JPH0643428Y2 - パワーウインド装置のレギュレータシャフト用ドラム - Google Patents
パワーウインド装置のレギュレータシャフト用ドラムInfo
- Publication number
- JPH0643428Y2 JPH0643428Y2 JP1988029084U JP2908488U JPH0643428Y2 JP H0643428 Y2 JPH0643428 Y2 JP H0643428Y2 JP 1988029084 U JP1988029084 U JP 1988029084U JP 2908488 U JP2908488 U JP 2908488U JP H0643428 Y2 JPH0643428 Y2 JP H0643428Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- shaft
- regulator shaft
- power window
- window device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 2
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、パワーウインド装置のレギユレータシヤフト
用ドラムに関するものである。
用ドラムに関するものである。
［従来技術及び考案が解決しようとする課題］ 一般に、自動車の窓の開閉に用いられるパワーウインド
装置においては、右窓に使用する場合と左窓に使用する
場合とでは出力伝達方向が逆となる。一方、経済的、管
理的等の理由で左右兼用型のパワーウインド装置が使用
されているが、これは、モータ側に連動連結されるドラ
ムを、窓側のレギユレータシヤフトが両側からそれぞれ
挿入できるように形成する必要がある。ところでこのド
ラムは鋳造で製作されることが一般的で、この場合、嵌
入孔位置には中子を用いることになるが、第３図に示す
如く一個の中子で製作しようとすれば、中子抜き方向を
Ｘ方向とした場合、抜き勾配を考慮するため、抜き出し
側の孔径Ｄは反対側の孔径Ｃより大きくなつてしまい、
Ｃ側を使用する場合に適合寸法であれば、Ｄ側を用いる
場合にはガタが多いことになり、このままではシヤフト
との確実な嵌合に支障を来すことになる。
装置においては、右窓に使用する場合と左窓に使用する
場合とでは出力伝達方向が逆となる。一方、経済的、管
理的等の理由で左右兼用型のパワーウインド装置が使用
されているが、これは、モータ側に連動連結されるドラ
ムを、窓側のレギユレータシヤフトが両側からそれぞれ
挿入できるように形成する必要がある。ところでこのド
ラムは鋳造で製作されることが一般的で、この場合、嵌
入孔位置には中子を用いることになるが、第３図に示す
如く一個の中子で製作しようとすれば、中子抜き方向を
Ｘ方向とした場合、抜き勾配を考慮するため、抜き出し
側の孔径Ｄは反対側の孔径Ｃより大きくなつてしまい、
Ｃ側を使用する場合に適合寸法であれば、Ｄ側を用いる
場合にはガタが多いことになり、このままではシヤフト
との確実な嵌合に支障を来すことになる。
［課題を解決するための手段］ 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃す
ることができるパワーウインド装置のレギユレータシヤ
フト用ドラムを提供することを目的として創案されたも
のであつて、モータ側に連動連結されるドラムの何れの
側からも窓側のレギユレータシヤフトを嵌合できるよう
にするに、該ドラムは両側からそれぞれ中子を挿入させ
てレギユレータシヤフト用の嵌合孔が形成されたもので
あることを特徴とするものである。
ることができるパワーウインド装置のレギユレータシヤ
フト用ドラムを提供することを目的として創案されたも
のであつて、モータ側に連動連結されるドラムの何れの
側からも窓側のレギユレータシヤフトを嵌合できるよう
にするに、該ドラムは両側からそれぞれ中子を挿入させ
てレギユレータシヤフト用の嵌合孔が形成されたもので
あることを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、何れの側からでも
レギユレータシヤフトの嵌合精度の良いドラムとするも
のである。
レギユレータシヤフトの嵌合精度の良いドラムとするも
のである。
［実施例］ 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、１は左右共用形式のパワーモータ、２は該
モータ１のフレーム、３はゴム製ダンパ、４はウオーム
ホイル、５はウオームシヤフト、６はドアガラスを上下
動せしめるレギユレータ機構（図示せず）に設けられる
レギユレータシヤフト、７はモータ１の駆動力を前記レ
ギユレータシヤフト６側へ伝達する鋳造製のドラムであ
つて、該ドラム７の左右両側（第１図において上下方
向）に設けられる嵌合孔7a、7bにはそれぞれ開口部に向
けてやや拡がる抜き勾配が形成されており、さらに一方
の嵌合孔7aの底面7cは平面状に、他方の嵌合孔7bの底部
は段付き底部7dとなつている。つまりドラム７は、両側
から中子を挿入する構造で成形されるものであるが、両
嵌合孔7a、7bの孔奥側の径Ａよりも出口側の径Ｂの方が
大きく（Ａ＜Ｂ）なつていることで中子の抜き勾配を有
するように設定されている。そして前記左右用レギユレ
