JPH0642492Y2 - プラスチック容器 - Google Patents
プラスチック容器Info
- Publication number
- JPH0642492Y2 JPH0642492Y2 JP1988085347U JP8534788U JPH0642492Y2 JP H0642492 Y2 JPH0642492 Y2 JP H0642492Y2 JP 1988085347 U JP1988085347 U JP 1988085347U JP 8534788 U JP8534788 U JP 8534788U JP H0642492 Y2 JPH0642492 Y2 JP H0642492Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- latch
- main body
- lid
- plastic container
- receiver
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、各種物品を収納して保管し、携帯するための
プラスチック容器に関するものである。
プラスチック容器に関するものである。
従来の技術 従来、本体と本体に対して開閉自在の蓋体からなり、本
体と蓋体の開き側にラッチ機構を備えたプラスチック容
器は、各種物品を保管し、また携帯する容器として広く
用いられている。
体と蓋体の開き側にラッチ機構を備えたプラスチック容
器は、各種物品を保管し、また携帯する容器として広く
用いられている。
考案が解決しようとする課題 従来のこの種のプラスチック容器においては、本体と蓋
体の開き側に、ラッチおよびラッチ受からなるラッチ機
構が備えられているが、ラッチおよびラッチ受は、ブロ
ー成形時に本体または蓋体の開き側にその取付板部を部
分的に圧縮形成して、一方にラッチを他方にラッチ受を
それぞれねじ止めしているので、本体および蓋体には、
ブロー成形後に穿孔する二次加工を必要として、加工作
業が煩雑であるばかりでなく、穿孔時に位置ずれを生じ
がちで加工精度が低下し、ラッチとラッチ受が合わない
場合があるなど、種々の問題があった。
体の開き側に、ラッチおよびラッチ受からなるラッチ機
構が備えられているが、ラッチおよびラッチ受は、ブロ
ー成形時に本体または蓋体の開き側にその取付板部を部
分的に圧縮形成して、一方にラッチを他方にラッチ受を
それぞれねじ止めしているので、本体および蓋体には、
ブロー成形後に穿孔する二次加工を必要として、加工作
業が煩雑であるばかりでなく、穿孔時に位置ずれを生じ
がちで加工精度が低下し、ラッチとラッチ受が合わない
場合があるなど、種々の問題があった。
本考案は、このような従来のプラスチック容器における
問題点に鑑み、本体と蓋体の開き側の側壁に、それぞれ
の合わせ面方向に開口する切り欠き状の凹部を形成する
とともに、その凹部を塞ぐ板体をインサート成形して溶
着一体化し、これらの板体の一方にラッチを、他方にラ
ッチ受を固着してラッチ機構を構成することにより、イ
ンサート成形する板体として予めラッチおよびラッチ受
の取付部を形成したものを用いるのみで、本体と蓋体に
その成形後の二次加工が不要であり、加工作業の簡素化
を図ることができるとともに、ラッチとラッチ受の取付
精度を向上させ、ラッチとラッチ受の合わせ状態が良好
で、その係脱操作が円滑にできるプラスチック容器を提
供することを目的とするものである。
問題点に鑑み、本体と蓋体の開き側の側壁に、それぞれ
の合わせ面方向に開口する切り欠き状の凹部を形成する
とともに、その凹部を塞ぐ板体をインサート成形して溶
着一体化し、これらの板体の一方にラッチを、他方にラ
ッチ受を固着してラッチ機構を構成することにより、イ
ンサート成形する板体として予めラッチおよびラッチ受
の取付部を形成したものを用いるのみで、本体と蓋体に
その成形後の二次加工が不要であり、加工作業の簡素化
を図ることができるとともに、ラッチとラッチ受の取付
精度を向上させ、ラッチとラッチ受の合わせ状態が良好
で、その係脱操作が円滑にできるプラスチック容器を提
供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 本考案は、その目的を達成するため、次のように構成し
た。
た。
すなわち、その構成は、本体と本体に対して開閉自在の
蓋体からなり、本体と蓋体の開き側にラッチ機構を備え
たブロー成形製プラスチック容器において、本体と蓋体
の開き側の側壁に、それぞれの合わせ面方向に開口する
切り欠き状の凹部を形成するとともに、その凹部を塞ぐ
板体をインサート成形して溶着一体化し、これらの板体
の一方にラッチを、他方にラッチ受を固着してラッチ機
構を構成してなることを特徴とするプラスチック容器と
したものである。
蓋体からなり、本体と蓋体の開き側にラッチ機構を備え
たブロー成形製プラスチック容器において、本体と蓋体
の開き側の側壁に、それぞれの合わせ面方向に開口する
切り欠き状の凹部を形成するとともに、その凹部を塞ぐ
板体をインサート成形して溶着一体化し、これらの板体
の一方にラッチを、他方にラッチ受を固着してラッチ機
構を構成してなることを特徴とするプラスチック容器と
したものである。
作用 本考案に係るプラスチック容器は、上記のように構成さ
