JPH0642183B2 - 無効電力補償装置の協調運転制御方式 - Google Patents
無効電力補償装置の協調運転制御方式Info
- Publication number
- JPH0642183B2 JPH0642183B2 JP63298510A JP29851088A JPH0642183B2 JP H0642183 B2 JPH0642183 B2 JP H0642183B2 JP 63298510 A JP63298510 A JP 63298510A JP 29851088 A JP29851088 A JP 29851088A JP H0642183 B2 JPH0642183 B2 JP H0642183B2
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- Japan
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- reactive power
- voltage
- control
- signal
- circuit
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/30—Reactive power compensation
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、系統の電圧変動制御機能等をもたせた無効電
力補償装置(以下SVCと略す)と別の同系統に接続され
た複数のSVCの協調運転における制御方式に関するもの
である。
力補償装置(以下SVCと略す)と別の同系統に接続され
た複数のSVCの協調運転における制御方式に関するもの
である。
[背景技術と問題点] 変電所設置のSVCは系統電圧を定電圧制御(AVR制御とい
う)し、電圧変動を抑制するが、その系統に増設するSVC
と既設のSVCを連動する場合、例えば、電圧、電流など
の各検出入力及び基準電圧に微妙な差があると全く逆の
動作をするなどその結果、電圧変動を拡大し、系統動揺
を招く不具合がある。これらの不具合を防止する具体的
手段として次のものがある。
う)し、電圧変動を抑制するが、その系統に増設するSVC
と既設のSVCを連動する場合、例えば、電圧、電流など
の各検出入力及び基準電圧に微妙な差があると全く逆の
動作をするなどその結果、電圧変動を拡大し、系統動揺
を招く不具合がある。これらの不具合を防止する具体的
手段として次のものがある。
(1) 電圧、電流検出回路及び基準電圧回路部品を高性能
化し、各制御定数を現場に即した定数に再微調整する。
化し、各制御定数を現場に即した定数に再微調整する。
(2) 第2図(イ)に系統に接続されたSVC1及びSVC2を示
し、(ロ)はその制御回路を示す。ここでSVC1の接続され
ている母線の電圧V1を補償したい電圧とする。PT1より
電圧信号v1,CT1よりSVC1通電電流信号IQ1が検出さ
れ、(ロ)図に示すように無効電力検出器QTO1 で無効電力
が検出される。また、PT2より電圧信号v2,CT2よりSVC2
の通電電流信号IQ2が検出され、無効電力検出器QTO2
で無効電力が検出される。これらQTO1,QTO2よりの出
力信号はAVR制御信号、つまりVTOよりの制御信号と合成
され、電圧基準Vref1およびVref2を補正し、SVC1及びS
VC2の制御信号Q1とQ2となり、このQ1,Q2に基づいて協
調運転を行う。
し、(ロ)はその制御回路を示す。ここでSVC1の接続され
ている母線の電圧V1を補償したい電圧とする。PT1より
電圧信号v1,CT1よりSVC1通電電流信号IQ1が検出さ
れ、(ロ)図に示すように無効電力検出器QTO1 で無効電力
が検出される。また、PT2より電圧信号v2,CT2よりSVC2
の通電電流信号IQ2が検出され、無効電力検出器QTO2
で無効電力が検出される。これらQTO1,QTO2よりの出
力信号はAVR制御信号、つまりVTOよりの制御信号と合成
され、電圧基準Vref1およびVref2を補正し、SVC1及びS
VC2の制御信号Q1とQ2となり、このQ1,Q2に基づいて協
調運転を行う。
ところが、上記無効電力のトランスデューサの応答速度
(市販品0.5S程度)に限度があり、又この信号で電圧基準
を補正する時、一般に前記トランスデューサの応答速度
より1桁程度の時間遅れで制御する(P.I制御)必要であ
り(数S)、高速応答の協調運転制御は期待できない。
(市販品0.5S程度)に限度があり、又この信号で電圧基準
を補正する時、一般に前記トランスデューサの応答速度
より1桁程度の時間遅れで制御する(P.I制御)必要であ
り(数S)、高速応答の協調運転制御は期待できない。
[発明の目的.構成] 本発明の目的は上述のように、SVCの協調運転の場合、
従来の制御方式では、系統動揺を招く不具合があるの
で、これを防止することにあり、各SVCの制御出力信号
を比較し、その差が零になるように各SVC演算回路の入
力を補正する方式でSVC間の協調運転制御をできるよう
にするものである。
従来の制御方式では、系統動揺を招く不具合があるの
で、これを防止することにあり、各SVCの制御出力信号
を比較し、その差が零になるように各SVC演算回路の入
力を補正する方式でSVC間の協調運転制御をできるよう
にするものである。
なお、本発明においては、前記第2図の従来方式におけ
るように各SVCの無効電力量を検出する必要がないこと
もその特徴の一つとしている。つまり、制御装置内部信
号で制御できるものである。
