JPH0640812B2 - 醗酵室 - Google Patents

醗酵室

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JPH0640812B2
JPH0640812B2 JP27206487A JP27206487A JPH0640812B2 JP H0640812 B2 JPH0640812 B2 JP H0640812B2 JP 27206487 A JP27206487 A JP 27206487A JP 27206487 A JP27206487 A JP 27206487A JP H0640812 B2 JPH0640812 B2 JP H0640812B2
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fermentation
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昇 高久
一十四 仲山
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Snow Brand Milk Products Co Ltd
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Snow Brand Milk Products Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、チーズ等の醗酵室に関するものである。
(従来の技術) 従来の醗酵室は、醗酵室外に設けた空調機とダクトで連
結することによって空調するために、天井、壁部分に多
くのダクトが配置されているもの、もしくは醗酵室外の
冷凍設備から冷媒もしくは二次冷媒を醗酵室内のファン
コイルユニットに供給するものが代表的で、壁面、天井
等は、ダクトや機器の外形によって凹凸となる構造とな
っている。
(発明が解決しようとする問題点) 醗酵室において所望の状態に空調するためには、空調シ
ステムにおいて空気の強制循環をファンによって行わざ
るを得ないが、従来の醗酵室は、室容積と設備能力及び
機器の効率的運転の関係から、比較的高い送風圧力を利
用し、一般的に20m/s 〜30m/s 程度のダクト吐出口の風
速で醗酵室内部でも2m/s 〜5m/s の空気流が生じる。
この空気流は、醗酵室天井や壁に設けられているダク
ト、機器等の付属設備の凹凸によって乱流化し、醗酵室
内が均一の環境に保たれず、被醗酵物の品質に影響を及
ぼす原因となっている。
したがって、本発明の技術的課題は、被醗酵物の品質に
影響を及ぼさない醗酵室をうることを目的とするもので
ある。
(問題点を解決するための手段) 以上のような技術的課題を解決するために、本発明で
は、断熱材層と壁板との間に壁板の一方もしくは両方に
面接触する放熱管を介装した空調パネルを室容積に応じ
室壁に沿って組立配置するか、及び/又は、底壁に間仕
切り状態に植立配置して室容積を自由に変更構成できる
如くしたことを特徴とする醗酵室なる技術的手段を採用
するものである。
(作 用) 本発明によれば、醗酵室の天井、壁面に凹凸の形状を少
なくするために、空調パネルを使用して醗酵室を構築す
るもので、凹凸面がないので、空気流の乱流化が防止さ
れ、室内が均一な環境となって、室内に段積みされる被
醗酵物の醗酵が均一に行われ、醗酵状態が均一に進み、
醗酵ムラ等、被醗酵物の品質に影響を及ぼすことがな
い。
(実施例) 以下、図面に示す実施例について説明する。
先ず、空調パネル単体の各例について説明する。
(1)は表面板としての壁板であり、(5)は裏面板と
しての壁板であって、これらの間に硬質ウレタンフォー
ム等の断熱材(4)が充填される。
(3)は、断面偏平の配管で、壁板(1)に接して配管
されるが、図示以外に壁板(5)にも接して配管される
場合がある(第2図(ロ)参照)。
配管(3)は、伝熱促進材としての金属箔(2)でカバ
ーされ、金属箔(2)は、壁板(1)内面に付着され
る。
1つの伝熱パネル(A)の接続形態としては、上ヘッダ
ー(7)と下ヘッダー(8)との間に配管(3)が配置
され、伝熱パネル(A)(B)同志を接合する手段とし
て、前後直列配列の場合、端面を凹凸形状として嵌合接
着する。
(14)はその凸起であり、(15)はその凹溝である(第1図
参照)。
一方の伝熱パネル(A)の配管(3)は、媒体送管(10)
から媒体分岐送管(11)を経て、上ヘッダー(7)に媒体
を供給できるようにし、更に下ヘッダー(8)から戻り
立上がり管(9)を経て、次の伝熱パネル(B)の上ヘ
ッダー(7)に送り、媒体返送管(12)に返送できるよう
に伝熱パネル(B)を接合する。
なお、図中(6)はパネル固定部であり、(13)は空気の
がし弁である。
第3図のものでは、上部伝熱パネル(A)の下ヘッダー
(8)がU字形をなし、その出口管(8a)が下部伝熱パ
ネル(B)における上ヘッダー(7)の入口管(7a)に
つながるように設計されている。
そして、下部伝熱パネル(B)の戻り立上がり管(9)
は、上部伝熱パネル(A)の戻り立上がり管(9)に接
続されるようになっている。
伝熱パネルの配管(3)は、任意に設計されるが、配管
(3)のすべてが壁板(1)又は(5)あるいは両方の
壁板に金属箔(2)で密着接合される(第2図参照)。
第4図及び第5図に、前記したパネルの配置例を示す。
第4図の例は、壁面にパネルを固定した状態を示し、配
管系統(P)を4区分したもので、標準パネル(16)、ド
アパネル(17)、窓パネル(18)を必要に応じて配置し、パ
