、密封包装体に係り、特に飲料、流動食品、水
や湯でもどして食する固形食品等、開封後に直接容器に
口をつけて飲食する包装体に好適である。
[背景技術とその問題点] 各種容器、例えば射出成形または熱成形によって成形さ
れた合成樹脂製の容器に飲料、食品等を充填した後、蓋
材をヒートシールした密封包装体が広く知られている。
例えば、第8図に示す如く、容器31の開口部外周に水
平、つまり容器31の開口面に対して平行な鍔状溶着面
32を形成し、この鍔状溶着面32に落し蓋形式の蓋材
33を易開封性を付与するようにヒートシールしたも
の、或いは第9図に示す如く、容器41の開口部外周縁
にカール42を形成し、このカール42に平らなシート
43をヒートシールしたもの、等が知られている。
これらの包装体は、一般に溶着面が容器開口面に対して
平行であるため、固形食品の場合は特に問題となること
はないにしても、飲料、流動食品または水や湯でもどし
て食する固形食品の包装体のように、蓋材の開封後に容
器に直接口をつけて飲食するものには必ずしも満足いく
ものではない。
即ち、容器側壁と溶着面とが略直角であるため、口に
つけにくく、かつ剥離部が唇に当り口当りが悪い、し
かも、液がこぼれやすい、通常、ヒートシールに当っ
ては、容器を水平に支持する受台と圧着端面が平らな熱
盤とにより両者をヒートシールするものであるため、カ
ーリングした容器の場合、圧着によりカールが変形し、
その機能的効果が低減するばかりでなく、意匠的効果も
低下する、等の多くの欠点がある。
[発明の目的] ここに、本発明の目的は、このような欠点を解消すると
ともに、シール効果および意匠的効果に優れた密封包装
体を提供することにある。
[問題点を解決するための手段および作用] そのため、本発明では、容器の開口部に蓋材を溶着した
密封包装体において、前記容器の開口部外周に前記蓋材
と溶着される鍔状溶着部を容器内方に向かって傾斜する
テーパ面状に形成し、前記蓋材を前記鍔状溶着部の内面
全域にわたって溶着したことを特徴とするものである。
これにより、飲食に当って、直接口につける部分を傾斜
するテーパ面状に形成しているので、口をつけやすく、
かつ口当りがよい上、容器内の液が容器側壁から鍔状溶
着部を伝わって流れるので、液がこぼれにくい。また、
鍔状溶着部が傾斜していることによって、シール時その
部分に夾雑物が付着しにくい。更に、蓋材が鍔状溶着部
の内面全域にわたって溶着されているので、シール性を
向上させることができる。しかもカーリングした容器で
あっても圧着によってカール部が変形しないので、機能
的、意匠的効果を低下させることがない。
[実施例] 第1図は本発明の密封包装体の一実施例を示している。
同密封包装体は、底部へ向うに従って次第につぼまった
上端開口の円筒状容器1の開口部外周縁に、容器1の内
方へ向って傾斜するテーパ面状の鍔状溶着部2が一体的
に形成され、この鍔状溶着部2の内面全域にわたって断
面逆台形形状の蓋材3の外周縁4がヒートシールされて
いる。
これらの製造法としては、まず容器1および蓋材3を別
個に製造した後、両者の溶着部つまり鍔状溶着部2と外
周縁4とを互いに溶着する。まず、容器1の製造に当っ
ては、例えば合成樹脂、無機充填剤配合合成樹脂、ポリ
オレフィン等とガスバリヤー樹脂(EVOH等)との多
層材料、金属と樹脂との多層材料、紙と樹脂との多層材
料等を、射出成形、ブロー成形または真空・圧空熱成形
等により製造することができる。また、蓋材3について
は、合成樹脂の多層シート、金属と樹脂との多層シート
等を用いることができる。
ここで、容器1に形成される鍔状溶着部2の傾斜角度θ
(容器1の開口面に対する角度)は、20〜70゜の角
度範囲がよく、好ましくは30〜60゜の角度範囲がよ
い。傾斜角度θが70゜より大きいとシール性が低下
し、逆に20゜より小さいと容器1の側壁に対して段差
となるため、口当り、液こぼれの点で好ましくない。
また、容器1の鍔状溶着部2と蓋材3の外周縁4とを溶
着するには、例えば第2図に示す如く、受台11に形成
されたテーパ状受面12に容器1の鍔状溶着部2を支持
させ、この鍔状溶着部2上に蓋材3の外周縁4を嵌合せ
た後、これらの上方から前記テーパ状受面12と同一形
状のテーパ状圧着面13を有する熱盤14を下降させ、
この熱盤14と受台11とで両者をヒートシールすれば
よい。このヒートシール時にあっては、鍔状溶着部2が
傾斜した状態であるため、そこに充填食品等による夾雑
物が付着しにくく、夾雑物の影響によりシール性が損な
われることがない。しかも、熱盤14の下端面が蓋材3
の非シール部分つまり蓋材3の中央部分に接しないよう
に構成できるので、非シール部分の熱による変形やしわ
等がなく、意匠的効果が損なわれることがない。
このような構成からなる包装体では、蓋材がテーパ面状
に形成された鍔状溶着部の内面全域にわたって溶着され
ているので、確実なシール性が得られる。更に、飲食に
