JPH0641319B2 - 電動缶切り装置 - Google Patents

電動缶切り装置

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JPH0641319B2
JPH0641319B2 JP63211544A JP21154488A JPH0641319B2 JP H0641319 B2 JPH0641319 B2 JP H0641319B2 JP 63211544 A JP63211544 A JP 63211544A JP 21154488 A JP21154488 A JP 21154488A JP H0641319 B2 JPH0641319 B2 JP H0641319B2
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JP
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cutter
elastic element
opener
operating member
spring
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クルツ ラインハルト
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Braun GmbH
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67BAPPLYING CLOSURE MEMBERS TO BOTTLES JARS, OR SIMILAR CONTAINERS; OPENING CLOSED CONTAINERS
    • B67B7/00Hand- or power-operated devices for opening closed containers
    • B67B7/38Power-operated cutting devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Devices For Opening Bottles Or Cans (AREA)
  • Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
  • Discharge Heating (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は駆動モータ及び駆動機構を収めた筐体と、筐体
壁の外側に設けられ駆動モータ及び駆動機構により駆動
される駆動輪と、駆動輪から離間して筐体壁上に回動自
在に支持され缶の蓋を切断するカッターと、筐体上に支
持され手動操作されてカッターを取り付け位置から切断
位置へ傾けると共にスイッチを介して駆動モータをスイ
ッチオンする操作部材とを有する電動缶切り装置に関す
る。
従来の技術 以下の説明で引用する公知の缶切り装置(西独特許公開
第 3048063号)はスイッチを操作するのにも使われる操
作部材上にカッターを取り付ける構成を有する。この装
置では操作部材もカッターも筐体壁の外側に設けられ
る。缶切り装置を使用する場合、まず操作部材がカッタ
ーと共に回動され、これによりスイッチが操作されて駆
動モータが始動し駆動輪が回転させられる。電気駆動す
ることにより缶蓋を突き破って切断する過程が自動的に
開始される。すなわち、操作部材はカッターと共に自動
的に缶中に、換言すれば切断位置へ動く。切断位置では
カッターは操作部材上に支持され、その結果、操作部材
は切断作業が終了するまでオン位置に維持される。
発明が解決しようとする問題点 しかし、この公知の缶切り装置は切断がいったん始って
しまうと中止させるのが容易でない問題点を有する。こ
れは切断の際カッターにより操作部材に加えられるトル
クによりスイッチがオン状態に維持されるためである。
そこで使用者は缶の蓋が完全に切り取られてしまうのを
仕方がないとしてあきらめるかあるいは強い力を加えて
操作部材を元の位置へ無理やり戻すかしなければならな
い。また駆動モータがスイッチにより駆動されるよりも
前にカッターを操作部材の操作により缶蓋中に突きささ
なければならない点も好ましくない。その結果、缶蓋を
突き破る力を得るため操作部材として比較的長いレバー
を使用することが必要になる。しかし、操作部材とカッ
ターの間を長いレバーを含めて剛性的に結合する場合は
操作部材の操作行程が長くなってしまいまたカッターか
ら操作部材に向って望ましくない力が加わってしまう。
