JPH0640567Y2 - 金属粉末熱処理ベルト炉のケーキ排出装置 - Google Patents
金属粉末熱処理ベルト炉のケーキ排出装置Info
- Publication number
- JPH0640567Y2 JPH0640567Y2 JP1987195770U JP19577087U JPH0640567Y2 JP H0640567 Y2 JPH0640567 Y2 JP H0640567Y2 JP 1987195770 U JP1987195770 U JP 1987195770U JP 19577087 U JP19577087 U JP 19577087U JP H0640567 Y2 JPH0640567 Y2 JP H0640567Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- endless belt
- guide table
- cake
- metal powder
- heat treatment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Powder Metallurgy (AREA)
- Tunnel Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は金属粉末熱処理ベルト炉のケーキ排出装置に係
り、粉末冶金の原料とし使用される鉄系、銅系等の金属
粉末の熱処理の分野で利用される。
り、粉末冶金の原料とし使用される鉄系、銅系等の金属
粉末の熱処理の分野で利用される。
〈従来の技術〉 金属粉末は一般に水素ガス、アンモニア分解ガス等の雰
囲気ガス中で熱処理されケーキ状に固結するので破砕し
て排出される。すなわち、第4図に示す如く原料の金属
粉末は金属粉末熱処理炉1の入口側でスチール等のエン
ドレスベルト2上に装入され雰囲気ガス中で熱処理さ
れ、固結したケーキ3は固定式の案内テーブル5上に乗
継ぎ移動し、次に破砕機6で粉砕される。粉砕されたケ
ーキ3は複数の自動開閉ダンパー7およびシール室8を
経て炉外に排出される。
囲気ガス中で熱処理されケーキ状に固結するので破砕し
て排出される。すなわち、第4図に示す如く原料の金属
粉末は金属粉末熱処理炉1の入口側でスチール等のエン
ドレスベルト2上に装入され雰囲気ガス中で熱処理さ
れ、固結したケーキ3は固定式の案内テーブル5上に乗
継ぎ移動し、次に破砕機6で粉砕される。粉砕されたケ
ーキ3は複数の自動開閉ダンパー7およびシール室8を
経て炉外に排出される。
排出端のヘッドプーリー4のエンドレスベルト2上でケ
ーキ3の破砕機6で直接破砕するとエンドレスベルト2
が損傷しやすいので、従来第4図に示す如くエンドレス
ベルト2の排出端に接続して固定式の案内テーブル5を
設置して、エンドレスベルト2上のケーキ3は一旦案内
テーブル5上に乗継ぎ、案内テーブル5上を移動してそ
の後破砕が行われている(例えば実開昭62-55528号公報
参照)。
ーキ3の破砕機6で直接破砕するとエンドレスベルト2
が損傷しやすいので、従来第4図に示す如くエンドレス
ベルト2の排出端に接続して固定式の案内テーブル5を
設置して、エンドレスベルト2上のケーキ3は一旦案内
テーブル5上に乗継ぎ、案内テーブル5上を移動してそ
の後破砕が行われている(例えば実開昭62-55528号公報
参照)。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、上記の従来の固定式案内テーブルでは、
熱処理されて固結したケーキの焼結程度やエンドレスベ
ルトへの密着程度、エンドレスベルトの状態が原因で、
固結したケーキのエンドレスベルトから案内テーブル上
への乗継ぎが確実に行われず、ケーキがヘッドプーリー
の下部にこぼれたり、案内テーブル上でケーキが山盛り
になったりして、ケーキの一部又は全部が破砕機側に移
行しないトラブルが生じることがあった。
熱処理されて固結したケーキの焼結程度やエンドレスベ
ルトへの密着程度、エンドレスベルトの状態が原因で、
固結したケーキのエンドレスベルトから案内テーブル上
への乗継ぎが確実に行われず、ケーキがヘッドプーリー
の下部にこぼれたり、案内テーブル上でケーキが山盛り
になったりして、ケーキの一部又は全部が破砕機側に移
行しないトラブルが生じることがあった。
この乗継ぎのトラブルを回避するため、ヘッドプーリー
と案内テーブルの隙間を小さく保持する方法が考えられ
るが、この方法は、エンドレスベルトの継目あるいは耳
切れ発生部が上記隙間に引掛ることがあり、トラブルの
原因となるため実用的でない。
と案内テーブルの隙間を小さく保持する方法が考えられ
るが、この方法は、エンドレスベルトの継目あるいは耳
切れ発生部が上記隙間に引掛ることがあり、トラブルの
原因となるため実用的でない。