るように各SVCの無効電力量を検出する必要がないこと
もその特徴の一つとしている。つまり、制御装置内部信
号で制御できるものである。
以下、図面に示す実施例より本発明を説明する。
電源1に系統母線3が接続されるものとする。なお、こ
の間には電源インピーダンス2があるものとする。
の間には電源インピーダンス2があるものとする。
系統母線3と電圧補償対象母線6との間に変圧器5が接
続され、変圧器5の3次巻線に9で示すリアクトル、逆
並列接続サイリスタを直列接続してなるSVC2が接続さ
れている。また、系統母線3と電圧補償対象母線6との
間に変圧器4が接続されている。電圧補償対象母線6
に、8で示すリアクトル、逆並列接続サイリスタを直列
接続してなるSVC1が接続され、電圧検出PT17が結合さ
れる。
続され、変圧器5の3次巻線に9で示すリアクトル、逆
並列接続サイリスタを直列接続してなるSVC2が接続さ
れている。また、系統母線3と電圧補償対象母線6との
間に変圧器4が接続されている。電圧補償対象母線6
に、8で示すリアクトル、逆並列接続サイリスタを直列
接続してなるSVC1が接続され、電圧検出PT17が結合さ
れる。
80,90はそれぞれPT17よりの電圧信号を入力とするAVR
制御装置である。
制御装置である。
81はV1の検出回路であり、ここで検出された電圧信号
は、100で示す母線6の基準電圧信号Vref1を減算して比
例積分器84に入力し、その出力信号はリミッタ回路85に
入力する。
は、100で示す母線6の基準電圧信号Vref1を減算して比
例積分器84に入力し、その出力信号はリミッタ回路85に
入力する。
一方、91はV2の検出回路であり、ここで検出された電圧
信号は基準信号Vref2を減算して比例積分器94に入力
し、その出力信号はリミッタ回路95に入力する。ここ
で、Vref1とVref2とはそれぞれV1,V2における基準電圧
である。
信号は基準信号Vref2を減算して比例積分器94に入力
し、その出力信号はリミッタ回路95に入力する。ここ
で、Vref1とVref2とはそれぞれV1,V2における基準電圧
である。
リミッタ回路85は、SVC1の制御量に対応するものであ
り、ここでは、比較積分器84より出力する電圧補償対象
母線6の電圧の補正電圧信号に基づいて、SVC1のサイ
リスタの通電制御を行う無効電力通電量信号VQ1をリミ
ッタ85によって、SVC1の制御範囲内にとどめ、ファク
ション回路86を介し、パルス発生回路87に入力し、点弧
パルスを生じる。
り、ここでは、比較積分器84より出力する電圧補償対象
母線6の電圧の補正電圧信号に基づいて、SVC1のサイ
リスタの通電制御を行う無効電力通電量信号VQ1をリミ
ッタ85によって、SVC1の制御範囲内にとどめ、ファク
ション回路86を介し、パルス発生回路87に入力し、点弧
パルスを生じる。
これに対し、リミッタ回路95は、SVC2の制御量に対応
するものであり、ここでは、比例積分器94の補正電圧信
号に基づいて、SVC2のサイリスタの通電制御を行う無
効電力通電量信号VQ2をSVC2を制御範囲にとどめ、ファ
クション回路96を介し、パルス発生回路97に入力する。
一般的に、SVC2の接続されている電圧V2は、電圧補償
対象母線の電圧V1と異なっているから、パルス発生回路
97では、パルス発生回路87とは異なり、電圧V2を基準に
SVC2の点弧パルス位相が決定される。
するものであり、ここでは、比例積分器94の補正電圧信
号に基づいて、SVC2のサイリスタの通電制御を行う無
効電力通電量信号VQ2をSVC2を制御範囲にとどめ、ファ
クション回路96を介し、パルス発生回路97に入力する。
一般的に、SVC2の接続されている電圧V2は、電圧補償
対象母線の電圧V1と異なっているから、パルス発生回路
97では、パルス発生回路87とは異なり、電圧V2を基準に
SVC2の点弧パルス位相が決定される。
88はリミッタ回路85,95よりの無効電力通電量信号を比
較する加算器で、その出力の差信号は積分回路89を介し
て加算器82でリミッタ回路85の入力に加算される。本例
の場合、SVC2にSVC1を追従制御するものであり、SVC
1にSVC2を追従させたい場合は積分回路89よりの出力
信号を加算器92に加算すればよい。
較する加算器で、その出力の差信号は積分回路89を介し
て加算器82でリミッタ回路85の入力に加算される。本例
の場合、SVC2にSVC1を追従制御するものであり、SVC
1にSVC2を追従させたい場合は積分回路89よりの出力
信号を加算器92に加算すればよい。
ここで、積分回路89の時定数は比例積分器84,94の積分
定数と同程度にすれば、SVC1とSVC2の協調運転は高速
に実現できる。また積分は不完全積分でもよい。
定数と同程度にすれば、SVC1とSVC2の協調運転は高速
に実現できる。また積分は不完全積分でもよい。
リミッタ回路85,86の制御出力、つまり無効電力通電量
信号VQ1,VQ2に基づいてSVC1,SVC2のサイリスタを位
相制御し、リアクトル電流を増減し、電圧補償対象母線
6に対し、発生無効電力を調整して、電圧変動を抑制す
る。
信号VQ1,VQ2に基づいてSVC1,SVC2のサイリスタを位
相制御し、リアクトル電流を増減し、電圧補償対象母線
6に対し、発生無効電力を調整して、電圧変動を抑制す
る。
リミッタ回路85の出力信号VQ1と95の出力信号VQ2の出力
を加算器88で比較し、VQ1>VQ2、又はVQ1<VQ2であれ
ば、この差を積分器89で積分し、その出力信号を加算器
82でリミッタ回路85の入力に加算する。この信号にてV
