JPH064143B2 - 石炭・水スラリー用ボールミルの排出口構造 - Google Patents

石炭・水スラリー用ボールミルの排出口構造

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JPH064143B2
JPH064143B2 JP62170473A JP17047387A JPH064143B2 JP H064143 B2 JPH064143 B2 JP H064143B2 JP 62170473 A JP62170473 A JP 62170473A JP 17047387 A JP17047387 A JP 17047387A JP H064143 B2 JPH064143 B2 JP H064143B2
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JP
Japan
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coal
water slurry
ball mill
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outlet
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春海 藤本
弘憲 尾崎
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はボールミルの排出口構造に係り、とくに、石炭
・水スラリー製造のために好適なボールミルの排出口構
造に関する。
〔従来の技術〕
ボールミルをもちいて石炭・水スラリーを製造するさい
には、ボールミルから排出される石炭・水スラリーは粗
大粒子を含有することがある。ことに、石炭・水スラリ
ーの石炭濃度が高濃度である場合に、粗大粒子の含有量
が増大するので、石炭・水スラリーの輸送、貯蔵や燃焼
などの工程において、それぞれ支障を伴っている。した
がって、上記の粗大粒子の含有を低減させるために、種
々の提案が試みられている。
第2図は従来のボールミルの排出口構造の構成を示して
いる。
第2図において、10はボールミルをしめし、18はボ
ールミル10の排出口である。粉砕媒体によって粉砕さ
れた石炭・水スラリー34はオーバーフローによって排
出される。40は石炭、42は水および添加剤などをし
めす。30は排出口から排出される粗大粒子を含有する
石炭・水スラリー34を篩上物38と篩下物36とに分
離するための分離装置であり、篩下物36は実質上、粗
大粒子を含有しない石炭・水スラリーとして槽32に貯
留される。篩上物38は図示を省略した手段をもちい
て、再び、ボールミル10に戻され、循環粉砕が行われ
る。
また、ミル胴体の排出端側に胴体断面にわたり、格子部
材を備えた回転胴ミルなども提供されている。(例え
ば、特開昭60-132656号) 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上記従来のボールミルの排出口構造で
は、ボールミルの外部において分離装置をはじめ、篩下
物や篩上物の処理手段など付加的装置を必要とするた
め、装置、運転保守などを簡易にすることができないと
いう問題があった。
また、上記の回転胴ミルでは、粉砕された石炭・水スラ
リーが粗大粒子を分離しないまま、格子部材から排出さ
れるため、石炭・水スラリー製造のために適していない
という問題があった。
本発明はこのような従来の問題を解決するものであり、
ボールミルの外部における付加装置を省略して、装置、
運転保守などを簡易にすることができ、また、実質上、
粗大粒子を含有しない石炭・水スラリーを製造すること
ができる優れたボールミルの排出口構造を提供すること
を目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、胴体の軸心方向の
両端にある入口および排出口を軸承した石炭・水スラリ
ー用ボールミルの排出口構造であって、前記排出口に近
接して胴体内に設けた出口端板は胴体内の粉砕室と排出
口に連通されるリフターを備えた通路とに区画し、出口
端板に接続して胴体内側に傾斜し多孔開口を有する円錐
状からなる分離材が設けられ、分離材を通過する石炭・
水スラリーの通過部は出口端板の周辺に形成した複数の
開口を介して前記通路および排出口とに直列して連通さ
