JPH0642532U - パワーステアリングシリンダ - Google Patents

パワーステアリングシリンダ

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JPH0642532U
JPH0642532U JP7921592U JP7921592U JPH0642532U JP H0642532 U JPH0642532 U JP H0642532U JP 7921592 U JP7921592 U JP 7921592U JP 7921592 U JP7921592 U JP 7921592U JP H0642532 U JPH0642532 U JP H0642532U
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JP
Japan
Prior art keywords
piston
power steering
steering cylinder
cylinder
outer peripheral
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Withdrawn
Application number
JP7921592U
Other languages
English (en)
Inventor
祐明 後藤
Original Assignee
東洋運搬機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 東洋運搬機株式会社 filed Critical 東洋運搬機株式会社
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Publication of JPH0642532U publication Critical patent/JPH0642532U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 打音を低減し、かじり傷の発生を防止したパ
ワーステアリングシリンダを提供する。 【構成】 シリンダチューブ21内を摺動するピストン31
の両側の端面および外周面にそれぞれ樹脂製のピストン
キャップ32を挿着して構成する。 【効果】 ストロークエンドではピストンキャップ32が
緩衝材となることから当り音を低減することができ、ま
たピストンキャップ32の外周面がシリンダチューブ21に
接するため、車両の左右のタイヤからロッド23に作用す
る曲げ力によるかじり傷の発生を防止することができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ステアリングホイールの回転に応じて流入する制御油によりピスト ンロッドが伸縮しステアリングリンク機構を駆動する複動ピストン式のパワース テアリングシリンダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ステアリングにパワーステアリングを採用した車両が一般的になってき ている。
【0003】 このパワーステアリングを採用したステアリングの構成、および従来のパワー ステアリングシリンダの構造を図2,図3により説明する。 図2において、1は複動ピストン式のパワーステアリングシリンダであり、こ のパワーステアリングシリンダ1は、ステアリングホイール2の回転に応じてコ ントロールバルブ3から供給される制御油の流れが切換えられることによってピ ストンロッドが伸縮し、その直線運動をステアリングリンク機構4へ伝達してい る。また、ステアリングホイール2の回転は、ステアリングコラム5に設けたス テアリングギア6を介してステアリングリンク機構4へ伝達されている。
【0004】 上記コントロールバルブ3は、図3に示すように、バルブハウジング11、スプ ール12、スプリング13、反動ピストン14などからなり、ステアリングホイール2 の回転により、ウォームシャフト(図示せず)が回転しながら移動し(図3では 左右方向に移動し)、このウォームシャフトに連結されたスプール12が左右に移 動することによって、バルブ部15の切換えが行われる構成となっており、いま、 ステアリングホイール2が左に操作されると、ポンプからの圧油を一方の油路16 を介して、パワーステアリングシリンダ1へ送り、パワーステアリングシリンダ 1から他方の油路17を介して流入した排出油をタンクへ戻し、あるいはステアリ ングホイール2が右に操作されると、ポンプからの圧油を他方の油路17を介して 、パワーステアリングシリンダ1へ送り、パワーステアリングシリンダ1から一 方の油路16を介して流入した排出油をタンクへ戻している。
【0005】 また、パワーステアリングシリンダ1は、図3に示すように、(シリンダ)チ ューブ21内を摺動するピストン22が嵌合された(ピストン)ロッド23の両端を、 チューブ21の両端に組み込まれたキャップ24で移動自在に支持し、前記コントロ ールバルブ3の油路16,17に接続され、チューブ21の両端に設けた油圧ポート25 から流入する制御油によりピストン22およびロッド23が移動されることにより、 ステアリングリンク機構4へ直線運動を伝達している。なお、ピストンシール部 26はOリングとシールリングを組み合わせて形成されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のパワーステアリングシリンダ1の構成では、ピストン22を キャップ24に当てて停止させているため、ストロークエンドで当り音が発生し、 特に負荷時では、後軸重が小さくなり、ピストン22の移動速度が早くなることか ら当り音(打音)が大きくなるという問題があった。
【0007】 また、図3に2点鎖線で示すように、ピストン22がストロークエンドにある場 合には、車両の左右のタイヤからロッド23に曲げ力Fが作用するため、ピストン 22の外周と、チューブ21間にかじり傷が発生するという問題があった。
