JPH0644422B2 - ワイヤーハーネス中間体およびその製造方法 - Google Patents

ワイヤーハーネス中間体およびその製造方法

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JPH0644422B2
JPH0644422B2 JP62288353A JP28835387A JPH0644422B2 JP H0644422 B2 JPH0644422 B2 JP H0644422B2 JP 62288353 A JP62288353 A JP 62288353A JP 28835387 A JP28835387 A JP 28835387A JP H0644422 B2 JPH0644422 B2 JP H0644422B2
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【発明の詳細な説明】 発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は、所望のパターンを有して形成される複数の電
線からなるワイヤーハーネスにおいて、電線の皮剥ぎ、
端子圧着などの端末加工が容易にできるようにした、ワ
イヤーハーネス中間体およびその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
ワイヤーハーネスは、一般に第6図に示す如く、複数の
電線a,a…群を集束してなる幹線部Wに対し
て、複数の支線部W,W,W…を自動車の各種負
荷、スイッチ類その他の電装品のグループの配置に対応
して分岐させた二次元的構造を有し、各電線の端末には
端子bを接続し、さらにコネクタハウジングcを装着す
る。
このようなワイヤーハーネスを製造する方法として、出
願人は、複数の布線台d,d………を第6図のコネ
クタハウジングcで示される製品間隔をもって予め作業
板e上に配置するとともに複数の布線係止ピンfを突設
しておき、この作業板e上を走査(X−Y軸)する布線
ヘッド(図示してない)によって電線を例えば布線台d
に係止した後、他の布線台dに向けて配索し、この
布線台dに電線を係止して切断し、以下順次所望の布
線台相互間に電線を配索した後、各布線台d,d
……の位置で電線端末の皮剥ぎ及び端子金具を圧着する
方法と装置を提案した(特開昭57−90816号、米
国特許第4,476,629号明細書)。
しかし、上記方法によると、次のような問題がある。
1)配索された点在する電線の端末毎に電線の皮剥ぎ装
置及び端子圧着装置が必要となる。
2)製品の変更を行なうときは、上記布線台、布線係止
ピン、皮剥ぎ装置など全体を移動しなければならず、切
替えに多大の時間と労力を要する。
3)端子に装着するコネクタハウジングは第6図のよう
に点在するため、自動化が困難である。
4)電線の皮剥ぎ装置、端子圧着装置などの数が多いた
め、イニシャルコストが高く、その保守管理が面倒であ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、上記の問題点を解決すべく鋭意検討を重
ねた結果、第1図aのように、前記コネクタハウジング
単位でグループ分けされた支線部W,W,W……
の中間部をピン2を用いて適宜迂回させて、各支線部の
必要な電線長を確保すると共に、グループ分けした各支
線部の両端部が重なり合わないように適宜間隔l,l
,l……をおいて配置することにより、電線端末を
必ずしも上記製品間隔に従って二次元的に配置する必要
がなく、各支線部の両端部を作業板の一側に揃えて配索
すればよいことを着想し、本発明を完成した。
すなわち、本発明の目的は、ワイヤーハーネスを構成す
る電線が前記幹線部および複数の支線部の相互関係を維
持した状態で、その両端部が布線台の一側縁などから所
定間隔をおいて突出した状態で係止され、電線の端末処
理に必要な各種装置数を大巾に削減し、端末処理を容易
