JPH0644122U - モールドトランス - Google Patents

モールドトランス

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Publication number
JPH0644122U
JPH0644122U JP7960392U JP7960392U JPH0644122U JP H0644122 U JPH0644122 U JP H0644122U JP 7960392 U JP7960392 U JP 7960392U JP 7960392 U JP7960392 U JP 7960392U JP H0644122 U JPH0644122 U JP H0644122U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead wire
coil
crimp terminal
heat
terminal
Prior art date
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Pending
Application number
JP7960392U
Other languages
English (en)
Inventor
俊也 島崎
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 昭和電線電纜株式会社 filed Critical 昭和電線電纜株式会社
Priority to JP7960392U priority Critical patent/JPH0644122U/ja
Publication of JPH0644122U publication Critical patent/JPH0644122U/ja
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 コイルの端末11とリード線8とを圧着端子
6を介して接続した後、その外周に所定の厚さの熱収縮
チューブ14を被覆する。この熱収縮チューブ14は圧
着端子6の全体を覆うと共に、リード線8の一部とコイ
ルの端末11の一部を包囲するようにする。 【効果】 圧着端子6の部分における絶縁処理作業は、
テープ巻きによる従来作業の2分の1から3分の1程度
に時間短縮され、また、作業者の熟練に関わりなく一定
以上の絶縁特性が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、照明装置の電源等に用いられる電圧変換のためのモールドトランス に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば飛行場の滑走路等においては、非常に多くの照明装置が使用される。こ の照明装置にはそれぞれ電源電圧を一定の電圧に変換するための防水性のモール ドトランスが使用される。 図2を用いてこのようなモールドトランスの構成を説明する。 図の(a)はモールドトランスの平面図、(b)はその結線図である。 モールドトランスは図の(b)に示すように、いわゆるトロイダルコイルから 構成され、鉄心1に対し1次コイル2及び2次コイル3を巻回したものである。 その実際の構造は、鉄心1の周囲に絶縁体から成る鉄心カバー4を被せ、絶縁板 5をこの鉄心カバー4に被せた状態で、1次コイル2及び2次コイル3を巻回し ている。1次コイル2の両端は1次側圧着端子6に電気接続され、1次側リード 線8を用いて外部に引き出される。また、2次コイル3の両端は2次側圧着端子 7に電気接続され、2次側リード線9を用いて外部に引き出される。この1次側 リード線8は図示しない電源に接続され、2次側リード線9は図示しない照明装 置に接続される。なお、このようなコイルを電気的、機械的に保護するためにト ランス全体はゴムモールド部10によって被覆されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のような構成のモールドトランスは屋外で風雨にさらされても 十分な絶縁特性が得られるように設計される。また、その1次側と2次側のコイ ル相互間及び各コイルと対地間の絶縁性を確保する必要がある。このような要求 に応えるため、コイルの端末とリード線との間は次のような接続が行なわれる。 図3に、従来のモールドトランスにおけるコイルの端末とリード線の接続状態 説明図を示す。 図(a)に示すように、コイルの端末11は、リード線8の導体12に対し圧 着端子6を用いて相互に圧縮接続される。この圧着端子6はよく知られた圧縮工 具によって圧縮され、図3(b)に示すように互いに連結される。 ここで、上記圧着部分の絶縁性を確保するために、この圧着端子6を包囲する ように絶縁保護が施される。具体的には(c)に示すように、EP絶縁ゴム等か ら構成された加硫ゴムテープ13を巻き付ける。
【0004】 しかしながら、このような絶縁性のテープにより一定の絶縁を確保するために は、加硫ゴムテープ13に一定の張力を加えながら、圧着端子6の外周に隙間な く何回も巻き付ける作業を必要とする。この場合に、どの部分においても必要な 絶縁厚を確保することが要求される。従って、この種の作業は作業性が悪く、組 み立てのためのコスト削減の妨げとなっていた。 本考案は以上の点に着目してなされたもので、十分な絶縁厚を確保し、しかも 速やかに圧着端子部分における絶縁処理を行なうことができる構成のモールドト ランスを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のモールドトランスは、環状鉄心に巻回されたコイルの端末に圧着端子 を介して接続されたリード線と、前記圧着端子全体と前記コイルの端末の一部及 びリード線の一部を包囲する熱収縮チューブとを備えたことを特徴とするもので ある。
【0006】
【作用】
