JPH0640835B2 - 好気性微生物生菌数の迅速測定法 - Google Patents
好気性微生物生菌数の迅速測定法Info
- Publication number
- JPH0640835B2 JPH0640835B2 JP55157674A JP15767480A JPH0640835B2 JP H0640835 B2 JPH0640835 B2 JP H0640835B2 JP 55157674 A JP55157674 A JP 55157674A JP 15767480 A JP15767480 A JP 15767480A JP H0640835 B2 JPH0640835 B2 JP H0640835B2
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- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は好気性微生物生菌数の迅速測定法に関する。
切削油,圧延油,熱処理油などの水溶性金属加工油や液
体調味料,液体飲食品,酒類などの液状食品は好気的条
件下において微生物が繁殖するための条件を満足してい
るため、その管理の程度によつては著しく繁殖して腐敗
に至ることがある。
体調味料,液体飲食品,酒類などの液状食品は好気的条
件下において微生物が繁殖するための条件を満足してい
るため、その管理の程度によつては著しく繁殖して腐敗
に至ることがある。
このような水溶性金属加工油,液状食品などの腐敗を初
期段階で防止して好ましい状態に保管するためには、こ
れら試料中の微生物の数、とりわけ好気性微生物の生菌
数を正しく把握しておくことが必要である。
期段階で防止して好ましい状態に保管するためには、こ
れら試料中の微生物の数、とりわけ好気性微生物の生菌
数を正しく把握しておくことが必要である。
従来、各種試料中の酵母,細菌等の好気性微生物の生菌
数を測定する方法として、所定量の試料を寒天培地上で
培養して生成するコロニー数を求め、該コロニー数から
生菌数を算出する方法などが行なわれている。しかし、
この方法は操作が煩雑であるばかりか、測定結果が得ら
れるまでに長時間を要するなどの欠点があつた。
数を測定する方法として、所定量の試料を寒天培地上で
培養して生成するコロニー数を求め、該コロニー数から
生菌数を算出する方法などが行なわれている。しかし、
この方法は操作が煩雑であるばかりか、測定結果が得ら
れるまでに長時間を要するなどの欠点があつた。
一方、好気性微生物の生菌数を測定する方法として、カ
タラーゼ活性を測定して生菌数を迅速に算出する方法も
知られている。しかし、この方法はワールブルグ検出
法,アインホルン管法などの手法が適用されるため、特
殊な機器を必要とし、さらにその取扱いには熟練した技
術が要求される。
タラーゼ活性を測定して生菌数を迅速に算出する方法も
知られている。しかし、この方法はワールブルグ検出
法,アインホルン管法などの手法が適用されるため、特
殊な機器を必要とし、さらにその取扱いには熟練した技
術が要求される。
本発明の目的は、このような欠点を解消して工場,倉庫
などの現場において特殊な機器や高度の技術などを全く
必要としない簡便な操作によつて試料中の好気性微生物
生菌数を迅速に測定する方法を提供することである。
などの現場において特殊な機器や高度の技術などを全く
必要としない簡便な操作によつて試料中の好気性微生物
生菌数を迅速に測定する方法を提供することである。
本発明は、好気性微生物を含む試料と過酸化水素水を、
体積の変化を外観的に識別し得る機能を有する注入口を
有する反応槽、該槽の上部もしくは側部に設けられた目
盛付円筒であって該円筒の底部が前記槽の上部もしくは
側部と連通した円筒および該円筒内に摺動可能に取付た
棒体よりなる反応容器またはベネディクト・ロス(Bened
ict-Roth)型もしくは膜式ふいご型のスピロメータおよ
び該スピロメータと接続した反応槽よりなる反応容器
(但し、注射器を除く)に採取し、反応せしめ、発生す
るガス量を測定し、得られたガス量から試料中の好気性
微生物生菌数を算出することを特徴とする好気性微生物
生菌数の迅速測定法である。
体積の変化を外観的に識別し得る機能を有する注入口を
