JPH0644054Y2 - ケーブルリール - Google Patents

ケーブルリール

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JPH0644054Y2
JPH0644054Y2 JP1782289U JP1782289U JPH0644054Y2 JP H0644054 Y2 JPH0644054 Y2 JP H0644054Y2 JP 1782289 U JP1782289 U JP 1782289U JP 1782289 U JP1782289 U JP 1782289U JP H0644054 Y2 JPH0644054 Y2 JP H0644054Y2
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JP
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rotating member
movable body
gear
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cable reel
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JP1782289U
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JPH02110192U (ja
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弘典 加藤
昌樹 高橋
拓之 坂内
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、固定体と可動体との間の電気的接続をフラツ
トケーブル等の可撓性ケーブルを利用して行うケーブル
リールに係り、特に、固定体と可動体との間の位置合わ
せの指針となる位置合わせ機構を備えたケーブルリール
に関する。
〔従来の技術〕
固定体と可動体との間を電気的に接続するケーブルリー
ルは、例えば、自動車のステアリング等に用いられる
が、この場合において、ステアリングの中立位置で可動
体が両方向に同程度回転することができるように取付け
る必要がある。この可動体がいずれか一方向に回動した
状態で組付けられると、両方向に回動量に差が生じて、
フラツトケーブルに過大な張力が加わり、それを座屈さ
せたり、損傷させる等の不都合が生じることになる。
そこで、前述したケーブルリールを各種の機器に組込む
に当つて、それが適正な状態で組込むことを可能ならし
めるために、固定体と可動体との間の位置合わせの指針
となる位置合わせ機構を付設するようにしたものは、従
来から用いられている。
第2図ないし第5図はこの種の位置合わせ機構を備えた
従来のケーブルリールを説明するもので、第2図はケー
ブルリールの分解斜視図、第3図は位置合わせ機構の分
解斜視図、第4図は位置合わせ機構の断面図、第5図は
位置合わせ機構の作用説明図である。
まず第2図において、1は可動体を示し、該可動体1の
中心には軸挿入孔2が穿設されると共に、その周囲に円
筒状の内輪壁3が垂設されており、さらに可動体1の天
面にはケーブル取出部4が立設されている。一方、5は
固定体を示し、該固定体5の周縁には円筒状の外輪壁6
が立設され、該外輪壁6の一部にはケーブル取出部7が
突設されている。これら固定体6と前記可動体1はケー
ブルリールの外殻を形成するもので、ABS樹脂等の硬質
樹脂で成形されている。また、固定体5と可動体1はス
ナツプ等によつて回転自在に連結されるようになつてお
り、この連結状態において前記内輪壁3と外輪壁6との
間に収納空間が画成される。さらに8はフラツトケーブ
ルを示し、該フラツトケーブル8は複数本の導体を一対
の樹脂フイルムでラミネートしたものである。このフラ
ツトケーブル8は前述した収納空間内に複数ターン巻回
・収納され、その内周端は可動体1のケーブル取出部4
から、またその外周端は固定体5のケーブル取出部7か
らそれぞれ外部に延出されるようになつている。
前記固定体5の外輪壁6周面には平面U字状の延出壁9
が突設されており、この延出壁9の内方には回動部材10
が配設されている。この回動部材10には、第3図及び第
4図に示すように、相互に90度の位相を変えた位置に4
個の歯部11aを有する第1の歯車11と、この第1の歯車1
1と同様90度の角度をもつて4個の歯部12aを有する第2
歯車12とが、相互に45度の角度をもたせた状態で設けて
あり、これら第1及び第2の歯車11,12は回動部材10の
回動軸方向に位置ずれしている。
このように構成された回動部材10は、前記延出壁9の底
面にその軸方向が前記可動体1の回転軸と一致するよう
に立設された支軸13に、第2の歯車12を下向きにして曲
げワツシヤ14を介して回転自在に挿入され、回動部材10
の上方からワツシヤ15を介して支軸13にプツシユナツト
