JPH0642437U - 自動車のピラーガーニッシュ - Google Patents
自動車のピラーガーニッシュInfo
- Publication number
- JPH0642437U JPH0642437U JP8616192U JP8616192U JPH0642437U JP H0642437 U JPH0642437 U JP H0642437U JP 8616192 U JP8616192 U JP 8616192U JP 8616192 U JP8616192 U JP 8616192U JP H0642437 U JPH0642437 U JP H0642437U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pillar garnish
- pillar
- automobile
- main body
- garnish
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高い衝撃吸収力を有する自動車のピラーガー
ニッシュを提供する。 【構成】 自動車の少なくともセンターピラーPを覆う
ピラーガーニッシュ10において、前記センターピラー
を覆う部分のピラーガーニッシュを中空形状または内側
に空所のある断面凹形状にし、この中空部13もしくは
空所内にエネルギー吸収用フォーム15を設ける。
ニッシュを提供する。 【構成】 自動車の少なくともセンターピラーPを覆う
ピラーガーニッシュ10において、前記センターピラー
を覆う部分のピラーガーニッシュを中空形状または内側
に空所のある断面凹形状にし、この中空部13もしくは
空所内にエネルギー吸収用フォーム15を設ける。
Description
【0001】
この考案は、自動車のピラーガーニッシュに関し、特にはセンターピラーを覆 うピラーガーニッシュの改良に関する。
【0002】
たとえば、自動車のボディ本体Bにおいて、前部ドアD1と後部ドアD2との 間には、図5および図6に示されるように、いわゆるセンターピラーPが形成さ れることがある。前記センターピラーPにおいて、自動車の室内側Rには前記セ ンターピラーPを覆うピラーガーニッシュ50が取り付けられている。 前記ピラーガーニッシュ50は、室内の装飾を主目的とし、天井とドア、ドア とインストルメントパネルとの隙間を隠す意匠部品として用いられる。
【0003】 このピラーガーニッシュの一例を図7に示す。前記ピラーガーニッシュ50は ABS樹脂などの熱可塑性樹脂によって形成され、本体部51とその裏面に設け られた取付部52とから構成される。 本体部51は所定のセンターピラーPを覆うことのできる形状に形成され、所 望により表面に合成樹脂シート材やファブリック材などからなる表皮材(図示せ ず)を被覆あるいは接着して意匠効果を高めることもある。 取付部52は公知のクリップ部材で、センターピラーPのピラーガーニッシュ 取付面P1に設けられた溝部または穴部P2に押し込んで係着させることにより 、このピラーガーニッシュ50を所定位置に取り付ける。
【0004】 ところで、新しく側突規制FMVSS214が基準化され、車体の側部からの 衝撃に対する安全基準が定められた。そのため、前記衝撃の際に乗員の頭部が衝 突するおそれのあるピラーガーニッシュにも衝撃エネルギーを吸収する機能が要 求されるようになった。
【0005】 しかしながら、上記した従来構造にあっては、前記衝撃吸収力が充分とはいえ ず、かかる側突の衝撃から乗員を保護するためにはさらに高い衝撃吸収能力が求 められていた。
【0006】
この考案は、上記した問題点に鑑み提案されたものであって、高い衝撃吸収力 を有する自動車のピラーガーニッシュを提供しようとするものである。
【0007】
すなわち、この考案は、自動車の少なくともセンターピラーを覆うピラーガー ニッシュにおいて、前記センターピラーを覆う部分のピラーガーニッシュを中空 形状または内側に空所のある断面凹形状にし、この中空部もしくは空所内にエネ ルギー吸収用フォームを設けたことを特徴とする自動車のピラーガーニッシュに 係る。
【0008】
以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。 図1はこの考案のピラーガーニッシュの一例を示す拡大断面図、図2はこの考 案の他の例を示す断面図、図3はさらに他の例を示す断面図、図4は同じく他の 例を示す断面図である。
【0009】 この考案のピラーガーニッシュ10は、前述したような一般的な自動車のボデ ィ本体Bにおいて、少なくともセンターピラーPの室内側Rを覆っている。
【0010】 ピラーガーニッシュ10は、図1に示されるように、本体部11と取付部12 とからなり、前記センターピラーPの溝部または穴部P2に前記取付部12を係 着させて取り付けられる。
【0011】 本体部11は熱可塑性樹脂のブロー成形品(肉厚約2.5mm)よりなり、内 部に中空部13が形成されている。この本体部11の製品意匠面14には、所望 により合成樹脂シート材やファブリック材などからなる表皮材(図示せず)を、 被覆または接着することができる。
【0012】 取付部12は公知のクリップ部材よりなり、前記本体部11の非意匠面16に 設けられている。この取付部12は前記本体部11に接着または溶着などによっ て取り付けたり、または本体部11と一体に形成するかあるいは本体部1のブロ ー成形の際に、インサートとして配し一体に成形してもよい。
