JPH0645018A - 多導体フラットケーブル用多分岐コネクタ - Google Patents

多導体フラットケーブル用多分岐コネクタ

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JPH0645018A
JPH0645018A JP4196831A JP19683192A JPH0645018A JP H0645018 A JPH0645018 A JP H0645018A JP 4196831 A JP4196831 A JP 4196831A JP 19683192 A JP19683192 A JP 19683192A JP H0645018 A JPH0645018 A JP H0645018A
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JP
Japan
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flat cable
frame
plastic body
terminal
branch
Prior art date
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Pending
Application number
JP4196831A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Ichige
敏明 市毛
Katsuaki Ouchi
勝明 大内
Tsukasa Iwashita
司 岩下
Shigeru Mori
茂 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0645018A publication Critical patent/JPH0645018A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コンパクト、軽量化が図れ而も信頼性の高い多
導体フラットケーブル用多分岐コネクタを提供すること
にある。 【構成】多導体フラットケーブルの導体数に対応する数
の端子フレームを互いに離間しつつインサートしてモー
ルド成形されたプラスチックボディ1で本体となし、そ
のプラスチックボディは枠の形状にして各辺部分に枠外
から枠内へ貫通するフラットケーブル通し孔11〜14
を有し、前記端子フレームはプラスチックボディの枠の
各辺部分に跨って埋設されるとともにプラスチックボデ
ィのフラットケーブル通し孔を形成する何れの辺部分に
おいても各端子フレームに有する枝部21を枠の内側に
並列状態で突出させて溶接用の端部を設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多導体フラットケーブ
ルを多分岐接続するためのコネクタに関し、特にケーブ
ルの多導体を溶接により接続できるこの種の多分岐コネ
クタを提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】自動車用
のワイヤーハーネスでは、スペースファクタを良好にす
る意味から従来の丸形ビニル線に代えて、薄肉の多導体
フラットケーブルの採用が望まれる。その場合、分岐個
所が必ず存在するため、多導体フラットケーブルのため
の多分岐コネクタが必要となるが、従来、この種の多導
体フラットケーブルのための多分岐コネクタは実現され
ておらず新たな開発が望まれていた。
【0003】一般に、コネクタに対するケーブルの導体
接続方法としては、半田付け、圧着、クリンプ接触方
式、差し込み方式等があったが、信頼性の要求される自
動車内配線では、圧着方式が自動車用丸形ケーブルにお
いて数多くの実績があった。
【0004】かかる丸形ケーブルの圧着方式は、平角形
導体の多導体フラットケーブルには適していない。
【0005】以上のような背景から、多導体フラットケ
ーブル用として、接続の信頼性、フラットケーブルと同
等のコンパクト化、軽量化等を踏まえて全く新しいこの
種の多分岐コネクタを開発する必要があった。
【0006】本発明は、前述した要望に応えるため、コ
ンパクト、軽量化が図れ而も信頼性の高い多導体フラッ
トケーブル用多分岐コネクタを提供することに目的があ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する多
導体フラットケーブル用多分岐コネクタは、多導体フラ
ットケーブルの導体数に対応する数の端子フレームと、
それら端子フレームを互いに離間しつつインサートして
モールド成形されたプラスチックボディとを含み、当該
プラスチックボディは枠の形状にして少なくとも3つの
辺部分に枠外から枠内へ貫通するフラットケーブル通し
孔を有し、前記端子フレームはプラスチックボディの枠
の少なくとも3つの辺部分に跨って埋設されるとともに
プラスチックボディのフラットケーブル通し孔を形成す
る何れの辺部分においても各端子フレームに有する枝部
を枠の内側に並列状態で突出させて溶接用の端部を設定
したことを特徴とする。
【0008】好ましい一つの態様としては、プラスチッ
クボディを四角形の枠にして4つの辺部分の何れにおい
てもフラットケーブル通し孔と端子フレームの枝部が設
けられたものである。
【0009】また、異種のケーブルが接続可能なものと
して、プラスチックボディを四角形の枠にして3つの辺