その結果缶切り装置の取り扱いは一層困難になる。
従って、本発明の目的は冒頭に記載した種類の缶切り装
置であって、簡単で安価に製造でき、安全で使用が簡単
であり、操作部材がカッターの力の影響を受けず、自在
に缶切り作業を中断できる装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は缶が駆動輪上に取り付けられ
ている場合に限ってスイッチオンできる缶切り装置を提
供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明のこれらの目的は操作部材とカッターとの間の力
伝達部分をばね弾性要素により形成し、スイッチに該ス
イッチをスイッチオンする要素を、カッターが缶蓋に係
合された場合にのみかつばね弾性要素が変形された場合
にのみ操作部材をさらに操作することにより該スイッチ
が閉成されるように、組み合わせて構成することにより
達成される。
作用 本発明により様々な利点が得られる。第1の利点はばね
弾性要素の作用により、スイッチを閉成する要素に切断
作業中に生じる大きな力が加わるのが防止されること
で、その結果単一のスイッチ閉成要素によりモータを自
在に停止させることが可能になる。本発明の別の利点は
缶が何であれ−すなわち缶蓋と缶リムの駆動輪係合用リ
ップとの間の距離がどのようであろうと−,駆動輪が回
転するのはカッターが缶蓋に十分な付勢力で確実に衝合
している場合に限られる。この場合にのみカッターは駆
動モータの作用により缶蓋中に侵入する。
ばね弾性要素を使い、スイッチとスイッチ閉成要素との
間に所定の距離を設けることにより、缶切り装置はばね
弾性要素に変形が生じた場合にのみスイッチオン可能に
なる有利な特徴が得られる。すなわち、スイッチオンは
缶が缶切り装置上に実際に取り付けられていてばね弾性
要素が変形している場合にのみ可能になる。
本発明の他の利点はカッターが缶蓋に係合させられた後
にスイッチ作動要素を操作することによりばね弾性要素
があらかじめ小さな力で付勢されることで、これにより
カッターもこの付勢力により缶蓋に対して付勢される。
すなわち、切断の幾何学的条件が適当である場合、駆動
輪が缶を回動させ始めるとこの付勢力のみでカッターが
缶蓋中に自動的に侵入するのに十分な力が得られ、スイ
ッチ作動要素上にリセット力を加える必要がない。この
場合は操作部材として特に短いレバーを使うことが可能
になる。
さらに、本発明ではカッター及びスイッチを操作するの
に単一の操作要素しか必要でない。同様に重要な本発明
の別の利点は切断作業中操作要素を枢回させて戻すこと
によりいつでもばね弾性要素を枢回させて戻すことによ
りいつでもばね弾性要素を弛緩させることができ、これ
に伴ってカッターが切断位置にあっても駆動モータをス
イッチオフすることが可能なことである。このため、任
意の時にすなわち缶蓋が缶から完全に切り取られていな
くても缶をカッター及び駆動輪から取り外すことが可能
になる。
本発明の一改良例ではスイッチ作動要素は操作部材であ
り、この操作部材はばね弾性要素を介してカッターに機
械的に結合される。かかる組立体ではばね弾性要素は自
己動作要素部分を構成し、このためカッターと操作部材
とを別々の位置に設けることができる。その結果、操作
部材の取り付け支持部をカッターの支持部から離すこと
ができ、レバーを缶切り装置の筐体上に取り付けること
ができる好ましい特徴が得られる。これはアーゴノミッ
クス(人間の能力と心理を、作業環境と作業機械との関
連において研究する学問で、人間の作業動作や特性の法
則を知り、それによく合致した機械や作業条件の設計を
行うもの)的な観点からも安全性上の理由からも好まし
いことである。例えばレバーの形に設計された操作部材
は閉じたフレームにより形成された把手中に設けること
ができ、これにより缶切り装置を不注意に作動させてし
まう危険をほとんどなくせる。また、ばね弾性要素は別
体の部品要素として設計されているためその強さ及びば
ね特性曲線に関して特に正確な製造を行なうことができ
る。
これにより、操作部材をより正確に作動させることが可
能になり、缶切り装置の取り扱いが容易になる。
ばね弾性要素を別体の部品として形成するかわりにその
機能をいずれにせよ使われる操作部材により代行させる
こともできる。この場合は操作部材はカッターに直接に
結合され、操作部材が操作された場合に弾性変形が結合
部分に生じないようにするのが好ましい。この場合、弾
性変形は弾性レバーを構成するように設計された操作部
材自体に生じ、その結果、カッターが缶蓋に係合した後
に操作部材をさらに引いてもカッターは回動しない。す
