JPH0643049B2 - 瓦押出成形用口金 - Google Patents

瓦押出成形用口金

Info

Publication number
JPH0643049B2
JPH0643049B2 JP1100395A JP10039589A JPH0643049B2 JP H0643049 B2 JPH0643049 B2 JP H0643049B2 JP 1100395 A JP1100395 A JP 1100395A JP 10039589 A JP10039589 A JP 10039589A JP H0643049 B2 JPH0643049 B2 JP H0643049B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
roof tile
raw material
inlet
extruded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1100395A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02277605A (ja
Inventor
健 福田
恭輔 恒川
匡司 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP1100395A priority Critical patent/JPH0643049B2/ja
Publication of JPH02277605A publication Critical patent/JPH02277605A/ja
Publication of JPH0643049B2 publication Critical patent/JPH0643049B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、瓦押出成形用口金に関するもので、さらに詳
しくは、押出成形機の先端に取付けられ、押出機で混練
されたセラミックス生素材を瓦形状に押出す口金に関す
る。
(従来の技術) 一般に、屋根瓦等の瓦を製造する場合、その中間工程に
おいてセラミックスの生素材を真空押出成形機により瓦
形状に押出成形し、その押出成形体を所定の寸法に切断
した後、切断した成形体に所定の形状および凹凸模様を
付加し、この成形体に釉を施し焼成する。
セラミックス生素材を瓦形状の成形体に押出す真空押出
成形機には、その押出成形機の先端に、セラミックス生
素材を流通させるための耐摩耗性に優れた金属製の口金
が取付けられている。そして、押出成形時に口金に作用
する押出圧力は、約30kg/mm2にも達するので、従来の
瓦成形用口金の構成材料は、Ni−Cr鋼、高Cr鋼等
の耐摩耗性の優れた金属材料が用いられている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の瓦押出成形用口金によると、セラ
ミックス生素材と接触する接触面の摩耗が著しいので、
口金の寿命が短いという問題がある。このため、口金を
長時間にわたり使用するためには口金の隙間の調整を頻
繁に行なわなければならない。また、第6図に示すよう
に、口金1の上面口金2と下面口金3の開き角θが(A)
に示すように初期時にθ=3〜5(°)であったもの
が押出成形回数が例えば15〜20万回になると、(B)
に示すように上面口金2と下面口金3の開口幅がd
らdに大きくなりかつ開き角が例えばθ=6〜9
(°)に増大してしまうため、口金の使用回数が増える
にしたがい瓦形状に押出される成形体の重量が増加し、
この成形体を後工程でプレス成形するとき余肉を除去加
工する作業が頻雑となる問題がある。また瓦素材原料の
無駄が発生することや、規格に定められた寸法厚みで厚
み過多不良になるという問題がある。さらに、口金の摩
耗に伴ない摩耗片(金属粉)が瓦成形体に混入し、瓦の
品質低下の原因にもなる。
本発明は、このような問題点を解決するためになされた
もので、耐摩耗性に優れ長寿命で安定した寸法の瓦押出
成形が可能で、後加工が簡便、かつ瓦成形体への混入物
の少ない品質の良い押出成形体を造ることができる瓦の
押出成形用口金を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するための本発明の瓦押出成形用口金
は、セラミックスの生素材を押出成形して瓦形状にする
ための口金であって、この口金構成部分のうちの少なく
とも瓦形状に押出成形する坏土が通過する入口部分およ
び出口部分が部分安定化ジルコニアから構成され、口金
各部の寸法は、口金の入口幅D、出口幅D、口金の
流路方向長さ、入口側傾斜面の流路方向長さ
としたとき、 D/D≧1.25、 1<≦2 の関係式を満足するように設定することを特徴とする。
この発明において、口金の材質を部分安定化ジルコニア
(以下「PSZ」という)で構成したのは、他のセラミ
ックスに比しPSZは、高強度、高靱性、歪限界が大き
い、鉄とほぼ同等の熱膨張率を有する、弾性係数Eの値
が相対的に小さい等のの特性を有しており、このため特
にセラミックスの中では相対的に割れ等の脆性破壊が発
生しにくく耐久性に優れているからである。
(作用) 押出成形時、口金の構成部分のうちセラミックス生素材
と接触する接触面の摩耗量が少なく、これに伴ない摩耗
片のセラミックス生素材への混入量は極めて微量であ
り、押出成形品への不純物の混入による品質低下が抑止
される。また、口金の摩耗量が微量であるため、口金の
耐久性が向上される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
第1図は本発明を適用した第1の実施例の瓦の押出成形
用口金を示し、第2図はその口金を取付た真空押出成形
機を示している。
押出成形機10の第1のスクリュー11により押出され
たセラミックス生素材は、第2のスクリュー12により
押出混練されながら先細状のバレル13内を通って瓦成
形用口金15から押出される。瓦成形用口金15から押
出された成形体16は、所定の長さで切断されて、瓦成
形体17になる。
瓦成形用口金15は、第1図に示すように、L型の嵌込
み式のもので上面口金20と下面口金21とからなり、
第2図に示すバレル13の先端部において第3図に示す
ような支持体22、23に嵌込み固定されている。