有する反応槽、該槽の上部もしくは側部に設けられた目
盛付円筒であって該円筒の底部が前記槽の上部もしくは
側部と連通した円筒および該円筒内に摺動可能に取付た
棒体よりなる反応容器またはベネディクト・ロス(Bened
ict-Roth)型もしくは膜式ふいご型のスピロメータおよ
び該スピロメータと接続した反応槽よりなる反応容器
(但し、注射器を除く)に採取し、反応せしめ、発生す
るガス量を測定し、得られたガス量から試料中の好気性
微生物生菌数を算出することを特徴とする好気性微生物
生菌数の迅速測定法である。
本発明を適用することができる試料は特に制限がなく、
たとえば水溶性金属加工油,液状食品などがあり、具体
的には切削油,圧延油,熱処理油などの水溶性金属加工
油、液体調味料,液体飲食品,酒類,酪農製品などの液
状食品等を挙げることができる。
たとえば水溶性金属加工油,液状食品などがあり、具体
的には切削油,圧延油,熱処理油などの水溶性金属加工
油、液体調味料,液体飲食品,酒類,酪農製品などの液
状食品等を挙げることができる。
本発明に用いる反応容器は、試料と過酸化水素水を収容
し、反応せしめ、カタラーゼ反応に起因する体積の変化
を外観的に識別し得る機能を有するものである(但し、
注射器を除く)。なお、自らの体積変化で試料と過酸化
水素水を容器内に採取し得るものが好ましい。この反応
容器の具体例を図面により説明すると、第1図〜第3図
は反応容器が注入口2を有する反応槽1、該槽の上部も
しくは側部に設けられた目盛4付きの円筒3であつて該
円筒の底部が前記槽の上部もしくは側部と連通した円筒
3および該円筒内に摺動可能に取付けた棒体5よりなる
ものである。第4図はベネデイクト・ロス(Benedict-R
oth)型のスピロメータ(いわゆる肺活量計)6と該ス
ピロメータと接続した反応槽1よりなる反応容器を示し
ており、第5図は膜式ふいご型のスピロメータ7と該ス
ピロメータと接続した反応槽1よりなる反応容器を示し
ている。
し、反応せしめ、カタラーゼ反応に起因する体積の変化
を外観的に識別し得る機能を有するものである(但し、
注射器を除く)。なお、自らの体積変化で試料と過酸化
水素水を容器内に採取し得るものが好ましい。この反応
容器の具体例を図面により説明すると、第1図〜第3図
は反応容器が注入口2を有する反応槽1、該槽の上部も
しくは側部に設けられた目盛4付きの円筒3であつて該
円筒の底部が前記槽の上部もしくは側部と連通した円筒
3および該円筒内に摺動可能に取付けた棒体5よりなる
ものである。第4図はベネデイクト・ロス(Benedict-R
oth)型のスピロメータ(いわゆる肺活量計)6と該ス
ピロメータと接続した反応槽1よりなる反応容器を示し
ており、第5図は膜式ふいご型のスピロメータ7と該ス
ピロメータと接続した反応槽1よりなる反応容器を示し
ている。
反応槽1の注入口2は単なる開口で密栓可能なものでも
よく、図示したようにコツク付チユーブ8を備えたもの
であつてもよい。また、注入口2の数,取付位置などは
任意であり、注入口2が1個の場合は試料と過酸化水素
水を同一の注入口から入れて反応せしめ、第2図の如く
注入口が2個の場合は両者を別々の注入口から入れて、
反応開始時に両者を混合せしめる。反応容器に第5図に
示したようにマノメーター9を設けて試料採取時あるい
は発生ガス量測定時に容器内圧力を外部圧力と同じにし
てから目盛りを読み取ることにより正確な発生ガス量を
測定することができる。なお、反応容器の材質は通常、
透明性の良いガラス,プラスチツクを選定するが、金属
も使用可能である。
よく、図示したようにコツク付チユーブ8を備えたもの
であつてもよい。また、注入口2の数,取付位置などは
任意であり、注入口2が1個の場合は試料と過酸化水素
水を同一の注入口から入れて反応せしめ、第2図の如く
注入口が2個の場合は両者を別々の注入口から入れて、
反応開始時に両者を混合せしめる。反応容器に第5図に
示したようにマノメーター9を設けて試料採取時あるい
は発生ガス量測定時に容器内圧力を外部圧力と同じにし
てから目盛りを読み取ることにより正確な発生ガス量を
測定することができる。なお、反応容器の材質は通常、
透明性の良いガラス,プラスチツクを選定するが、金属