ネル10枚前後を1区分として構成されている。これによ
れば、室内外への出入は容易に行える上、窓より醗酵室
内を観察できる。
なお、配管系統(P)は、区分ごとに冷媒の入口と出口
を各端に備え、右入口は媒体送管(10)に、右出口は媒体
返送管(12)にそれぞれ接続されている。
また、区分内の各パネルの冷媒の出口と入口は、直列系
で連結されている。
第5図は、パネルを自立させて間仕切り状に配置し、醗
酵室内をさらに幾区画かの小さな醗酵室に分けた例を示
し、配管系統も同様に幾区分かしたものである。
また、醗酵室の広さに応じて幅狭寸法のパネル(16b) を
室角部に配置し、パネルと柱の角部等に生じる隙間(16
c) には断熱材を充填し、醗酵室内の効果を高める。そ
の他、縦寸法の小さいものを出入口及び窓に使用してい
る。
また、間仕切りとなるパネルは、第2図(ロ)のように
配管(3)が両壁面に接して配管されている。
第6図は、壁面にドアパネル、標準パネル及び窓パネル
を接続した状態を示している。窓パネル(18)は、第3図
のように、上部に伝熱パネル(A)を、下部に伝熱パネ
ル(B)を接合している。
そして、窓パネル(18)は、窓枠(20)を内側に備えてお
り、窓枠(20)の内側は、ガラス等の透明材料を使用す
る。窓枠(20)の外側で、窓パネルの両サイドには、立ち
下がり管(22)及び立ち上がり管(23)が配管されており、
両管の外側には断熱材が充填されており、外壁部分は化
粧パネルによって覆われている(図示せず)。
窓枠(20)の上部には、水滴受け(21)が横方向に樋状に設
けられており、上記伝熱パネル(A)で発生した水滴
を、排水孔(24)を介して窓パネル(18)の外側に排水させ
ることにより、前記水滴が窓枠(20)のガラス部分に付着
するのを防止している。
なお、(19)は、各パネルを固定するための横胴縁であ
る。
(発明の効果) 本発明の技術的手段によれば、空調パネルによって、天
井、壁面に凹凸が少なくなり、均一な空気流の環境を得
ることができる。
また、空調パネルには、放熱管が配置されているため、
壁自体が静置式の空調システムとして利用できる。
したがって、補助的に醗酵室外の空調システムを使用す
る場合でもその負荷を軽減し、送風圧力を低くすること
ができるので、被醗酵物に自然状態に近い環境を作り出
すことが可能で、製品の品質を向上させることができ
る。
また、製品の需要状況によってパネルの区画や間仕切り
を簡単に変更し得るため、醗酵室としての専有敷地を効
率的に使用できる。
しかして、本発明はパネルに埋設される放熱管を偏平に
構成する等して壁板の一方もしくは両方に面接触するよ
うに介装したから、壁面との接触面積を大きくして熱伝
達効率を向上させるほか壁の両側に配置することが可能
で両壁を加熱冷却面として利用することができる。これ
は異種製品を異なる温度で管理する場合に全く別個の管
理室を構成するという無駄を省くことができ、両壁面を
利用して隣合う室を構成できる。しかも室面積を自由に
構成できるので、建物の改造を必要とすることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、パネルを前後に配列した場合の透明図 第2図(イ)、(ロ)はパネルの部分断面図 第3図は、上下にパネルを配列した場合の配管説明図 第4図、第5図は、パネルの配置例を示す説明図 第6図は、壁面に、ドアパネル、標準パネル及び窓パネ
ルを接続した状態の正面図 (3)……配管 (7)……上ヘッダー (8)……下ヘッダー (10)……媒体送管 (11)……媒体分岐送管 (16)……標準パネル (17)……ドアパネル (18)……窓パネル (P)……配管系統

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断熱材層と壁板との間に、壁板の一方もし
    くは両方に面接接触する放熱管を介装した空調パネルを
    室容積に応じ、室壁に沿って組立配置するか、及び/又
    は底壁に沿って間仕切り状態に植立配置して室容積を自
    由に変更構成できる如くしたことを特徴とする醗酵室。
JP27206487A 1987-10-28 1987-10-28 醗酵室 Expired - Fee Related JPH0640812B2 (ja)

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JPH01117776A JPH01117776A (ja) 1989-05-10
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021025111A1 (ja) * 2019-08-07 2021-02-11 ブランテック株式会社 冷却パネル、冷却パネルユニット、冷却システム及び簡易建築物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021025111A1 (ja) * 2019-08-07 2021-02-11 ブランテック株式会社 冷却パネル、冷却パネルユニット、冷却システム及び簡易建築物
JP2021025733A (ja) * 2019-08-07 2021-02-22 ブランテックインターナショナル株式会社 冷却パネル、冷却パネルユニット、冷却システム及び簡易建築物

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JPH01117776A (ja) 1989-05-10

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