JPH0642674Y2 - 医療袋用口栓 - Google Patents

医療袋用口栓

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JPH0642674Y2
JPH0642674Y2 JP4759890U JP4759890U JPH0642674Y2 JP H0642674 Y2 JPH0642674 Y2 JP H0642674Y2 JP 4759890 U JP4759890 U JP 4759890U JP 4759890 U JP4759890 U JP 4759890U JP H0642674 Y2 JPH0642674 Y2 JP H0642674Y2
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JP
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medical bag
medical
pinch
polyolefin
stopper
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JPH045840U (ja
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敏雄 鷹
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Showa Denko KK
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Showa Denko KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内容物を衛生上の懸念がなく容易に使用する
ことが出来るポリオレフィン製の医療袋に使用される医
療袋用口栓に関する。
〔従来の技術〕
従来医療用生理食塩水、血液、その他薬液等(以下薬液
という)を大量に人体に注入する場合には、硝子瓶に充
填された薬液を、点滴によって注入している。しかし点
滴の際、瓶内部が真空となって、薬液が注入出来なくな
るため、外部より空気を導入しなければならず雑菌の侵
入が懸念される。
そのため、近時、第6図に示すように、医療袋本体1の
開口部に管状の口部2を挟持せしめ、融着部3によって
袋本体1と一体に融着してつくられた、内容積が自在に
変り、薬液を注入する際に空気の導入を必要としない、
合成樹脂製の医療袋が広く使用されるようになった。
さらに腎臓透析を行なう場合、患者は週に1〜2回病院
に行って、透析をおこなっており、時間的に極めて負担
のかかるものであったが、携行腹膜透析バック(CAPD)
の開発に伴って患者自身が透析を行うことが出来るよう
になり、通院の負担が大幅に軽減されようとしている。
このような医療袋は素人でも衛生上、取扱い上の懸念な
く、容易かつ安全に使用可能なことが必要である。
また、上記合成樹脂製医療袋は、体内に注入する薬液が
充填されるため、使用される樹脂の種類は制限され、軟
質塩化ビニル(以下PVCという)ポリエチレン(PE)ポ
リプロピレン(PP)の3種類に限定されており、可撓性
の優れているのはPVCのみである。そのため、上記PVC医
療袋は、口部をピンチコック等によって挟めば容易に閉
塞することが可能で扱い易い。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながらPVCには可塑剤が使用されており、これが
薬液中に溶解する懸念があり、安定で、異物が溶解する
ことのない、ポリオレフィンが医療袋の材料として望ま
しい。しかしポリオレフィンは、可撓性がPVCに比して
格段に劣るため、ピンチコック等で簡単にとめることが
出来ない欠点がある。またPVCとポリオレフィンとは融
着せず、口栓のみをPVCとすることも出来ない。
本考案者らは、上記の問題を解決すべく鋭意検討を行っ
た結果、口栓の管部の肉厚を薄くすることによって、医
療袋として必要かつ充分な強度を保持し、しかも可撓性
が増大することを知見した。
本考案は上記の知見に基づいてなされたもので、ピンチ
コック等によって容易に閉塞され、取扱い容易なポリオ
レフィン製の医療袋用口栓を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案の医療袋用口栓は、 基部が医療袋本体の一方の開口部に一体に融着され、先
端接続部近傍には通路を閉塞する遮断膜が一体に形成さ
れている管状のポリオレフィン製の医療用袋口栓であっ
て、上記基部と接続部との間の管部が外側両面から、押
圧することによって閉塞可能な肉厚となつている。
〔作用〕
本考案は、上記の構成となっているので、ピンチコック
などで容易に閉塞可能なポリオレフィン製の医療袋用口
栓が得られる。
〔実施例〕
第1図よび第2図は、本考案に係るPE製医療袋用口栓11
の一実施例を示すもので、図中符号12は基部である。基
部12の肉厚は厚く、固く形成され、PE製医療袋本体13に
挟持融着され易いようになっている。また口栓11の先端
にはブロック状で変形しない接続部14が形成され、この
接続部14には、通路を閉塞する遮断膜15が一体に形成さ
れている。また上記基部12と接続部14とは、管部16によ
って一体に接続されている。この管部16は、外側両面か
ら押圧することにより容易に変形し、管部16を閉塞する
ことが可能な肉厚になっている。この肉厚は管部16の径
によっても多少異なるが、0.2〜0.7mmの範囲で、可撓性
で、かつ医療袋を取扱う上で充分な強度を有する。
