JPH0645129Y2 - ボイラの水位調節装置 - Google Patents
ボイラの水位調節装置Info
- Publication number
- JPH0645129Y2 JPH0645129Y2 JP1989093159U JP9315989U JPH0645129Y2 JP H0645129 Y2 JPH0645129 Y2 JP H0645129Y2 JP 1989093159 U JP1989093159 U JP 1989093159U JP 9315989 U JP9315989 U JP 9315989U JP H0645129 Y2 JPH0645129 Y2 JP H0645129Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- water
- water level
- electrodes
- boiler
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- Control Of Non-Electrical Variables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 《考案の目的》 〈産業上の利用分野〉 本考案は、ボイラにおける水位調節装置に関するもので
ある。
ある。
〈従来の技術〉 ボイラ本体と連通した水位検出槽内に複数の電極を垂下
し、このうち選択された電極が水面に接するか否かを電
気的に検出してボイラ本体への給水を制御する構成を採
ったボイラの水位調節装置は従来から多数存在し、例え
ば実公昭52−27281号公報に開示さている。
し、このうち選択された電極が水面に接するか否かを電
気的に検出してボイラ本体への給水を制御する構成を採
ったボイラの水位調節装置は従来から多数存在し、例え
ば実公昭52−27281号公報に開示さている。
この装置は、水位検出槽内に垂下された複数の電極のう
ち、隣り合う二本の電極を選択し、下位の電極が水面か
ら離れると給水を開始し、上位の電極が水面に接すると
給水を停止している。
ち、隣り合う二本の電極を選択し、下位の電極が水面か
ら離れると給水を開始し、上位の電極が水面に接すると
給水を停止している。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記のような装置では、電極は常時水中あるいは高湿度
の下におかれるため、電極に錆や不純物が付着しやす
く、ひどい場合には電極の表面が絶縁され、電極が水に
接してもこれを検出できずに給水を続けてしまうことが
ある。するとボイラの水位は上昇し続け、ボイラ本体の
水温が下がり、所望とする蒸気の発生が妨げられ、蒸気
の使用目的に弊害を与える。
の下におかれるため、電極に錆や不純物が付着しやす
く、ひどい場合には電極の表面が絶縁され、電極が水に
接してもこれを検出できずに給水を続けてしまうことが
ある。するとボイラの水位は上昇し続け、ボイラ本体の
水温が下がり、所望とする蒸気の発生が妨げられ、蒸気
の使用目的に弊害を与える。
《考案の構成》 〈課題を解決するための手段〉 本考案のボイラの水位調節装置は、ボイラ本体と連通し
た水位検出槽内に複数の電極を垂下し、このうち選択さ
れた電極が水面に接するか否かを電気的に検出してボイ
ラ本体への給水を制御する装置において、接水により給
水を停止するために選択された電極とその電極の一段上
位の電極とを水位検出槽外において短絡して成るととも
に、前記各電極の出力をディレー回路によって遅延的に
維持させたことを特徴として成るものであり、この考案
により前記課題を解決しようとしたものである。
た水位検出槽内に複数の電極を垂下し、このうち選択さ
れた電極が水面に接するか否かを電気的に検出してボイ
ラ本体への給水を制御する装置において、接水により給
水を停止するために選択された電極とその電極の一段上
位の電極とを水位検出槽外において短絡して成るととも
に、前記各電極の出力をディレー回路によって遅延的に
維持させたことを特徴として成るものであり、この考案
により前記課題を解決しようとしたものである。
〈作用〉 接水により給水を停止するために選択された電極と、そ
の電極の一段上位の電極とを水位検出槽外において短絡
したことにより、前記二本の電極のいずれかが接水すれ
ば給水は停止される。すなわち接水により給水を停止す
るために選択された電極が何らかの理由により接水を検
知できなくなっても、水面が一段上位の電極まで上昇す
れば給水は停止される。
の電極の一段上位の電極とを水位検出槽外において短絡
したことにより、前記二本の電極のいずれかが接水すれ
ば給水は停止される。すなわち接水により給水を停止す
るために選択された電極が何らかの理由により接水を検
知できなくなっても、水面が一段上位の電極まで上昇す
れば給水は停止される。
また本考案では電極の出力をディレー回路によって遅延
的に維持するものであり、具体的には電極の出力のパル
ス幅をディレー回路によって広くしている。従って水面
に生ずる波等が電極に間欠的に接触しても、この電極に
接続されるスイッチ等のチャタリングは防止される。
的に維持するものであり、具体的には電極の出力のパル
ス幅をディレー回路によって広くしている。従って水面
に生ずる波等が電極に間欠的に接触しても、この電極に
接続されるスイッチ等のチャタリングは防止される。
〈実施例〉 第１図において、符号１はボイラ本体、２はボイラ本体
１に連通する水位検出槽、３は給水管、４は給水管３の
