JPH0641424Y2

JPH0641424Y2 - Ａｖ機器

Info

Publication number: JPH0641424Y2
Application number: JP15495788U
Authority: JP
Inventors: 吉田孝道; 鉄弥馬場
Original assignee: Kenwood KK
Current assignee: Kenwood KK
Priority date: 1988-11-30
Filing date: 1988-11-30
Publication date: 1994-10-26
Anticipated expiration: 2003-11-30
Also published as: JPH0275875U

Description

【考案の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野この考案はAV機器に関する。

（ロ）従来技術・考案が解決しようとする問題点従来より、AV機器としては、例えば、第３図に示すよう
なAV機器が提供されていた。

図において、1,2,3は映像信号入用の入力回路、４は入
力回路1,2,3のいずれかを選択するための信号切換回
路、５は信号切換回路４で選択された映像信号を修飾す
るため修飾回路であって、第３図では画像の輪郭を強調
するエンハンサ回路になっている。６は文字発生装置、
７はエンハンサ回路５の出力と文字発生装置６の出力と
を加算し、この画像信号をモニタテレビに導くための映
像出力回路、８はモニタテレビである。

そして、この回路においては、信号切換回路４の切換動
作を行うと、マイクロコンピュータ（図示していない）
は文字発生装置６を制御してモニタテレビ８に信号切換
回路４が選択した入力回路の名称または符号を表示する
ようになっている。

しかし、上記した従来のものにおいては、信号切換回路
４で選択された映像信号は輪郭強調の必要の有無にかか
わらず、常に、エンハンサ回路５と映像出力回路７とを
通るので画質が劣化するという欠点があった。

この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、バイパス回路を形成し、エンハ
ンサ回路の不必要時及びオンスクリーン表示をしない場
合においてはバイパス回路によりエンハンサ回路等をバ
イパスして、画質の劣化を防止するようにしたAV機器を
提供することにある。

（ハ）問題を解決するための手段この考案のAV機器は、複数の映像信号入力回路と、この
映像信号入力回路を切換える信号切換回路と、文字発生
装置と、この文字発生装置の文字データに基づきモニタ
テレビに文字表示させるための映像出力回路と、前記信
号切換回路の出力である映像信号を修飾するエンハンサ
回路等の修飾回路とからなるAV機器において、前記信号
切換回路の出力を前記修飾回路と映像出力を介さずに直
接モニタテレビに導くデフィート回路と、信号切換回路
の出力を修飾回路に導くか或はデフィート回路に導くか
を選択する選択回路とを設け、修飾回路での画質の劣化
を防止するように構成したものである。

また、修飾回路の動作が指示されているか否かを検出す
る検出手段とタイマ手段とを設け、信号切換回路が切換
動作を行うと前記タイマ手段を起動し、このタイマ手段
に基づく所定の時間経過後、修飾回路が機能していない
ことを前記検出手段が検出したときには、選択回路は信
号切換回路の出力をデフィート回路に導くように構成し
たものである。

（ニ）作用この考案によれば、複数の映像信号入力回路と、この映
像信号入力回路を切換える信号切換回路と、文字発生装
置と、この文字発生装置の文字データに基づきモニタテ
レビに文字表示させるための映像出力回路と、前記信号
切換回路の出力である映像信号を修飾するエンハンサ回
路等の修飾回路とからなるAV機器において、前記信号切
換回路の出力を前記修飾回路と映像出力を介さずに直接
モニタテレビに導くデフィート回路と、信号切換回路の
出力を修飾回路に導くか或はデフィート回路に導くかを
選択する選択回路とを設け、修飾回路での画質の劣化を
防止するように構成し、更に、修飾回路の動作が指示さ
れているか否かを検出する検出手段とタイマ手段とを設
け、信号切換回路が切換動作を行うと前記タイマ手段を
起動し、このタイマ手段に基づく所定の時間経過後、前
記検出手段が修飾回路の動作の指示を検出しないとき
は、選択回路は信号切換回路の出力をデフィート回路に
導くように構成したので、エンハンサ回路等の修飾回路
の不使用時やオンスクリーン表示をしない場合において
は、映像信号は修飾回路を通過することなく、直接モニ
タテレビに導かれる。

このため、画質の劣化を防止することができる。

（ホ）実施例この考案に係るAV機器の実施例を第１図及び第２図に基
づいて説明する。

第１図はブロック図、第２図はフローチャートである。

なお、従来例と同一部分には同一符号を付してその説明
を省略する。

図中、９は信号切換回路４とエンハンサ回路５との間に
設けた選択回路、SWは選択回路９のスイッチ、10はエン
ハンサ回路５と映像出力回路７とをバイパスして信号切
換回路４の出力を直接モニタテレビ８に導くデフィート
回路、11,12,13は信号切換回路４を制御して入力回路1,
2,3の選択を指示するスイッチ、14はエンハンサ回路５
の使用及び不使用を指示するためのスイッチ、15はマイ
クロコンピュータであって、マイクロコンピュータ15は
データの演算処理を行う中央処理装置（CPU）15aと、実
行すべきプログラムを格納するROM15bと、データを記憶
するRAM15cと、入力ポート15dと、出力ポート15eとから
構成されている。

