JPH0641072Y2 - 換気扇シャッターの固定装置 - Google Patents
換気扇シャッターの固定装置Info
- Publication number
- JPH0641072Y2 JPH0641072Y2 JP5123188U JP5123188U JPH0641072Y2 JP H0641072 Y2 JPH0641072 Y2 JP H0641072Y2 JP 5123188 U JP5123188 U JP 5123188U JP 5123188 U JP5123188 U JP 5123188U JP H0641072 Y2 JPH0641072 Y2 JP H0641072Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- hole
- shutter
- ventilation fan
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Air-Flow Control Members (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、おもに壁取付型の換気扇シャッターの固定装
置に関するものである。
置に関するものである。
従来の技術 従来この種の換気扇シャッターの固定装置は、第3図お
よび第4図に示すような構成であった。すなわち2枚の
シャッター11は、それぞれの両端に回動中心となるシャ
ッター穴11aを備え、この穴11aには、シャッター11を回
動自在に支持する支持体12の支軸12aが挿入されてい
る。支持体12は、換気扇本体の枠体20の室外側開口端
に、この枠体20に形成した複数個の穴20aのそれぞれに
外側からねじ15を通してねじ止めしている。そして2枚
のシャッター11は連動して開閉するために連結板13に可
動的に連結され、連結板13の下端部には図示しない連動
スイッチのワイヤーが取り付けられ、連動スイッチの引
紐を引っ張ることにより連結板13は下方へ移動し、シャ
ッター11は連動して開放する構成であった。
よび第4図に示すような構成であった。すなわち2枚の
シャッター11は、それぞれの両端に回動中心となるシャ
ッター穴11aを備え、この穴11aには、シャッター11を回
動自在に支持する支持体12の支軸12aが挿入されてい
る。支持体12は、換気扇本体の枠体20の室外側開口端
に、この枠体20に形成した複数個の穴20aのそれぞれに
外側からねじ15を通してねじ止めしている。そして2枚
のシャッター11は連動して開閉するために連結板13に可
動的に連結され、連結板13の下端部には図示しない連動
スイッチのワイヤーが取り付けられ、連動スイッチの引
紐を引っ張ることにより連結板13は下方へ移動し、シャ
ッター11は連動して開放する構成であった。
考案が解決しようとする課題 このような従来の構成では、支持体12を枠体20に固定す
る場合の組み付け位置が一定となりにくい。すなわち、
第4図に示すように枠体20に設けられた支持体12固定用
の穴20aはねじ15のねじ部15bよりその直径を大きくする
ことが必要であるためと、通常ねじ15は頭部15aとねじ
部15bの間にねじ部15bより細い径小部15cを有するため
に、枠体20に支持体12をねじ止めしたとき穴20aとねじ1
5の径小部15cとのすき間が大きくなり、支持体12と枠体
20の相対的な位置関係が安定しにくい。ところが、シャ
ッター11開放のための連結板13の上下方向の移動寸法は
一定であるため、シャッターの開放角度にばらつきを生
じるようになり、換気扇の性能、すなわち換気風量が製
品ごとにまちまちとなり、安定した組立作業が困難であ
った。
る場合の組み付け位置が一定となりにくい。すなわち、
第4図に示すように枠体20に設けられた支持体12固定用
の穴20aはねじ15のねじ部15bよりその直径を大きくする
ことが必要であるためと、通常ねじ15は頭部15aとねじ
部15bの間にねじ部15bより細い径小部15cを有するため
に、枠体20に支持体12をねじ止めしたとき穴20aとねじ1
5の径小部15cとのすき間が大きくなり、支持体12と枠体
20の相対的な位置関係が安定しにくい。ところが、シャ
ッター11開放のための連結板13の上下方向の移動寸法は
一定であるため、シャッターの開放角度にばらつきを生
じるようになり、換気扇の性能、すなわち換気風量が製
品ごとにまちまちとなり、安定した組立作業が困難であ
った。
本考案はこのような課題を解決するもので、枠体に対す
る支持体の相対的な位置関係のバラツキをなくし、シャ
ッター開放角度を安定させ、製品ごとの性能を一定にさ
せることを目的とするものである。
る支持体の相対的な位置関係のバラツキをなくし、シャ
ッター開放角度を安定させ、製品ごとの性能を一定にさ
せることを目的とするものである。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本考案は、両端に回動中心と
なるシャッター穴を有するシャッターを、換気扇本体の
枠体の室外側開口端に前記枠体に形成した複数個のそれ
ぞれの穴からねじで固定した支持体に設けた支軸により