【0013】 前記本体部11および取付部12として好ましい材質は、公知の熱可塑性樹脂 であり、その成形性や耐衝撃性などからABS樹脂が好適に用いられる。また、 要求される物性に応じて、公知のガラス繊維などを適宜に添加して成形すること も可能で、本実施例ではガラス繊維を10%添加して曲げモジュラス値を改良し たABS樹脂〔曲げモジュラス(室温):44000kg/cm2 ,JIS K 7203〕が用いられている。
【0014】 前記本体部11の中空部13内にはエネルギー吸収用フォーム15が設けられ ている。このエネルギー吸収用フォーム15は、自動車のボディ本体B側面方向 の衝撃から乗員を保護するためのもので、衝撃吸収特性の良好な硬質ポリウレタ ンフォーム、あるいは硬質ウレタンスラブよりなる。前記エネルギー吸収用フォ ーム15としては、密度0.03〜0.50g/cm3 、圧縮強度0.2〜2k g/cm2 程度のものが好適に用いられる。
【0015】 以下に、前記エネルギー吸収用フォーム15を形成する硬質ウレタンフォーム の配合例を示す。 (重量部) ポリエステルポリオール(ソルビトールベース)* 100 シリコーン系整泡剤 3.0 ハロゲン系難燃剤 10 3級アミン触媒 1.5 発泡剤 2.0 ポリメリックMDI 142 *:分子量500〜1500 得られた硬質ウレタンフォームの密度は0.065g/cm3 であった。
【0016】 上記の硬質ウレタンフォームを用いた場合、このエネルギー吸収用フォーム1 5は、あらかじめ公知のブロー成形によって成形されたピラーガーニッシュ本体 部11のブロー用エア吹き込み口(図示せず)より前記配合の原料を中空部13 内に注入し、前記本体部11と一体に形成するのが簡便で好ましい。
【0017】 なお、自動車のボディ本体の他のピラー部分、たとえばフロント部のピラーな どは、図7において示したような中空部分の形成されない中実状態で形成しても よい。
【0018】 図2はこの考案の他の例を示したものである。符号20はピラーガーニッシュ 、21は本体部、22は取付部、23は中空部、25はエネルギー吸収用フォー ムである。 図示したように、このピラーガーニッシュ20は、その軽量化をはかりかつ強 度を高めるために、本体部21の非意匠面26に長手方向の2本の凹溝27,2 7が設けられたものである。 また、前記取付部22は、前記非意匠面26の所定位置に設けられた係止用孔 部29に係着されて取り付けられる。
【0019】 また、図3は同じくこの考案の他の例であって、凹溝37を4本設けた例であ る。符号30はピラーガーニッシュ、31は本体部、32は取付部、35はエネ ルギー吸収用フォームである。この例では、前記取付部32は本体部31と一体 に成形されている。
【0020】 さらに、図4にこの考案の他の例を示す。 このピラーガーニッシュ40は、本体部41を図のような内側に空所43のあ る断面凹形状にし、その非意匠面46の空所43にエネルギー吸収用フォーム4 5を接着剤または両面接着テープなどで取り付けたものである。 そして、車体ボディのセンターピラーQに接着剤49を介して張り付けられて いる。この例において、前記エネルギー吸収用フォーム45は、硬質ウレタンフ ォームスラブを所定形状に切断加工したものが用いられている。
【0021】
以上図示し説明したように、この考案の自動車のピラーガーニッシュによれば 中空部または内側に空所が形成されたピラーガーニッシュ本体内に衝撃エネルギ ーを吸収するためのエネルギー吸収用フォームが設けられている。 したがって、自動車の側面からの衝撃を受けて譲位の頭部がピラーガーニッシ ュに衝突した場合でも、前記エネルギー吸収用フォームがその衝突のエネルギー を吸収して変形し乗員を保護することができる。
【図1】この考案のピラーガーニッシュの一例を示す拡
大断面図である。
大断面図である。
【図2】この考案の他の例を示す断面図である。
【図3】さらに他の例を示す断面図である。
【図4】同じく他の例を示す断面図である。
【図5】一般的な自動車のフロントウインド部の一例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図6】その6−6線における断面図である。
【図7】その7−7線における拡大断面図である。
10 ピラーガーニッシュ 11 本体部 12 取付部 13 中空部 15 エネルギー吸収用フォーム P センターピラー
Claims (1)
- 【請求項1】 自動車の少なくともセンターピラーを覆
うピラーガーニッシュにおいて、前記センターピラーを
覆う部分のピラーガーニッシュを中空形状または内側に
空所のある断面凹形状にし、この中空部もしくは空所内
にエネルギー吸収用フォームを設けたことを特徴とする