そして、マイクロコンピュータ15は出力ポート15eを介
して信号切換回路４とエンハンサ回路５と文字発生装置
６と映像出力回路７と選択回路９とを制御すると共にス
イッチ11,12,13,14の各信号は入力ポート15dに入力する
ように構成されている。

また、信号切換回路４の出力は選択回路９により、エン
ハンサ回路５またはデフィート回路10のいずれの回路に
導かれるようになっている。

次に、この実施例の動作をエンハンサ回路を使用して
いない場合、及び、エンハンサ回路を使用中の場合を
例として第２図のフローチャートに基づき説明する。

エンハンサ回路を使用していない場合。

スイッチ11,12,13の状態を読み（ステップS1）、スイッ
チ11,12,13のいずれかが押されたことを検出すると（ス
テップS2）、押されたスイッチにしたがって、信号切換
回路４は切換動作を行う。次に、選択回路９のスイッチ
SWを端子ａ側に切換える。更に、選択された入力回路の
名称または符号をモニタテレビ８に表示するために必要
なデータを文字発生装置６に送り、モニタテレビ８上に
表示を行う（オンスクリーン表示）。そして、映像出力
回路７にはエンハンサ回路５の出力である映像信号に文
字発生装置６の文字出力を加算するように指示し、同時
に、タイマをスタートさせる（ステップS3）。

今、エンハンサ回路５を機能させるためのスイッチ14が
ONでないから（ステップS4）、エンハンサ回路５をOFF
にし（ステップS5）、タイマが所定の時間になるまでス
テップS1,S2,S4,S5,S7を実行している。やがて、タイマ
が所定の時間に達すると（ステップS7）、スイッチ14は
OFFであるから（ステップS8）、選択回路９のスイッチS
Wを端子ｂ側に切換える（ステップS9）。このとき、文
字発生装置６の文字出力は不要となったので文字発生装
置６にクリアデータを送り（ステップS10）次の指示ま
で待機する。

エンハンサ回路を使用している場合。

スイッチ11,12,13の状態を読み（ステップS1）、スイッ
チ11,12,13のいずれかが押されたことを検出すると（ス
テップS2）、押されたスイッチにしたがって、信号切換
回路４は切換動作を行う。次に、選択回路９のスイッチ
SWを端子ａ側に切換えるための制御信号を出力し（すで
に、このようになっている）、更に、選択された入力回
路の名称または符号をモニタテレビ８に表示するために
必要なデータを文字発生装置６に送り、モニタテレビ８
上に表示を行う（オンスクリーン表示）。そして、映像
出力回路７にはエンハンサ回路５の出力である映像信号
に文字発生装置６の文字出力を加算するように指示し、
同時に、タイマをスタートさせる（ステップS3）。

今、エンハンサ回路５を機能させるためのスイッチ14が
ONであるから（ステップS4）、エンハンサ回路５をON
（周波数特性を可変出来る状態）にし（すでに、このよ
うになっている）（ステップS6）、タイマが所定の時間
になるまでステップS1,S2,S4,S6,S7を実行している。や
がて、タイマが所定の時間に達すると文字発生装置６の
文字出力は不要になるので文字発生装置６にクリアデー
タを送り（ステップS8,S10）、次の指示まで待機する。

このように、この考案のAV機器は、エンハンサ回路等の
修飾回路の不使用時やオンスクリーン表示をしない場合
においては、映像信号は修飾回路を通過することなく、
直接モニタテレビに導かれるように構成したものであ
る。

（ヘ）考案の効果この考案に係るAV機器によれば、上述のように構成した
ので、エンハンサ回路等の修飾回路の不使用時やオンス
クリーン表示をしない場合においては、映像信号は修飾
回路を通過することなく、直接モニタテレビに導かれ
る。

このため、画質の劣化を防止することができる。

しかも、構造が簡単であって、また、安価に構成するこ
とができるため実施も容易であるなどの優れた特長を有
している。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はこの考案に係るAV機器の実施例を示
し、第１図はブロック図、第２図はフローチャートであ
る。第３図は従来のAV機器のブロック図である。主な符号の説明 1,2,3:入力回路 4:信号切換回路 5:エンハンサ回路 6:文字発生装置 7:映像出力回路 8:モニタテレビ 9:選択回路 10:デフィート回路 11,12,13,14,SW:スイッチ 15:マイクロコンピュータ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】複数の映像信号入力回路と、この映像信号
入力回路を切換える信号切換回路と、文字発生装置と、
この文字発生装置の文字データに基づきモニタテレビに
文字表示させるための映像出力回路と、前記信号切換回
路の出力である映像信号を修飾するエンハンサ回路等の
修飾回路とからなるAV機器において、前記信号切換回路の出力を前記修飾回路と映像出力を介
さずに直接モニタテレビに導くデフィート回路と、信号
切換回路の出力を修飾回路に導くか或はデフィート回路
に導くかを選択する選択回路とを設け、修飾回路での画
質の劣化を防止するように構成したことを特徴とするAV
機器。
【請求項２】修飾回路の動作が指示されているか否かを
検出する検出手段とタイマ手段とを設け、信号切換回路
が切換動作を行うと前記タイマ手段を起動し、このタイ
マ手段に基づく所定の時間経過後、修飾回路が機能して
いないことを前記検出手段が検出したときには、選択回
路は信号切換回路の出力をデフィート回路に導くように
構成したことを特徴とする請求項１記載のAV機器。