16を嵌入することにより抜け止めされている。一方、可
動体1の周面には、前記回動部材10に対応して係合部材
が設けられている。この係合部材は、可動体1の周面に
垂設された一対の係合突部17,17と、これら係合突部17,
17間に位置する係合溝18とにより構成されている。
第4図に示すように、これら回動部材10と係合部材との
位置関係は、第1の歯車11における歯部11aのほぼ中央
が可動体1の下端と一致するように設定されており、可
動体1が固定体5に対して相対的に1回転せしめられた
ときに、係合突部17と係合溝18との作用によつて回動部
材10を90度回転させることができるようになつている。
(この回転動作については後述する)。さらに、前記回
動部材10には適正な位置合わせを行うための指針とし
て、第2の歯車12の1歯車12aの表面にマーク19が設け
られると共に、前記延出壁9の上部開口端に被着された
透明なカバー20の一部にマーク21が設けられており、両
マーク19,21のアライメントを行つたときに、適正な位
置合わせがなされるようになつている。
次に、上記構成の作用について説明する。
フラツトケーブル8の一端を可動体1に固定し、他端を
固定体5に固定し、該可動体1と固定体5との間を、そ
の間に形成した収納空間にフラツトケーブル8を収納さ
せた状態に組み付けてケーブルリールを構成する。そし
て、このケーブルリールを、例えば自動車のステアリン
グに組み込むに際して、可動体1と固定体5との間の回
転方向における相対位置関係を適正状態で組み込むに
は、第5図(a)に示すように、第2の歯車12側のマー
ク19とカバー20側のマーク21(第5図では省略)とを指
針として、それらを一致させることにより行うことがで
きる。
ここで、この組み付け時に、両マーク19,21の位置がず
れている場合には、可動体1をずれと反対方向に回動さ
せて、それらの間のアライメントを取るようにすれば良
い。この動作を第5図に基づいて説明する。すなわち、
第5図(a)の状態から可動体1を矢印X方向へ回転さ
せると、同図(b)に示すように、図示左側の係合突部
17がその進行方向に位置する第2の歯車12の歯部12aと
衝当して、回動部材10が矢印Y方向に45度回転せしめら
れ、この回転によつて、同図(c)に示すように、隣接
する第1の歯車11の歯部11aが係合溝18内に入り込む。
第5図(c)の状態から可動体1をさらに矢印X方向へ
回転させると、同図(d)に示すように、図示右側の係
合突部17が先の歯部11aと衝当して、回動部材10が矢印
Y方向にさらに45度回転せしめられ、係合部材の進行方
向後方に第2の歯車12における次の歯部12aが位置す
る。そして、係合部材が回動部材10を通過すると、可動
体1のその後の回転中、第2の歯車12は可動体1の下端
と所定間隔を存して対向し、第1の歯車11における2つ
の歯部11a,11aは可動体1の周面と対向するため、回動
部材10の空転は防止される。このように、可動体1を1
回転させると、係合部材によつて回動部材10が90度回転
し、回動部材10側のマーク19とカバー20のマーク21との
相対位置が変化するため、両マーク19,21のアライメン
トが取れた状態となつたときに、可動体1と固定体5と
の適正な位置合わせが行われる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前述の如く構成される従来の位置合わせ機構
にあつては、支軸13に対するプツシユナツト16の嵌挿量
(押し込み深さ)が多すぎると曲げワツシヤ14が潰れて
しまい、回動部材10の第2の歯車12が軸方向下方にずれ
て係合突部17との係合が外れることがあり、これとは反
対にプッシュナット16の嵌挿量が少なすぎると、回動部
材10が軸方向上方にずれて回動部材10の第2の歯車12が
可動体1にぶつかってしまう。このため、プツシユナツ
ト16の嵌挿量を正確に管理する必要がある。しかしなが
ら、プツシユナツト16を円筒状の支軸13の所定位置まで
正確に押し込むことは、実際問題として非常に難しい作
業であり、このことが組立作業の簡略化を阻害する大き
な要因となつていた。
従つて本考案の目的とするところは、上述した従来技術
の課題を解消し、位置合わせ機構の構成を簡略して組立
作業性に優れたケーブルリールを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、固定体と、該固
定体に対して回動自在に装着される可動体との電気的接
続を可撓性ケーブルを介して行うものであつて、前記固
定体または可動体のいずれか一方に位置合わせ用の歯車
を備えた回動部材を設け、他方には可動体が1回転した
ときに、前記歯車と係合して回動部材を所定角度回転さ
せる係合突部を設け、前記回動部材に設けた表示により
前記固定体と可動体との間の適正な位置合わせを行うよ
うになしたケーブルリールにおいて、前記回動部材を支
軸へ挿通し、この支軸の先端に前記回動部材を被覆する