ータシヤフト６がこの嵌合孔7a、7bにそれぞれセレーシ
ヨン嵌合等により回り止めされた状態で一体的に組付け
られるようになつている。尚、図中８は嵌合孔7a、7b間
の仕切り壁である。
面において、１は左右共用形式のパワーモータ、２は該
モータ１のフレーム、３はゴム製ダンパ、４はウオーム
ホイル、５はウオームシヤフト、６はドアガラスを上下
動せしめるレギユレータ機構（図示せず）に設けられる
レギユレータシヤフト、７はモータ１の駆動力を前記レ
ギユレータシヤフト６側へ伝達する鋳造製のドラムであ
つて、該ドラム７の左右両側（第１図において上下方
向）に設けられる嵌合孔7a、7bにはそれぞれ開口部に向
けてやや拡がる抜き勾配が形成されており、さらに一方
の嵌合孔7aの底面7cは平面状に、他方の嵌合孔7bの底部
は段付き底部7dとなつている。つまりドラム７は、両側
から中子を挿入する構造で成形されるものであるが、両
嵌合孔7a、7bの孔奥側の径Ａよりも出口側の径Ｂの方が
大きく（Ａ＜Ｂ）なつていることで中子の抜き勾配を有
するように設定されている。そして前記左右用レギユレ
ータシヤフト６がこの嵌合孔7a、7bにそれぞれセレーシ
ヨン嵌合等により回り止めされた状態で一体的に組付け
られるようになつている。尚、図中８は嵌合孔7a、7b間
の仕切り壁である。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、ドラム
７にレギユレータシヤフト６を一体的に嵌合して組付け
るものであるが、左右側用の嵌合孔7a、7bは仕切り壁８
を隔てて別々に設け、それぞれ外側に向けて極く僅かに
拡がる中子の抜き勾配を形成している。従つて、嵌合孔
を貫通して、一個の中子で成形するものの如く両側の嵌
合孔径が異つてしまうことがなく、各嵌合孔7a、7bにお
いてそれぞれ奥部と出口と間に微小な径差を有するもの
にできることとなり、いずれの嵌合孔7a、7bを用いる場
合であつてもレギユレータシヤフト６とガタのない確実
なセレーシヨン嵌合が成されモータ１の着実な駆動伝達
をすることができる。しかもこのものでは、嵌合孔7a、
7bの底部突合せ位置に仕切り壁８を形成してあるので、
中子同志を突合せた場合に生じる突合せのバリ発生が無
く都合が良い。
７にレギユレータシヤフト６を一体的に嵌合して組付け
るものであるが、左右側用の嵌合孔7a、7bは仕切り壁８
を隔てて別々に設け、それぞれ外側に向けて極く僅かに
拡がる中子の抜き勾配を形成している。従つて、嵌合孔
を貫通して、一個の中子で成形するものの如く両側の嵌
合孔径が異つてしまうことがなく、各嵌合孔7a、7bにお
いてそれぞれ奥部と出口と間に微小な径差を有するもの
にできることとなり、いずれの嵌合孔7a、7bを用いる場
合であつてもレギユレータシヤフト６とガタのない確実
なセレーシヨン嵌合が成されモータ１の着実な駆動伝達
をすることができる。しかもこのものでは、嵌合孔7a、
7bの底部突合せ位置に仕切り壁８を形成してあるので、
中子同志を突合せた場合に生じる突合せのバリ発生が無
く都合が良い。
さらにまた、嵌合孔7a、7bは互いに完全対称型であると
中子を抜取る際に、ドラム７がどちらの中子に付いてく
るのか一定せず作業性に劣る惧れがあるが、本実施例で
は片側の嵌合孔7bの底面7dを段付きとして中子との接触
面積を大にして摩擦抵抗の増加を計り、鋳型外し時に、
ドラム７がこちら側の中子に残るように配慮して作業性
の向上を計つている。
中子を抜取る際に、ドラム７がどちらの中子に付いてく
るのか一定せず作業性に劣る惧れがあるが、本実施例で
は片側の嵌合孔7bの底面7dを段付きとして中子との接触
面積を大にして摩擦抵抗の増加を計り、鋳型外し時に、
ドラム７がこちら側の中子に残るように配慮して作業性
の向上を計つている。
［作用効果］ 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであ
るから、ドラムには、窓側レギユレータシヤフトを何れ
の側からも嵌合できるよう嵌合孔を設けたものである
が、この嵌合孔は中子を両側からそれぞれ挿入した状態
で成形されることとなる。従つて嵌合孔は抜き勾配を考
慮しても左右同径のものにし得て、他側まで抜ける一個
の中子で成形したものの如く異径となつてしまうことが
なく、各嵌合孔において抜き勾配のために嵌合孔の奥部
と出口との径差が微小なもので良いこととなり嵌合孔と
レギユレータシヤフトとのガタのない確実なセレーシヨ
ン嵌合が成されモータ駆動を着実に伝達することができ
るものである。
るから、ドラムには、窓側レギユレータシヤフトを何れ
の側からも嵌合できるよう嵌合孔を設けたものである
が、この嵌合孔は中子を両側からそれぞれ挿入した状態
で成形されることとなる。従つて嵌合孔は抜き勾配を考
慮しても左右同径のものにし得て、他側まで抜ける一個
の中子で成形したものの如く異径となつてしまうことが
なく、各嵌合孔において抜き勾配のために嵌合孔の奥部
と出口との径差が微小なもので良いこととなり嵌合孔と
レギユレータシヤフトとのガタのない確実なセレーシヨ
ン嵌合が成されモータ駆動を着実に伝達することができ
るものである。
図面は、本考案に係るパワーウインド装置のレギユレー
タシヤフト用ドラムの実施例を示したものであつて、第
１図はモータの断面図、第２図はドラムの断面図、第３