れるようにしたものである。
〔作用〕
本発明は上記のような構成により次のような作用を有す
る。すなわち、ボールミルの内部において粉砕される軸
方向に移動する石炭・水スラリーが出口端板により移動
方向が変換されて、さらに、分離材上においても粉砕媒
体の激しい落下運動による粉砕作用を受けながら上記ス
ラリーの分離材の多孔開口の通過が強制され、しかも有
効に促進され、胴体内部にある上記通過部、すなわち石
炭・水スラリーの滞留部から出口端板の周辺に形成した
複数の開口を介してリフターを備えた通路を経て胴体の
軸心方向にある排出口から中心排出できるので、高粘性
を呈する石炭・水スラリーなどを製造するにあたり、分
離材の表面では上記スラリーの堆積が解消されるので、
安定した流量のもとで分離材を通過するようになりボー
ルミルからの排出能力を向上できて、しかも、粗大粒子
を含有しない石炭・水スラリーを製造することができ
る。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例の構成を示すものである。
第1図において、10はボールミルをしめし、12はミル
の胴体であり、胴体12の軸心方向の両端にボールミル10
の入口17および排出口18をそれぞれ有している。胴体1
2の内壁面には多数のライナ14が配列されており、さ
らに、ライナ14の内部空間には、粘度を配合した粉砕
媒体16が所要数量をもって充てんされている。入口1
7および排出口18の外面は、図示を省略した軸受によ
り、それぞれ軸承され、ボールミル10は所要の回転数
をもって回転される。
胴体12の排出口18に近接して胴体12の内部には出口端板
22が設けられ、胴体12内の粉砕室50と排出口18に連通さ
れるリフターを備えた通路29とに区画している。出口端
板22に接続して胴体12内側に傾斜するとともに多孔開口
を有する円錐状からなる分離材20が設けられているとと
もに、出口端板22の周辺は支持材24をもって胴体12の内
部に支持されており、上記支持材24には複数の開口28を
有している。
分離材20の多孔開口は粉砕媒体16を通過させることな
く、石炭・水スラリーのみが通過しうる開口とされてい
て、例えば、多孔開口の寸法は0.5〜5mm程度に開口され
ている。出口端板22は円板状からなり、粉砕室50の端板
を形成して、粉砕媒体16および石炭・水スラリーの通過
を遮断している。分離材20と胴体12との間は石炭・水ス
ラリーの通過部52、すなわち石炭・水スラリーの滞留部
が形成され、分離材20の多孔開口を通過する石炭・水ス
ラリーは出口端板22の支持材24の複数の開口28を介し
て、前記リフターを備えた通路29を経て胴体12の軸心方
向にある排出口18に導かれる。
次に、上記実施例の動作について説明する。上記実施例
において、ボールミル10が回転すると、粉砕媒体16
が瀑布状落下をしながら運動する。入口17からは、石
炭が水および添加物とともに、所要の配合ならびに供給
速度をもって供給され、上記の粉砕媒体16によって粉
砕が行われる。このさい粉砕とともに水および添加物と
の混合も行われ、石炭・水スラリーとなりながら、胴排
出口18側に向って移動する。かくして、粉砕作用の進
行にともない、石炭の粒度が減少し、石炭・水混合系の
粒度は増大傾向を呈し、石炭粒子が粉砕媒体16と石炭
・水混合系との間において充分に分散されずして、石炭
と粉砕媒体16との衝突、磨砕をはじめとする粉砕、混
合作用が阻害されて、粗大粒子が石炭・水スラリー表面
を運動しながら、軸方向に移動し、出口端板22に達する
と、軸方向の移動が阻止されて、半径方向に方向変換が
行われ、とくに、粗大粒子は、分離材20上において運動
されている粉砕媒体16との粉砕、混合作用を受けなが
ら、粒度が減少され、分離材20の多孔開口を通過し
て、通路29を通り、排出口18からは実質上、粗大粒
子を含有しない石炭・水スラリーが排出される。
このように、上記実施例によれば、ボールミル10内部
において、石炭が水および添加物とともに粉砕、混合さ
れながら軸方向に移動する高粘性を呈する石炭・水スラ
リーが出口端板22により移動方向が変換されて、さら
に、分離材20上においても粉砕媒体16の激しい落下運動
による粉砕作用を受けながら高性能を呈する上記スラリ
ーの分離材20の多孔開口の通過が強制され、しかも有効
に促進され、胴体12内部にある通過部52から出口端板22
