JPH0644456B2 - 投写用陰極線管装置 - Google Patents

投写用陰極線管装置

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JPH0644456B2
JPH0644456B2 JP59199483A JP19948384A JPH0644456B2 JP H0644456 B2 JPH0644456 B2 JP H0644456B2 JP 59199483 A JP59199483 A JP 59199483A JP 19948384 A JP19948384 A JP 19948384A JP H0644456 B2 JPH0644456 B2 JP H0644456B2
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JP
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funnel
ray tube
airtight fixing
heat
cathode ray
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JP59199483A
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JPS6178035A (ja
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博信 服部
武雄 佐藤
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/006Arrangements for eliminating unwanted temperature effects

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  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は陰極線管の蛍光面に描かれた発光画像を光学
系、例えば屈折レンズ系によりスクリーン上に拡大投写
する、いわゆる陰極線管プロジェクタに好適な投写用陰
極線管装置に関するものである。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
陰極線管プロジェクタに使用される投写用陰極線管は、
一般に5形乃至9形のものが主として用いられ、これら
陰極線管の実動蛍光面ラスタの対角寸法は4吋〜7吋程
度であり、このラスタを8〜15倍程度の拡大率で光学系
により投写スクリーンに投写することになる。
従って、この投写スクリーン上の画像の明るさを市販さ
れているカラーテレビジョン受像機のカラー画像並みに
するためには、投写用陰極線管装置に使用される陰極線
管の蛍光面入力は約100〜200mW/cm2を必要とする。この
ため、フェースプレートはなんらかの冷却またはフェー
スプレートの温度上昇に伴う熱歪み応力に耐える構造に
する必要がある。
このような構造の一つとしてフェースプレートの外面に
強化処理を加えるものが考えられている。また他の一つ
としてフェースプレート外面に平行なガラス板などの透
明板体を気密固定部を介して配設し、このフェースプレ
ートの外面と透明板体との間に熱冷却媒体液を満し、こ
の熱冷却媒体を介してフェースプレートの熱を放熱フィ
ンを介して放出する、いわゆるフェースプレート冷却型
のものが考えられている。
次に現在実用化されている先願のフェースプレート冷却
型の投写用陰極線管装置の一例を第3図により説明す
る。
陰極線管(1)は内面にメタルバックの施された蛍光面(5)
が被着形成されたフェースプレート(2)と、このフェー
スプレート(2)の外周部に、ほぼ直角方向に連接された
ファンネル(3)と、このファンネル(3)の径小部に溶着さ
れたネック(4)とを有し、このネック(4)内に図示しない
電子銃が内装され、この電子銃から射出される高密度の
電子ビームにより蛍光面(5)に高輝度の画像を描くよう
になっている。
そして、この陰極線管(1)を管軸方向に取り巻くように
環状放熱体(7)が設けられ、この環状放熱体(7)の内向き
フランジ部(14)とガイド縁部(12)に第1の気密固定部
(9)を介して気密封止されたガラスなどからなる透明板
体(6)が設けられ、また環状放熱体(7)の内面とファンネ
ル(3)の外面との間に第2の気密固定部(10)が設けられ
ている。この場合、第1の気密固定部(9)は蛍光面(5)の
有効面より外側になるようになっている。
このフェースプレート(2)と第2の気密固定部(10)、環
状放熱体(7)、第1の気密固定部(9)及び透明板体(6)に
より形成される気密空間には熱冷却媒体(11)が封入さ
れ、フェースプレート(2)の熱を熱冷却媒体液(11)を介
して環状放熱体(7)より外部に放出するようになってい
る。図において(8)は取付部である。
このような構造にすると、フェースプレート(2)の温度
上昇を熱冷却媒体液(11)や環状放熱体(7)を適当に選択
することにより良好に放熱する投写用陰極線管装置を得
ることが可能である。