医療袋を作製するには、先ず上記口栓11をPEの射出成形
によって一体成形する。また、ブロー成形により成形さ
れたPEの筒状薄膜を所定の寸法に切断し、一方の開口部
を融封する。次いで他方の開口部に上記口栓11の基部12
を挟持せしめ融着部3によって一体に融着する。この
際、液の注入口として、先端が融封されたPE管17を上記
口栓と共に融着部3によって融着しておく。
このようにして造られた医療袋18に薬液を充填するに
は、先ず医療袋18を100℃以上の温度(通常105〜120
℃)で殺菌する。次いで、上記PE管17の先端を切断し所
定量の薬液を注入した後、再び融封して、病院或いは病
院を介して患者に渡される。
これを使用する場合には、第3図(a)(b)に示す公
知のピンチコック21が用いられる。ピンチコック21は、
ヒンジ21aによって開閉自在に接続された2つの部材22,
22からなり、これを閉じると引掛け爪22bによって閉じ
た状態が保持されるようになっている。これら2つの部
材22,22にはそれぞれ表面22aより下方に向かって半円状
の溝23が対向して設けられ、この溝23の下端には溝23を
閉じる形状のピンチ部24が形成されている。
このピンチコックを開いて、第4図に示すように表面22
aを口栓11の接続部14の下端面に当接させて、ピンチコ
ック21を閉じる。この操作によって、口栓11の管部16は
ピンチ部24によって押圧閉塞されるとともに、ピンチコ
ック21の部材22の表面22aは接続部14の下面と接し、か
つピンチ部24によって管部16が把持されるので、接続部
14とピンチコック21は相互に固定された状態となる。
この接続部14の開口部に第5図に示すスパイク部材31の
先端のとがったスパイク32を挿入する。スパイク32は遮
断膜15をつき破るとともに、スパイク部材の把持部22に
接続部14の上端が嵌合し、強固に接続される。
この場合、スパイク部材31の把持部33を接続部14に取付
けるには、相当の力を必要とするがピンチコック21と接
続部14が固定されているので、安定しており、取付けは
容易である。
なお上記接続部14、および把持部33は、接続部14とピン
チコック21が相互に固定され、かつ接続部14にスパイク
部材31の把持部33が液密に取付けることが出来れば、形
状の制限はない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る医療袋用口栓は、管
部がピンチコックによって容易に変形し、閉塞すること
が出来るので、医療袋として最も望ましいポリオレフィ
ンを用い、素人でも衛生上の懸念なく容易に扱うことが
可能となり、特に患者自身が取扱わなければならない腎
臓透析を行っている人々にとって、極めて有効に利用で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本考案の医療袋用口栓の一実施
例を示すもので、第1図は斜視図、第2図は、医療袋本
体にこれを取付けた状態を示す図、第3図(a)(b)
は、これに用いるピンチコックの一例を示す図で、第3
図(a)は平面図、第3図(b)は、第3図(a)のII
I−III線矢視断面図、第4図は、医療袋口栓をピンチコ
ックで挟んだ状態を示す縦断面図、第5図はこの医療袋
用口栓に使用するスパイク部材の縦断面図、第6図は医
療袋の一般説明図である。 1……医療袋本体、2……口部、3……融着部、11……
PE製医療袋用口栓(口栓)、12……基部、13……PE製医
療袋本体、14……接続部、15……遮断膜、16……管部、
17……先端が融封されたPE管、18……医療袋、21……ピ
ンチコック、21a……ヒンジ、22……ヒンジによって開
閉される部材、22a……表面、22b……引掛け爪、23……
半円状の溝、24……ピンチ部、31……スパイク部材、32
……スパイク、33……把持部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基部が医療袋本体の開口部の一方に一体に
    融着され、先端接続部近傍には通路を閉塞する遮断膜が
    一体に形成されている管状のポリオレフィン製の医療袋
    用口栓であって、 上記基部と接続部との間の管部が外側両面から、押圧す
    ることによって閉塞する肉厚となっていることを特徴と
    する医療袋用口栓。
JP4759890U 1990-05-07 1990-05-07 医療袋用口栓 Expired - Lifetime JPH0642674Y2 (ja)

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JP4759890U JPH0642674Y2 (ja) 1990-05-07 1990-05-07 医療袋用口栓

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JP4759890U JPH0642674Y2 (ja) 1990-05-07 1990-05-07 医療袋用口栓

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Publication Number Publication Date
JPH045840U JPH045840U (ja) 1992-01-20
JPH0642674Y2 true JPH0642674Y2 (ja) 1994-11-09

Family

ID=31563668

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