JPH0642770U - 茸包装用トレー - Google Patents
茸包装用トレーInfo
- Publication number
- JPH0642770U JPH0642770U JP5877792U JP5877792U JPH0642770U JP H0642770 U JPH0642770 U JP H0642770U JP 5877792 U JP5877792 U JP 5877792U JP 5877792 U JP5877792 U JP 5877792U JP H0642770 U JPH0642770 U JP H0642770U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tray
- upper opening
- opening edge
- overhanging piece
- mushroom
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】茸の笠が上方開口縁から安易にはみ出すことが
なく、糊付け、ラッピング作業等をも容易にできる茸包
装用トレーを提供せしめる。 【構成】底面から上方に向けて次第に拡径した有底筒状
のトレー1の内壁面に、内方へ膨出した段差部2を形成
すると共に、同トレー1の上方開口縁1aに断面鈎状の
張出片3を一体的に周設する。また、好ましくは、この
張出片3を、トレー1の上方開口縁1aから水平方向に
張り出した水平部3aと、該水平部3aの遊端に垂下さ
れた帯状の糊代部3bとで構成し、前記水平部3aの頂
面に前記上方開口縁1aに沿った凹溝4を形成する。
なく、糊付け、ラッピング作業等をも容易にできる茸包
装用トレーを提供せしめる。 【構成】底面から上方に向けて次第に拡径した有底筒状
のトレー1の内壁面に、内方へ膨出した段差部2を形成
すると共に、同トレー1の上方開口縁1aに断面鈎状の
張出片3を一体的に周設する。また、好ましくは、この
張出片3を、トレー1の上方開口縁1aから水平方向に
張り出した水平部3aと、該水平部3aの遊端に垂下さ
れた帯状の糊代部3bとで構成し、前記水平部3aの頂
面に前記上方開口縁1aに沿った凹溝4を形成する。
Description
【0001】
本考案は、茸包装用トレーの改良に関し、更に詳しくは本シメジや椎茸等のよ うに笠の開いた茸類を纏めて入れても、笠がトレーの開口縁から安易にはみ出す ことがなく、糊付け、ラッピング作業等をも容易にすることができる茸包装用ト レーに存する。
【0002】
従来、本シメジ等の茸を入れるための包装用トレーは、図8に示すように、底 面から上方開口に向けて次第に拡径してなる有底筒状に形成されると共に、その 上方開口縁近傍の外周面にフラットな糊代部を備えており、トレー内に茸が盛ら れた後、ラップで包装し(以下、単にラッピングという)、かつ、その廻りを前 記糊代部に付着させた状態(密閉状態)で商品流通過程に供されていた。
【0003】
しかしながら、上述した従来の茸包装用トレーにあっては、糊代部がフラット に形成されて上方開口縁に連通されていることから、中身の茸が、殊に茸の笠が トレー(詳しくはトレーの上方開口縁)から容易にはみ出し易く、また、茸の笠 が上方開口縁から外へはみ出した状態でラッピングされると、外観上、見た目に 悪く、商品価値を低下させてしまうことから、斯かるラッピング作業には細心の 注意を払はなければならず、スピーディーなラッピング作業ができなかった。
【0004】 しかも、斯かる茸類は、前述したように、ラップで包装した後にその廻りを糊 代部に付着させることにより、トレー内への酸素透過率を下げて気中菌糸の発生 を防ぐべく密閉されて商品流通過程に供されることから、上方開口縁からの笠の はみ出しは、単に後工程の密閉作業を余儀なくするのみならず、その処からラッ プが剥がれて外気が流入してしまうことから、商品の鮮度保持にも影響を及ぼす ものであった。
