JPH0644588Y2 - 工作物搬送装置用フローティングチャック - Google Patents
工作物搬送装置用フローティングチャックInfo
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- JPH0644588Y2 JPH0644588Y2 JP15813788U JP15813788U JPH0644588Y2 JP H0644588 Y2 JPH0644588 Y2 JP H0644588Y2 JP 15813788 U JP15813788 U JP 15813788U JP 15813788 U JP15813788 U JP 15813788U JP H0644588 Y2 JPH0644588 Y2 JP H0644588Y2
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- workpiece
- work
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、工作機械の工作物搬送装置における工作物
把持用フローティングチャックに関する。に関する。
把持用フローティングチャックに関する。に関する。
従来の技術による工作機械の工作物搬送装置における工
作物把持用フローティングチャックは、ばねにより上下
方向及び横方向変位可能に浮動的に支持されている。
作物把持用フローティングチャックは、ばねにより上下
方向及び横方向変位可能に浮動的に支持されている。
従来の技術による工作機械の工作物搬送装置における工
作物把持用フローティングチャックは、固定的なばね力
により浮動的に支持されているだけのため、フローティ
ングチャックの自重及び把持された工作物の重量による
ばねの撓みにより工作物は下方に変位する。フローティ
ングチャックの自重はともあれ、工作物の重量は、多岐
に亘るため、ばねの撓み量は種々に変動する。その結
果、把持された工作物には、少なくとも上下方向に心ず
れが生じることになる。
作物把持用フローティングチャックは、固定的なばね力
により浮動的に支持されているだけのため、フローティ
ングチャックの自重及び把持された工作物の重量による
ばねの撓みにより工作物は下方に変位する。フローティ
ングチャックの自重はともあれ、工作物の重量は、多岐
に亘るため、ばねの撓み量は種々に変動する。その結
果、把持された工作物には、少なくとも上下方向に心ず
れが生じることになる。
この考案は、フローティングチャックにおいて、工作物
の重量の如何に拘らず心ずれをなくすようにするもので
ある。
の重量の如何に拘らず心ずれをなくすようにするもので
ある。
この考案による工作物搬送装置用フローティングチャッ
クは、工作機械に対し近接・離脱するように移動し、下
部支承部を備えた第1枠体と、第1枠体に平行配置の第
1板ばねによって一方向にフローティング可能に支持さ
れた第2枠体と、第2枠体に前記第1板ばねと直交する
平行配置の第2板ばねによって他方向にフローティング
可能に支持された工作物把持部と、第1枠体の下部支承
部と工作物把持部との間に介在されたばねを調整して、
工作物把持部の上下位置を調整する上下位置調節支承部
材とから構成されている。
クは、工作機械に対し近接・離脱するように移動し、下
部支承部を備えた第1枠体と、第1枠体に平行配置の第
1板ばねによって一方向にフローティング可能に支持さ
れた第2枠体と、第2枠体に前記第1板ばねと直交する
平行配置の第2板ばねによって他方向にフローティング
可能に支持された工作物把持部と、第1枠体の下部支承
部と工作物把持部との間に介在されたばねを調整して、
工作物把持部の上下位置を調整する上下位置調節支承部
材とから構成されている。
先ず、前のステーションで工作物を把持した工作物搬送
装置用フローティングチャックは、工作機械の工作主軸
側工作物把持部に対向する位置に搬送される。
装置用フローティングチャックは、工作機械の工作主軸
側工作物把持部に対向する位置に搬送される。
この際、工作物の重量の如何により工作物把持部の上下
方向位置が変化するので、予め、工作物の重量に応じて
上下位置調節支承部材を上下に調節し、工作物把持部が
工作主軸側工作物把持部に対し共軸線状態になるように
調節しておく。
方向位置が変化するので、予め、工作物の重量に応じて