雰囲気ガスを扱う全密閉式熱処理炉では、これらのトラ
ブルは長時間の停止を余儀なくされ大きな問題であっ
た。
ブルは長時間の停止を余儀なくされ大きな問題であっ
た。
本考案は上記の問題点を解消した金属粉末熱処理ベルト
炉のケーキ排出装置を提供することを目的とする。
炉のケーキ排出装置を提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、装入された金属粉末を熱処理するエンドレス
ベルトと前記エンドレスベルトの排出端に引続いて設け
られた案内テーブルと前記案内テーブル端部側方に設け
られた破砕機とを有して成る金属粉末熱処理ベルト炉の
ケーキ排出装置において、前記案内テーブルの前記破砕
機側を軸支し前記エンドレスベルト側を回動調節自在と
したものである。
ベルトと前記エンドレスベルトの排出端に引続いて設け
られた案内テーブルと前記案内テーブル端部側方に設け
られた破砕機とを有して成る金属粉末熱処理ベルト炉の
ケーキ排出装置において、前記案内テーブルの前記破砕
機側を軸支し前記エンドレスベルト側を回動調節自在と
したものである。
〈作用〉 ケーキのエンドレスベルトから案内テーブルへの乗継ぎ
について説明すると、エンドレスベルトはヘッドプーリ
ーにより、一定の張力でヘッドプーリーの曲率に沿って
下方に案内される。一方、所定の熱処理を受けたケーキ
は、エンドレスベルト上を進行してヘッドプーリーの端
部に達し、更に、その焼結程度やエンドレスベルトへの
密着程度に応じて、水平又はやや下向きとなってヘッド
プーリーから離れ、後続のケーキとエンドレスベルトに
押されて進行する。この時、案内テーブルに確実に乗継
ぐことが必要であり、そのためにはケーキがエンドレス
ベルトに乗っていた状態をそのまま引継ぐことが必要で
ある。
について説明すると、エンドレスベルトはヘッドプーリ
ーにより、一定の張力でヘッドプーリーの曲率に沿って
下方に案内される。一方、所定の熱処理を受けたケーキ
は、エンドレスベルト上を進行してヘッドプーリーの端
部に達し、更に、その焼結程度やエンドレスベルトへの
密着程度に応じて、水平又はやや下向きとなってヘッド
プーリーから離れ、後続のケーキとエンドレスベルトに
押されて進行する。この時、案内テーブルに確実に乗継
ぐことが必要であり、そのためにはケーキがエンドレス
ベルトに乗っていた状態をそのまま引継ぐことが必要で
ある。
本考案では、案内テーブルの破砕機側を軸支し案内テー
ブルのエンドレスベルト側を回動自在とし、ケーキの乗
継位置を調節可能としたので、ケーキをエンドレスベル
トから案内テーブル上に確実に乗継ぐことができる。
ブルのエンドレスベルト側を回動自在とし、ケーキの乗
継位置を調節可能としたので、ケーキをエンドレスベル
トから案内テーブル上に確実に乗継ぐことができる。
〈実施例〉 以下第1図乃至第3図に基づいて、本考案の1実施例を
説明する。図において、案内テーブル10の破砕機6側は
支承軸11によって軸支されていて、案内テーブル10のエ
ンドレスベルト2側を回動調整自在とし、ケーキ3の乗
継位置を調節可能に構成してあり、支承軸11はアーム12
を介して炉外に設けられたシリンダ−13により回動され
る。第1図中αは調整角を示す。従って、固結したケー
キの焼結程度やベルトへの固着程度、ベルトの状態等に
応じて、案内テーブル10とエンドレスベルト2の相互位
置を任意に遠隔調整することにより、ケーキ3の乗継位
置を調整することができる。
説明する。図において、案内テーブル10の破砕機6側は
支承軸11によって軸支されていて、案内テーブル10のエ
ンドレスベルト2側を回動調整自在とし、ケーキ3の乗
継位置を調節可能に構成してあり、支承軸11はアーム12
を介して炉外に設けられたシリンダ−13により回動され
る。第1図中αは調整角を示す。従って、固結したケー
キの焼結程度やベルトへの固着程度、ベルトの状態等に
応じて、案内テーブル10とエンドレスベルト2の相互位
置を任意に遠隔調整することにより、ケーキ3の乗継位
置を調整することができる。
次に、ケーキ4の乗継ぎ位置の調整手段の具体例を説明
する。14は炉外に設けられた、支承軸11の回動角度指示
計であって、同時に案内テーブル10のエンドレスベルト
2側の先端部とエンドレスベルト2の隙間をも指示する
ものである。15は炉1の案内テーブル10の上方に設けら
れた点検窓である。従って、点検窓15からケーキ3のエ
ンドレスベルト2から案内テーブル10への乗継ぎ状態を
点検して、回動角度指示計14を見ながら、支承軸11の角
度を変更することによって、ケーキ3の乗継ぎ位置を任
意に調節することができる。
する。14は炉外に設けられた、支承軸11の回動角度指示
計であって、同時に案内テーブル10のエンドレスベルト
2側の先端部とエンドレスベルト2の隙間をも指示する