しかしながら、この投写型陰極線管装置においては、次
のような問題がある。すなわち、第1の気密固定部(9)
及び第2の気密固定部(10)として、通常シリコーン樹脂
が使用されるが、このシリコーン樹脂はガス透過性が他
の有機質の高分子材料に比べ大きく、このガス透過性に
より熱冷却媒体液として広く使用されている例えば水と
エチレングリコールを2:8の比で混合した液体が投写
用陰極線管装置の実動による温度上昇で気化し、気密固
定部(9),(10)を透過し、消耗を引き起こす。そしてこ
の消耗は、薄肉に設けられている第1の気密固定部(9)
よりもファンネル(3)の外面とダイキャストなどで作ら
れる環状放熱体(7)との間の寸法誤差を考慮して設けら
れた厚肉の第2の気密固定部(10)に多く発生するという
問題点がある。
またファンネル(3)と環状放熱体(7)との間隙が広く両者
の位置ぎめが困難なため、従来は予めファンネル(3)に
シリコーン接着剤を適量塗布し、キュアリング後、環状
放熱体(7)を挿入し、この環状放熱体(7)の内面にキュア
リング後のシリコーン接着剤を密接する。次に環状放熱
体(7)とファンネル(3)との間の溝状隙間に接着剤に注入
し、キュアリングすることにより第2の気密固定部(10)
を得ていた。しかしこのような第2の気密固定部(10)
は、その形成工程が複雑であり、作業コストが嵩み、ま
た作業のばらつきも大きいと云う問題点があった。
〔発明の目的〕
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、
生産性がよく、作業のばらつき等による品位の劣化など
を極めて少なくすることが可能な投写用陰極線管装置を
提供することを目的としている。
〔発明の概要〕
即ち、本発明は、内面に蛍光面が被着形成されたフェー
スプレート及びこのフェースプレートの周縁部に設けら
れたファンネルを主要部とする陰極線管と、フェースプ
レートの外面との間に環状放熱体を介して所定厚の密封
された熱冷却媒体層を形成するようになされた透明板体
とを少なくとも具備し、環状放熱体の一端部近傍の放熱
フィン部と陰極線管との気密固定部がファンネル側にあ
ると共に環状放熱体の他端部近傍の内向きフランジ部及
びガイド縁部と透明板体との気密固定部が蛍光面の有効
径より外側にある投写用陰極線管装置において、ファン
ネル側の気密固定部がファンネルの外面と環状放熱体の
放熱フィン部の中間部との間に設けられた接着性を有す
る予備気密固定部と、この予備気密固定部に対してファ
ンネルの外面と環状放熱体の一端部との間に注入固定さ
れた接着剤からなる本気密固定部とからなることを特徴
とする投写用陰極線管装置である。
〔発明の実施例〕
次に本発明の投写用陰極線管装置の一実施例を第1図に
より説明する。図中第3図と同一符号は同一部を示す。
即ち、陰極線管(1)は内面にメタルバックの施された蛍
光面(5)が被着形成されたフェースプレート(2)と、この
フェースプレート(2)外周部にほぼ直角方向に連接され
たファンネル(3)と、このファンネル(3)の径小部に溶着
されたネック(4)とを有し、このネック(4)に図示しない
電子銃が内装され、この電子銃から射出される高密度の
電子ビームにより蛍光面(5)に高輝度の画像を描くよう
になっている。
そして、この陰極線管(1)を管軸方向に取り巻くように
環状放熱体(7)が設けられ、この環状放熱体(7)の内向き
フランジ部(14)とガイド縁部(12)に、第1の気密固定部
(9)を介して気密封止されたガラスなどからなる透明板
体(6)が設けられ、また環状放熱体(7)の内面とファンネ
ル(3)の外面との間に第2の気密固定部(20)が設けられ
ている。この場合、第1の気密固定部(9)は蛍光面(5)の
有効面より外側になるようになっている。
このフェースプレート(2)と第2の気密固定部(20)、環
状放熱体(7)、第1の気密固定部(9)及び透明板体(6)に
より形成された気密空間には熱冷却媒体(11)が封入され
ており、フェースプレート(2)の熱を熱冷却媒体液(11)
を介して環状放熱体(7)より外部に放出するようになっ
ている。図において(8)は取付部である。
本実施例の第2の気密固定部(20)は、予備気密固定部(2
1)と本気密固定部(22)とからなり、その予備気密固定部
(21)は、例えばフェースプレート(2)の周縁からファン
ネル(3)の間の所定の位置に粘性の適度に高い接着剤を
全周に塗布して形成したものである。この接着剤として
は例えば信越化学工業KK製KE-1802の三液混合型接着
剤を(A):(B):(C)=100:10:2の比で混合したものが
気密性も良く、好適に使用できる。
先ず、環状放熱体(7)の放熱フィン部の中間部内面とフ
ァンネル(3)の外面にそれぞれ接触する程度の厚さに接
着剤を予めファンネル(3)の外面の所定位置に塗布し、
次に環状放熱体(7)をフェースプレート(2)側から挿入
し、加熱硬化工程を経て予備気密固定部(21)を形成す
る。本気密固定部(22)はこの予備気密固定部(21)を形成
したのちに環状放熱体(7)の一端部側、即ちネック(4)側
より粘性の低い接着剤を注入して形成される。
なお、予備気密固定部(21)はファンネル(3)の外面と環
状放熱体(2)の放熱アィン部との内面にそれぞれ凹凸が
