JPH0642856U - 枚葉印刷機の排紙エア吹き装置 - Google Patents

枚葉印刷機の排紙エア吹き装置

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JPH0642856U
JPH0642856U JP085464U JP8546492U JPH0642856U JP H0642856 U JPH0642856 U JP H0642856U JP 085464 U JP085464 U JP 085464U JP 8546492 U JP8546492 U JP 8546492U JP H0642856 U JPH0642856 U JP H0642856U
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air
air blowing
sheet
stacking
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和明 竹中
芳広 鳥飼
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Komori Corp
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    • B65H29/24Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles by air blast or suction apparatus
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の紙積装置を有する排紙装置の場合にも
安定した排紙を行うことを可能にする。 【構成】 紙8の搬送方向に並列する複数組の各紙積装
置21,22の上方に複数個ずつのエア吹きノズル30
を並設した。請求項1記載の考案においては、これら複
数個のエア吹きノズル30の下方に移動自在なシャッタ
38を設け、このシャッタ38に、その移動によってエ
ア吹きノズル30を開閉する孔38aを穿設した。ま
た、請求項2記載の考案においては、各紙積装置の上方
に設けたエア吹きノズル30を各ノズル管28ごとに開
閉させる開閉弁装置41を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は枚葉印刷機の排紙装置に設けられ排紙爪によるくわえから解放されて 紙積板上に排出される紙がずれることなく積載されるようにエアを吹付ける排紙 エア吹き装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
枚葉印刷機の排紙装置は、図15に概要側面図を示すように構成されている。 すなわち排紙装置1は、図示しない印刷ユニットの最終胴と対接する排紙胴を備 えており、この排紙胴と同軸上に軸着された左右一対のスプロケットと、排紙装 置1の終端部に設けられた左右一対のスプロケット2との間には、図に矢印で示 す方向に走行する排紙チェーン3がそれぞれ張架されている。
【0003】 左右の排紙チェーン3間には、複数個の爪竿4が一定間隔で支架さており、各 爪竿4上には、爪5と爪台6とからなる複数組のくわえ爪装置7(以下爪7と略 称する)が軸方向に並設されている。そして、印刷後の紙8は、最終印刷胴の爪 から排紙チェーン3の爪7にくわえ替えられて排紙チェーン3の走行により搬送 される。
【0004】 排紙チェーン3による紙8の搬送径路終端部下方には、昇降チェーン9で吊下 された本例の場合2組の紙積台10が設けられていて、この紙積台10上には紙 積板11が載置されており、排紙チェーン3の爪7によるくわえから解放された 紙8は、紙積板11上に落下して積載され、紙積台8は紙8の積載量にしたがっ て自動降下する。
【0005】 このような排紙装置1において、紙積板11上に落下して積載される紙8は、 紙端が揃わないと、このあとの丁合工程等で支障があるので、落下直前の搬送紙 8を吸引車12で吸引して緊張させたり、落下する紙8の先端を紙当て13に当 接させて揃えたりすることが行われている。
【0006】 また、紙揃え手段として落下紙8にエアを吹き付けることも行われている。す なわち従来におけるこの種の排紙エア吹き装置14は、紙積台11の上方を走行 する排紙チェーン3の終端部上方に支架されてエア源に接続されたノズル管15 を備えており、ノズル管15には複数個の噴射ノズル16が設けられている。