にし、その製造コストを低減できる形態をもつワイヤー
ハーネス中間体およびその製造方法を提供するにある。
発明の構成 〔問題点を解決するための手段〕 図面を参照して説明すると、本発明のワイヤーハーネス
中間体は、第1図aに示すように、幹線部Wと複数の
支線部W,W…とから形成され、幹線部Wおよび
支線部W,W…の端末には車載電装品に接続される
コネクタハウジングcを装着して成るワイヤーハーネス
(第1図d参照)を製造するためのものであって、前記
幹線部Wと複数の支線部W,W…を構成する多数
の電線16と、該多数の電線16の両端部を保持する布
線板1に対して着脱可能な連鎖状クランプ4とから成
り、前記連鎖状クランプ4は、並列に連結された複数の
電線クランプ5を備え、前記多数の電線16は前記幹線
部Wおよび支線部W,W…に対応してグループ分
けされ、これらのグループの各電線16は、中間部が湾
曲しかつ両端部が各グループ相互で重なり合わないよう
に適宜間隔l,l…をおいた状態で、前記連鎖状ク
ランプ4の各電線クランプ5に対して一側に突出しかつ
実質的に平行に係止されていることを特徴とする。
そして、電線の係止は布線板1の側縁に固定されまたは
着脱可能に取付けられた複数の電線クランプ5を並設し
てなる連鎖状クランプ4によって行うのが好ましく、各
電線の配索は布線板1上に複数のピン2を立設し、それ
に沿って行うのが有利である。
また、本発明のワイヤーハーネス中間体の製造方法は、
幹線部Wと複数の支線部W,W…とから形成さ
れ、幹線部Wおよび支線部W,W…の端末には車
載電装品に接続されるコネクタハウジングcを装着して
成るワイヤーハーネスのための中間体を製造する方法で
あって、前記幹線部Wと複数の支線部W,W…を
構成する多数の電線16を該幹線部Wおよび支線部W
,W…に対応してグループ分けし、これらのグルー
プの各電線16の中間部が湾曲しかつ両端部が各グルー
プ相互で重なり合わないように適宜間隔をおいた状態
で、各電線16の両端部を複数の電線クランプ5を並列
に連結して成る布線板1に対して着脱可能な連鎖状クラ
ンプ4の所望の電線クランプ、例えば電線クランプ5
と5の間に配索または張設し、その両端部を該電線ク
ランプに係止して、各電線の両端部を一側に実質的に平
行に突出させることを特徴とする。
電線の配索は、複数のピン2を立設した布線板1上にお
いて、X−Y軸走行する布線ヘッドなどによって自動化
するのが有利であるが、手作業あるいは半自動化によっ
ても行うことができる。また、ワイヤーハーネスの前記
幹線部Wや支線部W,W…を構成する電線16群
は、その長さやコネクタハウジングの装着などの便宜か
らコネクタハウジング単位で所定のグループに分けられ
るから、布線板1を用いずに連鎖状クランプ4を第1図
bのように架台22に装架しておき、所望の電線クラン
プ間に電線16を単にループ状に張設して両端部を係止
することによっても製造することができる。
〔作 用〕
本発明のワイヤーハーネス中間体は、これを構成する電
線の両端部が連鎖状クランプの電線クランプなどによっ
て所定の間隔を有して係止され、かつ一側に突出した状
態である。
従って、布線板と連鎖状クランプを用いて製造した場合
には、幹線部と複数の支線部を構成する多数の電線16
の両端を係止したまま連鎖状クランプごと全体を布線板
から取り外すことにより、そのまま倉庫に保管、備蓄し
ておき、生産計画など必要に応じて皮剥ぎ、端子圧着な
どの加工を行なうことができ、これらの加工工程に要す
る時間のために、電線の配索を中断するようなことがな
く、生産性を高めることができる。
また、連鎖状クランプを布線板と隣接する又は異なる場
所のステーションに移送し、その一側に電線の皮剥ぎ装
置、センサー、端子圧着機などの加工装置を配置してお
けば、すべての電線は各1台の装置で、皮剥ぎ、端子圧
着あるいはコネクタハウジングの装着まで逐次自動的に