透明なカバーを当接し、このカバーを挿通して前記支軸
にねじを締着すると共に、前記回動部材に前記カバーに
当接して軸方向に位置規制されるための凸部を設けたこ
とを特徴とするものである。
〔作用〕
回動部材の凸部は支軸の先端に固定されたカバーに当接
して軸方向に位置規制されるため、カバーを支軸にねじ
止めするだけで位置合わせ機構を組立てることができ、
適正な位置合わせができるようになる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る位置合わせ機構の断面
図であり、第4図に対応する部分には同一符号を付して
ある。
第1図において、22は支軸を示し、該支軸22は延出壁9
の底面に立設され、その中心にはねじ孔22aが設けられ
ている。この支軸22には曲げワツシヤ14を介して回動部
材10が回転自在に挿入されており、該回動部材10の天面
側(第1の歯車11側)の軸孔周縁には円環状の突部10a
が立設されている。この回動部材10を被覆する透明なカ
バー20の中央には段落部20aが形成されており、この段
落部20aを挿通して前記支軸22のねじ孔22aにねじ23を螺
入することにより、カバー20は支軸22の上端を突き当て
面として延出壁9に固定されている。
本実施例に係る位置合わせ機構は上述の如く構成され、
その作用は第2図ないし第5図に示した従来例と同様で
あり、ここでは重複を避けるために説明を省略するが、
可動体1を1回転させると、係合部材によつて回動部材
10が支軸22を中心に90度回転するものである。この際、
回動部材10には曲げワツシヤ14の弾発力により所定のト
ルクが発生し、突部10aはカバー20の段落部20a下面を小
さな摩擦抵抗で回転摺動する。
このように上記一実施例にあつては、カバー20の取付位
置によつて回動部材10のトルクが決定されるが、該カバ
ー20は支軸22を突き当て面としているため、カバー20が
支軸22に突き当たるまでねじ23を締め付けるという簡単
な作業によつて、回動部材10に安定したトルクを付与す
ることができ、曲げワツシヤ14の潰れやトルク不足が解
消される。また、回動部材10の支軸22からの脱落防止と
してカバー20を利用し、このカバー20を1本のねじ23に
て支軸22に固定するものであるから、ワツシヤとプツシ
ユナツトを用いて回動部材の脱落を防止していた従来の
位置合わせ機構に比べ、部品点数の削減化が図れ、コス
トを低減することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、ケーブルリール
に付設される位置合わせ機構を組立てるのに際し、カバ
ーが支軸に突当たるまでねじを締め付けるという簡単な
作業により、回動部材を組み立てることができ、その実
用的価値は高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る位置合わせ機構の断面
図、第2図ないし第5図は従来例に係り、第2図はケー
ブルリールの分解斜視図、第3図は位置合わせ機構の分
解斜視図、第4図は位置合わせ機構の断面図、第5図は
位置合わせ機構の作用説明図である。 1……可動体、5……固定体、8……フラツトケーブル
(可撓性ケーブル)、9……延出壁、10……回動部材、
14……曲げワツシヤ、17……係合部材、18……係合溝、
19,21……マーク、20……カバー、20a……段落部、22…
…支軸、22a……ねじ孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定体と、該固定体に対して回動自在に装
    着される可動体との電気的接続を可撓性ケーブルを介し
    て行うものであつて、前記固定体または可動体のいずれ
    か一方に位置合わせ用の歯車を備えた回動部材を設け、
    他方には可動体が1回転したときに、前記歯車と係合し
    て回動部材を所定角度回転させる係合突部を設け、前記
    回動部材に設けた表示により前記固定体と可動体との間
    の適正な位置合わせを行うようになしたケーブルリール
    において、前記回動部材を支軸へ挿通し、この支軸の先
    端に前記回動部材を被覆する透明なカバーを当接し、こ
    のカバーを挿通して前記支軸にねじを締着すると共に、
    前記回動部材に前記カバーに当接して軸方向に位置規制
    されるための凸部を設けたことを特徴とするケーブルリ
    ール。
JP1782289U 1989-02-20 1989-02-20 ケーブルリール Expired - Lifetime JPH0644054Y2 (ja)

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JPH02110192U JPH02110192U (ja) 1990-09-04
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