JPH064291B2 - 表皮の製造方法 - Google Patents

表皮の製造方法

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JPH064291B2
JPH064291B2 JP61172140A JP17214086A JPH064291B2 JP H064291 B2 JPH064291 B2 JP H064291B2 JP 61172140 A JP61172140 A JP 61172140A JP 17214086 A JP17214086 A JP 17214086A JP H064291 B2 JPH064291 B2 JP H064291B2
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光明 鈴木
隆夫 墨
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Inoue MTP KK
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車のインストルメントパッド、ドアト
リム等自動車内装部品に使用する表皮の製造方法に関
し、特には所定の位置で材質、色等が明瞭に区分された
表皮の製造方法に関する。
(従来の技術) 前記のインストルメントパッド等は車内の居住性を快適
なものとするため、適度の緩衝性、感触、美観が要求さ
れる。そこで前記インストルメントパッド等は一般に補
強用芯材の周りにポリウレタンフオーム等の緩衝材を配
し、その表面をプラスチックレザー等の表皮で覆ったも
のが多用されている。
ところで、従来これらの表皮として使用されているのは
前述如く軟質塩化ビニルプラスチック等のものが殆どで
あり、感触が冷たく、また単一のシート状材料等から真
空成形等によって作られたものが殆どであるため単調な
外観となるきらいを免れ得なかった。そこで、これら表
皮を所定の部位において色、材質等を明瞭に区画し、車
両内装にアクセントを与えると共に感触等を向上させる
試みもなされている。その技術のとして例えば特公昭50
-33285号の如く異色又は異種のシート状素材を夫々別の
雄型で真空成形後、一方の型を移動し他方の型に当接す
ることにより、その型上の表皮の所定外面を互いに密接
させ、しかる後夫々の型の該当接部に設けた加熱装置例
えば熱油送油管または誘電加熱装置によって前記成形表
皮の密接部を加熱し融合する異色表皮の製造方法が提案
されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし前記の方法においては、夫々の表皮を真空成形
後、その成形型に設けた送油管加熱装置によって型の一
部を加熱する際、または誘電加熱装置によって挟着され
た表皮を加熱する際、前者にあっては熱の伝導により所
定部以外の型部分も熱せられ、更には融合温度が成形温
度と略一なことから成形表皮が所謂型戻り現象を生じ、
表皮の融合部付近の形状が崩れるきらいを免れ得ず、特
に美観を要求される異色部分の境界部分だけに好ましい
ものではない。他方後者にあっては一方の表皮が誘電加
熱困難なもの、例えば極性基を有しないオレフィン系プ
ラスチック、或いは各種繊維等の場合融合が実質的には
不可能であり、また誘電加熱が可能な材質のものであっ
ても、その融合前に真空成形によってシート状材料が延
伸された厚みが不均一となっており、従って両型(電
極)間に挟着される表皮厚が一定でなく、往々にして両
型間においてスパークすることが認められ、表皮に孔が
あいたり、時には燃え出すこともある。更にはいずれの
方法においてもシート状素材が異質の場合、その材質に
起因して成形収縮率が異なるため、真空成形後の表皮を
型に被、したまま融合させると、離型後該融着部におい
て皺が寄る傾向は否めず、特にその融合部が長尺な場合
にあってはその長手方向に表皮が変形することは免れ得
ないきらいを有している。
(問題点を解決するための手段) よって本発明は上記の欠点を解決した新規な異種又は異
色の表皮材からなる表皮の製造方法を提供しようとする
ものであって、その要旨とするところは、予め所望の形
状に付形した異種又は異色の表皮材を夫々その外形状と
略一の凹形キャビティを有する型にセットすると共に該
表皮材の内面に所定の中型を装置し、該型を当接させる
ことによって拡表皮材の一側端部外面を密着させ、しか
る後前記表皮材の突合わせ端部を表皮材端から拡開する
と共に該拡開部中に接着剤を注入して異種又は異色の表
皮材相互を接着することを特徴とする表皮の製造方法に
ある。
(作用) 本発明は真空成形等により予め所望の形状に付形した表
皮材を、その外形状と略一の凹型キャビティを有する型
にセットするものであるから、真空成形時等における成
形収縮はほぼ完了しており、従って異材質の表皮材であ
ってもその成形収縮率の相違による影響を殆ど受けない
ものであり、またその表皮材夫々の外面をそのセットし
た型および表皮材上に載置した中型によって互いに密着
させるものであるから、表皮材に多少厚みの変化があっ
ても緊密に挟着され、表皮材外面が繊維等からなるもの
であってもその空隙はほぼ完全に閉鎖されることとな
る。従って次工程の接着剤の注入において該接着剤が液
状のものであっても、その密着部から他方の表皮材外面
側に浸透、漏出することなく表皮材を接着でき、見栄え
の良い異種又は異色の表皮を得ることが可能となる。
(実施例) 以下本発明を実施例に基いて説明する。
第1図は本発明における表皮材の接着工程を示す要部断
面図、第2図は表皮材の付形工程を示す縦断面図、第3
図は第2図の付形工程によって付形され、第5図は示す
表皮とされる前のA−A線における夫々の表皮材の断面
図、第4図は夫々の表皮材をセットする凹形シャビティ
を有する型の一部切欠斜視図、第5図は本発明によって
得られたインストルメントパッド用表皮の斜視図であ
る。
本発明において先ず夫々の表皮材を所望の形状に付形す
る。表皮材用の素材としては従来から使用されてい塩化
ビニルレザー等のプラスチックシートが好適であるが、
付形可能なものならば如何なる材質のものでもよく、例
えば織布等の繊維製品の片面に前記プラスチックシート