このモールドトランスでは、コイルの端末とリード線とを圧着端子を介して接 続した後、その外周に所定の厚さの熱収縮チューブを被覆する。この熱収縮チュ ーブは圧着端子の全体を覆うと共に、リード線の一部とコイルの端末の一部を包 囲するようにする。 このような構成にすると、圧着端子部分における絶縁処理作業は従来の2分の 1から3分の1程度に時間短縮され、また、作業者の熟練に関わりなく一定以上 の絶縁特性が得られる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を図の実施例を用いて詳細に説明する。 図1は、本考案のモールドトランスにおけるコイルの端末とリード線の接続状 態を示す説明図である。 本考案のモールドトランスは、全体として図2に示すような構成のもので、そ の外観は従来のものと変わるところはない。ここで、そのコイルの端末とリード 線は、図1(a)に示すように圧着端子6を用いて相互に機械的、電気的に接続 される。このとき、コイルの端末11には、予め所定の長さの熱収縮チューブ1 4を通しておく。そして、圧着端子6の接続が終了した後、熱収縮チューブ14 を圧着端子6を包囲する位置に移動させる。
【0008】 即ち、図の(b)の状態から図の(c)の状態まで熱収縮チューブ14を移動 させた後、図示しないヒータによって熱収縮チューブ14を加熱する。これによ って、熱収縮チューブ14は収縮し、図の(d)に示すように、圧着端子6の全 体とコイルの端末11の一部及びリード線8の一部を包囲するように成型される 。 なお、上記実施例では、熱収縮チューブ14として例えばペンニット社製PE NNチューブを使用した。この熱収縮チューブはフッ素樹脂製のもので、収縮さ れた後に所定の絶縁厚が確保されるような厚みに選定されている。 上記のような熱収縮チューブ14は、図2に示したモールドトランスのリード 線8やリード線9と各コイルの端末との間を接続する4個の圧着端子6あるいは 7に対し同様にして被覆される。
【0009】 本考案は以上の実施例に限定されない。上記実施例の熱収縮チューブの材料は 、同等の絶縁特性を持つ市販のものに自由に置き換えて差し支えない。また、そ の形状や長さや厚み等は、圧着端子6の構成その他の部分の構成によって自由に 変更して差し支えない。
【0010】
【考案の効果】
以上説明した本考案のモールドトランスは、コイルの端末とリード線とを接続 する圧着端子に対し、その全体を包囲しコイルの端末の一部とリード線の一部を 包囲する熱収縮チューブを設けるようにしたので、コイルの端末とリード線との 間の接続部分について、その絶縁処理を施すための作業が容易に熟練なしに短時 間で行なわれる。しかも、常に必要な絶縁厚が確保されるため信頼性が高いとい う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のモールドトランスに設けられたコイル
の端末とリード線の接続部を示し、(a)から(d)ま
ではその接続部の組み立て工程における各段階の側面図
である。
【図2】従来一般のモールドトランスの説明図で、
(a)はその主要部平面図、(b)は結線図である。
【図3】従来のモールドトランスのコイル端末とリード
線を接続する場合の各工程における側面図である。
【符号の説明】
6 圧着端子 8 リード線 11 コイルの端末 12 導体 14 熱収縮チューブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状鉄心に巻回されたコイルの端末に圧
    着端子を介して接続されたリード線と、 前記圧着端子全体と前記コイルの端末の一部及びリード
    線の一部を包囲する熱収縮チューブとを備えたことを特
    徴とするモールドトランス。
JP7960392U 1992-11-18 1992-11-18 モールドトランス Pending JPH0644122U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7960392U JPH0644122U (ja) 1992-11-18 1992-11-18 モールドトランス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7960392U JPH0644122U (ja) 1992-11-18 1992-11-18 モールドトランス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0644122U true JPH0644122U (ja) 1994-06-10

Family

ID=13694596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7960392U Pending JPH0644122U (ja) 1992-11-18 1992-11-18 モールドトランス

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JP (1) JPH0644122U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009032836A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Swcc Showa Device Technology Co Ltd 多連コイルの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009032836A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Swcc Showa Device Technology Co Ltd 多連コイルの製造方法

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