も使用可能である。
本発明の方法は、好気性微生物の有するカタラーゼ活性
を利用して該微生物の生菌数を求めるものであるが、該
活性の測定を非常に簡便な操作で行なえるという特色を
有している。すなわち、好気性微生物を含む試料をその
ままあるいは適当に稀釈し、その適当量を反応槽に入
れ、同様に過酸化水素水を加えて反応させ、酸素ガスを
発生せしめる。
を利用して該微生物の生菌数を求めるものであるが、該
活性の測定を非常に簡便な操作で行なえるという特色を
有している。すなわち、好気性微生物を含む試料をその
ままあるいは適当に稀釈し、その適当量を反応槽に入
れ、同様に過酸化水素水を加えて反応させ、酸素ガスを
発生せしめる。
ここで使用する過酸化水素としては濃度0.1〜30%
程度のものが適当である。試料と過酸化水素水との反応
は5〜40℃の温度で5〜90分間、好ましくは20〜
30℃で5〜30分間行なう。
程度のものが適当である。試料と過酸化水素水との反応
は5〜40℃の温度で5〜90分間、好ましくは20〜
30℃で5〜30分間行なう。
発生した酸素ガス量の測定は、反応槽1と連通する円筒
3の目盛り4から読み取つたり、あるいは第4図や第5
図のようなスピロメータの場合は表示された目盛り4か
ら読み取る。
3の目盛り4から読み取つたり、あるいは第4図や第5
図のようなスピロメータの場合は表示された目盛り4か
ら読み取る。
このようにして得た発生酸素量から検量線を用いて試料
中の好気性微生物の生菌数に換算して求める。
中の好気性微生物の生菌数に換算して求める。
本発明において、反応容器は試料等のサンプリング容
器、反応槽および発生ガス量測定量のすべてを兼ねてお
り、該容器内に採取した試料等を反応させた後、発生し
た酸素量を肉眼で読み取るものであるため、操作が簡単
で熟練した技術を必要としない。しかも、アインホルン
管法の場合のように試料濃度の制約がなく、高濃度の試
料でも支障なく測定できる。また、特殊な装置を必要と
せず、どこにでも持ち運びすることができる反応容器を
用いて短時間に好気性微生物の生菌数を測定できること
も本発明の特色の1つである。
器、反応槽および発生ガス量測定量のすべてを兼ねてお
り、該容器内に採取した試料等を反応させた後、発生し
た酸素量を肉眼で読み取るものであるため、操作が簡単
で熟練した技術を必要としない。しかも、アインホルン
管法の場合のように試料濃度の制約がなく、高濃度の試
料でも支障なく測定できる。また、特殊な装置を必要と
せず、どこにでも持ち運びすることができる反応容器を
用いて短時間に好気性微生物の生菌数を測定できること
も本発明の特色の1つである。
このように、本発明によれば試料中の好気性微生物生菌
数を簡便かつ迅速に測定できるため、試料の品質管理が
より完全となり、その可使時間の延長を図ることができ
る。たとえば、潤滑油の1種である金属加工油の場合、
切削油,圧延油,熱処理油等としての可使時間を延長さ
せるため、通常は殺菌剤を添加しているが、最初から多
量の殺菌剤を用いることは不経済であり、しかも使用済
みの金属加工油が廃水中に流出した場合、該油に含まれ
ている殺菌剤が人体に悪影響を与えたり、廃水処理系に
おける活性汚泥にも悪影響を及ぼすこととなる。このよ
うな状態を考慮すると、殺菌剤の添加は金属加工油中の
生菌数が増えたときに行ない、その添加量を可及的に抑
えることが望ましい。このような事例は金属加工油に限
られるものではなく、液体食品などの試料についても同
様であり、本発明の実施によつて試料の品質管理を適正
に行なうとともに、二次的に生ずる公害の防止にもきわ
めて有用である。
数を簡便かつ迅速に測定できるため、試料の品質管理が
より完全となり、その可使時間の延長を図ることができ
る。たとえば、潤滑油の1種である金属加工油の場合、
切削油,圧延油,熱処理油等としての可使時間を延長さ
せるため、通常は殺菌剤を添加しているが、最初から多
量の殺菌剤を用いることは不経済であり、しかも使用済
みの金属加工油が廃水中に流出した場合、該油に含まれ
ている殺菌剤が人体に悪影響を与えたり、廃水処理系に
おける活性汚泥にも悪影響を及ぼすこととなる。このよ
うな状態を考慮すると、殺菌剤の添加は金属加工油中の