【0005】 更に、この種トレーの糊付け作業は、複数枚のトレーを上下に重合させて、表 面へ面一状態に整合される前記糊代部に刷毛等を介して纏めて糊を塗布するもの であるが、従来のトレーにあっては、上方開口縁の肉厚が薄くて、かつ、一重に 形成されているため、この上方開口縁の上端若しくはその内側にも糊が塗着され 易く、また、延いてはその直後に盛られる内容物にまで糊が付着されてしまうこ とが危惧されることも相俟って、衛生上、好ましくなかった。まして、トレーを 重合した際には、互いのトレーが、所謂、深入り噛み合いをしてしまうことから 、トレーを一枚づつ取り外そうとしても、互いが密に嵌まり合ってスムースに離 脱させることができず、また、下層トレーのフラットな糊代部の内側が上層トレ ーの糊代部表面に重なり易いことも相俟って、前述した不確実なる糊付け作業を 助長させてしまうといった諸問題を有するものであった。
【0006】 本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもので、仮令、茸をトレー 内に無造作に入れたとしても、笠が上方開口縁から安易にはみ出すことがなく、 糊付け、ラッピング作業をも確実かつ容易になすことができる茸包装用トレーを 提供することを目的としたものである。
【0007】
上述の如き従来の問題点を解決し、所期の目的を達成するため本考案の要旨と する構成は、有底筒状を呈したトレーの内壁面に段差部を設けると共に、上方開 口縁に外方へ向けて延出した張出片を周設し、かつ、該張出片の頂面に凹溝を形 成してなる茸包装用トレーに存し、延いては前記張出片が、前記トレーの上方開 口縁から水平方向に張り出した水平部と、該水平部の遊端に垂下された帯状の糊 代部とからなり、前記水平部の頂面に、前記上方開口縁に沿って凹設された一条 の凹溝を備えてなる茸包装用トレーに存する。
【0008】 また、前記トレーの外壁面には、トレー同士を重合させた際に、下層トレーの 段差部に当接して前記張出片の糊代部を略間断なく面一に整合せしめる突出部を 設けるのが好ましい。
【0009】
このように構成される本考案の茸包装用トレーは、有底筒状を呈したトレーの 内壁面に段差部を設けると共に、上方開口縁に外方へ向けて延出した張出片を周 設し、かつ、該張出片の頂面に凹溝を形成したことによって、茸をトレー内に纏 めて入れた際、茸は前記段差部との当接で外方への無造作な広がりが規制される と共に、茸の笠のはみ出しが前記張出片にて阻止されることとなる。
【0010】 また、前記張出片を前記トレーの上方開口縁から水平方向に張り出した水平部 と、該水平部の遊端に垂下された帯状の糊代部とで構成し、前記水平部の頂面に 、前記上方開口縁に沿って凹設された一条の凹溝を形成すれば、上方開口縁の強 度が増加するのみならず、開口縁と糊代部との間に所望間隙が形成されることと なる。しかも、張出片に乗り上げた茸の笠が同凹溝内に係合され得ると共に、ラ ッピングによる笠の押し付け損傷(所謂、潰れ)をも緩和することとなる。
【0011】 更に、前記トレーの外壁面には、トレー同士を重合させた際に、下層トレーの 段差部に当接して前記張出片の糊代部を略間断なく面一に整合せしめる突出部を 設ければ、トレー同士を重合した際の深入り噛み合いが阻止されると共に、糊付 け、ラッピング作業等が確実かつスムースに行われることとなる。
【0012】
次に本考案の実施の一例を図面を参照しながら説明する。 図中1は、本考案に係る茸包装用トレーであり、この茸包装用トレー1は、合成 樹脂材等の適宜素材を用いて有底筒状に一体成形されているもので、図1若しく は図2に示すように、底面から上方に向けて次第に拡径されたトレー1の内壁面 に、内方へ膨出した段差部2を備えている。
【0013】 また、同トレー1の上方開口縁1aには、断面鈎状の張出片3が一体的に周設 されている。この張出片3は、図3(B)に示すように、トレー1の上方開口縁 1aから水平方向に張り出した水平部3aと、該水平部3aの遊端に垂下された 帯状の糊代部3bとからなるもので、前記水平部3aの頂面に前記上方開口縁1 aに沿った一条の凹溝4を一体的に形成している。
【0014】 而して、この凹溝4は、全体をしてトレー1の上方開口を二重縁となし、主と して斯かる上方開口縁1aの強度増加を図るものであるが、前記糊代部3bとト レー1の外壁面との間に所望間隙を生じせしめて緩衝材の役目をも果たすもので 、運搬時等のトレー1の潰れを防止して内容物の保護をもなすものである。また 、斯かる所望間隙がラップの縁止めに供されること、換言すれば、前記糊代部3 bの下端縁にラップを折り返す際の指入れになることは云うまでもない。