等を積層裏打したもの、或いはプラスチックシートの片
面に植毛を施したものであってもよい。なおその表面の
色彩、模様等は任意に選択されるものであることは云う
までもない。そして、この表皮材を真空成形、圧空成形
等により所望の形状に付形する。第2図は真空成形によ
って付形する例であり、所望の表面形状を有する真空成
形型21の上に加熱した前記表皮用素材の一方11を被せ、
型21に設けた吸引孔22から型面と表皮用素材11との間を
減圧とするよう真空ポンプ(図示せず)によって吸引
し、表皮用素材11を型面に密着させた後冷却し付形す
る。なお、この時後述する接合用の型31、32に付形され
た表皮材13を係止しうるようその端部に係止部14を同時
に設けておくのがよい。第2図(ロ)は他方の表皮材15
用の真空成形型23の例であり、前述と同様にして他方の
表皮用素材を付形し表皮材15を得る。16は前記と同様の
係止部である。この係止部14、16は最終製品である表皮
10において不要部となる場合は後に切除されてもよい。
次に、このように付形された表皮材13、15を第4図に示
す型31、32にセットし、更に中型41、42をその表皮材1
3、15上に装置するようにして表皮材13、15を固定し型3
1、32を当接することにより表皮材の一側端部外面を密
着する。この型31、32は夫々前記表皮材13、15の外形状
と略一の凹形キャビティ35、36を有し、その型31、32の
夫々の一の型面37、38にて互いに密接可能とされてい
る。好ましくは夫々の型31、32に真空ポンプ(図示せ
ず)に連なるジャケット状吸引路39を凹型キャビティ3
5、36背面に設け、該吸引路39と凹形キャビティ35、36
とを吸引孔40で連通し、表皮材13、15をそ凹形キャビテ
ィ35、36面に吸着しうるようにしておくのがよい。なお
表皮材13、15の外形が複雑な場合にはこれらの型を複数
の分割型から構成し、夫々の分割型、例えば図示に示す
主型33と副型34とを矢印Bで示す如くその都度分離、結
合しうるようにしておいてもよい。他方、中型41、42は
その表皮材当接面を前記凹型キャビティ35、36主要部と
略相似の外形としてあり、表皮材を凹型キャビティに圧
接しうるようにしてある。また、前記型31、32の密接面
37、38に沿う夫々の中型41、42の端部43、44は断面鋭角
とすると共にその端部43、44を線状としてあり、型31、
32を当接したとき表皮材13、15の一側端部内面をその端
から所定長おいて該中型端部43、44で圧し、両中型41、
42で該表皮材13、15の一側を略線状に挟着しうるように
してある。
しかる後、第1図に示す如く前記表皮材13、15の突合わ
せ端部17、18をその表皮材端から拡開して、両表皮材1
3、15間に接着剤50を注入し表皮材13、15相互を該部に
て接着する。ここに使用できる接着剤としては、硬化型
接着剤、固化型接着剤等各種のものがあり、その一例を
挙げればエラストマー系ホットメルト接着剤、シアノア
クリレート系接着剤、ゴム系接着剤、各種粘着剤等であ
る。なおこの接着剤は表皮材の材質、特にはその外面の
性状によって選択使用されるものであることは云うまで
もない。この接着剤注入時、表皮材13、15は前述の如く
中型41、42で線状にかつ緊密に挟着されているため表皮
材13、15外面が繊維状物であってもその空隙は殆ど塞が
れており、キャビティ側に漏出することなく挟着される
こととなる。図中51は接着剤注入用のガンである。
このように接着された表皮10は、型31、32は離し中型4
1、42を取外すことにより、型31、32から取り出され、
インストルメントパッド等の成形に供される。なおこれ
に代え、中型41、42のみを取外し、表皮10を型31、32に
セットしたままインストルメントパッド等の芯材をその
表皮内面に載置し、次いでポリウレタンフオーム等の発
泡原料を表皮中に注入し所望の物品を成形するようにし
てもよい。
(効果) 本発明は以上の如く、所望の形状に付形された異種又は
異色の表皮材をその外形状と略一の凹型キャビティを有
する型にセットすると共にその表皮材の内面に中型を載
置し、該型を当接させることによって拡表皮材の一側端
部を線状に密着し、その端側を接着剤で接着するもので
あるから、従来の如く表皮が型戻りする虞れはなく、又
表皮がスパーク等によって孔があくこともない。又本発
明においては前述の如く両表面材が線状に挟着された状
態で接着されるものであるから接着剤が他方に漏出する
ことなく接着されるものであり、又一方の表面が織布等
の繊維状物であってもその外観、風合を損なうこともな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における表皮材の接着工程を示す要部断
面図、第2図は表皮材の付形工程を示す縦断面図、第3
図は第2図の付形工程によって付形され、第5図に示す
表皮とされる前のA−A線における夫々の表皮材の断面
図、第4図は表皮材をセットする凹形キャビティを有す
る型の一部切欠斜視図、第5図は本発明によって得られ
たインストルメントパッド用表皮の斜視図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望の形状に付形した異種又は異色の表皮
    材を夫々その外形状と略一の凹形キャビティを有する型
    にセットすると共に該表皮材の内面に所定の中型を装置
    し、該型を当接させることによって各表皮材の一側端部
    外面を密着させ、しかる後前記表皮材の突合わせ端部を
    表皮材端から拡開すると共に該表皮材間に接着剤を注入
    して異種又は異色の表皮材相互を接着することを特徴と
    する表皮の製造方法。
JP61172140A 1986-07-22 1986-07-22 表皮の製造方法 Expired - Lifetime JPH064291B2 (ja)

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JPS6328635A JPS6328635A (ja) 1988-02-06
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