生菌数が増えたときに行ない、その添加量を可及的に抑
えることが望ましい。このような事例は金属加工油に限
られるものではなく、液体食品などの試料についても同
様であり、本発明の実施によつて試料の品質管理を適正
に行なうとともに、二次的に生ずる公害の防止にもきわ
めて有用である。
次に、本発明を実施例により詳しく説明する。なお、検
量線は下記の方法によつて作成した。
量線は下記の方法によつて作成した。
検量線の作成 試料たる金属加工油中の好気性細菌の生菌数を寒天平板
法により求めておき、さらに同一試料について各種濃度
に稀釈して本発明の方法により生成酸素量を求めた。両
者の結果から生菌数と酸素量の検量線を作成した。検量
線はエマルジヨン型金属加工油とソリユブル型金属加工
油の間で差異る。
法により求めておき、さらに同一試料について各種濃度
に稀釈して本発明の方法により生成酸素量を求めた。両
者の結果から生菌数と酸素量の検量線を作成した。検量
線はエマルジヨン型金属加工油とソリユブル型金属加工
油の間で差異る。
2) ソリユブル型の場合 金属加工油B(ソリユブル型)を試料としてエマルジヨ
ン型の場合と同様にして行なつた。得られた検量線を第
8図に示す。
ン型の場合と同様にして行なつた。得られた検量線を第
8図に示す。
実施例1 第1図に示した反応容器(反応槽10ml,円筒3の容量
が5ml)を用い、該反応容器のコツク付チユーブの先端
部を試料(エマルジヨン型金属加工油A)を入れたビー
カーにさし込み、コツクを開き、次いで棒体5を引き上
げることにより反応槽1内に試料1mlを採取した。同様
の操作で6%過酸化水素水1mlを反応槽に採取した。し
かる後、棒体を円筒内に押し込むと共にコツクを閉じ
た。反応容器をゆるやかに振動させたのち静置した。一
方、時々棒体を回転させ反応容器内の圧力を大気圧と同
じになるようにした。
が5ml)を用い、該反応容器のコツク付チユーブの先端
部を試料(エマルジヨン型金属加工油A)を入れたビー
カーにさし込み、コツクを開き、次いで棒体5を引き上
げることにより反応槽1内に試料1mlを採取した。同様
の操作で6%過酸化水素水1mlを反応槽に採取した。し
かる後、棒体を円筒内に押し込むと共にコツクを閉じ
た。反応容器をゆるやかに振動させたのち静置した。一
方、時々棒体を回転させ反応容器内の圧力を大気圧と同
じになるようにした。
このようにして22℃で10分間反応させた後、生成し
た酸素ガス量は1.0mlであつた。検量線より求めた好
気性微生物生菌数は5.5×107個/mlがあるのでそ
れぞれについて作成する必要がある。
た酸素ガス量は1.0mlであつた。検量線より求めた好
気性微生物生菌数は5.5×107個/mlがあるのでそ
れぞれについて作成する必要がある。
なお、ケミカルソリユーシヨン型はソリユブル型と同じ
検量線を用いることができる。
検量線を用いることができる。
1) エマルジヨン型の場合 5ml容の反応容器(第1図参照)に、稀釈して生菌数濃
度を変えた種々の金属加工油1mlと6%過酸化水素水溶
液1mlを採取し、反応せしめ、発生する酸素ガス量を測
定した。一方、同一試料の試料溶液中の好気性細菌の生
菌数を寒天平板法により算出した。すなわち試料溶液の
一定量を肉エキス0.5%,ペプトン1.0%,塩化ナ
トリウム0.5%,寒天1.5%を含む培地(pH7.
0)に接種し、30℃で24時間培養し、生成したコロ
ニー数から好気性細菌数を求めた。第6図および第7図
に検量線を示す。なお、第6図は30%過酸化水素水溶
液1mlとエマルジヨン型試料(金属加工油A)1mlを2
1.8℃で所定時間反応させた場合の結果であり、第7
図は6%過酸化水素水溶液1mlとエマルジヨン型試料
(金属加工油A)1mlを21.8℃で所定時間反応させ
た場合の結果であであつた。なお、比較のために寒天培
養法で求めた同一試料の生菌数は5.1×107個/ml
であつた。
度を変えた種々の金属加工油1mlと6%過酸化水素水溶
液1mlを採取し、反応せしめ、発生する酸素ガス量を測
定した。一方、同一試料の試料溶液中の好気性細菌の生
菌数を寒天平板法により算出した。すなわち試料溶液の
一定量を肉エキス0.5%,ペプトン1.0%,塩化ナ
トリウム0.5%,寒天1.5%を含む培地(pH7.