【0007】 こうすることにより、排紙チェーン3の爪7でくわえられて搬送されてくる紙 8が搬送終端部において爪7のくわえから解放されて落下すると、この落下紙8 には、上方の噴射ノズル16から噴出するエアが吹き付けられるので、紙8は、 ずれることなく紙積板11上に積載される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、この種の排紙装置1には、本例のように、紙積台12を2組設けて これらを紙8の搬送方向に並べて配置し、一方の紙積台12上に紙8が所定量積 載されると、他方の紙積台12に切替えて排紙し、その間に上記所定量積載され た方の紙積板11を空の紙積板と交換したり、裏移りやブロッキングを防止する ための板取り作業を行ったりするというように、両方の紙積台10へ交互に排紙 することにより、機械を停めずに排紙することが行われている。
【0009】 また、この紙積台を2組有する排紙装置1は、刷見本を取出す場合や、不正紙 が発生したときにこれを検知して取出す場合などにも使用されているが、前記従 来のエア吹き装置14は、このような紙積台を2組有する排紙装置1に実施する 場合に問題がある。
【0010】 すなわち、このような紙積台を2組有する排紙装置の場合、両方の紙積装置1 7,18にそれぞれエア吹き装置14が設けられており、印刷ユニットに対し遠 い方の第2紙積装置18に対し排紙とエア吹きが行われているときに、印刷ユニ ットに近い方の第1紙積装置17に対してもエア吹きが行われているので、第1 紙積装置17の上方を通過して第2紙積装置18に向う紙8Aの紙尻が吸引車1 2を過ぎると、この紙8Aは、上方からエアが吹き付けられることによりたるん だりまくれ上がったりする。
【0011】 この結果、紙8Aが積載紙8や紙当て13に接触することがあり、また、無保 持になった紙8Aの後半部があばれて傷付いたり汚れたりすることがあって、印 刷物の品質が低下したり不正紙の発生量が増大したりするという問題がある。
【0012】 本考案は以上のような点に鑑みなされたもので、複数組の紙積装置を有する排 紙装置の場合にも安定した排紙を行うことを可能にした枚葉印刷機の排紙エア吹 き装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために請求項1記載の考案では、紙の搬送方向に並 列する複数組の紙積装置を備えた枚葉印刷機において、各紙積装置の上方に、エ ア吹きノズルをそれぞれ複数個ずつ配置するとともに、複数組の紙積装置のうち 紙の搬送方向に対する最下流側紙積装置を除く他の紙積装置に設けた前記エア吹 きノズルの噴射孔下方に、移動により複数個の噴射孔を同期して開閉させる孔を 有するシャッタをそれぞれ移動自在に支持させた。
【0014】 また請求項2記載の考案では、紙の搬送方向に並列する複数組の紙積装置を備 えた枚葉印刷機において、各紙積装置の上方にエア吹付け部材をそれぞれ設け、 駆動装置で駆動されてエア吹付け部材へのエアの送入を断接する開閉弁装置を各 紙積装置ごとに設けた。
【0015】
【作用】
請求項1記載の装置においては、エア吹き装置へエアを送入した状態で、排紙 を行わない紙積装置のシャッタを移動させてこのシャッタの孔なし部をエア吹き ノズルの噴射孔に対応させると、排紙を行わない紙積装置の噴射孔が閉じ、排紙 を行う紙積装置へ落下する紙へエアが吹付けられるので、紙積板上に積載される 紙が安定してよく揃うとともに、排紙を行わない紙積装置へはエアが吹付けられ ないので、搬送紙がたるんだりすることがない。
【0016】 請求項2記載の装置においては、排紙を行う紙積装置の開閉弁装置を開いてエ ア吹付け部材にエアを送入すると、排紙爪のくわえから開放されて落下する紙に エアが吹付けられるので、紙積板上に積載される紙が安定しよく揃う。排紙を行 わない紙積装置へはエアが吹付けられないので、搬送紙がたるんだりすることが ない。
【0017】
【実施例】
図1ないし図10は本考案に係る枚葉印刷機の排紙エア吹き装置の実施例を示 し、図1は排紙エア吹き装置の右半部の平面図、図2は排紙エア吹き装置の正面 図、図3は排紙エア吹き装置の右半部の側面図、図4はエア吹きノズルとシャッ タ装置との正面図、図5は図4の V視側面図、図6は図4のVI−VI断面図、図7, 図8,図9はそれぞれ排紙装置の概要正面図、図10は本考案を実施した排紙装 置の概要正面図である。なお、排紙エア吹き装置を除く排紙装置全体の構成は、 図15に基づいて説明した従来の装置と同じであるから、その詳細な説明を省略 し、以下簡単に説明する。