Q1≒VQ2になるようにマイナーループを制御する。
を加算器88で比較し、VQ1>VQ2、又はVQ1<VQ2であれ
ば、この差を積分器89で積分し、その出力信号を加算器
82でリミッタ回路85の入力に加算する。この信号にてV
Q1≒VQ2になるようにマイナーループを制御する。
VQ1≒VQ2であれば、Q1=Q2であるので、SVC1とSVC2の
発生無効電力量は等しくなり、協調運転制御を行うこと
になる。
発生無効電力量は等しくなり、協調運転制御を行うこと
になる。
[発明の効果] 本発明では、協調運転されるSVCにおいて、同量の無効
電力が発生するように、これらSVCの制御回路の出力を
比較し、この差分を積分器にて積分してこの出力を追従
させたいSVCの演算回路の入力に加算して常時補正して
いるので、従来のように、各SVCの制御回路の高精度な
部品の使用又は微妙な現場調整を行う必要はなく、円滑
にSVC1とSVC2の協調運転制御を行うことができる。
電力が発生するように、これらSVCの制御回路の出力を
比較し、この差分を積分器にて積分してこの出力を追従
させたいSVCの演算回路の入力に加算して常時補正して
いるので、従来のように、各SVCの制御回路の高精度な
部品の使用又は微妙な現場調整を行う必要はなく、円滑
にSVC1とSVC2の協調運転制御を行うことができる。
更に本発明では無効電力量を検出する変成器等が不要で
あるので、設備費、信頼性に於いても有利である。
あるので、設備費、信頼性に於いても有利である。
第1図は、本発明の実施例を示す。 第2図(イ)は系統におけるSVCの複数配置を示し、同(ロ)
は前記SVCの連動運転のための制御回路を示す。 7……電圧検出PT、8……SVC2、9……SVC1、80,90
……AVR制御装置、81,91……電圧検出回路、82,92……
加算器、83,93……基準電圧信号、84,94……比例積分
器、85,95……リミッタ回路、86,96……ファンクション
回路、87,97……パルス発生回路、88……積分回路、100
……基準値信号。
は前記SVCの連動運転のための制御回路を示す。 7……電圧検出PT、8……SVC2、9……SVC1、80,90
……AVR制御装置、81,91……電圧検出回路、82,92……
加算器、83,93……基準電圧信号、84,94……比例積分
器、85,95……リミッタ回路、86,96……ファンクション
回路、87,97……パルス発生回路、88……積分回路、100
……基準値信号。
Claims (1)
- 【請求項1】系統の電圧変動制御等を目的として設置す
る無効電力補償装置の連動運転において、電圧補償対象
母線の電圧信号と当該各母線の基準電圧信号の差信号を
各比例積分回路を介して各演算回路に入力し、それぞれ
の無効電力補償装置のサイリスタ制御無効電力通電量信
号を演算するとともに、前記無効電力通電量信号の差を
積分回路にて積分し、該積分出力を追従させたい無効電
力補償装置の演算回路の入力に加算して複数無効電力補
償装置を協調運転制御することを特徴とする無効電力補
償装置の協調運転制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63298510A JPH0642183B2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | 無効電力補償装置の協調運転制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63298510A JPH0642183B2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | 無効電力補償装置の協調運転制御方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02144616A JPH02144616A (ja) | 1990-06-04 |
JPH0642183B2 true JPH0642183B2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=17860652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63298510A Expired - Lifetime JPH0642183B2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | 無効電力補償装置の協調運転制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642183B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5554217B2 (ja) * | 2010-12-06 | 2014-07-23 | 三菱電機株式会社 | 無効電力補償装置 |
CN102545241B (zh) * | 2012-02-06 | 2014-03-26 | 保定市尤耐特电气有限公司 | 一种多支路svc协调控制方法 |
-
1988
- 1988-11-25 JP JP63298510A patent/JPH0642183B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02144616A (ja) | 1990-06-04 |
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