なわちレバーのみが長手方向に沿って屈曲しスイッチが
作動される。
ばね弾性要素はばねワイヤにより形成すると特に簡単か
つ安価であり、この場合略90゜に屈曲された両端がそ
れぞれ操作部材及びカッター中に形成された偏心孔中に
係合される。偏心孔により、レバーの運動はカッターに
伝達されてこれを回転運動させる。レバーとカッターを
結合するばね弾性要素の寸法を適当に設定することによ
りカッターが缶蓋を突き破るよりも前に駆動モータをス
イッチオンすることができる。
カッターの回転運動を簡単に開始させるべく操作部材は
筐体上に回動自在に支持されたレバーより形成され、ば
ね弾性要素は筐体内に位置しカッターを担持するシャフ
トに結合された結合部材上に結合される。操作部材とし
てはレバーのかわりに摺動部材を使用することもでき、
この場合は偏心孔は結合部材上にのみ形成される。
カッターを缶切り装置から取り外すべく、本発明による
改良ではシャフトに結合部材が取り外し自在に結合され
る。かかる取り外しが自在な構成によりカッターを簡単
に交換したり清掃したりすることが可能になる。
前記一又は両方の偏心孔にばね弾性要素を簡単に取り付
けられるようにばね弾性要素の一端又は両端は乙字状に
形成される。ばねワイヤよりなる結合ロッドはレバーが
さらに傾けられてスイッチオン位置に達しカッターが缶
蓋の縁部に衝合すると撓む。
また、弾力性をさらに増すためにばね弾性要素の少なく
とも一端を数回屈曲されてもよい。また、ばねワイヤよ
りなる結合ロッドの弾力性をさらに増大させて圧縮荷重
が加わった場合にその大きさに応じた屈曲が生じるよう
に、本発明ではばね弾性要素の中央部分を一ないし数回
コイル状に巻回してもよい。また、特定の方向に屈曲が
生じるように、コイル状部はばね弾性要素の長手軸に関
して一の側又は両側にずらして形成してもよい。
ばね弾性要素は金属及び/又はプラスチックにより形成
するのが好ましい。またゴム弾性ブラスチックにより形
成してもよい。さらに、金属/プラスチック材料を組み
合わせて使う場合は両端部をゴム弾性要素により相互に
結合して使用することも可能である。
操作部材とスイッチとの間隔は、操作部材を操作した場
合に操作部材がカッターが缶蓋に係合した後にのみ変形
してスイッチを操作し、駆動モータがスイッチオンされ
るような値に設定される。
缶切り装置の操作を簡単にするため、本発明ではカッタ
ー、結合部材、ばね弾性要素、及び操作部材は戻りばね
の作用により動かされて元の状態に戻される。そこで、
これらの要素は不使用状態では基本的に初期位置に保持
される。この初期位置では缶切り装置は容易に手動操作
できる。
回転運動を結合部材からカッターのシャフトへ伝達する
ため本発明ではシャフト端部に平坦部分が形成され、こ
の平坦部分が結合部材のシャフト受け入れ孔中に形成さ
れた対応する平坦部分と係合しシャフトと結合部材とが
一体的に回転する。
カッターのシャフトに沿った方向の取り付け空間を可能
な限り減少させるため、結合部材は平坦な円板状部材に
形成され、半径レバーアーム上に偏心孔が形成される。
この円板状部材は金属により形成する場合は容易に打ち
抜き加工により形成でき、一方プラスチックにより形成
する場合も容易に成型できる。
カッターが取り外し不能な形式の缶切り装置では結合部
材はシャフトに取り外せないように固定される。これに
対し、カッターが取り外し可能な形式の缶切り装置では
結合部材はシャフト上の取り付け取り外しが自在でなけ
ればならない。本発明ではシャフトの方向を筐体に対し
て正しく保持するためシャフト中に形成された溝部中に
係合してロックする係合解除も自在なロック部材が使わ
れる。このロック部材はロック部材を解放する方向と反
対に作用するばねによって正規位置に保持される。その
結果、シャフトは缶切り装置中にしっかりと保持される
と同時に筐体上に取り付けられロック部材を操作するた
めのスイッチも正規位置に保持される。
本発明の他の好ましい特徴はカッターが所定の限界切断
位置を超えて回転させられるのがストッパにより制限さ
れ、また操作部材をこのストッパにより規定される終点
位置へ動かした場合に操作部材とシャフトとの間に配設
されたばね弾性要素に荷重を加えるだけでスイッチが閉
成される別の位置まで操作部材を缶を切断することなく
さらに動かせることにある。これは実際の使用の際使用
者が缶が缶切り装置に取り付けられていないにもかかわ
らず不注意に操作部材を終点位置まで動かしてしまう可
能性に対処するためのものである。この場合はまずカッ
ターが回動してストッパに係合する終点位置に達する
が、その際駆動輪が側方及び前方から覆われる状態が生