【0018】 図10において、印刷ユニット(図示せず)の最終胴と対接する排紙胴と同軸 上に軸着された左右一対のスプロケットと、排紙装置終端部に設けられた左右一 対のスプロケット2との間には、図に矢印で示す方向に走行する排紙チェーン3 が張架されており、左右の排紙チェーン3間に一定間隔で支架された各爪竿4上 には、複数組のくわえ爪装置7(以下爪7と略称する)が軸方向に並設されてい る。そして、印刷後の紙8は、最終印刷胴の爪から排紙チェーン3の爪7にくわ え替えられて排紙チェーン3の走行により搬送されるように構成されている。
【0019】 逆L字状に形成された左右の排紙フレーム20の水平部材20a間に形成され た紙8の搬送径路下方には、水平部材20aから昇降チェーン9で吊下された紙 積台10とその上に搭載された紙積板11および前述した吸引車12,紙当て1 3等からなる複数組、本実施例では2組の紙積装置21,22が紙8の搬送方向 に並列して配設されており、各紙積装置21,22の上方には、図1,2,3に 全体の構成を示すエア吹き装置24がそれぞれ配設されている。
【0020】 このエア吹き装置24は、長方形状に枠組形成されて前後左右の4箇所をステ ー25で支持された支持枠26を備えており、この支持枠26を形成する左右の 縦部材26aは、複数個の補強材27で連結されている。また、支持枠26を形 成する前後の横部材26bは、一端を閉塞された複数のノズル管28で連結され ており、各ノズル管28には、内孔をノズル管28の内孔と連通された複数個の エア吹き用のノズル30がそれぞれ並列して割締め固定されている。
【0021】 そして、複数個の紙積装置のうち、紙積台8の搬送方向における最下流側の紙 積装置としての紙積装置22を除く紙積装置である紙積装置21には、すべての ノズル管28を同期開閉させるシャッタ装置が付設されている。
【0022】 すなわち、前記支持枠26を形成する一端の横部材26bと、他端の横部材2 6bに近接するこれと平行状態の横部材26cとには、L字状に形成された複数 個のブラケット31が、ノズル管28の両端部に近接して垂直部材をボルト止め されており、これら前後の各ブラケット31の水平部材間には、例えば板材を折 曲げてなる長尺のガイドレール32が支架されている。
【0023】 一方、片側の横部材26bの両端部には、エアシリンダ33がブラケット34 を介してそれぞれ固定されていて、これら両方のエアシリンダ33のピストンロ ッド35は、これらにL字状のブラケット36で固定された長尺のプレート37 によって連結されており、このプレート37には、前記各ガイドレール32に軸 線方向へ移動自在に支持された長尺のシャッタ38の一端がそれぞれボルト止め されている。
【0024】 そして、シャッタ38には、複数個の孔38aが各ノズル30に対応して穿設 されており、エアシリンダ33のピストンロッド34を進退させてシャッタ38 を移動させることにより、孔38aがすべてのノズル30に同期して対応,非対 応となり、これらをいっせいに開閉させるように構成されている。33a,33 bはエア源に接続されたポートである。
【0025】 さらに前記一方の横部材26bには、L字状に形成されたストッパ39がボル ト40で固定されており、このストッパ39の水平部材に形成された溝39aに は、前記プレート38が摺動自在に係合されている。こうすることによりプレー ト38の移動両端限が規制され、シャッタ33によるノズル30の開方向の端限 と閉方向の端限が規制されるように構成されている。
【0026】 以上のように構成された排紙エア吹き装置の動作を説明する。本実施例におい ては、紙積装置21,22,21,22・・・・・という順序を繰返して交互に 紙積を行う場合を例にとって説明する。印刷作業が開始されると、印刷後の紙8 は排紙チェーン3の爪でくわえられて排紙チェーン3の走行により搬送され、搬 送された紙8は紙積装置21の紙積板11上に排紙される。
