JPH0643022A - 火炎光検出装置 - Google Patents

火炎光検出装置

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JPH0643022A
JPH0643022A JP22967092A JP22967092A JPH0643022A JP H0643022 A JPH0643022 A JP H0643022A JP 22967092 A JP22967092 A JP 22967092A JP 22967092 A JP22967092 A JP 22967092A JP H0643022 A JPH0643022 A JP H0643022A
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Hiroshi Kuroiwa
弘 黒岩
Takashige Oyama
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクト化を可能とする。 【構成】 ねじケーシング1内に配設され、かつ火炎光
を入射伝播する入力側の光ファイバ2aとこの光ファイ
バ2aの出力端に接続された出力側の光ファイバ2bと
を備えた光導体を有し、入力側の光ファイバ2aを石英
系光ファイバ、出力側の光ファイバを多成分系光ファイ
バで形成すると共に、石英系光ファイバ2aの入力端を
ねじケーシング1端から突出させてなることを特徴とす
る。 【効果】 入力側光ファイバの入力端をねじケーシング
から火炎の近くに突出させることができ、かつ石英系光
ファイバと多成分系光ファイバとで火炎光が十分入射伝
播され、従来の石英ガラス棒のようにその断面積を大き
くとる必要がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火炎光検出装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ボイラ、石油ストーブ、火花点火式また
は圧縮着火式内燃機関等の最適燃焼を常に好適に維持す
るには燃焼温度、圧力、空燃比、点火時期、噴射時期等
を最適に制御する必要があるのみならず、内燃機関にお
いてはノックを生じない限界付近で運転することが出
力、経済性の点から有利である。
【0003】これらの諸パラメータのいずれかを検出し
て閉ループ制御することがこれまでに多数公開されてお
り、特に燃焼火炎光により燃焼の物理的過程を検出する
ための火炎光検出装置が提案されている。例えば特開昭
57−108734号公報および特開昭57−1087
35号公報では、ねじケーシング内の燃焼室側に石英ガ
ラス棒、他方端側に光ファイバを配して火炎光を検出す
るようにしている。
【0004】また特開昭57−163842号公報では
上述の検出装置の石英ガラス棒の軸心部に中心電極を挿
入し、ねじケーシング部を対地電極として点火プラグの
機能をかねた装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は火炎光
を十分に光ファイバに導くために、石英ガラス棒の断面
積を大きくとる必要があり、コストが高くなると共に、
装置のコンパクト化が難しい。
【0006】本発明は以上の点に鑑みなされてものであ
り、コンパクト化を可能とした火炎光検出装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ねじケーシ
ング内に配設され、かつ火炎光を入射伝播する入力側の
光ファイバとこの光ファイバの出力端に接続された出力
側の光ファイバとを備えた光導体を有し、入力側の光フ
ァイバを石英系光ファイバ、出力側の光ファイバを多成
分系光ファイバで形成すると共に、石英系光ファイバの
入力端をねじケーシング端から突出させることにより、
達成される。
【0008】
【作用】上記手段を設けたので、入力側光ファイバの入
力端をねじケーシングから火炎の近くに突出させること
ができ、かつ石英系光ファイバと多成分系光ファイバと
で火炎光が十分入射伝播され、従来の石英ガラス棒のよ
うにその断面積を大きくとる必要がなくなる。
【0009】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明す
る。
【0010】〔実施例 1〕図1から図6には本発明の
一実施例が示されている。このうち図1に示されている
ように燃焼室(図示せず)内の燃焼火炎光を検出する装
置は、ねじケーシング1およびこのねじケーシング1内
に配設され、火炎光を入射・伝播する少なくとも一つの