図は従来ドラムの断面図である。 図中、１はモータ、６はレギユレータシヤフト、７はド
ラム、7a、7bは嵌合孔、８は仕切り壁である。
タシヤフト用ドラムの実施例を示したものであつて、第
１図はモータの断面図、第２図はドラムの断面図、第３
図は従来ドラムの断面図である。 図中、１はモータ、６はレギユレータシヤフト、７はド
ラム、7a、7bは嵌合孔、８は仕切り壁である。
Claims (1)
- 【請求項１】モータ側に連動連結されるドラムの何れの
側からも窓側のレギユレータシヤフトを嵌合できるよう
にするに、該ドラムは両側からそれぞれ中子を挿入させ
てレギユレータシヤフト用の嵌合孔が形成されたもので
あることを特徴とするパワーウインド装置のレギユレー
タシヤフト用ドラム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988029084U JPH0643428Y2 (ja) | 1988-03-04 | 1988-03-04 | パワーウインド装置のレギュレータシャフト用ドラム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988029084U JPH0643428Y2 (ja) | 1988-03-04 | 1988-03-04 | パワーウインド装置のレギュレータシャフト用ドラム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01134184U JPH01134184U (ja) | 1989-09-13 |
| JPH0643428Y2 true JPH0643428Y2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
ID=31252979
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988029084U Expired - Lifetime JPH0643428Y2 (ja) | 1988-03-04 | 1988-03-04 | パワーウインド装置のレギュレータシャフト用ドラム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0643428Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RS54859B1 (sr) | 2012-12-07 | 2016-10-31 | Primetals Technologies Austria GmbH | Pogonski valjak uređaja za namotavanje valjaoničkog stana |
-
1988
- 1988-03-04 JP JP1988029084U patent/JPH0643428Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01134184U (ja) | 1989-09-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0643428Y2 (ja) | パワーウインド装置のレギュレータシャフト用ドラム | |
| JPH0121885Y2 (ja) | ||
| CN211342153U (zh) | 指纹锁传动机构 | |
| JPS5865428U (ja) | 等速ボ−ルジヨイント | |
| JPH0721394Y2 (ja) | 自動車用パワーシートのワイヤ連結構造 | |
| JPS5849051U (ja) | 自動車用変速機の歯車取付構造 | |
| JP2506883Y2 (ja) | 筒型連結軸 | |
| JPS6237773U (ja) | ||
| JP2022128008A (ja) | エレベーターのドアモータおよびエレベーターのドア装置 | |
| JPS60109054U (ja) | 自動車用スピ−ドメ−タの駆動機構 | |
| JPH0659655U (ja) | 変速機のリバースアイドラギヤ支持装置 | |
| JPS6266275U (ja) | ||
| JPH075689Y2 (ja) | ウオームホイールの回転検知装置を備えたパワーアンテナ装置 | |
| JPS5919190U (ja) | 乗物遊戯具の駆動輪装置 | |
| JPS59163830U (ja) | 換気扇 | |
| JPS58134314U (ja) | モ−タロ−ラ | |
| JPH0330575U (ja) | ||
| IT1312409B1 (it) | Autoveicolo con un'unita' di azionamento,un cambio e un sistema ditrasmissione di momento torcente automatizzato | |
| JPS634757U (ja) | ||
| JPH0323587U (ja) | ||
| JPS5825551U (ja) | 減速機構付モ−タ | |
| JPS5832174U (ja) | 回転機 | |
| JPS62149587U (ja) | ||
| JPS6271445U (ja) | ||
| JPH0467750A (ja) | 回転電機用外扇カバー |