上下位置調節支承部材を上下に調節し、工作物把持部が
工作主軸側工作物把持部に対し共軸線状態になるように
調節しておく。
それから、工作物搬送装置用フローティングチャック
は、工作機械の工作主軸側工作物把持部に接近し、工作
機械の工作主軸側工作物把持部が工作物を把持した後、
工作物を開放する。しかる後工作機械の工作主軸側工作
物把持部から離れる。
は、工作機械の工作主軸側工作物把持部に接近し、工作
機械の工作主軸側工作物把持部が工作物を把持した後、
工作物を開放する。しかる後工作機械の工作主軸側工作
物把持部から離れる。
かくして、工作物の工作主軸側工作物把持部への搬送装
着が完了し、工作主軸が回転駆動されて工作物は適宜の
加工がされる。
着が完了し、工作主軸が回転駆動されて工作物は適宜の
加工がされる。
加工完了後の工作物の搬出は、上記の搬送装着と逆に行
われる。
われる。
開放状態にある工作物搬送装置用フローティングチャッ
クは、再び工作機械の工作主軸側工作物把持部に接近
し、工作機械の工作主軸側工作物把持部が把持している
工作物を把持し、その後、工作主軸側工作物把持部は工
作物を開放する。しかる後、工作物搬送装置用フローテ
ィングチャックは、工作機械の工作主軸側工作物把持部
から離れる。
クは、再び工作機械の工作主軸側工作物把持部に接近
し、工作機械の工作主軸側工作物把持部が把持している
工作物を把持し、その後、工作主軸側工作物把持部は工
作物を開放する。しかる後、工作物搬送装置用フローテ
ィングチャックは、工作機械の工作主軸側工作物把持部
から離れる。
かくして、工作主軸側工作物把持部からの工作物の搬出
が完了する。
が完了する。
この考案の実施例を図面に従って説明する。
工作機械の工作物搬送装置における工作物把持頭1は、
案内レール2に案内支承され、図示しない流体圧シリン
ダにより工作機械の工作主軸頭3、即ちチャック4に対
して主軸軸線方向に進退され得るように設けられてい
る。なお、案内レール2は、図示しない第1図において
紙面に垂直な方向に案内移動される搬送台に取付けられ
ている。
案内レール2に案内支承され、図示しない流体圧シリン
ダにより工作機械の工作主軸頭3、即ちチャック4に対
して主軸軸線方向に進退され得るように設けられてい
る。なお、案内レール2は、図示しない第1図において
紙面に垂直な方向に案内移動される搬送台に取付けられ
ている。
工作物把持頭1は、案内レール2に滑動自在に係合して
いる滑動シュー5に固着された往復台6に上下位置調節
自在に取付けられた第1枠体7と、第1図の紙面に垂直
方向に撓み得る4枚の平行関係にあるX方向変位の第1
板ばね8,8…で第1枠体7に連結された第2枠体9と、
第1図の上下方向に撓み得る2枚の平行関係にあるY方
向変位の第2板ばね10,10で第2枠体9に連結された第
3枠体11と、第3枠体11に取付られたチャック12とから
構成されており、工作物把持頭側のチャック12は、工作
主軸頭3に回転自在に軸受13で軸受けされた工作主軸14
の先端に取付けられた工作主軸頭側のチャック4と主軸
軸線において共軸線関係に対向して位置する。
いる滑動シュー5に固着された往復台6に上下位置調節
自在に取付けられた第1枠体7と、第1図の紙面に垂直
方向に撓み得る4枚の平行関係にあるX方向変位の第1
板ばね8,8…で第1枠体7に連結された第2枠体9と、
第1図の上下方向に撓み得る2枚の平行関係にあるY方
向変位の第2板ばね10,10で第2枠体9に連結された第
3枠体11と、第3枠体11に取付られたチャック12とから
構成されており、工作物把持頭側のチャック12は、工作
主軸頭3に回転自在に軸受13で軸受けされた工作主軸14
の先端に取付けられた工作主軸頭側のチャック4と主軸
軸線において共軸線関係に対向して位置する。
工作物把持頭側のチャック12について述べると、第1枠
体7は、その背面のボルト孔と往復台6のボルト孔とに
貫挿されたボルト・ナット61,61‥により上下調節自在
に取付けられ、その上下位置の位置決めは往復台6の下
側に固着されたブラケット62に螺合された調節ねじ63に
より行われるようになっている。
体7は、その背面のボルト孔と往復台6のボルト孔とに
貫挿されたボルト・ナット61,61‥により上下調節自在
に取付けられ、その上下位置の位置決めは往復台6の下