ものである。15は炉1の案内テーブル10の上方に設けら
れた点検窓である。従って、点検窓15からケーキ3のエ
ンドレスベルト2から案内テーブル10への乗継ぎ状態を
点検して、回動角度指示計14を見ながら、支承軸11の角
度を変更することによって、ケーキ3の乗継ぎ位置を任
意に調節することができる。
なお、本実施例では、本考案の案内テーブル10の後方に
固定式案内テーブル5が設けられているが、必ずしも固
定式案内テーブル5を設ける必要はない。
固定式案内テーブル5が設けられているが、必ずしも固
定式案内テーブル5を設ける必要はない。
〈考案の効果〉 以上のように本考案は、ケーキのエンドレスベルトから
案内テーブルへの乗継を確実に行なうことができ、乗継
不良によるケーキのヘッドプーリー下部へのこぼれが減
少し、案内テーブル上での山盛現象が解消し、更に、エ
ンドレスベルトの損傷が減少する等の効果を有する。
案内テーブルへの乗継を確実に行なうことができ、乗継
不良によるケーキのヘッドプーリー下部へのこぼれが減
少し、案内テーブル上での山盛現象が解消し、更に、エ
ンドレスベルトの損傷が減少する等の効果を有する。
第1図乃至第3図は本考案の装置の1実施例を示し、第
1図は本考案の装置の側面断面図、第2図は第1図のI
〜I線1部断面図、第3図は第2図のII〜II矢視図であ
る。第4図は従来の装置の説明図である。 1……炉、 2……エンドレスベルト、 3……ケーキ、 4……ヘッドプーリー、 5……固定式案内テーブル、 6……破砕機、 10……案内テーブル、 11……支承軸、 12……アーム、 13……シリンダー、 14……回動角度指示計、 15……点検窓。
1図は本考案の装置の側面断面図、第2図は第1図のI
〜I線1部断面図、第3図は第2図のII〜II矢視図であ
る。第4図は従来の装置の説明図である。 1……炉、 2……エンドレスベルト、 3……ケーキ、 4……ヘッドプーリー、 5……固定式案内テーブル、 6……破砕機、 10……案内テーブル、 11……支承軸、 12……アーム、 13……シリンダー、 14……回動角度指示計、 15……点検窓。
Claims (1)
- 【請求項1】装入された金属粉末を熱処理するエンドレ
スベルトと前記エンドレスベルトの排出端に引続いて設
けられた案内テーブルと前記案内テーブル端部側方に設
けられた破砕機とを有して成る金属粉末熱処理ベルト炉
のケーキ排出装置において、前記案内テーブルの前記破
砕機側を軸支し前記エンドレスベルト側を回動調節自在
としたことを特徴とする金属粉末熱処理ベルト炉のケー
キ排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987195770U JPH0640567Y2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 金属粉末熱処理ベルト炉のケーキ排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987195770U JPH0640567Y2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 金属粉末熱処理ベルト炉のケーキ排出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01102125U JPH01102125U (ja) | 1989-07-10 |
JPH0640567Y2 true JPH0640567Y2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=31486428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987195770U Expired - Lifetime JPH0640567Y2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 金属粉末熱処理ベルト炉のケーキ排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0640567Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6234235Y2 (ja) * | 1984-12-10 | 1987-09-01 |
-
1987
- 1987-12-25 JP JP1987195770U patent/JPH0640567Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01102125U (ja) | 1989-07-10 |
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