部分においてフラットケーブル通し孔と端子フレームの
枝部が設けられ、残り1つの辺部分において当該端子フ
レームに接続された丸ケーブルコネクタ用差し込み端子
が枠外に突き出るように設けられたものであっても良
い。
【0010】多導体フラットケーブルは平角形の導体を
用い、端子フレームは平状にしてプラスチックボディの
中に並列状態で埋設させ、それら端子フレームの枝部を
フラットケーブルの導体配置に併せてプラスチックボデ
ィのフラットケーブル通し孔を臨む位置から並列突出さ
せると良い。
【0011】
【実施例】図1は本発明にかかる多導体フラットケーブ
ル用多分岐コネクタの好ましい実施例を示し、図2は同
上多分岐コネクタを(イ)のように透視化したり(ロ)
のように部分断面化して示したものである。また、図3
は同上多分岐コネクタと多導体フラットケーブルの接続
状況を示す。
【0012】何れの図においても、1はプラスチックボ
ディ、2は端子フレームを示している。3の多導体フラ
ットケーブルは、本実施例では平角形となる導体31を
3本並列してポリエステルテープ等の絶縁性テープ32
をラミネートして一括絶縁したものである。導体は電力
系或いは信号系によってサイズ、線心数が決定される
が、電力系の場合では少なくとも3本とし、信号系の場
合ではそれよりもさらに線心数が増すものとなる。
【0013】コネクタ本体となるプラスチックボディ1
は、端子フレーム2をインサートしてモールド成形され
たものである。より具体的には端子フレーム2をフラッ
トケーブル3の導体数に対応する数つまり3本を互いに
離間しつつ成形金型内にセットした状態で樹脂を一段の
射出成形により形成されたもので、全体形状が図のよう
に四角形の枠にして4つの辺部分の何れにおいても枠外
から枠内へ貫通するフラットケーブル通し孔11,1
2,13,14を形成したものである。
【0014】プラスチックボディ1に用いる樹脂として
は、一般の全てのプラスチック樹脂が使用可能である
が、剛性、寸法安定性、熱的特性、耐薬品性等に優れた
エンジニアリングプラスチックと称される熱可塑性樹
脂、例えば、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリサル
ホン、ポリエーテルイミド、ポリエーテルサルホン、ポ
リフェニレンサルファイド、液晶ポリマー(商品名:ノ
バキュレート、ベクトラ等)や、フェーノル樹脂、エポ
キシ樹脂、ジアリルフタレート樹脂等の熱硬化性樹脂、
またはこれらの樹脂にガラス繊維、チタン酸カリウム繊
維、炭酸カルシウム等のフィラーを混入したものを使用
すれば良い。
【0015】端子フレーム2は、電気銅若しくは銅合金
のような導電性金属の板材を打ち抜きさらに折り曲げ加
工等を経て矩形枠状に成形されそして所定の個所にブリ
ッジ状に折れ曲がった枝部21を有したもので、多導体
フラットケーブル3の導体数に対応した数つまり3本が
互いに接触しないように並列状態でプラスチックボディ
1の中に埋設されている。枝部21は、プラスチックボ
ディ1の枠の何れの辺部分においても各端子フレーム2
の一つずつが枠の内側に並列した状態で突出されてい
る。従って、各辺部分において、3つの枝部がA−B−
C,A′−B′−C′,A″−B″−C″,A′″−
B′″−C′″のような配列となる。何れの配列の枝部
においても多導体フラットケーブル3の導体配置に併せ
てプラスチックボディのフラットケーブル通し孔11〜
14を臨む位置から横並びにして突出されている。その
ようにすると、多導体フラットケーブル3の端末で導体
31の端末を露出しただけで殆ど曲げることなしに接続
できる。
【0016】本実施例の多分岐コネクタによれば、多導
体フラットケーブル3をプラスチックボディ1のフラッ
トケーブル通し孔11〜14に差し込み、そしてケーブ
ル端末で露出された導体31の端末を枝部21上に載る
ように位置決めした状態(図3のような状態)で導体3
1と枝部21の重なり部分をスポット溶接することによ
り、フラットケーブルのみにより1本が幹線系で残り3
本が分岐線系の多分岐接続を成就させることができる。
本実施例の多分岐コネクタは、多導体フラットケーブル
の中継多分岐として利用できる。
【0017】図4は、本発明にかかる多導体フラットケ
ーブル用多分岐コネクタの別な実施例を示すもので、前
述した実施例と同様の部分は同一符号を引用してある。
【0018】本実施例では、四角形状の枠のプラスチッ
クボディ1の3つの辺部分においてフラットケーブル通
し孔11,12,13が形成されるとともに端子フレー
ムの枝部21が前述した実施例と同様に並列突出してい
る。そして、残り1つの辺部分において丸ケーブル用の
端子4が枠の外側に突出するように設けられている。
【0019】端子4は、丸ケーブルのコネクタに差し込
む刃体としてなり、根元でプラスチックボディ1の中に
埋設され而も端子フレームに溶接等により結合して各枝
部との連絡を図っている。端子4の周りにはプラスチッ
クボディ1と一体成形された筒状部15が設けられ、こ
れは端子の保護とコネクタケーシングとの連絡に利用さ
れる。
【0020】本実施例の多分岐コネクタによれば、プラ
スチックボディ1の枠の3つの辺部分において前述した
実施例と同様に多導体フラットケーブルを差し込んでス
ポット溶接し、残り1つの辺部分における端子4に丸ケ
ーブル用のコネクタを差し込み結合することにより、フ