行なうことができる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例を示す図面に基いて具体的に説明
する。
第2図はワイヤーハーネス製造装置の概観斜視図であ
る。
図において、Aはエンドレスの搬送レール台を示し、そ
の上に移動自在に載置された布線板1には、中央に複数
のピン2が突設され、長手方向の一側に複数の電線クラ
ンプ5を直線的に並列配置した連鎖状クランプ4が固定
されている。
符号Pは電線の配索ステーション、Qは電線の端末処理
ステーション、Rは配索された電線(ワイヤーハーネ
ス)の取外しステーションを示す。
ステーションPにおいて、搬送レール台Aの両側は基台
7のセーフティガイド8により保護されている。ガイド
8内において、布線板1は規制回動モータMにより回転
するボールネジシャフト9により、その長手方向(X
軸)に往復動自在に設けられている。Bは電線を配索す
る布線ヘッドであり、セーフティガイド8,8間に装架
されたボールネジシャフト10の回転により布線板1と
直交する方向(Y軸)に往復動自在に設けられている。
M′は規制回動モータである。また、布線板1における
連鎖状クランプ4に面して、電線の係止切断装置C(第
4図参照)と共に複数の電線ホルダ11,11′…が配
置されている。12は電線ホルダ11の支持板であっ
て、セーフティガイド8に立設した門形の架台13に装
架されたボールネジシャフト14によって前記X軸方向
に往復することにより、布線ヘッドBが所望の電線ホル
ダ11を選択できるようになっている。架台13は上部
に複数の電線送りロール15を備え、電線のリールステ
ーションDから引き出される線径や絶縁被覆の色などが
異なる複数の電線16が円滑に供給されるようになって
いる。なお、M″はボールネジシャフト14の規制回動
モータである。
ステーションQにおいて、布線板1の連鎖状クランプ4
に面して、順次、電線の矯正装置E、皮剥ぎ装置F、検
知装置G、端子圧着装置Hおよびケース嵌め装置Iが配
置されている。これらの装置は既知の装置を転用するこ
とが可能であり、コネクタハウジングの装着もケース嵌
め装置Iにより自動化できる。
Jは制御装置であって、後述するように、布線板1のX
軸走行および布線ヘッドBのY軸走行による電線の配索
をはじめ、電線の係止切断装置Cないし端子圧着装置
G、ケース嵌め装置Iなどによる一連のワイヤーハーネ
スの製造工程を制御するための装置である。
第3図aは連鎖状クランプ4の拡大斜視図、第3図bは
電線クランプ5の平面図、第3図cは電線クランプの他
の実施態様を示す斜視図である。この連鎖状クランプ
は、複数の電線クランプ5を長尺の支持竿6によって所
定間隔に並列に配列して使用するのが好ましい。
電線クランプ5は、合成樹脂、金属、硬質ゴムなどから
製作され、角柱状の基部5a上に一対の挾持子5b,5
bを立設して成る。挾持子5bは、上端部に拡開した案
内傾斜面5cを有し、一方の対向面には突条5dを設
け、他方には凹溝5eを設けて、電線の挿入を容易に
し、確実に挾持できる構造である。また、基部5aには
通孔5fを設け、この通孔5fにネジピン5g等を通し
て多数の電線クランプ5を連結する。支持竿6は、前記
基部5aに対する差込み枠6aの下端に側面にV字形の
押え溝6bを横設した支持桿6cを突設してなり、この
支持桿6cを布線板1の図示しない嵌合溝に嵌め込んで
図示しないロック手段により固定する。
電線クランプ5を連鎖状に配列する他の手段として、複
数対の挾持子5b,5bを一体に成形するか、第3図c
のように、基台5aの一側に凸部5h、他側に凹部5i
を設け、隣り合う基部5aの凸部5hと凹部5iとを嵌
合することにより、支持竿6の使用を省略することも可
能である。なお、連鎖状クランプ4は必ずしも布線板1
の全長にわたって配置する必要はなく、電線の係止に必
要な部位に配置されていればよい。
第4図a〜cは、布線板1を端側からみた布線ヘッド
B、電線の係止切断装置Cおよび電線ホルダ11の部分
の相互関係を示す図である。
