JPH0644074Y2 - 分割型インダクタコイル - Google Patents

分割型インダクタコイル

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JPH0644074Y2
JPH0644074Y2 JP14594888U JP14594888U JPH0644074Y2 JP H0644074 Y2 JPH0644074 Y2 JP H0644074Y2 JP 14594888 U JP14594888 U JP 14594888U JP 14594888 U JP14594888 U JP 14594888U JP H0644074 Y2 JPH0644074 Y2 JP H0644074Y2
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JP
Japan
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divided body
body portion
strip
inductor coil
contact terminal
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JP14594888U
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JPH0267596U (ja
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正臣 猪熊
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は予め定められた方向に移動する材料、特に、板
体を加熱するために用いられるインダクタコイルに関す
る。
(従来の技術) 一般に、板体(以下ストリップという)を加熱するため
のインダクタコイルは、コイル内空間に磁束を発生さ
せ、ここを通過するストリップに渦電流を発生させ、こ
れによって、ストリップを加熱している。
この様なインダクタコイルでは、コイル外面ばかりでな
くコイル内面の点検及び清掃等ができるような構造とな
っている。
ここで、従来のインダクタコイルについて第4図を参照
して説明する。
インダクタコイル1は第1の分割体1aと第2の分割体1b
とを備えており、第1の分割体1a及び第2の分割体1bは
それぞれ所定の間隔をもって配置された複数の銅板体1c
で構成されている。第1の分割体1aの一端部と第2の分
割体1bの一端部とはピンヒンジ構造1dによって連結され
ており、第1の分割体1aの他端部及び第2の分割体1bの
他端部はそれぞれ銅板体1cに対応して接触部1e及び1fと
なっている。接触部1e及び1fを接触させると、第1の分
割体1aと第2の分割体1bとによってインダクタコイル1
が形成れ、インダクタコイル1の内部空間を通ってスト
リップ2が予め定められた方向に送られる。この際、第
1の分割体1aに連結された導体部(ブスバー)1gを介し
て交流電流がインダクタコイル1に与えられる。これに
よってインダクタコイル1の内部空間に磁束が発生し、
ストリップ2が加熱される。
一方、インダクタコイル1の内面を点検する場合には、
第2の分割体1bをピンヒンジ構造1dの周りに回動させて
接触部1eと接触部1fとを分離する。即ち、インダクタコ
イル1を分割して、インダクタコイル1の内面を点検す
る。
(考案が解決しようとする課題) ところで、従来のインダクタコイルの場合、第1の分割
体の一端部と第2の分割体の一端部とをピンヒンジ構造
によって連結して、第2の分割体をピンヒンジ構造の周
りに回動可能とすることで、インダクタコイルを実質的
に分離できるようにしているが、コイル形状、即ち、コ
イルの大きさを変えることができず、ストリップの形
状、つまり、ストリップの幅がインダクタコイルの内部
空間の容積(内部空間の幅)に比べて小さい場合には、
インダクタコイルの内部空間に発生する磁束全てがスト
リップを貫通しない。つまり、内部空間に発生する磁束
が十分にストリップに与えられず、ストリップを十分に
加熱することができない。ストリップを十分に加熱する
ためには、ストリップのインダクタコイル内部空間にお
ける滞留時間を長くしなければならず、その結果、スト
リップ送りラインの速度を遅くしなければならない。と
ころが、ストリップ送りライン速度を遅くすると、生産
性が低下するという問題点がある。
本考案の目的はストリップ送りライン速度を遅くするこ
となく、しかも生産性を向上させることのできる分割型
インダクタコイルを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案によれば、予め定められた方向に移動する材料が
通過する空間が形成され、該空間に磁束を発生させて前
記材料を加熱するインダクタコイルであって、複数の第
1の接触端子部を有する第1の分割体部を有するととも
に、該第1の接触端子部に対応する複数の第2の接触端
子部を有し互いに大きさの異なる第2の分割体部が備え
られ、該第1及び第2の分割体部を前記予め定められた
方向と直交する方向に移動させるとともに前記第1の接
触端子部と前記第2の接触端子部とを押圧接触させてコ
イル形状とするための移動押圧手段を有し、前記材料の
状態に応じて前記第2の分割体部を選択して前記空間の
容積を変化するようにしたことを特徴とする分割型イン
ダクタコイルが得られる。
(作用) 本考案では、移動押圧手段によって第1の分割体部の接
触端子部と第2の分割体部の接触端子部とを押圧接触さ
せてコイル形状とし、ストリップ等の材料の幅方向大き
さ等の状態に応じて第2の分割体部を選択してコイル内
部空間の容積を変えているから、ストリップの形状に関
係なく、常に所定のストリップ送りライン速度でストリ
ップを加熱することができる。
(実施例) 以下本考案について実施例によって説明する。
まず第1図を参照して、インダクタコイル3は第1の分
割体部4及び第2の分割体部5を備えている。第1の分
割体部4は複数の銅板体4aを備えており、これら銅板体
4aは図示のように互いに所定の間隔をもって配列されて
いる。銅板体4aの一面には絶縁材としての合成樹脂板体
4bが配設されている。同様にして、第2の分割体部5は
複数の銅板体5aを備えている。これら銅板体5aは矩形状
に成形されており、互いに所定の間隔をもって配列され