上面口金20、下面口金21は、それぞれセラミックス
生素材の流入口側のフランジ部25、26と、その流路
方向側の入口側傾斜面27a、28aをもつ傾斜部2
7、28と、出口側平坦部29a、30aをもつ平坦部
29、30から構成されている。そして第1図に示すよ
うに口金15の両側端部には、ボルト孔33、34、3
5、36が形成され、これらのボルト孔にボルトが嵌込
まれて、上面口金20、下面口金21がそれぞれ支持体
22、23に固定される。
第3図に示すように、口金各部の寸法、角度は、 口金の入口幅D、 出口幅D、 入口側傾斜面の開き角θ、 口金の流路方向長さ、 入口側傾斜面の流路方向長さ、 出口側平坦面の流路方向長さ、 としたとき、 D/D≧1.25 … 1<≦2 … 5≦θ≦15(°) … を満足するように設定する。
とした理由について述べる。
としたのは、D/D<1.25とすると、口金の
出口側から押出された成形体が圧力開放されて体積膨張
し、第4図に示すように、成形体の厚さDが出口幅D
以上の厚みになってしまい、焼成時には収縮比が極めて
大きくなってしまうからである。
としたのは (イ)1<にすることで、(=
)が形成でき、このストレート部の存在により、押
出成形する坏土に圧着効果をもたせるためである。
(ロ)2≧にするのは、の寸法はより
も小で充分に前記(イ)の効果が得られることを確認でき
たためである。
において (イ)5°〜15°に限定したのは、第6図に示すよう
に、従来の金属製口金では押出坏土による摩耗によって
自然にこの範囲の角度になるため、あらかじめこの角度
に初期設定しておいた方がスムーズな土の流れが得られ
るためである。
(ロ)θ<5°にした場合、第3図のに示す角部31での
坏土の流れがスムーズでなく、押出抵抗が大きくなり、
スクリュー駆動用モータの動力不具合も予想される。
(ハ)θ>15°にした場合、第3図に示す角部32の坏
土の流れがスムーズでなく、角部32の摩耗が新たに発
生する。
次に、平坦部29,30を設けたのは、坏土の流路方向
にほぼ水平面を設けることによって、成形時にセラミッ
クス生素材の粒子間に圧着効果を発現させるためであ
る。口金から排出された瓦形状の成形体は、順次所定の
寸法に切断され、その後焼成され、製品としての瓦とな
る。
第5図は。本発明の第2の実施例の瓦の押出成形機用口
金を示している。
第2の実施例は、第1の実施例に示す嵌込み式に代え
て、口金形状がプレート型のものである。口金40は、
本体43が上面口金41と下面口金42から構成され、
ボルト孔45、46、47、48に挿入される図示しな
いボルトで結合され口金が完成され、これが押出成形機
のバレル先端部に取付けられる。第5図および第8図に
示す傾斜面44a、平坦面44bによってセラミックス
生素材が成形される。
この第2の実施例においても、口金41、42がPSZ
から構成されるから、生素材を押出すときの摩耗量が少
なく、口金の寿命が極めて長く、耐久性が良いという利
点がある。また高硬度のPSZ製口金であるから、生素
材への混入摩耗片の量が微量で、押出成形品の品質の低
下が抑えられる。
なお、本発明のPSZ製の口金の支持体への取付方法
は、ボルト固定のほか、接着剤、その他いかなる接着方
法であっても良いことはもちろんである。
第7図に第3の実施例を示している。
第3の実施例は、第1の実施例と類似しており、金属支
持体51、52の入口部および出口部にPSZ製プレー
ト53、54、55、56を金属製押え板57、58、
59、60により取付ける。口金の入口部、出口部がP
SZから構成されるから、生素材を押出すとき、中央部
61、62は、第6図(b)のように摩耗しやすいが、し
かし入口部と出口部の摩耗が少ないことで押出成形品の
厚みの増加が抑えられる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の口金によれば、従来より
金属製であった瓦成形用の口金をセラミックスの中でも
耐摩耗性、靱性等に優れたPSZ製の口金となる構成し
たため、口金の長寿命化が図られるとともに、摩耗量の
低減に伴ない口金の開口面積が長期間にわたり初期開口
面積に近いものとなり、得られた成形体の寸法精度が良
好で、余肉を取り除く後加工作業が簡略化され、セラミ
ックス生素材原料の無駄が省かれるという効果がある。
また口金の摩耗粉がごく微少量であることから、押出成
形体への混入物の微量化に伴ない成形体の品質低下が防
止されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の口金を示す組立分解構
成図、第2図は第1図に示す口金を用いた真空押出成形
機を表わす概略構成図、第3図は第1の実施例の口金の
寸法および形状を示す説明図、第4図は本発明の第1の
実施例の作用を説明するための図、第5図は本発明の第
2の実施例の口金を示す組立分解構成図、第6図は従来
例の作用を説明するための説明図、第7図は本発明の第
3の実施例の口金を表わす概略断面図、第8図は第5図
に示す口金を表わす横断面図である。 15……口金、 20……上面口金、 21……下面口金 22、23……支持体、 27a、28a……入口側傾斜面、 29a、30a……出口側平坦面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミックスの生素材を押出成形して瓦形
    状にするための口金であって、この口金の構成部分のう
    ち少なくとも瓦形状に押出成形される坏土が通過する入
    口部分および出口部分が部分安定化ジルコニアから構成
    され、 口金各部の寸法は、口金の入口幅D、出口幅D、口
    金の流路方向長さ、入口側傾斜面の流路方向長さ
    、としたとき、 D/D≧1.25、 1<≦2 の関係式を満足するように設定することを特徴とする瓦
    押出成形用口金。
JP1100395A 1989-04-20 1989-04-20 瓦押出成形用口金 Expired - Lifetime JPH0643049B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1100395A JPH0643049B2 (ja) 1989-04-20 1989-04-20 瓦押出成形用口金