これらの図において、布線ヘッドBは電線ホルダ11に
対する上下に開閉する一対のクランプ板17,17′を
備え、上部のクランプ板17には電線ホルダ11の凹孔
11aに嵌合する係止ピン17aが突設されている。電
線ホルダ11は内部に電線押えバネ(図示せず)を設け
た垂直な電線挿通管11bを備え、該管11bの先端部
にはコイルバネからなる布線ノズル11cが設けられて
いる。
また、電線の係止切断装置Cは、連鎖状クランプ4に面
してセイフティガイド8の上部に取付けられた電線押圧
板18と左右一対の電線切断刃20とから成る。19は
油圧シリンダなどのアクチュエータ(図示せず)を内蔵
した取付ヘッドで、電線押圧板18は昇降自在である。
電線切断刃20は公知のクランク機構を内蔵した取付ヘ
ッド21により昇降および開閉自在に設けられている。
次に、電線の配索および係止、切断によるワイヤーハー
ネスの製造について説明する。
第4図aに示す如く、制御装置Jの指令により規制回動
モータM″が正逆いずれかの方向に回転し、そのボール
ネジシャフト14の規制回転により、所望の電線ホルダ
11が選択されて布線ヘッドBにおけるクランプ板1
7,17′の対向面に移動する。同時に布線ヘッドBも
規制回動モータM′の回転により電線ホルダ11側にY
軸走行し、クランプ板17,17′により選択された上
記電線ホルダ11を把持する。さらに、布線板1も規制
回動モータMの回転によりX軸走行し、上記電線ホルダ
11に対して所望の電線クランプ5(第1図a参照)
が対向する位置に移動する。この状態を「始点」とす
る。
≪電線の配索≫ (i)第4図bに示す如く、布線ヘッドBが布線板1に
対して矢線方向にやや移動し、電線クランプ5の前記
一対の挾持子5b,5b間にまたがって引き込まれた電
線16の端部を電線押圧板18の下降により圧入し、電
線を係止する。
電線の圧入は挾持子5bにおける前記案内傾斜面5cに
より円滑に行われる。また、挾持子5bの対向面に設け
られる前記突条5dと凹溝5eによって電線はW形に係
止され、配索中の抜けやずれを確実に阻止することがで
きる。
(ii)電線の圧入係止後、布線板1と布線ヘッドBは制
御装置Jの指令により同時にX軸およびY軸走行する。
これにより、電線16は複数のピン2に沿って所定のパ
ターンで配索される(第1図参照a)。
配索に際し、電線ホルダ11はコイルバネ製の布線ノズ
ル11cを備えているので、円滑に引き出され、電線に
曲げなどの癖が生じない。
(iii)配索された電線16は、第4図cに示す如く、
選択された第2の電線クランプ5にまたいで位置され
る。この時点で、布線ヘッドBおよび布線板1の走行は
停止し、配索の一工程が終了する。
電線押圧板18が前記と同様に電線16を電線クランプ
に圧入係止し、同時に一対の切断刃20が上昇し、
電線を切断する。
この状態を「終点」とする。
(iv)「終点」において、配索すべき電線の種類を変え
る必要があれば、前記「始点」の準備状態に入り、その
必要がなければ、布線板1の移動(すなわち新たな電線
クランプ5の選択)のみで、(i)に戻り以下(iv)ま
での工程を繰り返すことにより、所望のパターンを有す
るワイヤーハーネスが得られる。
電線の配索が終了した布線板1は、ボールネジシャフト
9との係合が解除されて搬送レール台上Aでステーショ
ンQに移送され、電線端末の矯正後、皮剥ぎ、導体露出
の有無の検知、端子圧着などの加工が行われる。
≪電線の矯正≫ 連鎖状クランプ4に係止された各電線の端末は、前記の
係止、切断工程などにおいて一部に曲がりが生じ、端子
圧着時の障害となるから、電線の矯正装置Eにより、真
直に矯正すると共に、皮剥ぎ装置Fにより絶縁被覆の剥
ぎ取りを行なう。露出した導体の長さを一定にするため
に、トリミングも同時に行うことが好ましい。
≪電線の圧着≫ 矯正、皮剥ぎされた電線は、布線板1の移動により、搬
送台A上を間欠的に移動し、検知装置Gのセンサー(図