ている。銅板体5aの一面には絶縁材としての合成樹脂板
体5bが配設されている。合成樹脂板体4b及び合成樹脂板
体5bにはそれぞれピストン部材6a及び6bを介して押圧装
置6が連結されている。
銅板体4aの他面は接触部を構成しており、同様に、銅板
体5aの他面両端部は接触部を構成している。後述するよ
うに押圧装置6によって第1の分割体部4と第2の分割
体部5とが押圧接触されると、銅板体4a及び5aの接触部
が図示のように押圧接触され、銅板体4a及び5aによりイ
ンダクタコイルが形成される。そして、銅板体4a及び5a
により形成された内部空間3aを通ってストリップ2が予
め定められた方向に送られる。第1の分割体部4の両側
に位置する銅板体4aにはボルト等の結合手段によって導
体部としてのブスバー7が接続され、ブスバー7を介し
て第1の分割体部4及び第2の分割体部5に交流電流が
加えられる。
上述の第2の分割体部5は予め複数備えられており、各
第2の分割体部5はその銅板体5aの矩形形状が異なって
いる。つまり、複数の第2の分割体部5を選択して用い
ることによって銅板体4a及び5aの接触部が押圧接触され
た際、銅板体4a及び5aにより形成される内部空間3aの容
積(幅方向長さ)が異なるようになっている。
次に上述のインダクタコイルの動作について第1図乃至
第3図を参照して説明する。
インダクタコイルによってストリップを加熱する際に
は、押圧装置6によってピストン部材6a及び6bを実線矢
印の方向に駆動し、第1の分割体部4と第2の分割体部
5とを押圧接触する。即ち、コイルを形成する。ブスバ
ー7を介して第1の分割体部4及び第2の分割体部5に
交流電源(図示せず)から交流電流を加えると、ストリ
ップ送りライン(図示せず)に位置する内部空間3aに磁
束が発生する。ストリップ送りライン上を移動するスト
リップ2には内部空間3aに発生した磁束によって渦電流
が発生し、これによってストリップ2が加熱される。
ここで、例えば、ストリップの幅方向長さが短くなった
とすると、この幅方向長さに対応して第2の分割体部5
が選択される。つまり、第2図に示すように押圧装置6
によってピストン部材6a及び6bを破線矢印の方向に駆動
し、第1の分割体部4と第2の分割体部5とを切り離し
て分離する。これによって第1の分割体部4及び第2の
分割体部5はストリップ送りラインの外へ移動する。そ
の後、第3図に示すようにストリップの幅方向長さより
わずかに大きい幅方向長さの銅板体5aを有する第2の分
割体部5が選択され、押圧装置6によってこれら第1の
分割体部4及び第2の分割体部5を駆動し、第1の分割
体部4と第2の分割体部5を押圧接触してコイルを形成
する。次に、ブスバー7を介して第1の分割体部4及び
第2の分割体部5に交流電流を加え、内部空間3aに磁束
を発生させる。これによって、ストリップ送りライン上
を移動するストリップ2には渦電流が発生し、これによ
ってストリップ2が加熱される。
上述のように、ストリップ2の幅方向長さと内部空間3a
の幅方向長さとは概略等しいから、内部空間3aの磁束は
全てストリップ2を貫通する。このため、ストリップ送
りラインの速度を遅くすることなく、ストリップ2を十
分に加熱できる。
なお、第2の分割体部5の選択にあたっては、第1の分
割体部4及び第2の分割体部5をストリップ送りライン
の外へ移動した後、選択された第2の分割体部5をピス
トン部材6bに装着するようにしてもよいし、予めスタン
バイしている第2の分割体部5を自動的に交換するよう
にしてもよい。
ところで、インダクタコイルを点検する際には、押圧装
置6によってピストン部材6a及び6bを破線矢印の方向に
駆動し、第1の分割体部4と第2の分割体部5とを切り
離して分離する。これによって第1の分割体部4及び第
2の分割体部5はストリップ送りラインの外へ移動す
る。その後、ストリップ送りラインの外で第1の分割体
部4及び第2の分割体部5の点検及び清掃等を行う。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案ではストリップの幅方向長
さ等の状態に応じて第2の分割体部を選択し、第1の分
割体部と第2の分割体部によって形成されるインダクタ
コイルの内部空間容積を変えているから、ストリップの
幅方向長さ等の状態に関係なく、常に所定のストリップ
送りライン速度でストリップを十分に加熱することがで
き、その結果、生産性が向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による分割型インダクタコイルの一実施
例の構造を説明するための図、第2図は本考案による分
割型インダクタコイルを分割した状態で示す図、第3図
は本考案による分割型インダクタコイルをその内部空間
容積を変えた状態で示す図、第4図は従来のインダクタ
コイルを説明するための図である。 2……ストリップ、3……インダクタコイル、4……第
1のインダクタコイル部、5……第2のインダクタコイ
ル部、6……押圧装置、7……ブスバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め定められた方向に移動する材料が通過
    する空間が形成され、該空間に磁束を発生させて前記材
    料を加熱するインダクタコイルであって、複数の第1の
    接触端子部を有する第1の分割体部を有するとともに、
    該第1の接触端子部に対応する複数の第2の接触端子部
    を有し互いに大きさの異なる第2の分割体部が備えら
    れ、該第1及び第2の分割体部を前記予め定められた方
    向と直交する方向に移動させるとともに前記第1の接触
    端子部と前記第2の接触端子部とを押圧接触させてコイ
    ル形状とするための移動押圧手段を有し、前記材料の状
    態に応じて前記第2の分割体部を選択して前記空間の容
    積を変化するようにしたことを特徴とする分割型インダ
    クタコイル。
JP14594888U 1988-11-10 1988-11-10 分割型インダクタコイル Expired - Lifetime JPH0644074Y2 (ja)

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JPH0267596U JPH0267596U (ja) 1990-05-22
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