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1100395A JPH0643049B2 (ja) 1989-04-20 1989-04-20 瓦押出成形用口金

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02277605A JPH02277605A (ja) 1990-11-14
JPH0643049B2 true JPH0643049B2 (ja) 1994-06-08

Family

ID=14272798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1100395A Expired - Lifetime JPH0643049B2 (ja) 1989-04-20 1989-04-20 瓦押出成形用口金

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0643049B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5516655U (ja) * 1978-07-16 1980-02-01

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02277605A (ja) 1990-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0200117B1 (en) Screw type extruding or kneading machine and screw used therein
US6248271B1 (en) Method of making an insert for use in a mold for molding roof covering products
CN1208182C (zh) 陶瓷蜂窝体及其挤出方法
US20050118296A1 (en) Honeycomb forming ferrule and jig for honeycomb forming ferrule using the ferrule
CA2617737A1 (en) Dimensional control of concrete blocks
US4707904A (en) Method of manufacturing a die for extruding honeycomb body
JPH0643049B2 (ja) 瓦押出成形用口金
EP2269790B1 (en) Die for forming ceramic honeycomb structure
EP1502720B1 (en) Honeycomb forming die
JPH04128007A (ja) セメント組成物の二層同時押出成形方法
JP2581957B2 (ja) セラミックス焼成用の平板状セッターおよびその製造方法
JP4119795B2 (ja) 高炉炉底耐火物構造及び出銑口煉瓦
JPH06344318A (ja) 役物タイル及びその製造方法
JP3402027B2 (ja) 押出役物の製造方法
JP2698845B2 (ja) 施釉モルタル板体の製造方法
JPH02251088A (ja) セラミックス焼成用のセッターおよびその製造方法
JPH0532801A (ja) シート材およびその製造方法
JP2927666B2 (ja) 煉瓦成形用粉体プレス成形機
JPH07112687B2 (ja) 軽量瓦の製造方法
JPH05410A (ja) 割肌タイルの製造方法
JPH07329043A (ja) コンクリート用永久型枠の押出成形口金
JPS6045565B2 (ja) 補強金網入り押出し成形板の製造方法
JPH09109125A (ja) 押出役物の製造方法
JP2006103072A (ja) 押出成形機および成形方法
JPH10139566A (ja) セメント焼成建材の製造方法