じる。その結果、他方の手で操作部材がさらに回転され
てもカッターは同じ位置のままであり、仮に駆動モータ
がスイッチオンされて駆動輪が回転し始めてもカッター
による負傷が生じるのが回避される。これによりフール
プルーフの安全な構成が実現される。
カッターのみが終点位置まで不注意に動かされても本発
明ではカッターがばね弾性要素の作用により操作要素を
スイッチ操作位置まで動かすことは不可能である。この
ため駆動モータがスイッチオンされて駆動輪が回転する
ことはなく、負傷の危険が一層減少する(別のフールプ
ルーフ安全構成)。
本発明の他の特徴によれば、駆動モータのスイッチオン
はばね弾性要素の一端が真中に設けられた操作部材の摺
動域によりなされるためカッターの回動により駆動モー
タがスイッチオンされる事態が回避される。
以下、本発明を実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。
実施例 図示した缶切り装置は本発明では詳細に説明しないギヤ
ボックスおよび駆動輪2を駆動する電動モータ(同じく
図示しない)を収納した実質的に箱形の筐体1を有す
る。駆動輪2は筐体壁3の外側に設けられ、筐体壁を貫
通すると共に筐体壁3及びこれに対向する筐体壁5によ
り支持される駆動軸4上に螺着される。駆動軸4上には
駆動輪2と筐体壁3との間の位置にスペーサ6が設けら
れ、切断作用の結果生じる押圧力を筐体3に伝達する。
スペーサ6の外径は歯を形成された駆動輪2の外径より
も大きく、これにより缶が傾くのに抗して作用しあるい
は缶46が固定されている場合には缶切り装置が傾くの
に抗して作用して缶リム41を側方へ案内する案内面が
形成される。
筐体1中には駆動軸4に平行にシャフト7が支持され、
シャフト7は筐体壁3から突出する端部上にカッター8
を担持する。このカッター8はシャフト7の手前側端部
にねじ9により空転しないようにまた軸方向に変位しな
いように固定される。シャフト7上にはシム10が取り
付けられ、シム10上には筐体壁3と衝合するよう圧縮
ばね11が配設される。
筐体1内部では、結合用部材として設計されると共に筐
体壁5上の軸受け部13により支持されているスリーブ
12に形成された内孔37中にシャフト7の端部が延在
する。スリーブ12を介してシャフト7に回転運動を伝
達するため、スリーブ12中に延在するシャフト7の端
部は平坦部分14を形成され、この平坦部分14にスリ
ーブ12の内孔37上に形成された平坦部分15が係合
する。
第1図及び第2図を参照するに、スリーブ12は内孔1
7を備えたアーム16を含み、この内孔17中にばねワ
イヤより形成されるばね弾性要素の屈曲端部18が係合
して結合ロッド19を形成する。結合ロッド19の他方
の屈曲端部20はレバー22中の内孔21中に係合す
る。レバー22は第1図に示すように第1図の断面の位
置よりも奥の位置に設けられ筐体1中に回動自在に支持
されて缶切り装置を操作するのに使われる。さらに、レ
バー22にはスイッチ38(第2図)を操作するための
カム23が設けられる。
シャフト7は軸方向の変位を板状のロック部材24によ
り阻止される。ロック部材24は筐体壁3の内面に上下
に延在しピン25により摺動自在に保持される。部材2
4中にはシャフト7が通される孔26が形成される。第
1図に示した状態では孔26の縁部がシャフト7中に形
成された溝27と係合しており、これによりシャフト7
を筐体1上に軸方向の動きに対して保持する軸受部が形
成される。ピン25から離れた側に部材24は枝分かれ
した端部50を有し、この端部50は筐体壁3中に螺入
された案内ピンよりなるストッパ29中に形成された溝
部28に係合する。筐体1中へ案内ピン29が螺入され
る深さを変化させることにより部材24と筐体壁3との
間隔が調節できる。すなわち、案内ピン29によりシャ
フト7の軸位置を正確に調節でき、カッター8と駆動輪
2との間隔「a」を正しく設定できる。
図示したロック位置では(第1図)該ロック部材24は
可撓性クランプ30により図面中上方へ付勢される。カ
ッター8をシャフト7と共に筐体1から取り外すため筐
体1中に貫通する押しボタン31が筐体1の上部に設け
られ部材24の先端の平らに折り曲げられた部材32に
衝合する。押しボタン31がシャフト7の方向に向って
操作されるとロック部材24は可撓性クランプ30の力
に抗して下方へ変位し孔26の端部が溝28中から外
れ、これにより孔26とシャフト7とが整列する。その
結果、シャフト7は圧縮ばね11の作用で自動的に右方
へ変位させられ部材24は最早溝26に係合しなくな