回動自在に固定し、前記ねじは頭部とねじ部との間にね
じ部に向かうにしたがって細くなり、ねじ自身をその中
心が前記枠体の穴の中心に一致するように案内する傾斜
部を有し、前記枠体の穴は前記ねじの傾斜部の最大径に
等しく形成したものである。
なるシャッター穴を有するシャッターを、換気扇本体の
枠体の室外側開口端に前記枠体に形成した複数個のそれ
ぞれの穴からねじで固定した支持体に設けた支軸により
回動自在に固定し、前記ねじは頭部とねじ部との間にね
じ部に向かうにしたがって細くなり、ねじ自身をその中
心が前記枠体の穴の中心に一致するように案内する傾斜
部を有し、前記枠体の穴は前記ねじの傾斜部の最大径に
等しく形成したものである。
作用 この構成により、ねじの傾斜部の最大径と枠体の穴の直
径が等しいため、枠体への支持体のねじ締付時に枠体の
穴の中心にねじの中心が正確に一致し、支持体と枠体の
相対的な位置が常に一定となり、シャッターの開放角度
が安定し、換気扇の性能が製品ごとにばらつかないこと
となる。
径が等しいため、枠体への支持体のねじ締付時に枠体の
穴の中心にねじの中心が正確に一致し、支持体と枠体の
相対的な位置が常に一定となり、シャッターの開放角度
が安定し、換気扇の性能が製品ごとにばらつかないこと
となる。
実施例 以下、本考案の一実施例を第1図および第2図にもとず
き説明する。なお、前記従来例の第3図と同一構成部材
には同一符号を付す。そして、シャッター11,支持体12,
連結板13よりなる構成は、第3図で説明した従来の構成
と同じであり、その説明は省略する。
き説明する。なお、前記従来例の第3図と同一構成部材
には同一符号を付す。そして、シャッター11,支持体12,
連結板13よりなる構成は、第3図で説明した従来の構成
と同じであり、その説明は省略する。
本実施例の特徴は、換気扇本体の枠体2に支持体12を固
定するためのねじ1にある。すなわち、第2図に示すよ
うに、ねじ1は頭部1aとねじ部1bとの間にねじ部1bに向
かうにしたがって細くなる傾斜部1cを有しており、この
傾斜部1cは、支持体12を枠体2に固定するために、ねじ
1を枠体2の穴2aに挿入するとき、ねじ1自身をその中
心が穴2aの中心に一致するように案内するのに十分な傾
斜角度と軸方向の長さを有している。なお、枠体2の穴
2aは、近年採用が活発となってきている自動組立では、
ねじ部1bの径よりもとくに大きくしている。また、傾斜
部1cの最大径は枠体2に形成した穴2aの直径と同じDに
形成されている。
定するためのねじ1にある。すなわち、第2図に示すよ
うに、ねじ1は頭部1aとねじ部1bとの間にねじ部1bに向
かうにしたがって細くなる傾斜部1cを有しており、この
傾斜部1cは、支持体12を枠体2に固定するために、ねじ
1を枠体2の穴2aに挿入するとき、ねじ1自身をその中
心が穴2aの中心に一致するように案内するのに十分な傾
斜角度と軸方向の長さを有している。なお、枠体2の穴
2aは、近年採用が活発となってきている自動組立では、
ねじ部1bの径よりもとくに大きくしている。また、傾斜
部1cの最大径は枠体2に形成した穴2aの直径と同じDに
形成されている。
上記構成において、支持体12を枠体2にねじ1で固定す
るとき、ねじ1の頭部1aとねじ部1bとの間に傾斜部1cが
存在することと、この傾斜部1cの最大径が枠体2の穴2a
の径と等しいことによって、この穴2aの径が、自動組立
のようにねじ部1bに対してかなり大きい場合でも、ねじ
1自身が、その中心と穴2aの中心が正確に一致するよう
に案内され、またねじ1と穴2aとの間のすき間によるが
たつきがなくなり、このようにして支持体12と枠体2の
相対的な位置が常に一定となる。また枠体2に設た複数
個の穴2aのピッチと支持体12に設けた複数個のねじ穴の
ピッチとは、完全に一致せずに若干差異を生ずることが
多いが、この場合も小径である支持体12のねじ穴全体が
大径である枠体2の穴2aに臨めば、ねじ1を支持体12の
ねじ穴に確実に螺入することができ、螺入後、1組の穴
2aとねじ穴とはその中心が合致し、他の組の穴2aとねじ
穴においては、ねじ1が穴2aの一方側に片寄って傾斜部
1cが穴2aの縁角部が若干押しつぶす状態で、枠体2と支
持体12とが強固に締め付けられる。なお、上記ピッチの
差異による枠体2の支持体12の相対的な位置のずれは、
従来の径小部15cを有するねじ15の場合に比べて格段に
小さく、シャッター開放角度には影響しないわずかなも
のであり、その相対的な位置は、やはり常に一定とな
る。したがって、シャッター11の開放角度が安定し、換
気扇の性能が製品ごとに大きくばらつくとがなくなる。
るとき、ねじ1の頭部1aとねじ部1bとの間に傾斜部1cが
存在することと、この傾斜部1cの最大径が枠体2の穴2a
の径と等しいことによって、この穴2aの径が、自動組立
のようにねじ部1bに対してかなり大きい場合でも、ねじ
1自身が、その中心と穴2aの中心が正確に一致するよう
に案内され、またねじ1と穴2aとの間のすき間によるが
たつきがなくなり、このようにして支持体12と枠体2の
相対的な位置が常に一定となる。また枠体2に設た複数
個の穴2aのピッチと支持体12に設けた複数個のねじ穴の