側に固着されたブラケット62に螺合された調節ねじ63に
より行われるようになっている。
第1枠体7の下側部には、前方に伸長したブラケット71
が固着され、その先端部には、上下方向の調節ねじ15が
螺合され、調節ねじ15の先端と第3枠体11の下面部との
間には、圧縮ばね16が嵌装され、第3枠体11は、調節ね
じ15によって調節さ位置に圧縮ばね16のばね力を介して
支承されている。
が固着され、その先端部には、上下方向の調節ねじ15が
螺合され、調節ねじ15の先端と第3枠体11の下面部との
間には、圧縮ばね16が嵌装され、第3枠体11は、調節ね
じ15によって調節さ位置に圧縮ばね16のばね力を介して
支承されている。
箱状の第3枠体11の背面部には、主軸軸線上に流体圧シ
リンダ17が固着され、第3枠体11の内部には、滑動部材
18が主軸軸線方向に滑動自在に取付けられ、第3枠体11
の前壁部との間に嵌装されて圧縮ばね19によって後退方
向に押圧されている。流体圧シリンダ17のピストン棒17
1の先端は、滑動部材18の背面突出部に主軸軸線と垂直
方向の枢軸20で枢着されている。
リンダ17が固着され、第3枠体11の内部には、滑動部材
18が主軸軸線方向に滑動自在に取付けられ、第3枠体11
の前壁部との間に嵌装されて圧縮ばね19によって後退方
向に押圧されている。流体圧シリンダ17のピストン棒17
1の先端は、滑動部材18の背面突出部に主軸軸線と垂直
方向の枢軸20で枢着されている。
第3枠体11の前部には、複数個の円周等配(図示の例
は、180度間隔の2個)のベルクランク21が、夫々第3
枠体11に形成された切欠部に係合され、主軸軸線と垂直
方向の枢軸22で枢着されている。ベルクランク21の基端
は、第3枠体11内にあって、その長孔211は、滑動部材1
8の主軸軸線と垂直方向の枢軸23に係合され、ベルクラ
ンク21の先端には、第3枠体11外に突出した把持爪24が
固着されている。
は、180度間隔の2個)のベルクランク21が、夫々第3
枠体11に形成された切欠部に係合され、主軸軸線と垂直
方向の枢軸22で枢着されている。ベルクランク21の基端
は、第3枠体11内にあって、その長孔211は、滑動部材1
8の主軸軸線と垂直方向の枢軸23に係合され、ベルクラ
ンク21の先端には、第3枠体11外に突出した把持爪24が
固着されている。
工作主軸頭側のチャック4について述べると、工作主軸
14の先端に取付けられた基体25には、複数個の円周等配
(図示の例は、180度間隔の2個)のベルクランク26
が、夫々基体25に形成された切欠部に係合され、主軸軸
線と垂直方向の枢軸27で枢着されている。
14の先端に取付けられた基体25には、複数個の円周等配
(図示の例は、180度間隔の2個)のベルクランク26
が、夫々基体25に形成された切欠部に係合され、主軸軸
線と垂直方向の枢軸27で枢着されている。
工作主軸14内には、流体圧シリンダ28が設けられてお
り、ベルクランク26の基端の長孔261は、流体圧シリン
ダ28のピストン棒281の先端部材282に設けられた主軸軸
線と垂直方向の枢軸29に係合され、ベルクランク26の先
端には、チャック爪30が固着されている。
り、ベルクランク26の基端の長孔261は、流体圧シリン
ダ28のピストン棒281の先端部材282に設けられた主軸軸
線と垂直方向の枢軸29に係合され、ベルクランク26の先
端には、チャック爪30が固着されている。
ベルクランク26の先端乃至チャック爪30は、工作物把持
頭側のチャック12のベルクランク21の先端乃至把持爪24
に対し円周方向にずれており、齟齬状態になっており、
夫々第3枠体11に形成された切欠部111に挿入され得
る。
頭側のチャック12のベルクランク21の先端乃至把持爪24
に対し円周方向にずれており、齟齬状態になっており、
夫々第3枠体11に形成された切欠部111に挿入され得
る。
上記の搬送装置用フローティングチャックの操作・作用
について説明する。
について説明する。
工作物把持状態における工作物把持頭1のチャック12
は、流体圧シリンダ17の作動によりピストン棒171が退
縮状態にあって滑動部材18も後退位置にある。そのとき
は、ベルクランク21,21が枢軸22,22回りに回動して把持
爪24,24が閉じ、工作物Wを把持している。
は、流体圧シリンダ17の作動によりピストン棒171が退