経路を開閉するソレノイドバルブである。E1、E2、E3、
E4、E5は水位検出水槽２内に垂下された電極であり、そ
れぞれ高さが異なる。E0は水位検出槽２の底部に配され
たアース電極である。５はロータリスイッチであり、電
極E1、E2、E3、E4は第一スイッチ６の切換端子S1、S2、
S3、S4に、電極E2、E3、E4、E5は第二スイッチ７の切換
端子T1、T2,T3、T4にそれぞれ接続される。第１スイッ
チ６と第二スイッチ７は連動し、S1とT1、S2とT2、S3と
T3、S4とT4が対になって選択される。８は発信回路であ
り、AC12V10KHzの交流電流を発する。９はホトカプラで
あり、水位検出槽２、ロータリスイッチ５、発信回路８
と共に閉回路10を成す。11はDC12Vの電源であり、ホト
カプラ９と、これに接続されるコンパレータ12に電源を
供給する。コンパレータ12では、ホトカプラ９のON/OFF
状態を検出し、結果をディレー回路13に出力する。ディ
レー回路13ではコンパレータ12の出力を一定時間遅延し
た後、ソレノイドバルブ４を開閉するリレー14を作動す
る。
１に連通する水位検出槽、３は給水管、４は給水管３の
経路を開閉するソレノイドバルブである。E1、E2、E3、
E4、E5は水位検出水槽２内に垂下された電極であり、そ
れぞれ高さが異なる。E0は水位検出槽２の底部に配され
たアース電極である。５はロータリスイッチであり、電
極E1、E2、E3、E4は第一スイッチ６の切換端子S1、S2、
S3、S4に、電極E2、E3、E4、E5は第二スイッチ７の切換
端子T1、T2,T3、T4にそれぞれ接続される。第１スイッ
チ６と第二スイッチ７は連動し、S1とT1、S2とT2、S3と
T3、S4とT4が対になって選択される。８は発信回路であ
り、AC12V10KHzの交流電流を発する。９はホトカプラで
あり、水位検出槽２、ロータリスイッチ５、発信回路８
と共に閉回路10を成す。11はDC12Vの電源であり、ホト
カプラ９と、これに接続されるコンパレータ12に電源を
供給する。コンパレータ12では、ホトカプラ９のON/OFF
状態を検出し、結果をディレー回路13に出力する。ディ
レー回路13ではコンパレータ12の出力を一定時間遅延し
た後、ソレノイドバルブ４を開閉するリレー14を作動す
る。
本実施例では、作業者はボイラ本体の水位として、L1、
L2、L3、L4のうちの一つを、ロータリスイッチ５により
選択する。仮に水位L1を選択する場合には、第一スイッ
チ６は切換端子S1に、第二スイッチ７は切換端子T1に接
続される。よって電極E1とその一段上位の電極E2とはロ
ータリスイッチ５を介して短絡される。
L2、L3、L4のうちの一つを、ロータリスイッチ５により
選択する。仮に水位L1を選択する場合には、第一スイッ
チ６は切換端子S1に、第二スイッチ７は切換端子T1に接
続される。よって電極E1とその一段上位の電極E2とはロ
ータリスイッチ５を介して短絡される。
ボイラ本体１の作動中、ボイラ本体１の水面が水位L1未
満に下降すると、水位検出槽２の水面も同様に下降し、
電極E1は水面から離れる。すると、回路10には電流が流
れず、ホトカプラ９はOFF状態となり、ディレー回路13
により0.5秒遅延された後にリレー14はONとなり、ソレ
ノイドバルブ４は開放され、給水が開始される。そうす
ればボイラ本体１の水面はしだいに上昇し、しばらくす
ると水位検出槽２の電極E1が水面に接触する。すると回
路10に電流が流れ、ホトカプラ９はON状態となり、ディ
レー回路13により４秒遅延された後にリレー14はOFFと
なり、ソレノイドバルブ４は閉鎖され、給水は停止され
る。以上のような制御がボイラ本体１の作動中に繰り返
され、水位はほぼL1のレベルに保たれる。
満に下降すると、水位検出槽２の水面も同様に下降し、
電極E1は水面から離れる。すると、回路10には電流が流
れず、ホトカプラ９はOFF状態となり、ディレー回路13
により0.5秒遅延された後にリレー14はONとなり、ソレ
ノイドバルブ４は開放され、給水が開始される。そうす
ればボイラ本体１の水面はしだいに上昇し、しばらくす
ると水位検出槽２の電極E1が水面に接触する。すると回
路10に電流が流れ、ホトカプラ９はON状態となり、ディ
レー回路13により４秒遅延された後にリレー14はOFFと
なり、ソレノイドバルブ４は閉鎖され、給水は停止され
る。以上のような制御がボイラ本体１の作動中に繰り返
され、水位はほぼL1のレベルに保たれる。
今、仮に電極E1が錆その他の原因で絶縁されたとする。
すると、水面がE1に達しても回路10に電流が流れず、水
面は上昇を続ける。しかし本実施例では、電極E1と電極
E2はロータリスイッチ５を介して短絡されているため、
電極E2が接水すれば回路10に電流が流れ、上記と同様に
給水は停止される。
すると、水面がE1に達しても回路10に電流が流れず、水
面は上昇を続ける。しかし本実施例では、電極E1と電極
E2はロータリスイッチ５を介して短絡されているため、
電極E2が接水すれば回路10に電流が流れ、上記と同様に
給水は停止される。
なお前記の実公昭52−27281号公報に開示されている装
置に対し、本考案を適用する場合には、第２図に示すよ
うに電極E1の上位に電極E0を付加、端子a1と接続され切
換スイッチS1と連動する切換スイッチS1′により、電極
E3とE2、E2とE1、E1とE0を短絡可能に構成すればよい。
置に対し、本考案を適用する場合には、第２図に示すよ