光導体2を有する火炎光導入部3と、光導体2に接続さ
れ、かつねじケーシング1の外部に配設されたねじケー
シング外光ファイバ4およびこの光ファイバ4に接続さ
れ、入射・伝播した火炎光を光電変換する光電変換部5
を有する火炎光検出部6とを備えている。なお同図にお
いて5a,5bは光電変換部5を構成するもので5aは
光電変換素子、5bは信号処理回路であり、7は接続コ
ネクタである。このように構成された火炎光検出装置で
本実施例では図2から図4にも示されているように光導
体2を、その外周が金属パイプ8で覆われ、かつコア2
cおよびクラッド2dが石英の石英系光ファイバ2a
と、この石英系光ファイバ2aの出力端に接続された多
成分系光ファイバ2bとで形成すると共に、石英系光フ
ァイバ2aの入力端をねじケーシング1から燃焼室側へ
突出させた。このようにすることにより光導体2は金属
パイプ8で覆われた石英系光ファイバ2aと多成分光系
ファイバ2bとで形成され、かつ石英系光ファイバ2a
の入力端はねじケーシング1から燃焼室側へ突出するよ
うになって、コンパクトで耐熱性,気密性の向上を可能
とした火炎導入部3を有する火炎光検出装置を得ること
ができる。
【0011】すなわちねじケーシング1は締め付け用の
六角ナット部1a,燃焼室への取り付け用ねじ部1b,
ねじケーシング外光ファイバ4を接続する接続コネクタ
用ねじ部1cを持って構成してある。このねじケーシン
グ1の内部には、その中心軸上に石英系光ファイバ2a
(φ1mm程度)を配設し、そしてその外周を比較的熱
膨張の小さい金属(例えばFe−Ni−にCaを混ぜた
合金)のパイプ8でガードし、さらにその外周をセラミ
ックスのような耐熱性にすぐれた絶縁体9で覆うように
した。この石英系光ファイバ2aの入力端は燃焼室内に
開口し、他端の出力端は接合用金属体10を介して多成
分系光ファイバ2bと接合した。このようにすることに
より火炎光導入部3をコンパクトで耐熱性,気密性にす
ぐれたものとすることができるが、それを次に述べる。
【0012】この種火炎光検出装置の火炎光導入部3に
おいて特に留意すべきことは燃焼室内の圧力を漏洩させ
ないこと、すなわち気密性の高いことである。それは火
花点火式機関では燃焼時に10から20kg/cm2
圧縮着火式機関では100から150kg/cm2程度
の高圧となるからである。また燃焼室内の高温度雰囲気
と外気(低温)との急激な温度勾配雰囲気における熱的
な破壊を防ぐ必要がある。それは燃焼時のガス温度は瞬
間的に2000から2500℃程度の高温となるからで
ある。従って燃焼ガスが触れる個所は十分に融点の高い
材料を用いる必要がある。石英ガラスの融点が1760
℃、セラミックスの融点が2000℃程度であるが、従
来の一般的な点火プラグの温度分布は中心電極部で50
0から700℃、対地電極部で250から350℃程度
であるので、その熱容量、放熱性から700℃以下の温
度条件下となり、石英ガラスおよびセラミックスは十分
に耐えることができる。なお点火プラグに言及したの
は、火炎光検出装置の火炎光導入部3は点火プラグに内
蔵させてエンジンの燃焼室に取り付けるのが、最も製品
となり易くコンパクト化の上からも望ましいことである
からである。
【0013】まず、気密性の確保について説明する。図
2,図4および図6にも示されているようにねじケーシ
ング1とセラミックスの絶縁体9とは、絶縁体9の外周
の接合部Aにある種の金属(Mn−Mo)を溶着(メタ
ライズ)し、この部分とねじケーシング1の内周面とを
銀ろう付けして接合する。金属パイプ8と絶縁体9と
は、絶縁体9の内周面の接合部Bをメタライズし、この
部分と金属パイプ8とを銀ろう付けして接合する。そし
て石英系光ファイバ2aと金属パイプ8とは直接接合す
ることが困難なので、接合用金属体10を介して行なっ
た。すなわち接合用金属体10と金属パイプ8とを図示
の接合部Cで銀ろう付けし、接合用金属体10の他端に
設けた多成分系光ファイバ2bと接合用金属体10とを
図示の接合部Dでガラス封止する。そして石英系光ファ
イバ2aの後端2eを金属パイプ8の外径と同程度に大
きくしてX方向への抜けを防止するようにした。このよ
うにすることにより燃焼室と大気との間は十分よくしゃ
蔽されるようになって、火炎光導入部3の高気密性を確
保することができる。すなわち石英系光ファイバ2aと
金属パイプ8との間に流入するガスおよび燃焼圧は接合
部C,Dでしゃ断される。
【0014】次いで耐熱性の確保であるが、耐熱性につ
いては上述のように耐熱性材料を使用するのみならず、
次に述べるようにして対処した。ねじケーシング1と絶