縮状態にあって滑動部材18も後退位置にある。そのとき
は、ベルクランク21,21が枢軸22,22回りに回動して把持
爪24,24が閉じ、工作物Wを把持している。
工作物開放時における工作物把持頭1のチャック12は、
流体圧シリンダ17の作動によりピストン棒171が進伸状
態になり、滑動部材18も圧縮ばね19のばね力に抗して前
進し、ベルクランク21,21が枢軸22,22回りに回動して把
持爪24,24が開き、工作物Wを解放する。
流体圧シリンダ17の作動によりピストン棒171が進伸状
態になり、滑動部材18も圧縮ばね19のばね力に抗して前
進し、ベルクランク21,21が枢軸22,22回りに回動して把
持爪24,24が開き、工作物Wを解放する。
工作主軸頭3におけるチャック12の工作物把持・開放も
工作物把持頭1のチャック12と同様に流体圧シリンダ28
の作動によるピストン棒281の退縮・伸長によってベル
クランク26,26が枢軸27,27回りに回動してチャック爪3
0,30が開閉して行われる。
工作物把持頭1のチャック12と同様に流体圧シリンダ28
の作動によるピストン棒281の退縮・伸長によってベル
クランク26,26が枢軸27,27回りに回動してチャック爪3
0,30が開閉して行われる。
先ず、前のステーションで工作物Wを把持した工作物把
持頭1は、図示しない搬送台に取付けられている案内レ
ール2に吊下げられ、第1図において紙面に垂直な方向
に搬送移動され、工作主軸頭3に対向する位置になる。
即ち、両チャック4,12は、一応共軸線状態になる。
持頭1は、図示しない搬送台に取付けられている案内レ
ール2に吊下げられ、第1図において紙面に垂直な方向
に搬送移動され、工作主軸頭3に対向する位置になる。
即ち、両チャック4,12は、一応共軸線状態になる。
しかし、この際、工作物Wの重量及びチャック12の把持
部の自重の如何によっては、上下方向に撓み得る第2板
ばね10,10の撓み量が変化する。即ち工作物Wの位置が
上下方向に変化し、チャック4に対する心ずれが生じ
る。そこで、予め、工作物Wの重量及びチャック12の把
持部の自重に応じて調節ねじ15を上下に調節して、圧縮
ばね16を介して第3枠体11の上下方向位置を調節し、チ
ャック12が工作主軸頭3側のチャック4に対し共軸線状
態になるように心合わせしておく。
部の自重の如何によっては、上下方向に撓み得る第2板
ばね10,10の撓み量が変化する。即ち工作物Wの位置が
上下方向に変化し、チャック4に対する心ずれが生じ
る。そこで、予め、工作物Wの重量及びチャック12の把
持部の自重に応じて調節ねじ15を上下に調節して、圧縮
ばね16を介して第3枠体11の上下方向位置を調節し、チ
ャック12が工作主軸頭3側のチャック4に対し共軸線状
態になるように心合わせしておく。
それから、図示しない流体圧シリンダが作動して、滑動
シュー5が案内レール2に案内され、工作物把持頭1の
往復台6は、工作機械の工作主軸頭3、即ちチャック4
に対して主軸軸線方向に所定位置まで前進する。する
と、開放状態にある工作主軸頭3のチャック4のチャッ
ク爪30,30は、第3枠体11に形成された切欠部111,111か
ら工作物把持頭1のチャック12内に侵入する。そうし
て、流体圧シリンダ28の作動によりチャック爪30,30は
閉じて工作物Wを把持する。
シュー5が案内レール2に案内され、工作物把持頭1の
往復台6は、工作機械の工作主軸頭3、即ちチャック4
に対して主軸軸線方向に所定位置まで前進する。する
と、開放状態にある工作主軸頭3のチャック4のチャッ
ク爪30,30は、第3枠体11に形成された切欠部111,111か
ら工作物把持頭1のチャック12内に侵入する。そうし
て、流体圧シリンダ28の作動によりチャック爪30,30は
閉じて工作物Wを把持する。
その際、工作物把持頭1のチャック12は、第1、第2板
ばね8,8‥、10,10‥及び圧縮ばね16で支承されたフロー
ティングチャックであるから、チャック12の把持状態の
まま、チャック4による把持が正確に行われる。しかる
後、流体圧シリンダ17の作動により把持爪24,24は開い
て工作物Wを開放してから、図示しない流体圧シリンダ
が作動して、往復台6、即ち工作物把持頭1は、主軸軸
線方向に所定位置まで後退し、工作機械の工作主軸頭3
から離れる。
ばね8,8‥、10,10‥及び圧縮ばね16で支承されたフロー