うに電極E1の上位に電極E0を付加、端子a1と接続され切
換スイッチS1と連動する切換スイッチS1′により、電極
E3とE2、E2とE1、E1とE0を短絡可能に構成すればよい。
《考案の効果》 以上のように本考案のボイラの水位調節装置によれば、
接水により給水を停止するために選択された電極が何ら
かの理由により接水を検知できなくなっても、その一段
上位の電極が接水すれば給水は停止されるため、ボイラ
本体の水位の上昇を最少に止められ、蒸気の使用目的に
多大な弊害を与えることがない。
接水により給水を停止するために選択された電極が何ら
かの理由により接水を検知できなくなっても、その一段
上位の電極が接水すれば給水は停止されるため、ボイラ
本体の水位の上昇を最少に止められ、蒸気の使用目的に
多大な弊害を与えることがない。
また本考案では、電極の出力のパルス幅をディレー回路
によって広くし、実質的に電極の出力を遅延的に維持し
ている。これにより水面に生ずる波等によりボイラ本体
内の水が電極に間欠的に接触しても、この電極に接続さ
れるスイッチ等のチャタリングは防止され、このチャタ
リングによって生ずるスイッチ等の故障やノイズの発生
が防止される。
によって広くし、実質的に電極の出力を遅延的に維持し
ている。これにより水面に生ずる波等によりボイラ本体
内の水が電極に間欠的に接触しても、この電極に接続さ
れるスイッチ等のチャタリングは防止され、このチャタ
リングによって生ずるスイッチ等の故障やノイズの発生
が防止される。
第１図は本考案の実施例を示す回路図であり、第２図は
他の実施例を示す回路図である。 1:ボイラ本体 2:水位検出槽 3:給水管 4:ソレノイドバルブ 5:ロータリスイッチ 6:第一スイッチ 7:第二スイッチ 8:発信回路 9:ホトカプラ 10:閉回路 11:電源 12:コンパレータ 13:ディレー回路 14:リレー
他の実施例を示す回路図である。 1:ボイラ本体 2:水位検出槽 3:給水管 4:ソレノイドバルブ 5:ロータリスイッチ 6:第一スイッチ 7:第二スイッチ 8:発信回路 9:ホトカプラ 10:閉回路 11:電源 12:コンパレータ 13:ディレー回路 14:リレー
Claims (1)
- 【請求項１】ボイラ本体と連通した水位検出槽内に複数
の電極を垂下し、このうち選択された電極が水面に接す
るか否かを電気的に検出してボイラ本体への給水を制御
する装置において、接水により給水を停止するために選
択された電極とその電極の一段上位の電極とを水位検出
槽外において短絡して成るとともに、前記各電極の出力
をディレー回路によって遅延的に維持させたことを特徴
とするボイラの水位調節装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989093159U JPH0645129Y2 (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | ボイラの水位調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989093159U JPH0645129Y2 (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | ボイラの水位調節装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0338504U JPH0338504U (ja) | 1991-04-15 |
| JPH0645129Y2 true JPH0645129Y2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=31642554
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989093159U Expired - Fee Related JPH0645129Y2 (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | ボイラの水位調節装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0645129Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2132746A1 (en) * | 2007-04-10 | 2009-12-16 | MeadWestvaco Corporation | Apparatus for holding an article |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5230622Y2 (ja) * | 1973-10-22 | 1977-07-13 | ||
| JPS5440857Y2 (ja) * | 1975-08-19 | 1979-11-30 | ||
| JPS58175306U (ja) * | 1982-05-11 | 1983-11-24 | 株式会社前田鉄工所 | 給水制御装置 |
-
1989
- 1989-08-08 JP JP1989093159U patent/JPH0645129Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0338504U (ja) | 1991-04-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |