JPH0642836Y2 - シングルフェーサ - Google Patents

シングルフェーサ

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JPH0642836Y2
JPH0642836Y2 JP3668090U JP3668090U JPH0642836Y2 JP H0642836 Y2 JPH0642836 Y2 JP H0642836Y2 JP 3668090 U JP3668090 U JP 3668090U JP 3668090 U JP3668090 U JP 3668090U JP H0642836 Y2 JPH0642836 Y2 JP H0642836Y2
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JP
Japan
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glue
roll
cooling water
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press roll
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徹也 澤田
能博 石井
栄次 小沼
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Rengo Co Ltd
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Rengo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、片面段ボールを形成するシングルフェーサ
に関するものである。
〔従来の技術〕
上記シングルフェーサは、第3図に示すように、上段ロ
ール1と下段ロール2との間に中しん紙Aを走行させて
段ぐりし、その段ぐりされた中しん紙Aの段頂に糊ロー
ル3によって糊付けしたのちプレスロール4の外周に沿
って走行されるライナー紙Bを貼り合わせて片面段ボー
ルを形成するようになっている。
上記糊ロール3は、糊槽5内の糊に外周下部が浸漬され
た状態で矢印方向に回転駆動される。糊ロール3の外周
に付着する糊の膜厚は、その糊ロール3に対設したドク
ターロール6によって均一に調整され、一方、ドクター
ロール6の外周に付着する糊はブレード7によって掻き
落とされる。
ここで、糊として、通常、澱粉系の糊が使用され、その
糊の糊化温度は60℃程度であるため、糊槽5内の糊は、
35〜40℃程度に温度管理されている。
ところで、シングルフェーサにおいては、段ぐりされた
中しん紙Aとライナー紙Bの接着を瞬間的に良好に行な
わせるため、プレスロール4の内部に蒸気を供給して加
熱し、その熱によってプレスロール4に接触するライナ
ー紙Bの温度を高めるようにしている。
通常、プレスロール4の温度は、180℃〜190℃程度であ
り、そのプレスロール4と糊ロール3および糊槽5とは
近接した配置であるため、糊ロール3の外周に付着する
糊および糊槽5内の糊は、特にプレスロール4に近接し
た部分においてプレスロール4からの熱の影響を受け易
く、その温度が糊化温度以上になって糊化し易い問題が
ある。
また、糊ロール3は高速回転するため、糊ロール3の周
囲上の糊は、プレスロール4の周面上のライナー紙B、
このライナー紙Bに覆われてないプレスロール4の周面
上及び下段ロール2と糊ロール3とプレスロール4とに
囲まれた部位辺りにある種々の装置部へ飛散する。この
飛散した糊は前記と同様にプレスロール4の熱の影響を
受けて糊化したり、やがて糊玉となったりして、接着不
良や汚れによる不良段ボールの発生、高速運転の障害及
び装置の汚れ等の原因になるという問題がある。
上記の問題を解決するため、従来は、第3図に示すよう
に、糊ロール3とプレスロール4との間に内部を中空と
したガード部材8を設け、そのガード部材8によってプ
レスロール4から糊ロール3および糊槽5に熱が伝達さ
れるのを防止すると共に、糊ロール3から飛散する糊が
プレスロールの外周に沿って走行するライナー紙やライ
ナー紙で覆われていないプレスロールの周面に付着する
のを防止している。
また、ガード部材8やその周囲の温度上昇を防止するた
め、内部に冷却水を供給して、そのガード部材8を冷却
するようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、従来のガード部材8は、第4図に示すよう
に、ガード部材8の内部に形成された中空室9の底部に
冷却水入口10を形成し、その冷却水入口10から中空室9
内に冷却水を供給し、中空室9内に設けたオーバーフロ
ー管11の上端から内部に流入する冷却水を外部に流出さ
せる構成であるため、冷却水は矢印で示すように流れ、
中空室9内において冷却水の対流が生じない部分が生
じ、ガード部材8の全体を効果的に冷却することができ
ず、周囲の温度上昇を効果的に防止することができな
い。
このため、シングルフェーサの長時間の運転によって糊
ロール3の外周に付着する糊、糊槽5内の糊および糊ロ
ール3から飛散してガード部材に付着した糊は次第にプ
レスロール4の熱の影響を受けて糊化温度以上になるの
で糊化してやがて糊玉になるという不都合がある。
そこで、この考案は上記の不都合を解消し、ガード部材
をきわめて効果的に冷却させるようにしてプレスロール
の熱の影響を少なくし、糊槽内、糊ロール外周およびガ
ード部材の周囲が糊化温度以上になるのを防止すること