ピッチとは、完全に一致せずに若干差異を生ずることが
多いが、この場合も小径である支持体12のねじ穴全体が
大径である枠体2の穴2aに臨めば、ねじ1を支持体12の
ねじ穴に確実に螺入することができ、螺入後、1組の穴
2aとねじ穴とはその中心が合致し、他の組の穴2aとねじ
穴においては、ねじ1が穴2aの一方側に片寄って傾斜部
1cが穴2aの縁角部が若干押しつぶす状態で、枠体2と支
持体12とが強固に締め付けられる。なお、上記ピッチの
差異による枠体2の支持体12の相対的な位置のずれは、
従来の径小部15cを有するねじ15の場合に比べて格段に
小さく、シャッター開放角度には影響しないわずかなも
のであり、その相対的な位置は、やはり常に一定とな
る。したがって、シャッター11の開放角度が安定し、換
気扇の性能が製品ごとに大きくばらつくとがなくなる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、シャッターを回動自在に
支持する支持体を枠体に複数個のねじによって締め付け
固着する際、両者の相対位置の製品間における組立上の
ばらつきをなくして一定にし、したがって、シャッター
の開放角度を一定にし、換気扇の性能を安定させること
ができるという効果が得られる。
支持する支持体を枠体に複数個のねじによって締め付け
固着する際、両者の相対位置の製品間における組立上の
ばらつきをなくして一定にし、したがって、シャッター
の開放角度を一定にし、換気扇の性能を安定させること
ができるという効果が得られる。
第1図は本考案の一実施例の換気扇シャッターの固定装
置の分解斜視図、第2図は同固定装置の要部拡大断面
図、第3図は従来の換気扇シャッターの固定装置の分解
斜視図、第4図は同固定装置のねじ固定部の拡大断面図
である。 1……ねじ、1a……頭部、1b……ねじ部、1c……傾斜
部、2……枠体、2a……穴、11……シャッター、12……
支持体。
置の分解斜視図、第2図は同固定装置の要部拡大断面
図、第3図は従来の換気扇シャッターの固定装置の分解
斜視図、第4図は同固定装置のねじ固定部の拡大断面図
である。 1……ねじ、1a……頭部、1b……ねじ部、1c……傾斜
部、2……枠体、2a……穴、11……シャッター、12……
支持体。
Claims (1)
- 【請求項1】両端に回動中心となるシャッター穴を有す
るシャッターを、換気扇本体の枠体の室外側開口端に前
記枠体に形成した複数個のそれぞれの穴からねじで固定
した支持体に設けた支軸により回動自在に固定し、前記
ねじは頭部とねじ部との間に、ねじ部に向かうにしたが
って細くなり、ねじ自身をその中心が前記枠体の穴の中
心に一致するように案内する傾斜部を有し、前記枠体の
穴は前記ねじの傾斜部の最大径に等しく形成してなる換
気扇シャッターの固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5123188U JPH0641072Y2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | 換気扇シャッターの固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5123188U JPH0641072Y2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | 換気扇シャッターの固定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01153433U JPH01153433U (ja) | 1989-10-23 |
JPH0641072Y2 true JPH0641072Y2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=31277260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5123188U Expired - Lifetime JPH0641072Y2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | 換気扇シャッターの固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0641072Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-04-15 JP JP5123188U patent/JPH0641072Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
ねじ締付機構設計のポイント編集委員執筆「改訂板ねじ締付機構設計のポイント」1977年11月20日財団法人日本規格協会発行P.41表2.1.4の「段付ボルト」 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01153433U (ja) | 1989-10-23 |
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