極力生じない平滑な表面になるように、また気泡が混在
しないように形成することが重要である。
上述した実施例の本気密固定部(21)の接着剤としては信
越化学工業KKのKE-1802の三液混合型接着剤の(A)に重
量比で10〜20%の希釈剤KE-1202(商品名)を加えたも
のを(A′)として(A′):(B):(C)=100:10:2
に調合したものや、東芝シリコーンKKのTSE-322Bが作
業性及び注入後の充填状態など好ましい結果が得られ
る。また、これら接着剤は予備気密固定部(21)との間に
鉛板や鉄板などによるX線シードル体を挿入配置して形
成すると、容易かつ作業性が良い。
このような構造にすることにより、実動中の温度上昇に
伴う有機気泡の発生チャンスを防止し、画質の劣化を防
ぐことができる。
更に、予備気密固定部(21)を接着剤としたことにより接
着の信頼性が向上し、硬化前の接着剤として流動性の低
い高粘度接着剤を使用することによりファンネル(3)外
面と環状放熱体(7)との隙間を完全に満たし、本気密固
定部(22)用の接着剤として流動性の良いものが使用可能
となり、作業性が良好となり、作業時間を短縮すること
が可能になる。
次に本発明の投写用陰極線管の他の実施例を第2図によ
り説明する。但し、前の実施例と同一符号は同一部を示
し、特に説明しない。
即ち本実施例においては第2の気密固定部(30)をガスケ
ット輪体(31)と本気密固定部(32)にしたことを特徴とし
ている。このガスケット輪体(31)は、予めファンネル
(3)の所定位置にはめ込み、このガスケット輪体(31)に
当接する位置に内向き段部を有する環状放熱体(7)を挿
入し、次に本気密固定部(22)を形成する。この内向き段
部はガスケット輪体(31)の位置決めと、圧接により接着
剤注入時の漏れをより確実に防止させるようになってい
る。またガスケット輪体(31)としては断面がD字状のも
のが好ましい結果が得られるが、他の形状の断面のもの
でもよい。
このガスケット輪体を使用することにより、従来の第2
の気密固定部の形成が、接着剤の塗布及びキュアリング
回数が3回以上、延べ時間2.5〜3時間、工数率(相対
値)100であったものが、それぞれ1回、1時間、10〜1
5と改善することが出来た。
〔発明の効果〕
上述のように本発明によれば工程、作業コスト、作業の
ばらつきが共に少なくなり、かつ極めて品位の良好な投
写用陰極線管装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す要部断面図、第2図は
本発明の他の実施例を示す要部断面図、第3図は先願の
要部断面図である。 2……フェースプレート、3……ファンネル 6……透明板体、7……環状放熱体 9……第1の気密固定部 10,20,30……第2の気密固定部 11……内向きフランジ部、15……熱冷却媒体液 21……予備気密固定部、31……ガスケット輪体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面に蛍光面が被着形成されたフェースプ
    レート及びこのフェースプレートの周縁部に設けられた
    ファンネルを主要部とする陰極線管と、前記フェースプ
    レートの外面との間に環状放熱体を介して所定厚の密封
    された熱冷却媒体層を形成するようになされた透明板体
    とを少なくとも具備し、前記環状放熱体の一端部近傍の
    放熱フィン部と前記陰極線管との気密固定部が前記ファ
    ンネル側にあると共に、前記環状放熱体の他端部近傍の
    内向きフランジ部及びガイド縁部と前記透明板体との気
    密固定部が前記蛍光面の有効面より外側にある投写用陰
    極線管装置において、前記ファンネル側の気密固定部が
    前記ファンネルの外面と前記環状放熱体の放熱フィン部
    の中間部との間に設けられた接着性を有する予備気密固
    定部と、この予備気密固定部に対して前記ファンネルの
    外面と前記環状放熱体の一端部との間に注入固定された
    接着剤からなる本気密固定部とからなることを特徴とす
    る投写用陰極線管装置。
JP59199483A 1984-09-26 1984-09-26 投写用陰極線管装置 Expired - Lifetime JPH0644456B2 (ja)

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JPS6178035A JPS6178035A (ja) 1986-04-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS597728Y2 (ja) * 1977-08-31 1984-03-09 ソニー株式会社 陰極線管装置
JPS597731Y2 (ja) * 1979-06-07 1984-03-09 ソニー株式会社 陰極線管装置

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JPS6178035A (ja) 1986-04-21

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