JPH0641379Y2 - Mic化ミクサ - Google Patents

Mic化ミクサ

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JPH0641379Y2
JPH0641379Y2 JP19762086U JP19762086U JPH0641379Y2 JP H0641379 Y2 JPH0641379 Y2 JP H0641379Y2 JP 19762086 U JP19762086 U JP 19762086U JP 19762086 U JP19762086 U JP 19762086U JP H0641379 Y2 JPH0641379 Y2 JP H0641379Y2
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JP
Japan
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line
mixer
image
slot
image frequency
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JP19762086U
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明夫 飯田
健治 伊東
誠 松永
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はイメージ周波数の帯域反射フィルタを備え、
イメージリジェクション、もしくはイメージリカバリを
行うMIC化ミクサに関する。
〔従来の技術〕
従来のイメージ周波数の帯域反射フィルタを備えイメー
ジリジェクション、もしくはイメージリカバリを行うMI
C化ミクサとして、例えば、Lawrence E.Dickens,et a
l.:“An Integrated−Circuit Balanced Mixer,Image a
nd Sum Enhanced",IEEE Trans.MTT−23,No.3,pp.276−2
81(Mar.1975)に示されたものがあり、第4図は上記文
献に示されたMIC化ミクサの構成ブロック図である。
図において、(1)はスロットラインからなる入力信号
ライン、(2)はコプレナライン、(3a)〜(3c)はマ
イクロストリップライン、(3d)は出力端子、(4a),
(4b)はミクサダイオード、(5)は方向性フィルタ、
(6a)〜(6c)はそれぞれマイクロストリップラインか
らなるイメージ周波数の帯域反射フィルタである。
このMIC化ミクサの入力信号電力はマイクロストリップ
ライン(3a)より印加され、スロットライン(1)を伝
搬し、ミクサダイオード(4a),(4b)に印加される。
一方、局発電力はマイクロストリップライン(3b)より
印加され、方向性フィルタ(5)、マイクロストリップ
ライン(3c)、コプレナライン(2)を介して、ミクサ
ダイオード(4a),(4b)に印加される。
このミクサダイオード(4a),(4b)で入力信号電力と
局発電力とが混合された後、IF電力はコプレナライン
(2)に発生し、出力端子(3d)から取り出される。
それぞれ中央部でスロットライン(1)に結合されたマ
イクロストリップライン(6a)〜(6c)からなる3段の
フィルタによりイメージ周波数の帯域反射フィルタ
(7)が構成されている。
ミクサダイオード(4a),(4b)で発生するイメージ周
波数の電力はスロットライン(1)に生じるので、上記
の帯域反射フィルタ(7)により反射されミクサダイオ
ード(4a),(4b)に戻され、イメージリカバリが行わ
れミクサの変換損失を低減している。
また、マイクロストリップライン(3a)から入射するイ
メージ周波数帯の不要波の電力は帯域反射フィルタ
(7)により反射され、ミクサダイオード(4a),(4
b)には伝送されずイメージリジェクションが行われ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来のイメージ周波数の帯域反射フィルタを備えたMIC
化ミクサは以上のように構成されている。信号周波数と
イメージ周波数の差はIF周波数の2倍であり大きくない
ので、イメージ周波数の帯域反射フィルタとして、急俊
な帯域反射特性を得ようとすると、多段のフィルタ構成
を必要とし、従来例のように3段程度の構成となる。
そして、フィルタ各段の間隔は一般に信号周波数でおよ
そ1/4波長にとられるので、フィルタ全体が大きくなる
という課題があった。
また、単位長当りの損失が大きいスロットラインの長さ