当って、直接口をつける部分が傾斜しているので、口を
つけやすく、またシール剥離面に直接口が当らず口当り
がよい上、容器内の液が容器1の側壁から鍔状溶着部2
を伝わって流れるので、液がこぼれにくい利点がある。
その上、飲食中または飲食後に鍔状溶着部2に残った液
はそれを伝って容器1内へ流れ落るので、容器1の外表
面を汚すことがない。
しかも、製品の形態では、蓋材3の外周縁4が外部上方
へ向ってテーパ面状に拡がっているので、この密封包装
体を上方へ多段に積重ねる場合でも、荷くずれを起すこ
となく積重ねることができる。
なお、実施に当って、密封包装体の形態としては、上記
実施例に限られるものでなく、例えば第3図から第7図
に示す形態でもよい。
第3図に示すものは、蓋材3の外周縁4を除く中央部分
5を容器1の内部へ向って一段窪ませ、落し蓋形式とし
たものである。このようにすると、通常の落し蓋と同様
な効果を奏することができる。
第4図に示すものは、容器1の鍔状溶着部2の外周縁に
カール6を形成したものである。この場合でも、カール
6を除く鍔状溶着部2で蓋材3とのヒートシールを行な
えるため、圧着によるカールの変形がなく、カールの機
能的効果および意匠的効果を損なうことがない。
第5図に示すものは、蓋材3の外周縁4に鍔状溶着部2
の裏側へ折返えされるかえり7を形成したものである。
このようなかえり7を形成すると、蓋材3を容器1から
開封した後に再嵌合させる場合に便利である。
第6図に示すものは、容器1の鍔状溶着部2の中間位置
に円周方向に沿って半円状の窪み8を形成したものであ
る。このような窪み8は、夾雑物の影響を少なくし、シ
ール性を向上させることができる。
第7図に示すものは、容器を外容器1Aと内容器1Bと
からなる二重構造とし、この外容器1Aと内容器1Bと
の底部に雰囲気調整剤(脱酸素剤や吸湿剤等)9を収納
させたものである。この場合、内容器1Bにはガス透過
層および透湿層としての機能が、外容器1Aにはガスバ
リア層および防湿層としての機能が備えられている。
このほか、容器の形状としては、上記実施例で述べた円
形形状が通常であるが、必要に応じて任意の形状でよ
く、例えば長円、多角形等でもよい。
[発明の効果] 以上の通り、本発明によれば、口当りが良好で、かつ液
がこぼれにくく、またカーリングした容器であっても圧
着によってカール部が変形することがなく、更にシール
効果および意匠的効果にも優れた密封包装体を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図はヒー
トシールする際の圧着装置を示す図、第3図から第7図
はそれぞれ本発明の他の実施例を示す断面図、第8図お
よび第9図はそれぞれ従来の密封包装体を示す断面図で
ある。 1,1A,1B……容器、2……鍔状溶着部、3……蓋
材、4……外周縁。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器の開口部に蓋材を溶着した密封包装体
    において、前記容器の開口部外周に前記蓋材と溶着され
    る鍔状溶着部を容器内方へ向かって傾斜するテーパ面状
    に形成し、前記蓋材を前記鍔状溶着部の内面全域にわた
    って溶着したことを特徴とする密封包装体。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、前記容器
    を合成樹脂製としたことを特徴とする密封包装体。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項または第2項におい
    て、前記鍔状溶着部の傾斜角度を、前記容器の開口面に
    対して20〜70度としたことを特徴とする密封包装
    体。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項ないし第3項のいず
    れかにおいて、前記鍔状溶着部と蓋材との溶着を、易開
    封製を有する溶着としたことを特徴とする密封包装体。
JP60130519A 1985-06-14 1985-06-14 密封包装体 Expired - Lifetime JPH0645378B2 (ja)

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JPS61287570A JPS61287570A (ja) 1986-12-17
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JP2010017716A (ja) * 2004-01-16 2010-01-28 Illinois Tool Works Inc <Itw> 流体供給装置用使い捨てカップおよび使い捨て蓋

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