る。この状態でカッター8及びシャフト7は共に筐体1
から例えば清掃等の目的で取り外せる。この作業は押し
ボタンを離して行なって差しつかえない。シャフトを筐
体1中に容易に差し込めるように、シャフト7の端部に
は面取り部40が、部材24が押し下げられていなくて
もその先端部が孔26中に入るように形成される。シャ
フトをさらに深く挿入するとロック部材24は面取り部
40の作用で下方へ押し下げられる。
カッター8が切断位置(第4図に点線で示す)に達する
とカッター上の切断刃43は駆動輪2の正面において駆
動輪の回転方向42に向き合うような位置をとる。この
位置に達するためにはカッター8をレバー22(第1図
及び第2図)を操作することによりスリーブ12に衝合
する戻りばね33の作用に抗して回動させる必要があ
る。この場合、結合棒19がレバー22の回転運動をス
リーブ12に伝達し、スリーブ12はその平坦部分15
を介してシャフト7を回動させる。しかし、この作用で
得られる回転力はカッター8の切先44を缶切り作業の
始めにあたって缶蓋45中へ突きさす程のものではな
い。ところが結合ロッド19は弾性変形が可能であり、
従ってレバー22はカッター8が缶蓋45に衝合した場
合にスイッチ38を操作するのに必要な位置まで(第2
図の点線で示した状態を参照)回動できる。カッター8
は所定の形状に形成されているため駆動輪2が駆動され
ると缶蓋45中に自動的にくい込んで最終切断位置(第
4図に点線で示す)に達するまで回動し、結合ロッド1
9は再び大きく弛緩する。結合ロッド19中に残留する
応力は無負荷送り、すなわち缶46を駆動輪2により既
存の切開スリットの位置まで回転させるのに必要とされ
る。
レバー22が使用者により第2図中に点線で示した位置
に保持されている限り、缶46(第4図)は缶リム41
を駆動輪2により駆動されることにより回転させられ、
同時に蓋45がカッター8により完全に缶46から切り
離されるまで切断される。
レバー22が切断作業の復元の位置まで戻されるとスイ
ッチ38がまず操作されて缶切り装置の駆動モータが停
止させられる。同時にばね弾性要素19が応力を除去さ
れスリーブ12が元の位置に戻される。これに伴いシャ
フト7及びカッター8が元の位置に戻される。この自動
リセット作用は戻りばね33によって保証される。
缶切り作業を途中で中断して缶蓋45を部分的にのみ切
断するのが望ましい場合、レバー22上に作用するスイ
ッチオン付勢力がまず除かれる。その際、レバー22は
ばね弾性要素19の弛緩により元の状態に向って動かせ
る範囲で最大限元の状態に向って戻される。この動作シ
ーケンスと同時にスイッチ38が作動され、駆動モータ
がスイッチオフされる。一方、カッター8は切断位置に
保持される。カッター8を切り口から外すには缶46を
押さえて缶切り装置をやや上方へ回転させればよい。こ
れによりカッターは切り口から外れ戻りばね33の作用
によって元の位置に戻される。
第3図はばねワイヤよりなる結合ロッド19の変形例を
示し、弾性を増すばね弾性要素19の中央部は曲げられ
て2巻きのコイル部34を形成する。コイル部34から
は結合ロッド19の両屈曲端18,20に向って実質的
に直線状の部分35が両方向に延在する。部分35は偏
心して形成されたコイル部34に接して延在する長手軸
に一致するように形成される。屈曲端部18,20は一
平面上に形成されコイル部34は図面中この面より実質
的に上方に形成される。かかる設計により圧縮力が屈曲
端18,20に加えられた場合結合ロッド19は撓む。
結合ロッドが撓んだ状態でコイル部34はやや圧縮され
変形される。その結果、コイル部34は矢印36で示す
ように上方に向って屈曲する。その際の弾性及び屈曲の
程度はコイル部34の巻数及び位置を設定することで自
在に調節できる。従って、第3図による結合ロッド19
の設計によりレバー22からスリーブ12へ、またスリ
ーブ12からカッターを支持するシャフト7へ伝達され
る力を広範囲に選定することが可能になる。
要約すると、本発明による電動缶切り装置は駆動機構を
収めた筐体(1)と、筐体壁(3)の外側に設けられた
駆動輪(2)と、筐体壁(3)上に駆動輪(2)から離
間して回動自在に支持されているカッター(8)と、筐
体(1)上に設けられ手動操作される操作部材(22)
とよりなり、操作部材(22)はカッター(8)を缶係
合位置から切断位置まで枢回させると共にスイッチ(3
8)を介して駆動モータをスイッチオンする。操作部材
(22)とカッター(8)とはばね弾性要素(19)に
より相互に結合される。
発明の効果 本発明により様々な利点が得られる。第1の利点はばね