れているので、本体および蓋体の成形時に板体が一体化
される。そこで、これらの板体の一方にラッチを、他方
にラッチ受を設けることによって、ラッチおよびラッチ
受が高い精度で取付けられる。
れているので、本体および蓋体の成形時に板体が一体化
される。そこで、これらの板体の一方にラッチを、他方
にラッチ受を設けることによって、ラッチおよびラッチ
受が高い精度で取付けられる。
実施例 本考案の一実施例を図面について説明する。
第１図および第２図には本考案に係るプラスチック容器
の一例が示されており、１は本体、２は蓋体であって、
本体１に対して蓋体２が一体のヒンジ３によって開閉自
在となっている。プラスチック容器は、ポリエチレン、
ポリプロピレン等の熱可塑性プラスチックをブロー成形
して構成されており、その本体１および蓋体２は中空二
重壁構造であり、ヒンジ３はブロー成形時に圧縮薄肉化
されたものである。プラスチック容器の本体１および蓋
体２の開き側には、ラッチ機構４が左右に備えられてい
る。５は手提げハンドルである。
の一例が示されており、１は本体、２は蓋体であって、
本体１に対して蓋体２が一体のヒンジ３によって開閉自
在となっている。プラスチック容器は、ポリエチレン、
ポリプロピレン等の熱可塑性プラスチックをブロー成形
して構成されており、その本体１および蓋体２は中空二
重壁構造であり、ヒンジ３はブロー成形時に圧縮薄肉化
されたものである。プラスチック容器の本体１および蓋
体２の開き側には、ラッチ機構４が左右に備えられてい
る。５は手提げハンドルである。
上記ラッチ機構４は、第３図および第４図に詳細を示す
ように、ラッチ６とラッチ受７とで構成されており、ラ
ッチ６にはラッチ受７の凹溝８に係脱する回動自在の係
止ハンドル９を有している。このラッチ機構４は、本体
１および蓋体２の開き側の側壁に、それぞれの合わせ面
方向に開口する切り欠き状の凹部10,11を形成するとと
もに、その凹部10,11を塞ぐ板体12,13をインサート成形
して溶着一体化し、一方の板体12にはラッチ６がボルト
14によって固着され、他方の板体13にはラッチ受７がボ
ルト15によって固着されている。このため、板体12,13
にはインサートする前にボルト孔が穿孔加工されてい
る。板体12,13にはその周辺に固着孔16,17が多数穿孔さ
れており、板体12,13は本体１および蓋体２のブロー成
形時にインサートされるが、この成形時に板体12,13の
周辺の固着孔16,17に本体１および蓋体２を構成する熱
可塑性プラスチックが入り込み、板体12,13が強固にイ
ンサートされる。18はブロー成形時に形成されたパーテ
ィングラインである。なお、固着孔16,17は段状の凹部
としてもよい。
ように、ラッチ６とラッチ受７とで構成されており、ラ
ッチ６にはラッチ受７の凹溝８に係脱する回動自在の係
止ハンドル９を有している。このラッチ機構４は、本体
１および蓋体２の開き側の側壁に、それぞれの合わせ面
方向に開口する切り欠き状の凹部10,11を形成するとと
もに、その凹部10,11を塞ぐ板体12,13をインサート成形
して溶着一体化し、一方の板体12にはラッチ６がボルト
14によって固着され、他方の板体13にはラッチ受７がボ
ルト15によって固着されている。このため、板体12,13
にはインサートする前にボルト孔が穿孔加工されてい
る。板体12,13にはその周辺に固着孔16,17が多数穿孔さ
れており、板体12,13は本体１および蓋体２のブロー成
形時にインサートされるが、この成形時に板体12,13の
周辺の固着孔16,17に本体１および蓋体２を構成する熱
可塑性プラスチックが入り込み、板体12,13が強固にイ
ンサートされる。18はブロー成形時に形成されたパーテ
ィングラインである。なお、固着孔16,17は段状の凹部
としてもよい。
以上のように構成されたものにおいては、本体１および
蓋体２の成形時に板体12,13が一体化されるので、これ
らの板体12,13の一方にラッチ６を、他方にラッチ受７
をボルト14,15で止めれば、ラッチ６およびラッチ受７
が位置ずれを起こさず、高い精度で容易に取付けること
ができる。
蓋体２の成形時に板体12,13が一体化されるので、これ
らの板体12,13の一方にラッチ６を、他方にラッチ受７
をボルト14,15で止めれば、ラッチ６およびラッチ受７
が位置ずれを起こさず、高い精度で容易に取付けること
ができる。
また、従来のブロー成形の部分的圧縮により取付板体を
形成したものでは、容器の外端（本実施例ではパーティ
ングライン18上に当たる）部位に形成され、ラッチおよ
びラッチ受が外方に突出する欠点があるが、前記実施例
のものでは、板体12,13は凹部10,11内に位置しているの
で、ラッチ６およびラッチ受７は、いずれも本体１およ
び蓋体２の外面より突出せず、安全であるうえ外観性に
も優れている。
形成したものでは、容器の外端（本実施例ではパーティ
ングライン18上に当たる）部位に形成され、ラッチおよ
びラッチ受が外方に突出する欠点があるが、前記実施例
のものでは、板体12,13は凹部10,11内に位置しているの
で、ラッチ６およびラッチ受７は、いずれも本体１およ
び蓋体２の外面より突出せず、安全であるうえ外観性に
も優れている。