縁体9との接合部A,絶縁体9と金属パイプ8との接合
部Bを同図記載のように局所的に形成し、ケーシング
1,絶縁体9および金属パイプ8間には接合部A,Bを
除いて僅かな隙間を設けるようにした。これによってこ
の夫々の部材の軸方向および径方向は共に自由端とな
り、夫々の部材の熱膨張の違いによる伸びを逃がすこと
ができる。
【0015】コンパクト化については石英系光ファイバ
2aの入力端を図4にも示されているように燃焼室側へ
突出させ、かつこの石英系光ファイバ2aと多成分系光
ファイバとで火炎光を十分よく入射・伝播させるように
したので、従来の石英ガラス棒のようにその断面積を大
きくとる必要がなくなり、コンパクト化が可能となっ
た。すなわち石英系光ファイバ2aはコア2c,クラッ
ド2d共に石英で形成し(但しクラッド2dのそれはあ
る種の添加剤を入れてコア2c部の屈折率n1に対して
クラッド2d部の屈折率n2がn1>n2となるように構
成してある)、その直径比が約9/10のように構成し
てある。この石英系光ファイバ2aの燃焼室側の入力端
(開口端)を同図記載のように所定の半径Rで広角レン
ズを形成することが、視野を大きくする上では望まし
い。しかし加工性,測定対象等によっては図5にも示さ
れているように種々の形状を任意に選択できるようにし
た。同図の(a)は最も加工し易い形状で、金属パイプ
8と石英系光ファイバ2aとは同一断面で切断してあ
る。従ってその視野は図5に記載のもののうちでは最も
小さいので、局所的な火炎光を導入・伝播するのに適し
ている。同図(b)は石英系光ファイバ2aを金属パイ
プ8より僅かに突出させ、端面は直角に切断したもので
ある。視野は(a)とほぼ同様であるが、この(b)の
突出させた部分のクラッド2dを剥離して、同図(c)
のようにクラッド2d部と金属パイプ8部とを同一面に
すれば、視野は(b)のそれに比べて大幅に向上する。
同図(d)は石英系光ファイバ2aの端面を半球状に、
同図(e)は円すい状に形成したものである。
【0016】図6には光導体2の集光状態が示されてい
るが、同図にも示されているように多成分系光ファイバ
2bにX1からX2の距離間に図中矢印表示の火炎光Qを
集光させるレンズ機能を持たせるようにした。このよう
にすることによりX2すなわち多成分系光ファイバ2b
の後端のねじケーシング外光ファイバは、上述の図1に
も示されているように一般の通信用の光ファイバケーブ
ル4a(φ50からφ125μm)を用いることがで
き、この光ファイバケーブル4aで強力な火炎光を伝送
し、検出する火炎光検出装置が構成できる。すなわち図
1にも示されているように光ファイバケーブル4aは燃
焼室周辺の電気的,温度的および機械的な苛酷な環境下
より隔てられた場所で光電変換するが、内燃機関の場合
に代表する1つの気筒あるいは各々の気筒からの燃焼火
炎光が光ファイバケーブル4aの光ファイバ4b,4
c,4d,4eで束状に集められ、この端部に接続され
た光電変換素子5a(例えばフォトトランジスタ,フォ
トダイオード,PINフォトダイオード)で電気量に変
換される。光電変換素子5aの出力信号は信号処理回路
5bに送られ、所要の信号処理が行なわれ、目的の検出
パラメータを出力する。
【0017】従ってこのように火炎光検出装置を構成す
ることにより上述のようにコンパクトで耐熱性,気密性
の向上を可能とした火炎光導入部3が得られるのみなら
ず、火花点火式機関で問題となる電磁ノイズ、内燃機関
一般で生ずる機械的振動ノイズ等の影響をなくした火炎
信号が検出できる。
【0018】〔実施例 2〕図7から図9には本発明の
他の実施例が示されている。本実施例では火炎光検出装
置をねじケーシング外光ファイバ4にバンド・ファイバ
4fを使用して構成した。このようにすることにより複
数個の光電変換素子5a1,5a2と結合できるようにな
って、前述の場合に比べ複数個の情報を同時に検出する
ことができる。すなわちコア2c′およびクラッド2
d′を有する多成分系光ファイバ2b′を、図中矢印表
示のようにX1に入射した火炎光Qの平行光はX2で出射
するときも平行光となるようにし、このような機能を持
たせた多成分系光ファイバ2b´の後端はバンドル・フ
ァイバ4fで構成した。バンドル・ファイバ4fは外被
11の内部に多数本の光ファイバ4gが束ねられて収納
されている。このバンドル・ファイバ4fを火炎光導入
部3に設けた接続コネクタ7aを介して多成分系光ファ
イバ2b′に接続する。そしてバンドル・ファイバ4f
の束ねられた光ファイバ4gを数本ずつよりわけて分岐