弾性要素の作用により、スイッチを閉成する要素に切断
作業中に生じる大きな力が加わるのが防止されること
で、その結果単一のスイッチ閉成要素によりモータを自
在に停止させることが可能になる。本発明の別の利点は
缶が何であれ−すなわち缶蓋と缶リムの駆動輪係合用リ
ップとの間の距離がどのようであろうと−,駆動輪が回
転するのはカッターが缶蓋に十分な付勢力で確実に衝合
している場合に限られる。この場合にのみカッターは駆
動モータの作用により缶蓋中に侵入する。
ばね弾性要素を使い、スイッチとスイッチ閉成要素との
間に所定の距離を設けることにより、缶切り装置はばね
弾性要素に変形が生じた場合にのみスイッチオン可能に
なる有利な特徴が得られる。すなわち、スイッチオンは
缶が缶切り装置上に実際に取り付けられていてばね弾性
要素が変形している場合にのみ可能になる。
本発明の他の利点はカッターが缶蓋に係合させられた後
にスイッチ作動要素を操作することによりばね弾性要素
があらかじめ小さな力で付勢されることで、これにより
カッターもこの付勢力により缶蓋に対して付勢される。
すなわち、切断の幾何学的条件が適当である場合、駆動
輪が缶を回動させ始めるとこの付勢力のみでカッターが
缶蓋中に自動的に侵入するのに十分な力が得られ、スイ
ッチ作動要素上にリセット力を加える必要がない。この
場合は操作部材として特に短いレバーを使うことが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による缶切り装置のカッター取り付け支
持部付近を示す部分断面図、第2図は第1図缶切り装置
中矢印A−Aに沿う矢視図、第3図は第1図缶切り装置
に使われるばね弾性要素の別な実施例を示す図、第4図
は第1図缶切り装置の側面図である。 1……筐体、2……駆動輪、3,5……筐体壁、4……
駆動軸、6……スペーサ、7……シャフト、8……カッ
ター、9……ねじ、10……シム、11……圧縮ばね、
12……スリーブ、13……軸受け部、14,15……
平坦部分、16……アーム、17,21,37……内
孔、18,20……屈曲端部、19……ばね弾性要素、
22……レバー、23……カム、24……ロック部材、
25……ピン、26……孔、27……溝、28……溝
部、29……ストッパ、30……クランプ、31……押
しボタン、32……ロック部材端部、33……戻りば
ね、34……コイル部、35……直線状部分、36……
矢印、38……スイッチ、40……面取り部、41……
缶リム、42……駆動輪回転方向、43……切断刃、4
4……切先、45……缶蓋、46……缶、50……枝分
かれ端部。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動モータ及び駆動機構を収めた筐体
    (1)と、筐体壁(3)の外側に設けられ駆動モータ及
    び駆動機構により駆動される駆動輪(2)と、駆動輪
    (2)から離間して筐体壁(3)上に回動自在に支持さ
    れ缶(46)の蓋(45)を切断するカッター(8)
    と、筐体(1)上に支持され手動操作されてカッター
    (8)を取り付け位置から切断位置へ傾けると共にスイ
    ッチ(38)を介して駆動モータをスイッチオンする操
    作部材(22)とを有する電動缶切り装置であって、 操作部材(22)とカッター(8)との間の力伝達部分
    をばね弾性要素(19)により形成し、スイッチ(3
    8)に該スイッチを閉成する要素を、カッター(8)が
    缶蓋(45)に係合された場合にのみかつばね弾性要素
    (19)が変形された場合にのみ操作部材(22)をさ
    らに操作することにより該スイッチ(38)が閉成され
    るように組み合わせて構成されることを特徴とする缶切
    り装置。
  2. 【請求項2】スイッチ(38)を操作する要素は操作部
    材(22)であり、操作部材(22)及びカッター
    (8)はばね弾性要素(19)により結合されることを
    特徴とする請求項1記載の缶切り装置。
  3. 【請求項3】該ばね弾性要素が操作部材(22)自体を
    形成することを特徴とする請求項1記載の缶切り装置。
  4. 【請求項4】ばね弾性要素(19)はばねワイヤよりな
    り、略矩形に屈曲された端部(18,20)が操作部材
    (22)及びカッター(8)中に形成された偏心孔(1
    7,21)と係合することを特徴とする請求項1又は2
    記載の缶切り装置。
  5. 【請求項5】操作部材(22)は筐体(1)上に回動自
    在に支持されているレバーであり、ばね弾性要素(1