【0027】 このとき、1番目の紙積装置21上方のエア吹き装置24に設けられたエアシ リンダ33が後退してこれにブラケット36を介し固定された複数個のプレート 37が、図6に示すように、ストッパ39に設けた溝39aのノズル30寄り側 へ移動し、溝39aの壁面に当接して停止することにより、プレート37に一端 を固定されたすべてのシャッタ38が所定量だけ移動し、シャッタ38の孔38 aが同期していっせいにノズル30の噴射口に対応する。
【0028】 この結果、エア源からノズル管28へエアを送入すると、ノズル30の噴射口 から噴出するエアは、排紙チェーン3の爪のくわえから解放されて落下する紙8 の平面に吹き付けられるので、紙8はこのエア吹きと吸引車12,紙当て13と の協働により安定した状態で紙積板11上に積載される。なおこの場合、2番目 の紙積装置22のノズル30からもエアが噴出している。図7はこの状態を示し ている。
【0029】 紙積板11上の積載紙8が所定量に達すると、図示しないカム機構等により1 番目の紙積装置21の上方で開閉していた排紙チェーン3の爪が、2番目の紙積 装置22の上方で開閉するように切替えられるので、搬送紙8は1番目の紙積装 置21の上方を通過して2番目の紙積装置22の紙積板11上に落下して積載さ れる。
【0030】 排紙位置の切替と同時にエア吹き装置の切替が行われる。すなわち、紙積装置 21上方のエア吹き装置24のプレート37がストッパ39の溝39aの先端側 壁面に当接するまでピストンロッド35が前進し、シャッタ38が移動してすべ ての孔38aがいっせいにノズル30の噴射口に対して非対応になるので、紙積 装置21へのエア吹きが停止する。
【0031】 一方、2番目の紙積装置22のエア吹き装置24のピストンロッド35が後退 し、シャッタ38が移動してすべての孔38aがいっせいにノズル30の噴射口 に対応することにより、ノズル30の噴射口からエアが噴出するので、落下する 紙8にエアが吹き付けられる。この場合、上記のように1番目の紙積装置21へ のエア吹きが停止されるので、ここを通過して搬送される紙8はあばれたりだれ たりすることなく搬送される。図9および図10はこの状態を示している。
【0032】 このようなエア吹きの切替に際しては、切替を瞬時に行うことができるので印 刷の高速化に対応できる。また、不正紙が検出されてこの不正紙を別の紙積装置 へ排出する場合には、この不正紙が通過する紙積装置のエア吹きを瞬時に止める ことができるので、通過する紙積装置の紙8を傷付けたりすることがない。
【0033】 次に請求項2記載の枚葉印刷機の給紙エア吹き装置について説明する。図11 ないし図14は請求項2記載の枚葉印刷機の排紙エア吹き装置の実施例を示し、 図11は排紙エア吹き装置の右半部の平面図、図12は開閉弁装置の一部破断正 面図、図13は開閉弁装置の一部破断平面図、図14は開閉弁装置要部の正面図 である。排紙装置全体の構成は図10に示す請求項1記載の考案と同構成である からその説明を省略する。また、図11において図1と同符号を付した部材はこ れと同構成であるから詳しい説明を省略する。図7,8,9は請求項2記載の考 案にも共用される。
【0034】 図10における各紙積装置21,22には、図12〜14に詳細を示す1組ず つの開閉弁装置41がそれぞれ付設されている。すなわち、図11において、複 数個のノズル30が並設された複数のノズル管28の一端は連結されて1箇所に 集められており、開閉弁装置41はこの集合部に連結されている。
【0035】 この開閉弁装置41は、要部をケーシング42内に収納されており、ケーシン グ42の底板43上には、ソレノイド44が固定されている。また、底板43上 には軸受ケース45が固定されており、その両側に設けられた孔には、エア源に 接続されたニップル46と、前記ノズル管28に接続されたニップル47とが螺 入されている。
【0036】 一方、ソレノイド44のロッド48に形成された三角形状のプレート49には 連結ロッド50が枢着されており、この連結ロッド50の他端が偏心部に枢着さ れたクランクレバー51の中心部は、貫通孔53aを有し前記軸受ケース45内 の軸受52に回動自在に軸支されたバルブ53の端軸に固定されている。54は 連結ロッド50側のばね掛け55と、軸受ケース45側のばね掛け56との間に 張架されソレノイド44のロッド48を前進方向に付勢する引張りコイルばねで ある。