ティングチャックであるから、チャック12の把持状態の
まま、チャック4による把持が正確に行われる。しかる
後、流体圧シリンダ17の作動により把持爪24,24は開い
て工作物Wを開放してから、図示しない流体圧シリンダ
が作動して、往復台6、即ち工作物把持頭1は、主軸軸
線方向に所定位置まで後退し、工作機械の工作主軸頭3
から離れる。
かくして、工作物Wの工作主軸頭3への搬送装着が完了
し、工作主軸14が回転駆動されて工作物Wは適宜の加工
がされる。
し、工作主軸14が回転駆動されて工作物Wは適宜の加工
がされる。
加工完了後の工作物Wの搬出は、上記の搬送装着と逆に
行われる。
行われる。
工作主軸頭3に対向する位置にもたらされ、且つチャッ
ク12が開放状態にある工作物把持頭1は、図示しない流
体圧シリンダの作動により工作機械の工作主軸頭3、即
ちチャック4に対して主軸軸線方向に所定位置まで前進
する。すると、工作物把持状態にある工作主軸頭3のチ
ャック4のチャック爪30,30は、第3枠体11に形成され
た切欠部111,111から工作物把持頭1のチャック12内に
侵入する。そうして、流体圧シリンダ17の作動によりチ
ャック爪24,24は閉じて工作物Wを把持する。
ク12が開放状態にある工作物把持頭1は、図示しない流
体圧シリンダの作動により工作機械の工作主軸頭3、即
ちチャック4に対して主軸軸線方向に所定位置まで前進
する。すると、工作物把持状態にある工作主軸頭3のチ
ャック4のチャック爪30,30は、第3枠体11に形成され
た切欠部111,111から工作物把持頭1のチャック12内に
侵入する。そうして、流体圧シリンダ17の作動によりチ
ャック爪24,24は閉じて工作物Wを把持する。
その際、工作物把持頭1のチャック12は、第1、第2板
ばね8,8‥、10,10‥及び圧縮ばね16で支承されたフロー
ティングチャックであるから、チャック4の把持状態の
まま、チャック12による把持が円滑に行われる。しかる
後、流体圧シリンダ28の作動によりチャック爪30,30は
開いて工作物Wを開放してから、図示しない流体圧シリ
ンダが作動して、往復台6、即ち加工済工作物を把持し
た工作物把持頭1は、主軸軸線方向に所定位置まで後退
し、工作機械の工作主軸頭3から離れる。更に、工作物
把持頭1は、第1図の紙面に垂直な方向に図示しない搬
送台の移動により次のステーションへ搬送される。
ばね8,8‥、10,10‥及び圧縮ばね16で支承されたフロー
ティングチャックであるから、チャック4の把持状態の
まま、チャック12による把持が円滑に行われる。しかる
後、流体圧シリンダ28の作動によりチャック爪30,30は
開いて工作物Wを開放してから、図示しない流体圧シリ
ンダが作動して、往復台6、即ち加工済工作物を把持し
た工作物把持頭1は、主軸軸線方向に所定位置まで後退
し、工作機械の工作主軸頭3から離れる。更に、工作物
把持頭1は、第1図の紙面に垂直な方向に図示しない搬
送台の移動により次のステーションへ搬送される。
かくして、工作主軸頭3からの工作物Wの搬出が完了す
る。
る。
上記のような工作物把持頭が所定の間隔で第1図の紙面
に垂直な方向に2連構成となっていると、工作物の搬入
・搬出が連続して能率よく行われることは、容易に理解
できよう。
に垂直な方向に2連構成となっていると、工作物の搬入
・搬出が連続して能率よく行われることは、容易に理解
できよう。
この考案の工作物把持用フローティングチャックによれ
ば、工作機械の工作物搬送装置において、把持された工
作物の重量及びフローティングチャックの把持部の自重
によるフローティングチャックに把持された工作物の位
置の上下方向の変化が、把持された工作物の重量及びフ
ローティングチャックの把持部の自重に対応して補償さ
れ、工作物の工作主軸側のチャックに対する心ずれが解
消される。従って、工作主軸のチャックに対する工作物
の受渡し・受取りが確実円滑に行われる。
ば、工作機械の工作物搬送装置において、把持された工
作物の重量及びフローティングチャックの把持部の自重
によるフローティングチャックに把持された工作物の位
置の上下方向の変化が、把持された工作物の重量及びフ
ローティングチャックの把持部の自重に対応して補償さ
れ、工作物の工作主軸側のチャックに対する心ずれが解
消される。従って、工作主軸のチャックに対する工作物