0)に接種し、30℃で24時間培養し、生成したコロ
ニー数から好気性細菌数を求めた。第6図および第7図
に検量線を示す。なお、第6図は30%過酸化水素水溶
液1mlとエマルジヨン型試料(金属加工油A)1mlを2
1.8℃で所定時間反応させた場合の結果であり、第7
図は6%過酸化水素水溶液1mlとエマルジヨン型試料
(金属加工油A)1mlを21.8℃で所定時間反応させ
た場合の結果であであつた。なお、比較のために寒天培
養法で求めた同一試料の生菌数は5.1×107個/ml
であつた。
実施例2 第2図に示した反応容器(反応槽A30ml,反応槽B5
0ml,円筒3の容量が10ml)を用い、該反応容器の一
方のコツクを開いて反応槽のA部分に試料(エマルジヨ
ン型金属加工油B)5mlを採取したのち該コツクを閉じ
た。次に、他方のコツクを開いて反応槽のB部分に6%
過酸化水素水5mlを採取し、次いで棒体を押し込んで円
筒内のガスを押し出し、目盛りを0にしてからコツクを
閉じた。
0ml,円筒3の容量が10ml)を用い、該反応容器の一
方のコツクを開いて反応槽のA部分に試料(エマルジヨ
ン型金属加工油B)5mlを採取したのち該コツクを閉じ
た。次に、他方のコツクを開いて反応槽のB部分に6%
過酸化水素水5mlを採取し、次いで棒体を押し込んで円
筒内のガスを押し出し、目盛りを0にしてからコツクを
閉じた。
反応容器を傾けてA部分に入つている試料をB部分に移
し、過酸化水素水と混ぜて反応させた。この場合、円筒
が水平になるようにして静置し、棒体を時々回転させて
反応容器内の圧力を大気圧と同じになるようにした。
し、過酸化水素水と混ぜて反応させた。この場合、円筒
が水平になるようにして静置し、棒体を時々回転させて
反応容器内の圧力を大気圧と同じになるようにした。
このようにして22℃で10分間反応させた後、生成し
た酸素ガス量を求めたところ6.5mlであつた。検量線
より求めた好気性微生物生菌数は7×107個/mlであ
つた。なお、比較のために寒天培養法で求めた同一試料
の生菌数は6.5×107個/mlであつた。
た酸素ガス量を求めたところ6.5mlであつた。検量線
より求めた好気性微生物生菌数は7×107個/mlであ
つた。なお、比較のために寒天培養法で求めた同一試料
の生菌数は6.5×107個/mlであつた。
第1図〜第5図は本発明に用いることができる反応容器
の具体例を示す説明図である。第6図〜第8図は金属加
工油の検量線である。 1……反応槽,2……注入口,3……円筒,5……棒
体,6,7……スピロメータ
の具体例を示す説明図である。第6図〜第8図は金属加
工油の検量線である。 1……反応槽,2……注入口,3……円筒,5……棒
体,6,7……スピロメータ
Claims (2)
- 【請求項1】好気性微生物を含む試料と過酸化水素水
を、注入口を有する反応槽、該槽の上部もしくは側部に
設けられた目盛付円筒であって該円筒の底部が前記槽の
上部もしくは側部と連通した円筒および該円筒内に摺動
可能に取付た棒体よりなる反応容器またはベネディクト
・ロス(Benedict-Roth)型もしくは膜式ふいご型のス
ピロメータおよび該スピロメータと接続した反応槽より
なる反応容器(但し、注射器を除く)に採取し、反応せ
しめ、発生するガス量を測定し、得られたガス量から試
料中の好気性微生物生菌数を算出することを特徴とする
好気性微生物生菌数の迅速測定法。 - 【請求項2】試料が水溶性潤滑油である特許請求の範囲
第1項に記載の測定法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55157674A JPH0640835B2 (ja) | 1980-11-11 | 1980-11-11 | 好気性微生物生菌数の迅速測定法 |
KR1019810003682A KR860000012B1 (ko) | 1980-10-03 | 1981-09-30 | 금속가공유의 방부관리 방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55157674A JPH0640835B2 (ja) | 1980-11-11 | 1980-11-11 | 好気性微生物生菌数の迅速測定法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5783294A JPS5783294A (en) | 1982-05-25 |
JPH0640835B2 true JPH0640835B2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=15654897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55157674A Expired - Lifetime JPH0640835B2 (ja) | 1980-10-03 | 1980-11-11 | 好気性微生物生菌数の迅速測定法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0640835B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2831816A1 (de) * | 1978-07-19 | 1980-01-31 | Siemens Ag | Verfahren zum abscheiden von silicium in feinkristalliner form |
-
1980
- 1980-11-11 JP JP55157674A patent/JPH0640835B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5783294A (en) | 1982-05-25 |
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