【0037】 こうすることにより、制御装置からの指令又は押ボタン操作等によりソレノイ ド44に通電されてそのロッド48が引張りコイルばね54の引張り力に抗して 鎖線位置から実線位置へ後退すると、連結ロッド50とクランクレバー51とを 介してバルブ53が図示の状態に回動し、バルブ53の孔53aのない部分がニ ップル46,47に対向してエア通路が閉じられるように構成されている。
【0038】 また、ソレノイド44への通電が解かれてそのロッド48が引張りコイルばね 54の引張り力で前進すると、バルブ53が開いてエア源とノズル管28とが連 通し、エアがノズル管28に送入されるように構成されている。そして、前記各 ノズル管28には、内孔をノズル管28の内孔と連通された複数個のエア吹き用 のノズル30がそれぞれ並列して割締め固定されている。
【0039】 以上のように構成された排紙エア吹き装置の動作を説明する。本実施例におい ては、紙積装置21,22,21,22・・・・というように交互に紙積を行う 場合を例にとって説明する。印刷作業が開始されると、印刷後の紙8は排紙チェ ーン3の爪でくわえられて排紙チェーン3の走行により搬送され、搬送された紙 8は紙積装置21の紙積板11上に排紙される。
【0040】 この場合、1番目の紙積装置21上方のエア吹き装置24に設けられたソレノ イド44には通電されておらず、そのロッド48が図12に鎖線で示す位置へ前 進した状態で停止しており、連結ロッド50とクランクレバー51とを介してバ ルブ53が図13の状態からほゞ90°回動しているので、孔53aが、エア源 とすべてのノズル管28とをいっせいに連通させている。
【0041】 この結果、エア源からノズル管28へエアを送入すると、1番目の紙積装置2 1のノズル30の噴射口から噴出するエアは、排紙チェーン3の爪のくわえから 解放されて落下する紙8の平面に吹き付けられるので、紙8はこのエア吹きと、 吸引車12,紙当て13との協働により安定した状態で紙積板11上に積載され る。このとき、2番目の紙積装置22のソレノイド44には通電されていてノズ ル30が閉じている。図8はこの状態を示している。
【0042】 紙積板11上の積載紙8が所定量に達すると、図示しないカム機構等により1 番目の紙積装置21の上方で開閉していた排紙チェーン3の爪が、2番目の紙積 装置22の上方で開閉するように切替えられるので、搬送紙8は1番目の紙積装 置21の上方を通過して2番目の紙積装置22の紙積板11上に落下して積載さ れる。
【0043】 そしてこのような排紙位置の切替と同時にエア吹き装置の切替が行われる。す なわち、2番目の紙積装置22上方のエア吹き装置24Aに設けられたソレノイ ド44への通電が解かれてロッド48が図に実線で示す位置から鎖線で示す位置 へ前進し、連結ロッド50とクランクレバー51とを介してバルブ53がほゞ9 0°回動することにより、孔53aが、エア源とすべてのノズル管28とをいっ せいに連通させる。
【0044】 また、1番目の紙積装置21上方のエア吹き装置24に設けられたソレノイド 44への通電が行われてロッド48が図に鎖線で示す位置から実線で示す位置へ 後退し、連結ロッド50とクランクレバー51とを介してバルブ53が図13に 示す位置へほゞ90°回動することにより、エア源とすべてのノズル管23との 連通が閉じられる。図9および図10はこの状態を示している。
【0045】 この結果、エア源からノズル管28へ送入されたエアは、2番目の紙積装置2 2に設けられたノズル30の噴射口から噴出し、排紙チェーン3の爪のくわえか ら解放されて落下する紙8の平面に吹き付けられるので、紙8は吸引車12と紙 当て13の協働により安定した状態で紙積板11上に積載される。また、1番目 の紙積装置21に設けられたノズル30の噴射口からはエアが噴出しないので、 ここを通過する紙8があばれたりだれたりすることなく搬送される。
【0046】 また、排紙させる紙積装置に対応したエア吹き装置からエア吹きを行うので、 小形の送風機でよく、また送風機を複数個設ける必要がない。
【0047】 なお、前記請求項1記載の考案の実施例および請求項2記載の考案の実施例で は、紙積装置を2組設けた例を示したが、これに限定するものではなく、3組以 上設けてもよい。
【0048】 さらに、前記請求項1記載の考案の実施例では、ノズル管28を複数列設けて 各ノズル管28に複数個のノズル30を並設し、各ノズル管28に対応し各ノズ ル30に対応する孔38aを有する長尺のシャッタ38を設けた例を示したが、 シャッタを板状に形成してこのシャッタに、各ノズルに対応する孔を設けてもよ い。