部12を形成し、分岐した光ファイバを検出特性の異な
る複数個の光電変換素子5a1,5a2と結合することに
より、複数個の情報を同時に検出することができる。こ
の場合に火炎光検出部6は前述の場合と同様に燃焼室か
ら離れた位置で光電変換するようにしてある。また前述
の場合と同様に夫々の光電変換素子5a1,5a2に各気
筒の光ファイバケーブルを導いて信号処理することもで
きる。
【0019】〔実施例 3〕図10および図11には本
発明の更に他の実施例が示されている。本実施例は火炎
光検出装置の火炎光導入部3aを点火プラグと一体に構
成した。このようにすることにより火炎光導入部3aは
点火プラグと一体に形成されるようになって、前述の場
合よりも火炎光導入部3aの燃焼室への取り付けを容易
にすることができる。この場合の火炎光導入部3aの基
本的構成は前述のそれとほぼ同様である。すなわち石英
系光ファイバ2aの出力端には多成分系光ファイバ2b
が接合用金属体10を介して接合してあり、石英系光フ
ァイバ2aの入力端は燃焼室側に突出させてある。そし
てこの石英系光ファイバ2aの外周に設けてある金属パ
イプを中心電極8aとし、ねじケーシングを対地電極1
3として用いるようにした。従って対地電極13部と中
心電極8a部とを所定のギャップに位置させるため、対
地電極13先端の電極部Pは図示のように中心電極8a
側に折り曲げた電極形状にする。そしてねじケーシング
である対地電極13部,中心電極8a部および石英系光
ファイバ2aは電気絶縁性にすぐれた耐熱性セラミック
スの絶縁体9(点火プラグ碍子と同様な性質が望まし
い)を介して構成し、これら縁体9,対地電極13,中
心電極8aおよび石英系光ファイバ2a間の接合は前述
の場合と同様にして実施した。すなわち絶縁体9と対地
電極13とは接合部Eでメタライズ後に銀ろう付けで、
中心電極8aと絶縁体9とは接合部Fでメタライズ後に
銀ろう付けで、石英系光ファイバ2aと中心電極8aと
は接合用金属体10の一方端の接合部Gで銀ろう付け
し、かつ多成分系光ファイバ2bと接合用金属体10の
他方端とを接合部Hでガラス封着することで接合した。
そして多成分系光ファイバ2bは耐熱性セラミックスの
補助絶縁体9aの内部を貫通するようにし、その端部に
は光ファイバの接続用コネクタ7bを設けた。この補助
絶縁体9aと絶縁体9とは接合部Iでメタライズ後に銀
ろう付けした。
【0020】このようにすることにより燃焼室と大気と
の間は前述の場合と同様に十分よくしゃ蔽されるように
なって、火炎光導入部3aの高気密性が確保できる。ま
た、配電器からの電気信号は絶縁体9の一部に突出させ
て形成した高圧端子14より板ばね15を介して接合用
金属体10に導かれ、さらに中心電極8aに導かれる。
なお石英系光ファイバ2aおよび多成分系光ファイバ2
b等の光ファイバは周知のように電気的絶縁性にすぐれ
ているので、このように数十kVの高電圧の導電路と近
接していても何等の電気的影響を受けない。なおまたこ
の火炎光導入部3aに接続して設ける火炎光検出部は前
述のいずれかに選定すればよい。
【0021】点火プラグの電極部Pとしては同図に記載
してある形状の他に、図11(a),(b),(c)にも
示されているように各種の形状のものが選択できるよう
にした。同図(a)は対地電極13を中心電極8aの先
端部まではり出して電極部Pを形成し、中心電極8aと
対地電極13との間の火花放電により常に石英系光ファ
イバ2aの入力端に付着した塵埃を焼いて、洗浄効果を
促進するようにしたものである。同図(b)は中心電極
8aに対して対地電極13を複数個設置して電極部Pを
形成し、火花放電の方向性を回避したものである。同図
(c)は中心電極8aと対地電極13との位置関係を考
え、同図(a)と(b)との長所をとり入れ、火花放電
による洗浄効果と複数の対地電極13による方向性の回
避とを同時に図ったものである。これらの電極部Pのう
ち同図(a),(c)のようにすることにより、石英系光
ファイバ2aをエンジン装着作業時に破損する不具合を
なくすことができる。これは同図から明らかなように、
石英系光ファイバ2aが対地電極13によって覆われる
ためである。
【0022】〔実施例 4〕図12は本発明の更に他の
実施例が示されている。本実施例は市販されている一般
の点火プラグに火炎光検出装置の火炎光導入部3bを一
体化した。このようにすることにより火炎光導入部3b
は市販の点火プラグと一体に形成されるようになって、
前述の場合よりも火炎光導入部3bの燃焼室への取り付
けを容易にすることができる。すなわち火炎光導入部3