が長くなるため、信号電力が減衰し、ミクサの変換損失
が大きくなるという課題があった。
また、スロットラインの長さを短くするため、全長がイ
メージ周波数で半波長の整数倍とする両端開放のマイク
ロストリップラインを中央で上記スロットラインと結合
する帯域反射フィルタを1段構成とすると、帯域反射フ
ィルタとしての通過特性は単峰特性となり、イメージ周
波数で減衰量を十分とろうとすると、信号周波数での損
失も増大してしまうという課題があった。
この考案は、以上のような課題を解決するためになされ
たもので、イメージ周波数の帯域反射フィルタを少なく
とも1段備え、低損失で小形のMIC化ミクサを得ること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係わるMIC化ミクサは、イメージ周波数の帯
域反射フィルタを備えイメージリジェクション、もしく
はイメージリカバリを行うMIC化ミクサにおいて、誘電
体基板の片面の金属膜にスロットを設けて形成したスロ
ットラインからなる入力信号ラインに、上記誘電体基板
の他の面にストリップ導体を設けて形成した全長がイメ
ージ周波数で半波長の整数倍を基準とする、両端開放の
マイクロストリップラインを直交させて結合し、且つ上
記マイクロストリップラインがスロットラインと交差す
る点から一方の端までの長さを入力信号周波数で半波長
を基準として構成したイメージ周波数の帯域反射フィル
タを、少なくとも1段備えるようにしたものである。
〔作用〕
以上のように構成されたこの考案のMIC化ミクサのイメ
ージ周波数の帯域反射フィルタでは、等価回路上、Z1
Z2をそれぞれ入力信号ラインのスロットラインとの結合
点から先端開放のマイクロストリップラインを見たイン
ピーダンスとして、Z1とZ2の直列インピーダンスが、ス
ロットラインに並列に装荷されたものと見做せ、上記ス
ロットラインに並列に装荷されるアドミッタンスが信号
周波数で0となり、イメージ周波数で無限大となること
により、スロットラインに入射する信号周波数の電力を
反射せず通過させ、スロットラインに入射するイメージ
周波数の電力を全反射させることができる。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を図を参照して説明する。
第1図は、この考案のMIC化ミクサの一実施例を示す構
成ブロック図である。
第2図は第1図のイメージ周波数の帯域反射フィルタを
説明する図である。
第3図は第2図の等価回路図である。
図中、従来例と同一部分には同一符号を付し説明を省
く。
図1において、(1)はMIC化ミクサの入力信号ライン
を構成する誘電体基板の片面の金属膜にスロットを設け
て形成したスロットライン、(6)は上記誘電体基板の
他の面にストリップ導体を設けて形成した全長がイメー
ジ周波数で半波長の整数倍を基準とする両端開放のマイ
クロストリップラインである。
以下、スロットライン(1)に直交させて結合する所定
の線路長のマイクロストリップライン(6)の特性につ
いて説明する。
この場合、スロットライン(1)と結合する所定の線路
長のマイクロストリップライン(6)の等価回路図は、
K.C.Gupt,et al.:“Microstrip Lines and Slotlines",
ARTECH,pp.236によれば、第3図に示される。
いま、両端開放のマイクロストリップライン(6)の全
長をl1+l2とし、且つスロットラインと交差し結合する
点(以下、結合点と呼ぶ)から一方の開放端までの長さ
をl1とする。
また、Z1,Z2をそれぞれ上記スロットラインとの結合点
から見た一方のl1長の先端開放のマイクロストリップラ
インのインピーダンス、および他方のl2長の先端開放の
マイクロストリップラインのインピーダンスとする。C
opをライン端容量とする。
第3図に示すように、上記の所定の線路長の両端開放の
マイクロストリップライン(6)は等価的に、Z1とZ2
直列インピーダンスが、スロットラインに並列に装荷さ
れたものと見做せる。
ここで、所定の線路長の両端開放のマイクロストリップ
ライン(6)の特性インピーダンスをZ0とし、線路損失
がないとすると、上記のZ1,Z2はそれぞれ第(1)式,
第(2)式で示される。
Z1=Z0[−j(1/ωCop)+jZ0tanβl1] /[Z0+(1/ωCop)・tanβl1] (1) Z2=Z0[−j(1/ωCop)+jZ0tanβl2] /[Z0+(1/ωCop)・tanβl2] (2) ここでω:角周波数、β:ラインの伝搬定数とする。