を技術的課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解消するために、この考案においては、糊
ロールとプレスロールとの間に設けたガード部材の内部
にジグザグ状の冷却水通路を形成し、その冷却水通路の
一端に冷却水入口を設け、他端に冷却水出口を形成した
構成を採用したのである。
〔作用〕
上記冷却水入口に冷却水を供給すると、その冷却水はジ
グザグ状の冷却水通路を流れて出口から流出するため、
ガード部材の内部で冷却水が滞留せず、上記ガード部材
を効果的に冷却することができる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を第1図および第2図に基づい
て説明する。
なお、先に述べた第3図のシングルフェーサと同一部品
には同一符号を付して説明する。
第1図に示すように、糊ロール3とプレスロール4との
間にはガード部材20が設けられ、そのガード部材20の下
部は糊槽5の一側方に臨んでいる。
第2図は、ガード部材20の詳細を示し、そのガード部材
20の内部に冷却水通路21が設けられている。
冷却水通路21は、上下方向に多段に設けられた水平方向
に長い複数の直線路22を有し、隣接する直線路22の端部
を孔23で連通し、その孔23を千鳥に配置した構成とされ
ている。
最下段の直線路22には冷却水入口24が設けられ、最上段
の直線路22には上下方向に長い筒体25の上端が接続さ
れ、その筒体25の下部に冷却水出口26が設けられてい
る。
いま、冷却水入口24に冷却水を供給すると、この冷却水
は、最下段の直線路22から上段の直線路22に順に流れる
と共に、最上段の直線路22から筒体25内部に流入し、冷
却水出口26から流出する。このように、常に新しい冷却
水は入口24から、入って流動し、温度が上昇して冷却効
果が低下する前に出口26から流出するので、ガード部材
20が極めて効率よく冷却される。
上記のようなガード部材20を糊ロール3とプレスロール
4との間に設けたことにより、プレスロール4からの熱
はガード部材20により遮られると共に、この辺りの温度
上昇が抑制される。
また、糊ロール3の外周に残る糊が中しん紙との接触位
置より糊ロール3の回転方向に飛散すると、その飛散糊
は冷却されているガード部材20に当たり、糊化すること
なく下方の糊槽5へ落下する。このため、プレスロール
4の外周に沿って走行するライナー紙Bやこのライナー
紙Bに覆われてないプレスロール4の周面上に糊が付着
せず、また、この周囲での糊玉の発生を防止することが
できる。
実施例の場合は冷却水通路21として直線路22が上下方向
に並ぶジグザグ状のものを示したが、これに代えて、直
線路が左右方向に並ぶジグザグ状のものであってもよ
い。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案に係るシングルフェーサにおい
ては、ガード部材の内部にジグザグ状の冷却水通路を形
成し、その冷却水通路の一端の冷却水入口から他端の冷
却水出口に向けて冷却水を流通させるようにしたので、
ガード部材をきわめて効果的に冷却すると共にその周囲
の余計な温度上昇を防止することができるため、糊槽内
の糊や飛散した糊がプレスロールの熱の影響を受けて糊
化温度以上になるようなことはない。
従って、糊槽内の糊、あるいは糊ロールから飛散してガ
ード部材やその周囲に付着した糊が糊化し、やがて糊玉
となるようなことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係るシングルフェーサの一実施例
を示す概略図、第2図は同上のガード部材の断面図、第
3図はシングルフェーサの概略図、第4図は従来のガー
ド部材を示す断面図である。 1……上段ロール、2……下段ロール、 3……糊ロール、5……糊槽、 20……ガード部材、21……冷却水通路、 24……冷却水入口、26……冷却水出口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小沼 栄次 大阪府大阪市西淀川区御幣島2丁目15番28 号 ハマダ印刷機械株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中しん紙を段ぐりする上下一対の段ロール
    と、下段ロールの下方に設けられた糊槽と、その糊槽内
    の糊に外周下部が浸漬され、外周面に付着する糊を下段
    ロールの外周に沿う段ぐり後の中しん紙の段頂に転写す
    る糊ロールと、その糊ロールの一側方に配置され、下段
    ロールの外周に沿う糊付け後の中しん紙にライナー紙を
    貼り合わせるプレスロールとから成り、前記糊ロールと
    プレスロール間に、プレスロールからの熱の伝播および
    糊ロールからの糊の飛散を防止するガード部材を設けた
    シングルフェーサにおいて、前記ガード部材の内部にジ
    グザグ状の冷却水通路を設け、その冷却水通路の一端に
    冷却水入口を形成し、他端に冷却水出口を設けたことを
    特徴とするシングルフェーサ。
JP3668090U 1990-04-04 1990-04-04 シングルフェーサ Expired - Fee Related JPH0642836Y2 (ja)

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JPH03126628U JPH03126628U (ja) 1991-12-20
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