考案の効果 本考案によれば、本体と蓋体の開き側の側壁に、それぞ
れの合わせ面方向に開口する切り欠き状の凹部を形成す
るとともに、その凹部を塞ぐ板体をインサート成形して
溶着一体化し、これらの板体の一方にラッチを、他方に
ラッチ受を固着してラッチ機構を構成したものであるか
ら、インサート成形する板体として予めラッチおよびラ
ッチ受の取付部を形成したものを用いるのみで、本体と
蓋体にその成形後の二次加工が不要であり、加工作業の
簡素化を図ることができるとともに、ラッチとラッチ受
の取付精度を向上させ、ラッチとラッチ受の合わせ状態
が良好で、その係脱操作が円滑にできるプラスチック容
器を得ることができる。
れの合わせ面方向に開口する切り欠き状の凹部を形成す
るとともに、その凹部を塞ぐ板体をインサート成形して
溶着一体化し、これらの板体の一方にラッチを、他方に
ラッチ受を固着してラッチ機構を構成したものであるか
ら、インサート成形する板体として予めラッチおよびラ
ッチ受の取付部を形成したものを用いるのみで、本体と
蓋体にその成形後の二次加工が不要であり、加工作業の
簡素化を図ることができるとともに、ラッチとラッチ受
の取付精度を向上させ、ラッチとラッチ受の合わせ状態
が良好で、その係脱操作が円滑にできるプラスチック容
器を得ることができる。
図面は本考案の一実施例を示し、第１図はプラスチック
容器の全体の斜視図、第２図は同上蓋体を開いた状態を
示す全体の斜視図、第３図は要部の拡大斜視図、第４図
は要部の縦断側面図である。 １……本体、２……蓋体、３……ヒンジ、４……ラッチ
機構、６……ラッチ、７……ラッチ受、９……係止ハン
ドル、12,13……板体、14,15……ボルト
容器の全体の斜視図、第２図は同上蓋体を開いた状態を
示す全体の斜視図、第３図は要部の拡大斜視図、第４図
は要部の縦断側面図である。 １……本体、２……蓋体、３……ヒンジ、４……ラッチ
機構、６……ラッチ、７……ラッチ受、９……係止ハン
ドル、12,13……板体、14,15……ボルト
Claims (1)
- 【請求項１】本体と本体に対して開閉自在の蓋体からな
り、本体と蓋体の開き側にラッチ機構を備えたブロー成
形製プラスチック容器において、本体と蓋体の開き側の
側壁に、それぞれの合わせ面方向に開口する切り欠き状
の凹部を形成するとともに、その凹部を塞ぐ板体をイン
サート成形して溶着一体化し、これらの板体の一方にラ
ッチを、他方にラッチ受を固着してラッチ機構を構成し
てなることを特徴とするプラスチック容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988085347U JPH0642492Y2 (ja) | 1988-06-28 | 1988-06-28 | プラスチック容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988085347U JPH0642492Y2 (ja) | 1988-06-28 | 1988-06-28 | プラスチック容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH026524U JPH026524U (ja) | 1990-01-17 |
| JPH0642492Y2 true JPH0642492Y2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=31310019
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988085347U Expired - Lifetime JPH0642492Y2 (ja) | 1988-06-28 | 1988-06-28 | プラスチック容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0642492Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20210020096A (ko) * | 2018-06-13 | 2021-02-23 | 삼소나이트 아이피 홀딩스 에스.에이.알.엘. | 전방 및 후방 주면을 따라 분리된 가방 물품 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5432728Y2 (ja) * | 1974-04-30 | 1979-10-11 |
-
1988
- 1988-06-28 JP JP1988085347U patent/JPH0642492Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20210020096A (ko) * | 2018-06-13 | 2021-02-23 | 삼소나이트 아이피 홀딩스 에스.에이.알.엘. | 전방 및 후방 주면을 따라 분리된 가방 물품 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH026524U (ja) | 1990-01-17 |
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