ここで簡単のため、Copが小さく無視できるとすると、Z
1,Z2はそれぞれ第(3)式,第(4)式で示される。
Z1=−jZ0cotβl1 (3) Z2=−jZ0cotβl2 (4) ここで、l1を信号周波数で半波長とすると、βl1はπと
なり、Z1は無限大となるため、スロットラインに並列に
装荷されるアドミタンスYは第(5)式に示すように0
となる。
Y=1/(Z1+Z2)=0 (5) 従って、信号周波数ではスロットラインに何の影響も与
えず、反射を生じない。
一方、マイクロストリップライン(6)の全長(l1
l2)をイメージ周波数で半波長の整数倍とすると、βl2
=nπ−βl1となり、第(6)式に示すようにZ1+Z2
0となる。
Z1+Z2 =−jZ0(cotβl1+cotβl2) =−jZ0{cotβl1+cot(nπ−βl1)} =0 (6) 従って、スロットラインに並列に装荷されるアドミタン
スYは、無限大となるので、スロットラインに入射する
イメージ周波数の電力は全反射される。
このような所定の線路長のマイクロストリップライン
(6)をイメージ周波数の帯域反射フィルタとして用い
るようにして、MIC化ミクサを小形にできるとともに、
スロットラインからなる入力信号ラインの長さを短くで
きるので、損失を小さくすることができる。
なお、本実施例では、イメージ周波数の帯域反射フィル
タを1段備えた場合について説明したが、これに限ら
ず、さらにイメージ周波数の帯域反射フィルタを複数段
備える場合も同様の効果を奏する。
また、本実施例では、局発信号とIF信号とを分離するの
に方向性フィルタ(5)を用いているが、これに限ら
ず、低域通過フィルタと高域通過フィルタとを組合わせ
た分波回路や、その他の分波回路を用いてもよい。
また、本実施例では、バランス形ミクサの場合を例に説
明したが、これに限らず、シングルエンド形のMIC化ミ
クサの場合も、同様の効果を奏する。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば、イメージ周波数の帯
域反射フィルタを備えイメージリジェクション、もしく
はイメージリカバリを行うMIC化ミクサにおいて、誘電
体基板の片面の金属膜にスロットを設けて形成したスロ
ットラインからなる入力信号ラインに、上記誘電体基板
の他の面にストリップ導体を設けて形成した全長がイメ
ージ周波数で半波長の整数倍を基準とする、両端開放の
マイクロストリップラインを直交させて結合し、且つ上
記マイクロストリップラインがスロットラインと交差す
る点から一方の端までの長さを入力信号周波数で半波長
を基準として構成したイメージ周波数の帯域反射フィル
タを、少なくとも1段備え、低損失で小形のMIC化ミク
サを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例によるMIC化ミクサの構成
ブロック図、第2図は第1図のイメージ周波数の帯域反
射フィルタを説明する図、第3図は第2図の等価回路
図、第4図は従来のMIC化ミクサの構成ブロック図であ
る。 図中、(1)はスロットライン、(6)はマイクロスト
リップラインである。 なお、図中、同一又は相当部分は、同一符号で示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】イメージ周波数の帯域反射フィルタを備え
    イメージリジェクション、もしくはイメージリカバリを
    行うMIC化ミクサにおいて、 誘電体基板の片面の金属膜にスロットを設けて形成した
    スロットラインからなる入力信号ラインに、上記誘電体
    基板の他の面にストリップ導体を設けて形成した全長が
    イメージ周波数で半波長の整数倍を基準とする、両端開
    放のマイクロストリップラインを直交させて結合し、且
    つ上記マイクロストリップラインがスロットラインと交
    差する点から一方の端までの長さを入力信号周波数で半
    波長を基準として構成したイメージ周波数の帯域反射フ
    ィルタを、少なくとも1段備えたことを特徴とするMIC
    化ミクサ。
JP19762086U 1986-12-23 1986-12-23 Mic化ミクサ Expired - Lifetime JPH0641379Y2 (ja)

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JPS63102317U JPS63102317U (ja) 1988-07-04
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