【0015】 一方、前記トレー1の外面には、内側上方が前記段差部2に連通すべく凹設さ れて同トレー1の外壁面に膨出した複数の突出部5,5…が一体成形されている 。この突出部5,5…は、図7に示すように、互いのトレー1,1…を上下に重 合させた際に、下層トレーの段差部2に当接して互いの深入り噛み合いを防止す ると共に、各トレー1,1…の糊代部3bが略間断なく面一に整合するように位 置決め形成されている。
【0016】 すなわち、トレー1の糊付け作業は、複数のトレー1を上下に重合させ、面一 状態に整合される前記糊代部3bに刷毛等を介して纏めて塗布されることから、 面一に隣接する各糊代部3bの上下間に隙間を生じさせるのは好ましくない。特 に、図8に示す従来のトレー1にあっては、上方開口縁の肉厚が薄くて、かつ、 一重に形成されているため、糊付けの際、前記隙間に糊が入り込んでトレー1の 上方開口縁並びにその内側にも塗着され易く、結果として内容物にまで糊が付着 してしまうことが危惧されることから、衛生上、好ましくなく、重合した各トレ ー1,1…の糊代部3bは略間断なく面一に整合させるのが良い。因に、本考案 の茸包装用トレー1にあっては、上方開口縁1aと糊代部3aとが前記凹溝4を 介して離間されていることから、斯かる上方開口縁1a内への糊の介入は未然に 防止される構造となっている。
【0017】 このように構成される本考案の茸包装用トレー1は、図6に示すように、茸K をトレー内に纏めて入れた際、茸Kは前記段差部2との当接で、外方への無造作 な広がりが規制されると共に、茸Kの笠のはみ出しが前記張出片3にて阻止され る。また、張出片3に乗り上げた茸Kの笠が凹溝4内に係合され得ることから、 上方開口縁1aからの笠のはみ出しをより効果的に防止すると共に、ラッピング による笠の押し付け損傷(所謂、潰れ)をも緩和することができる。
【0018】 尚、本考案の茸包装用トレー1は、本実施例に限定されることなく、本考案の 目的の範囲内で自由に設計変更し得るものであり、本考案はそれらの全てを包摂 するものである。例えば、本実施例にあっては、トレー1の素材として合成樹脂 材を使用しているが、これに限定されることなく、厚紙、合成紙或いは充填材入 りの複合材料などを用いて成形しても良いものであり、また、段差部2や凹溝4 等の大きさ(寸法)は、内容物すなわち茸の種類や大きさ等に応じたものが適宜 選択使用されることは云うまでもない。
【0019】
本考案は上述のように構成され、有底筒状を呈したトレーの内壁面に段差部を 設けると共に、上方開口縁に外方へ向けて延出した張出片を周設し、かつ、該張 出片の頂面に凹溝を形成したことによって、茸をトレー内に纏めて入れた際、茸 は前記段差部との当接で、外方への無造作な広がりが規制されると共に、茸の笠 のはみ出しが前記張出片にて阻止されるため、従来の如き、茸の笠がトレーの上 方開口縁から安易にはみ出すことがなく、糊付け、ラッピング、密閉作業をも容 易になすことができるといった効果を奏するものである。
【0020】 また、前記張出片を前記トレーの上方開口縁から水平方向に張り出した水平部 と、該水平部の遊端に垂下された帯状の糊代部とで構成し、前記水平部の頂面に 、前記上方開口縁に沿って凹設された一条の凹溝を形成すれば、上方開口縁の強 度増加が図れるのみならず、同開口縁と糊代部との間に所望間隙が形成されるこ とから、糊付け作業時におけるトレー内への不要な糊の介入を防止できると共に 、張出片に乗り上げた茸の笠が同凹溝内に係合され得ることから、上方開口縁か らの笠のはみ出しをより効果的に防止できるといった効果を奏するものであり、 延いてはラッピングによる笠の押し付け損傷(所謂、潰れ)をも緩和できるとい った優れた効果をも兼備するものである。
【0021】 また、前記トレーの外壁面には、トレー同士を重合させた際に、下層トレーの 段差部に当接して前記張出片の糊代部を略間断なく面一に整合せしめる突出部を 設ければ、トレー同士を重合した際の、深入り噛み合いが防止され得ると共に、 糊代部が略間断なく面一状態に整合されるため、糊付け作業が確実に行え、更に は、各トレーが密に嵌合付着することなく、互いをスムースに離脱させ得ること から、後工程の個々のラッピング作業等が能率良く行える、有用な茸包装用トレ ーを提供できることとなった。