示してない)による導体露出の有無、端子圧着装置Hに
よる端子の圧着加工を受けた後、ケース嵌め装置Iによ
るコネクタハウジングの装着が行われる。
第1図cおよび第1図dは、それぞれ第1図aのワイヤ
ーハーネス中間体の各電線16の端末に端子bを圧着し
たもの、支線部W,W…などを単位としてコネクタ
ハウジングcを装着したものを示す。
各装置G〜Iは、既知の装置を転用して容易に行うこと
ができるので、説明を省略する。
≪ワイヤーハーネスの取外し≫ コネクタハウジングの装着後、または端子圧着後、布線
板1はステーションRに移送され、第1図aのように、
配索されたワイヤーハーネースの要所U,U……な
どをテープ巻きし、ピン2から取り外す。これによっ
て、ワイヤーハーネスの完成品が得られる。
≪連鎖状クランプの取外し≫ なお、電線の端末処理を省略する場合の連鎖状クランプ
4の布線板1からの取り外しは、第1図のように、布線
板1に配索されたワイヤーハーネスの要所U,U
などをテープ巻した後に行う。そして、取り外された連
鎖状クランプ4は、第1図bに示すように架台22に装
架され、前述したように必要な端末処理を受けるまでス
トックされる。
以上は電線の配索をX軸走行する布線板1とY軸走行す
る布線ヘッドBの協働により行った例について説明した
が、布線板1を固定し布線ヘッドBをX−Y軸走行する
公知例(米国特許第4,476,629号明細書)に従ってもよ
いことは云うまでもない。この場合、X−Y軸走行する
布線ヘッドは、本実施例に示すように、電線ホルダ11
を選択に応じて把持するようにしてもよく、また布線ヘ
ッドに複数の電線ホルダ11を備えておき、これらの中
から所望のものを選んで昇降させるようにしてもよい。
また、容易に想定される如く、電線を係止する連鎖状ク
ランプ4は第5図aに示す如く布線板1の両側縁部に設
けることができる。この場合には電線の端末処理のスピ
ードアップ化を図ることができる。また、X−Y軸走行
する布線ヘッドを使用すれば、連鎖状クランプ4を第1
図および第5図aの如く必ずしも直線的にする必要はな
く、第5図bに示す如く半円状4′(あるいはV字状)
のように弯曲あるいは屈曲させて並列させることもで
き、さらに前述した電線クランプ5の基部5aに設ける
凸部と凹部を回動可能に嵌合させて、隣接する電線クラ
ンプ5に可撓性をもたせるようにしてもよい。この場合
には、連鎖状クランプ4をエンドレスの搬送レール台A
に沿って移送し、電線の配索以降の端末処理などを連続
的に迅速に行うことができる。
発明の効果 本発明のワイヤーハーネス中間体は、これを構成する電
線の端末がすべて連鎖状クランプなどによって所定間隔
を有して係止され、布線板の少なくとも一側縁から突出
している。
従って、連鎖状クランプごと取り外して倉庫等に保管、
備蓄しておき、必要に応じて皮剥ぎ端子圧着などの加工
を行なえばよく、これらの加工工程で要する時間のため
に電線の配索を中断するようなことがなく生産性を高め
ることができる。
また、電線端末が一側に揃っていることから、電線の皮
剥ぎ、端子圧着などの加工が各1台の装置で行なうこと
および皮剥ぎからコネクタハウジング装置までの自動化
も可能となる。また、必要な加工装置が少なくて済むの
で、設備費もかからず、維持管理も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本発明のワイヤーハーネス中間体の製造方法
の説明図、 第1図bは同上のストック状態の説明図、 第1図cは第1図aのワイヤーハーネス中間体の電線に
端子を圧着した状態の説明図、 第1図dは同じく支線部単位にコネクタハウジングを装
着した状態の説明図、 第2図は本発明の実施する装置の一例を示す概観斜視
図、 第3図aは連鎖状クランプ4の拡大斜視図、 第3図bは電線クランプの平面図、 第3図cは第3図aの電線クランプ5の他の態様を示す
斜視図、 第4図a〜cはそれぞれ布線板1の端側からみた、電線