bを、点火プラグのねじケーシング16をねじケーシン
グとして構成したが、そのJ部に挿入した石英系光ファ
イバ2aの金属パイプ8とねじケーシング16とは銀ろ
う付け等により接合する。石英系光ファイバ2aの入力
側は燃焼室側へ突出させ、他方端である出力端Kは同図
に示されているように段付き形状として図中X方向への
抜けを防止するようにした。すなわちこの出力端Kは図
中矢印表示のY方向に対して直角となるように端面処理
し、ここに第1の多成分光ファイバ2b1(石英系光ファ
イバでもよい)を挿入・接続する。そしてこの第1の多
成分系光ファイバ2b1で入射した火炎光を平行光とし
て伝送する。次いでこの第1の多成分系光ファイバ2b
1に接続した第2の多成分系光ファイバ2b2は、集光作
用を持ったレンズとして構成し、この出力端部17では
φ50からφ200μm程度に集光される。この出力端
部17にコア径がφ50からφ200μm程度の通信用
などに使用される通常の光ファイバ18を接続して火炎
光導入部3bを構成した。この光ファイバ18と接続さ
れるコネクタ19を有する光ファイバケーブル4aは、
ゴム等の緩衝材20を介してねじケーシング16と接合
するようにした。この場合に石英系光ファイバ2aと金
属パイプ8との間の隙間からのガス,圧力の漏洩は、第
1の多成分系光ファイバ2b1とねじケーシング16と
の接合部Lをガラス封着することにより容易に防止で
き、火炎光導入部3bの気密性が保持できる。
【0023】
【発明の効果】上述のように本発明はコンパクトにする
ことができるようになって、コンパクト化を可能とした
火炎光検出装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の火炎光検出装置の一実施例の装置要部
の縦断側面図である。
【図2】同じく一実施例の火炎光導入部の縦断側面図で
ある。
【図3】図2のP0矢視図である。
【図4】同じく一実施例の火炎光導入部の石英系光ファ
イバ部の拡大縦断側面図である。
【図5】同じく一実施例を示すもので(a),(b),
(c),(d),(e)は、石英系光ファイバ入力端の夫々
異なる形状を示す縦断側面図である。
【図6】同じく一実施例の多成分系光ファイバによる集
光状態を示す説明図である。
【図7】本発明の火炎光検出装置の他の実施例の装置要
部の縦断側面図である。
【図8】同じく他の実施例の多成分系光ファイバによる
集光状態を示す説明図である。
【図9】同じく他の実施例のバンドル・ファイバの断面
図である。
【図10】本発明の火炎光検出装置の更に他の実施例の
火炎光導入部の縦断側面図である。
【図11】同じく更に他の実施例を示すもので(a),
(b),(c)は、中心電極と対地電極との電極部の夫々
異なる構成を示す縦断側面図である。
【図12】本発明の火炎光検出装置の更に他の実施例の
火炎光導入部の縦断側面図である。
【符号の説明】
1…ねじケーシング、2…光導体、2a…石英系光ファ
イバ、2b,2b′…多成分系光ファイバ、2b1…第
1の多成分系光ファイバ、2b2…第2の多成分系光フ
ァイバ、2c,2c′…コア、2d,2d′…クラッ
ド、3,3a,3b…火炎光導入部、4…ねじケーシン
グ外光ファイバ、4a…光ファイバケーブル、4b,4
c,4d,4e…光ファイバ、4f…バンドル・ファイ
バ、4g…光ファイバ、5…光電変換部、5a,5
1,5a2…光電変換素子、5b…信号処理回路、6…
火炎光検出部、7,7a,7b…接続コネクタ、8…金
属パイプ、8a…中心電極(金属パイプ)、9…絶縁
体、9a…補助絶縁体、10…接合用金属体、11…外
被、13…対地電極(ねじケーシング)、14…高圧端
子、16…ねじケーシング、10…光ファイバ、20…
緩衝材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじケーシング内に配設され、かつ火炎
    光を入射伝播する入力側の光ファイバとこの光ファイバ
    の出力端に接続された出力側の光ファイバとを備えた光
    導体を有し、前記入力側の光ファイバを石英系光ファイ
    バ、前記出力側の光ファイバを多成分系光ファイバで形
    成すると共に、前記石英系光ファイバの入力端を前記ね
    じケーシング端から突出させてなることを特徴とする火
    炎光検出装置。
  2. 【請求項2】 前記入力側の光ファイバの入力端面が火
    炎光に向けて露出されているものである請求項1記載の
    火炎光検出装置。
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