【0022】 このように本考案の茸包装用トレーは、仮令、茸を無造作に入れたとしても、 笠が上方開口縁から外にはみ出すことがなく、糊付け、ラッピング作業等をも容 易になる他、構成が単純であるため大量生産に適し、価格も低廉なものとして需 要者に供給できる等、本考案を実施することはその実益的価値が甚だ大なるもの がある。
図面は本考案の実施の一例を示すもので、
【図1】本考案に係る茸包装用トレーを示す斜視図であ
る。
る。
【図2】同トレーの平面図である。
【図3】図3(A)は同トレーの正面図、図3(B)は
同断面図である。
同断面図である。
【図4】同トレーの側面図である。
【図5】同トレーの底面図である。
【図6】同トレー内に茸を入れた状態を示す説明図であ
る。
る。
【図7】同トレーを重合した状態を示す説明図である。
【図8】従来の茸包装用トレーを示す縦断面図である。
1 トレー 1a 上方開口縁 2 段差部 3 張出片 3a 水平部 3b 糊代部 4 凹溝 5 突出部
Claims (3)
- 【請求項1】有底筒状を呈したトレーの内壁面に段差部
を設けると共に、上方開口縁に外方へ向けて延出した張
出片を周設し、かつ、該張出片の頂面に凹溝を形成して
なることを特徴とする茸包装用トレー。 - 【請求項2】前記張出片は、前記トレーの上方開口縁か
ら水平方向に張り出した水平部と、該水平部の遊端に垂
下された帯状の糊代部とからなり、前記水平部の頂面
に、前記上方開口縁に沿って凹設された一条の凹溝を備
えてなることを特徴とする請求項1に記載の茸包装用ト
レー。 - 【請求項3】前記トレーの外壁面には、トレー同士を重
合させた際に、下層トレーの段差部に当接して前記張出
片の糊代部を略間断なく面一に整合せしめる突出部を設
けてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の茸包
装用トレー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5877792U JPH0642770U (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 茸包装用トレー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5877792U JPH0642770U (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 茸包装用トレー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0642770U true JPH0642770U (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=13093992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5877792U Pending JPH0642770U (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 茸包装用トレー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642770U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0158418B2 (ja) * | 1984-10-25 | 1989-12-12 | Rinnai Kk | |
JPH0216715B2 (ja) * | 1982-12-15 | 1990-04-18 | Konishiroku Photo Ind |
-
1992
- 1992-07-30 JP JP5877792U patent/JPH0642770U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0216715B2 (ja) * | 1982-12-15 | 1990-04-18 | Konishiroku Photo Ind | |
JPH0158418B2 (ja) * | 1984-10-25 | 1989-12-12 | Rinnai Kk |
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