の受渡し・受取りが確実円滑に行われる。
第1図は、この考案の実施例における工作物搬送装置用
フローティングチャックの部分断面正面図、 第2図は、この考案の実施例における工作物搬送装置用
フローティングチャックの側面図、 第3図は、第1図のIII−III線における断面図である。 1:工作物把持頭、2:案内レール、3:工作主軸頭 4,12:チャック、5:滑動シュー、6:往復台 61:ボルト・ナット、62,71:ブラケット 63,15:調節ねじ、7:第1枠体、8:第1板ばね 9:第2枠体、10:第2板ばね、11:第3枠体 111:切欠部、13:軸受、14:工作主軸 16,19:圧縮ばね、17,28:流体圧シリンダ 18:滑動部材、171,281:ピストン棒、282:先端部材 20,22,23,27,29:枢軸、21,26:ベルクランク 211,261:長孔、24:把持爪、25:基体 30:チャック爪、W:工作物
フローティングチャックの部分断面正面図、 第2図は、この考案の実施例における工作物搬送装置用
フローティングチャックの側面図、 第3図は、第1図のIII−III線における断面図である。 1:工作物把持頭、2:案内レール、3:工作主軸頭 4,12:チャック、5:滑動シュー、6:往復台 61:ボルト・ナット、62,71:ブラケット 63,15:調節ねじ、7:第1枠体、8:第1板ばね 9:第2枠体、10:第2板ばね、11:第3枠体 111:切欠部、13:軸受、14:工作主軸 16,19:圧縮ばね、17,28:流体圧シリンダ 18:滑動部材、171,281:ピストン棒、282:先端部材 20,22,23,27,29:枢軸、21,26:ベルクランク 211,261:長孔、24:把持爪、25:基体 30:チャック爪、W:工作物
Claims (1)
- 【請求項1】工作機械に対し近接・離脱するように移動
し、下部支承部を備えた第1枠体と、第1枠体に平行配
置の第1板ばねによって一方向にフローティング可能に
支持された第2枠体と、第2枠体に前記第1板ばねと直
交する平行配置の第2板ばねによって他方向にフローテ
ィング可能に支持された工作物把持部と、第1枠体の下
部支承部と工作物把持部との間に介在されたばねを調整
して、工作物把持部の上下位置を調整する上下位置調節
支承部材とから構成された工作物搬送装置用フローティ
ングチャック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15813788U JPH0644588Y2 (ja) | 1988-12-06 | 1988-12-06 | 工作物搬送装置用フローティングチャック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15813788U JPH0644588Y2 (ja) | 1988-12-06 | 1988-12-06 | 工作物搬送装置用フローティングチャック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0278240U JPH0278240U (ja) | 1990-06-15 |
JPH0644588Y2 true JPH0644588Y2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=31438195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15813788U Expired - Lifetime JPH0644588Y2 (ja) | 1988-12-06 | 1988-12-06 | 工作物搬送装置用フローティングチャック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0644588Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-12-06 JP JP15813788U patent/JPH0644588Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0278240U (ja) | 1990-06-15 |
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