の周辺に形成した複数の開口28を介してリフターを備え
た通路29を経て胴体12の軸心方向にある排出口18から中
心排出できるので、ボールミル10の胴体下部に分離装置
をはじめ、上記スラリーの収容装置などの配設ならびに
これに伴う基礎工事なども省略できて、胴体12下部空間
を高くすることが回避され、しかも、実質上、粗大粒子
を含有しない石炭・水スラリーを製造できるようにな
る。
また、分離材20の表面は、激しい落下運動をしている粉
砕媒体が常に衝突接触されているので、高粘性により局
部的に高濃度となっている石炭・水スラリーの堆積が解
消されて、石炭・水スラリーは安定した流量のもとで分
離材20の通過が促進され、胴体12内部にある上記通過部
52、すなわち石炭・水スラリーの滞留部から出口端板22
の周辺に形成した複数の開口28を介してリフターを備え
た通路29を経て胴体12の軸心方向にある排出口18から中
心排出できるので、ボールミル10からの高粘性を呈する
石炭・水スラリーの排出能力を向上させることができ
る。
なお、分離材20は、複数に区分された分離ライナをも
って構成することができる。この態様では、分離ライナ
が摩耗などを発生したさいに、短時間に新規なものと交
換することが可能である。
本発明の態様は上記実施例のみに限定されるものではな
く、多くの態様が採用可能である。
〔発明の効果〕
本発明は上記実施例より明らかなように、ボールミルの
内部において粉砕され軸方向に移動する高粘性を呈する
石炭・水スラリーを出口端板による移動方向が転換され
て、さらに、分離材上においても粉砕媒体の激しい落下
運動による粉砕作用を受けながら上記スラリーの分離材
の通過を強制して有効に促進させて胴体内部にある通過
部から出口端板の周辺に形成した複数の開口を介してリ
フターを備えた通路を経て胴体の軸心方向にある排出口
から中心排出できるので、ボールミルの胴体下部に分離
装置をはじめ、上記スラリーの収容装置などの配設なら
びにこれに伴う基礎工事なども省略できて、胴体下部空
間を高くすることが回避され、また、高粘性を呈する石
炭・水スラリーなどを製造するにあたり、分離材の表面
には上記スラリーの堆積が解消されて安定した流量のも
とで分離材を通過してボールミルからの排出能力を向上
できて、しかも、実質上、粗大粒子を含有しない石炭・
水スラリーを製造できる実用上の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるボールミルの排出口
構造の概略断面図、第2図は従来のボールミルの排出口
構造の概略説明図である。 10…ボールミル、12…胴体 18…排出口、20…分離材 22…出口端板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−64663(JP,A) 実開 昭63−111944(JP,U) 特公 昭61−5775(JP,B2) 特公 昭52−37626(JP,B2) 実公 昭43−2231(JP,Y1) 実公 昭26−7976(JP,Y1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴体の軸心方向の両端にある入口および排
    出口を軸承した石炭・水スラリー用ボールミルの排出口
    構造であって、前記排出口に近接して胴体内に設けた出
    口端板は胴体内の粉砕室と排出口に連通されるリフター
    を備えた通路とに区画し、出口端板に接続して胴体内側
    に傾斜し多孔開口を有する円錐状からなる分離材が設け
    られ、分離材を通過する石炭・水スラリーの通過部は出
    口端板の周辺に形成した複数の開口を介して前記通路お
    よび排出口とに直列して連通されたことを特徴とする石
    炭・水スラリー用ボールミルの排出口構造。
JP62170473A 1987-07-08 1987-07-08 石炭・水スラリー用ボールミルの排出口構造 Expired - Lifetime JPH064143B2 (ja)

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CN114932003A (zh) * 2022-05-18 2022-08-23 北京干雾科技有限公司 一种用于分选石子煤的球磨机

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