ラットケーブルの2方向の分岐と丸ケーブルへの変換接
続を成就させることができる。本実施例の多分岐コネク
タは、多導体フラットケーブルの終端接続及び変換接続
に利用できる。
【0021】なお、以上の各実施例では、プラスチック
ボディ1を四角形の枠としたが、それに限らず、5角
形、6角形のように多角形化した枠としても構わない。
また、端子フレーム2も、板状に限らず、3角、4角の
ような角棒状であっても構わない。その場合、プラスチ
ックボディ内への配置は、3角配置、4角配置のように
立体化させれば良い。さらに、端子フレーム及び枝部
は、プラスチックボディの枠の全ての辺部分に存在させ
る必要はなく、例えば一つの辺部分において端子フレー
ム及び枝部を内在させない無垢の部分としそこをコネク
タ固定部分として利用することも可能である。
【0022】
【発明の作用・効果】以上説明したような本発明にかか
る多導体フラットケーブル用多分岐コネクタによれば、
プラスチックボディの枠の各辺部分に形成されたフラッ
トケーブル用通し孔に多導体フラットケーブルを枠の外
側から内側に差し込みそして各辺部分で枠の内側に並列
突出した端子フレームの枝部にケーブルの導体端末を重
ねて溶接させることから、溶接による冶金学的な接合と
ともに多導体フラットケーブルがプラスチックボディの
フラットケーブル通し孔で拘束されて不用意に動かずに
かかる接続の安定化を助長させ、もって、信頼性に富ん
だこの種の多分岐コネクタを提供できるものとなる。ま
た、コネクタ本体が端子フレームをインサートしてモー
ルド成形されたプラスチックボディの枠にして溶接用に
設定される端子フレームの枝部が当該枠の内側に突出さ
れたものであるため、軽量化が図れるとともにコンパク
ト化(主に薄型化)が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例で多分岐コネクタを示す斜視
図。
【図2】同上多分岐コネクタを透視的に示し、(イ)は
平面図、(ロ)は部分断面化した側面図。
【図3】同上多分岐コネクタと多導体フラットケーブル
の接続状況を示す部分斜視図。
【図4】本発明の別な実施例で多分岐コネクタを示す斜
視図。
【符号の説明】
1 プラスチックボディ 11,12,13,14 フラットケーブル通し孔 15 筒状部 2 端子フレーム 21 枝部 3 フラットケーブル 31 導体 32 絶縁性テープ 4 丸ケーブル用の端子
フロントページの続き (72)発明者 森 茂 茨城県日立市川尻町4丁目10番1号 日立 電線加工株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多導体フラットケーブルの導体数に対応す
    る数の端子フレームと、それら端子フレームを互いに離
    間しつつインサートしてモールド成形されたプラスチッ
    クボディとを含み、当該プラスチックボディは枠の形状
    にして少なくとも3つの辺部分に枠外から枠内へ貫通す
    るフラットケーブル通し孔を有し、前記端子フレームは
    プラスチックボディの枠の少なくとも3つの辺部分に跨
    って埋設されるとともにプラスチックボディのフラット
    ケーブル通し孔を形成する何れの辺部分においても各端
    子フレームに有する枝部を枠の内側に並列状態で突出さ
    せて溶接用の端部を設定したことを特徴とする多導体フ
    ラットケーブル用多分岐コネクタ。
  2. 【請求項2】プラスチックボディは四角形の枠にして4
    つの辺部分の何れにおいてもフラットケーブル通し孔と
    端子フレームの枝部が設けられた請求項1記載の多分岐
    コネクタ。
  3. 【請求項3】プラスチックボディは四角形の枠にして3
    つの辺部分においてフラットケーブル通し孔と端子フレ
    ームの枝部が設けられ、残り1つの辺部分において当該
    端子フレームに接続された丸ケーブル用端子が枠外に突
    き出るように設けられた請求項1記載の多分岐コネク
    タ。
  4. 【請求項4】平角形導体を用いた多導体フラットケーブ
    ルに対して、端子フレームを板状にしてプラスチックボ
    ディの中に並列状態で埋設させ、それら端子フレームの
    枝部をフラットケーブルの導体配置に併せてプラスチッ
    クボディのフラットケーブル通し孔を臨む位置から並列
    突出させた請求項1乃至3何れか1項記載の多分岐コネ
    クタ。
JP4196831A 1992-07-23 1992-07-23 多導体フラットケーブル用多分岐コネクタ Pending JPH0645018A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10017484A1 (de) * 2000-04-07 2001-10-18 Ralf Wieduwilt Niederspannungs-Verteilungssystem

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10017484A1 (de) * 2000-04-07 2001-10-18 Ralf Wieduwilt Niederspannungs-Verteilungssystem
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