【0049】
【考案の効果】
以上の説明により明らかなように、請求項1記載の考案によれば、紙の搬送方 向に並列する複数組の紙積装置を備えた枚葉印刷機において、各紙積装置の上方 に、エア吹きノズルをそれぞれ複数個ずつ配置するとともに、複数組の紙積装置 のうち紙の搬送方向に対する最下流側紙積装置を除く他の紙積装置に設けた前記 エア吹きノズルの噴射孔下方に、移動により複数個の噴射孔を同期して開閉させ る孔を有するシャッタをそれぞれ移動自在に支持させたことにより、エア吹きが 行われる紙積装置では、落下積載される紙にエアが吹き付けられるので、紙はよ く揃った状態で積載され、このあとの工程が円滑に行われる。さらに、紙搬送上 流側の紙積装置へはエア吹きが行われないので、搬送される紙がこの紙積装置を 通過しても搬送紙がだれたり紙尻が巻上がったりすることがなく、また搬送紙が 傷付いたり折れたりすることがなくなって損紙の発生量が減少する。
【0050】 また、請求項2記載の考案によれば、紙の搬送方向に並列する複数組の紙積装 置を備えた枚葉印刷機において、各紙積装置の上方にエア吹付け部材をそれぞれ 設け、駆動装置で駆動されてエア吹付け部材へのエアの送入を断接する開閉弁装 置を各紙積装置ごとに設けたことにより、エア吹きが行われる紙積装置では、落 下積載される紙にエアが吹き付けられるので、紙はよく揃った状態で積載され、 このあとの工程が円滑に行われる。さらに、紙搬送上流側の紙積装置へはエア吹 きが行われないので、搬送される紙がこの紙積装置を通過しても搬送紙がだれた り紙尻が巻上がったりすることがなく、また搬送紙が傷付いたり折れたりするこ どがなくなって損紙の発生量が減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】排紙エア吹き装置の右半部の平面図である。
【図2】排紙エア吹き装置の正面図である。
【図3】排紙エア吹き装置の右半部の側面図である。
【図4】エア吹きノズルとシャッタ装置との正面図であ
る。
【図5】図4の V視側面図である。
【図6】図4のVI−VI断面図である。
【図7】排紙装置の概要正面図である。
【図8】排紙装置の概要正面図である。
【図9】排紙装置の概要正面図である。
【図10】本考案を実施した排紙装置の概要正面図であ
る。
【図11】排紙エア吹き装置の右半部の平面図である。
【図12】開閉弁装置の一部破断正面図である。
【図13】開閉弁装置の一部破断平面図である。
【図14】開閉弁装置要部の正面図である。
【図15】従来における枚葉印刷機の排紙装置の概要正
面図である。
【符号の説明】
3 搬送チェーン 8 紙 11 紙積板 21 紙積装置 22 紙積装置 24 エア吹き装置 28 ノズル管 30 ノズル 33 エアシリンダ 37 プレート 38 シャッタ 41 開閉弁装置 44 ソレノイド 53 バルブ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙の搬送方向に並列する複数組の紙積装
    置を備えた枚葉印刷機において、前記各紙積装置の上方
    にそれぞれ複数個ずつ配置されたエア吹きノズルと、前
    記複数組の紙積装置のうち紙の搬送方向に対する最下流
    側紙積装置を除く他の紙積装置に設けた前記エア吹きノ
    ズルの噴射孔下方にそれぞれ移動自在に支持され移動に
    より前記複数個の噴射孔を同期して開閉させる孔を有す
    るシャッタとを設けたことを特徴とする枚葉印刷機の排
    紙エア吹き装置。
  2. 【請求項2】 紙の搬送方向に並列する複数組の紙積装
    置を備えた枚葉印刷機において、前記各紙積装置の上方
    にエア吹付け部材をそれぞれ設け、駆動装置で駆動され
    て前記エア吹付け部材へのエアの送入を断接する開閉弁
    装置を前記各紙積装置ごとに設けたことを特徴とする枚
    葉印刷機の排紙エア吹き装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107962864A (zh) * 2016-10-19 2018-04-27 上海旭恒精工机械制造有限公司 一种侧拉牙排组

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