自動車のピラーガーニッシュ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8616192U JPH0642437U (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 自動車のピラーガーニッシュ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8616192U JPH0642437U (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 自動車のピラーガーニッシュ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0642437U true JPH0642437U (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=13879026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8616192U Pending JPH0642437U (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 自動車のピラーガーニッシュ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642437U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57212057A (en) * | 1981-06-25 | 1982-12-27 | Ikeda Bussan Co | Manufacture of interior finish material for car |
JPS59223537A (ja) * | 1983-05-31 | 1984-12-15 | Nissan Motor Co Ltd | ガ−ニツシユの取付構造 |
JP4125953B2 (ja) * | 2000-07-11 | 2008-07-30 | 荏原工業洗浄株式会社 | 原子力プラント内で発生する金属廃棄物の表面処理剤及び方法並びに化学的研削装置 |
-
1992
- 1992-11-20 JP JP8616192U patent/JPH0642437U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57212057A (en) * | 1981-06-25 | 1982-12-27 | Ikeda Bussan Co | Manufacture of interior finish material for car |
JPS59223537A (ja) * | 1983-05-31 | 1984-12-15 | Nissan Motor Co Ltd | ガ−ニツシユの取付構造 |
JP4125953B2 (ja) * | 2000-07-11 | 2008-07-30 | 荏原工業洗浄株式会社 | 原子力プラント内で発生する金属廃棄物の表面処理剤及び方法並びに化学的研削装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3585566B2 (ja) | 膝受けを具備する自動車用計器板 | |
US5823611A (en) | Headliner with integral impact absorption panels | |
JP3052766B2 (ja) | 自動車の内装材による衝撃エネルギ吸収構造 | |
US4663210A (en) | Paneling member for the interior of automotive vehicles, especially a dashboard | |
US20040113455A1 (en) | Energy absorbing impact deflector incorporating a thermoformed outer panel and an expanded foam insert | |
WO1995013938A1 (en) | Blow molded structural interior automotive parts | |
US5318822A (en) | Hollow core instrument panel | |
JPH0642437U (ja) | 自動車のピラーガーニッシュ | |
JP2969051B2 (ja) | 自動車用内装部品 | |
JP3173271B2 (ja) | 自動車の車室における乗員の保護構造 | |
JP2914598B2 (ja) | 自動車用ドアトリム | |
JPH07187008A (ja) | 自動車天井の衝撃吸収構造 | |
JP2576591Y2 (ja) | 自動車用内装部品 | |
KR101179989B1 (ko) | 자동차용 필라트림 | |
JP3403325B2 (ja) | 自動車のルーフサイドダクト | |
JP3252150B2 (ja) | 自動車のピラーガーニッシュ | |
JP2008143454A (ja) | 自動車用内装部品 | |
JP3121952B2 (ja) | 車両側部の衝撃吸収構造 | |
JPH01141140A (ja) | 自動車の天井内装材構造 | |
JPH06286530A (ja) | ピラーガーニッシュ | |
JP3487188B2 (ja) | 樹脂製品 | |
JP2000142288A (ja) | 車両用衝撃吸収トリム | |
KR19980059739A (ko) | 자동차 내장용 충격 흡수재의 제조방법 및 충격 흡수재를 구비하는 보디패널 구조체 | |
JP4511962B2 (ja) | ルーフトリムの端末抑え構造 | |
JP3241175B2 (ja) | 自動車のピラーガーニッシュ |