の配索の始点ないし終点を示す相互関係図、 第5図a,bはそれぞれ本発明方法により製造されるワ
イヤーハーネスの他の形態を示す説明図、 第6図は従来のワイヤーハーネスの製造方法の説明図で
ある。 A……搬送レール台、B……布線ヘッド、C……電線の
係止切断装置、D……リールステーション、E……電線
の矯正装置、F……皮剥ぎ装置、G……検知装置、H…
…端子圧着装置、I……ケース嵌め装置、J……制御装
置、M,M′,M″……規制回動モータ、1……布線
板、2……ピン、4……連鎖状クランプ、5……電線ク
ランプ、6……支持竿、8……セーフティガイド、9,
10,14……ボールネジシャフト、11……電線ホル
ダ、15……電線送りロール、16……電線、17,1
7′……クランプ板、18……電線押圧板、19,21
……取付ヘッド、20……電線切断刃。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磯部 訓男 静岡県御殿場市川島田252 矢崎部品株式 会社内 (72)発明者 鈴木 早苗 静岡県御殿場市川島田252 矢崎部品株式 会社内 (72)発明者 工藤 重治 静岡県御殿場市川島田252 矢崎部品株式 会社内 (72)発明者 井上 寿弘 静岡県御殿場市川島田252 矢崎部品株式 会社内 (72)発明者 大澄 芳久 静岡県御殿場市川島田252 矢崎部品株式 会社内 (56)参考文献 特開 昭51−136186(JP,A) 特開 昭51−140181(JP,A) 特開 昭55−6732(JP,A) 特開 昭57−90816(JP,A) 特開 昭57−170409(JP,A) 実開 昭61−77513(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】幹線部と複数の支線部とから形成され、幹
    線部および支線部の端末には車載電装品などに接続され
    るコネクタハウジングを装着して成るワイヤーハーネス
    を製造するためのワイヤーハーネス中間体であって、 前記幹線部と複数の支線部を構成する多数の電線と、該
    多数の電線の両端部を保持する布線板に対して着脱可能
    な連鎖状電線クランプとから成り、 前記連鎖状電線クランプは、並列に連結された複数の電
    線クランプを備え、 前記多数の電線は前記幹線部および支線部に対応してグ
    ループ分けされ、これらのグループの各電線は、中間部
    が湾曲しかつ両端部が各グループ相互で重なり合わない
    ように適宜間隔をおいた状態で、前記連鎖状クランプの
    各電線クランプに対して一側に突出しかつ該突出した電
    線の端部が実質的に平行に係止されていることを特徴と
    するワイヤーハーネス中間体。
  2. 【請求項2】幹線部と複数の支線部とから形成され、幹
    線部および支線部の端末には車載電装品などに接続され
    るコネクタハウジングを装着して成るワイヤーハーネス
    のための中間体を製造する方法であって、 前記幹線部と複数の支線部を構成する多数の電線を該幹
    線部および支線部に対応してグループ分けし、 これらのグループの各電線の中間部が湾曲しかつ両端部
    が各グループ相互で重なり合わないように適宜間隔をお
    いた状態で、 各電線の両端部を複数の電線クランプを並列に連結して
    成る布線板に対して着脱可能な連鎖状クランプの所望の
    電線クランプ間に配索または張設し、 その両端部を該電線クランプに係止して、各電線の両端
    部を一側に実質的に平行に突出させることを特徴とする
    ワイヤーハーネス中間体の製造方法。
JP62288353A 1987-11-17 1987-11-17 ワイヤーハーネス中間体およびその製造方法 Expired - Fee Related JPH0644422B2 (ja)

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