    9)は筐体(1)中に形成された結合部材(12)とカ
    ッター(8)を担持するシャフト(7)とに結合される
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の缶切り装置。
  6. 【請求項6】結合部材(12)はシャフト(7)に取り
    外し自在に結合されることを特徴とする請求項5記載の
    缶切り装置。
  7. 【請求項7】ばね弾性要素(19)の一端又は両端(1
    8)は乙字形に形成されることを特徴とする請求項4記
    載の缶切り装置。
  8. 【請求項8】ばね弾性要素(19)の少なくとも一端は
    複数回屈曲されていることを特徴とする請求項7記載の
    缶切り装置。
  9. 【請求項9】ばね弾性要素(19)の中央部分は一又は
    数回巻回された螺旋部(34)を形成していることを特
    徴とする請求項4又は7又は8記載の缶切り装置。
  10. 【請求項10】螺旋部(34)はばね弾性要素(19)
    の一方又は両方の側に延在する側部に対して偏心した状
    態で形成されることを特徴とする請求項9記載の缶切り
    装置。
  11. 【請求項11】ばね弾性要素(19)は金属及び/又は
    プラスチックよりなることを特徴とする請求項4ないし
    10のうちいずれか一項記載の缶切り装置。
  12. 【請求項12】カッター(8),結合部材(12),ば
    ね弾性要素(19)及び操作部材(22)は戻りばね
    (33)により初期位置へ戻されることを特徴とする請
    求項1ないし11のうちいずれか一項記載の缶切り装
    置。
  13. 【請求項13】カッター(8)のシャフト(7)の結合
    部材(12)中に係合する端部は平坦部(14)を形成
    され、該平坦部は結合部材(12)の内孔(37)中に
    形成された対応する別の平坦部(15)と遊びがないよ
    うに係合することを特徴とする請求項5記載の缶切り装
    置。
  14. 【請求項14】結合部材(12)は半径方向に延在する
    レバーアームを有する平坦な円板状部材であり、該レバ
    ーアームは偏心孔(17)を形成されていることを特徴
    とする請求項5ないし13のうちいずれか一項記載の缶
    切り装置。
  15. 【請求項15】結合部材(12)はシャフト(7)に取
    り外しできないように固定されていることを特徴とする
    請求項14記載の缶切り装置。
  16. 【請求項16】結合部材(12)はシャフト(7)に取
    り外し自在に結合されていることを特徴とする請求項1
    4記載の缶切り装置。
  17. 【請求項17】シャフト(7)はシャフト(7)の溝
    (28)に係合する解除可能なロック部材(24)によ
    り軸方向への変位が阻止されていることを特徴とする請
    求項5ないし15のうちいずれか一項記載の缶切り装
    置。
  18. 【請求項18】カッター(8)の限界切断位置を超える
    回転はストッパ(29)により阻止され、操作部材(2
    2)は該ストッパ(29)により規定されるカッター
    (8)の終端位置まで缶を切ることなく動かされ、操作
    部材(22)はこの状態から操作部材(22)とシャフ
    ト(7)との間に配設されたばね弾性要素(19)を緊
    張させることによりスイッチ(28)が閉成される位置
    までさらに動かせることを特徴とする請求項1又は2又
    は3記載の缶切り装置。
  19. 【請求項19】カッター(8)が手動操作により終端位
    置まで回動させられた場合、操作部材(22)はばね弾
    性要素(19)を介したカッター(8)の作用によって
    スイッチ(38)が作動される位置へ動かされることが
    ないことを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか
    一項記載の装置。
  20. 【請求項20】スイッチ(38)の閉成はばね弾性要素
    (19)の一端が直中に取り付けられた操作部材(2
    2)の枢回部分によりなされることを特徴とする請求項
    5記載の缶切り装置。
JP63211544A 1987-09-02 1988-08-25 電動缶切り装置 Expired - Lifetime JPH0641319B2 (ja)

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