【0008】 本考案は上記問題を解決するものであり、打音を低減し、かじり傷の発生を防 止したパワーステアリングシリンダを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案のパワーステアリングシリンダは、ステアリ ングホイールの回転に応じて流入する制御油によりピストンロッドが伸縮しステ アリングリンク機構を駆動する複動ピストン式のパワーステアリングシリンダで あって、ピストンの両側端面および外周面にピストンキャップを挿着したこと特 徴とするものである。
【0010】
【作用】
上記本考案の構成によると、ストロークエンドではピストンキャップが緩衝材 となることにより当り音が低減され、またピストンキャップの外周面がシリンダ チューブに接するため、かじり傷の発生が防止される。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、従来例の図2およ び図3の構成と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
【0012】 図1は本考案の一実施例を示すパワーステアリングシリンダの断面側面図であ る。 図1において、1’は本考案のパワーステアリングシリンダであり、このパワ ーステアリングシリンダ1’の円柱形状のピストン31は、ロッド23に嵌合する中 心孔31Aを有し、外周面に外周に沿って複数(図では3本)の溝31B,31C,31 Dを有している。また、このピストン31の両側(両キャップ24側)にはそれぞれ 、その端面と外周面を覆う籠状の樹脂製のピストンキャップ32が溝31B、あるい は31Dに係止されて挿着されている。また、ピストン31の中央の溝31Cには、O リング33とシールリング34が嵌め込まれ、ピストンシール部を形成している。
【0013】 上記構成により、コントロールバルブ3より一方の油圧ポート25から制御油が 流入すると、その制御油によりピストン31およびロッド23が移動し、その直線運 動がステアリングリンク機構4へ伝達され、またピストン31に押されて他方の油 圧ポート25から制御油がコントロールバルブ3ヘ流出する。また、ピストン31が ストロークエンドでストップされた際、樹脂製のピストンキャップ32が緩衝材と なることによって当り音が低減され、またシリンダチューブ21とピストンキャッ プ32が接するため、車両の左右のタイヤからロッド23に作用する曲げ力Fによる かじり傷の発生が防止される。
【0014】 また、ピストン31の端面側の厚み幅寸法Bを換えたピストンキャップ32を用意 することにより、このピストンキャップ32の取換えで、パワーステアリングシリ ンダのストロークを換えることができる。
【0015】 なお、本実施例では、ピストンキャップ32を樹脂製としているが、耐油性のゴ ムなど、他の柔軟な材料で成形することも可能である。
【0016】
【考案の効果】
上記構成の本考案によると、ストロークエンドではピストンキャップが緩衝材 となることから当り音を低減することができ、またシリンダチューブとピストン キャップが接するため、車両の左右のタイヤからロッドに作用する曲げ力による かじり傷の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すパワーステアリングシ
リンダの断面側面図である。
【図2】従来のパワーステアリングシリンダを採用した
ステアリングの構成図である。
【図3】従来のパワーステアリングシリンダ、およびコ
ントロールバルブの断面側面図である。
【符号の説明】
1’ パワーステアリングシリンダ 2 ステアリングホイール 3 コントロールバルブ 4 ステアリングリンク機構 21 チューブ 23 ロッド 24 キャップ 25 油圧ポート 31 ピストン 32 ピストンキャップ 33 Oリング 34 シールリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイールの回転に応じて流
    入する制御油によりピストンロッドが伸縮しステアリン
    グリンク機構を駆動する複動ピストン式のパワーステア
    リングシリンダであって、 ピストンの両側端面および外周面にピストンキャップを
    挿着したことを特徴とするパワーステアリングシリン
    ダ。
JP7921592U 1992-11-18 1992-11-18 パワーステアリングシリンダ Withdrawn JPH0642532U (ja)

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JP7921592U JPH0642532U (ja) 1992-11-18 1992-11-18 パワーステアリングシリンダ

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JP7921592U JPH0642532U (ja) 1992-11-18 1992-11-18 パワーステアリングシリンダ

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JPH0642532U true JPH0642532U (ja) 1994-06-07

Family

ID=13683714

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7921592U Withdrawn JPH0642532U (ja) 1992-11-18 1992-11-18 パワーステアリングシリンダ

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19970306