JPH0640243Y2 - 滑り支承 - Google Patents

滑り支承

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JPH0640243Y2
JPH0640243Y2 JP1639188U JP1639188U JPH0640243Y2 JP H0640243 Y2 JPH0640243 Y2 JP H0640243Y2 JP 1639188 U JP1639188 U JP 1639188U JP 1639188 U JP1639188 U JP 1639188U JP H0640243 Y2 JPH0640243 Y2 JP H0640243Y2
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JP
Japan
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sliding
bearing
recess
lubricant
sliding bearing
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JP1639188U
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JPH01122102U (ja
Inventor
壮一 河村
高爾 福井
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Taisei Corp
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Taisei Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は免震構造物、機器等における滑り支承に係るも
のである。
(従来の技術) 免震構造物等に使用される滑り支承においては、特に支
持する荷重が大きい場合、滑動面に四弗化エチレン樹脂
等の低摩擦係数を有する固体滑り材を使用した滑り支承
が用いられることが多い。
この場合、支承の滑動面は一様に連続した面より構成さ
れるか、円形平面の小要素を水平方向に間隔を存して金
属母材に埋め込んだ形状のものが使用され、前記支承に
おける一様に連続した滑動面、または円形平面の小要素
が、基礎側に配設された表面の平滑な相手材に接するこ
とによつて滑動を生起するように構成されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら一様に連続する平面を有する前記従来の支
承の場合には、製作が容易であるという利点を有するも
のの、単位面積当りの鉛直荷重が小さくなり、四弗化エ
チレン樹脂の力学特性上摩擦係数が大きくなり、また滑
動時に生じる魔耗粉が滑動面に附着して滑動を阻害する
という問題点あつた。
また円形平面の小要素を金属母材に埋込んだ従来の支承
は、前記した問題点は解決するものの、製作コストが嵩
むという問題点があつた。
本考案は前記各従来技術の有する問題点に鑑みて提案さ
れたもので、簡単な構成で滑り摩擦係数が小さく免震構
造物等の滑動を容易ならしめ、製作コストが低廉な滑り
支承を提供する点にある。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本考案に係る滑り支承は、
低摩擦係数の固体滑り材の滑動面に凹部を設け、両凹部
にゲル状潤滑材を封入するとともに、同凹部の周囲に同
潤滑材を塗布して構成されている。
(作用) 本考案に係る滑り支承は前記したように、滑動面に配設
した固体滑り材における下部滑動面が一様に連続した平
面ではなく、凹部が設けられているので、単位面積当り
の鉛直荷重が増大し、また前記凹部に封入され且つ同凹
部の周囲に塗布されたゲル状潤滑材の存在と相俟つて、
低摩擦係数の滑り支承が得られる。
また滑り支承の滑動に伴つて生起する魔耗粉は同凹部に
吸引され滑動を阻害することがない。
(実施例) 以下本考案を図示の実施例について説明する。
(A)は被支持体を構成する構造体で、その下底面に構
造体(A)を支持するとともに、基礎(B)に定着され
た表面仕上げしたステンレス鋼板、または四弗化エチレ
ン樹脂の如き減摩材を貼着した鋼板等よりなる滑り板
(C)上を水平方向に滑動する滑り支承(D)が配設さ
れている。
同滑り支承(D)は構造体(A)の下底面に固定された
金属板又は積層ゴム材(1)と、同金属板又は積層ゴム
材(1)の下底面に一体に層着された、前記滑り板
(C)上を滑動する四弗化エチレン樹脂板よりなる低摩
擦係数の滑り材(2)とより構成されている。
更に同滑り材(2)の下底部滑動面には、例えば第3図
に示すように、同心状に配設された環状の凹溝(3a)、
または第4図に示すように多数の小円状の凹窩(3b)等
よりなる凹部が形成され、前記滑り材(2)の滑動面に
おいて、前記各凹溝(3a)、凹窩(3b)に二硫化モリブ
デンや脂肪酸鹸化物の如きゲル状潤滑材が封入されると
ともに、同各凹溝(3a)、凹窩(3b)の周囲に同潤滑材
(a)が塗布されている。なお前記凹部はこの他、任意
の形状に形成される。
図示の実施例によれば前記したように、滑り支承(D)
における滑り材(2)の滑動面が従来のように一様に連
続した平面に形成されることなく、凹部が形成されるこ
とによつて、単位面積当りの鉛直荷重が増大し、摩擦係
数が低減するようにし、且つまた同滑り材(2)におけ
る滑動面に設けた凹部にゲル状潤滑材が封入され、且つ
同潤滑材が凹部の周囲に塗布されていることと相俟つて
低摩擦係数の滑り材(2)が構成されるようにする。更
に滑り材(2)の滑動に伴つて生じる魔耗粉が滑り材
(2)の滑動面に附着することがなく、魔耗粉によつて
滑り材(2)の滑動が阻害されることがない。
第5図は本考案の他の実施例を示し、前記滑り材(2)
の下底部滑動面に井桁状の凹溝(3c)が設けられ、この
場合、ゲル状潤滑材(a)が切れても、同凹溝(3c)の
端部開口面からゲル状潤滑材(a)の補充が容易に行な
われる。
(考案の効果) 本考案に係る滑り支承においては前記したように、滑動
面に配設された固体滑り材が、一様に連続した平面に形
成されることなく凹部が設けられたことによつて、更に
また前記滑り材における滑動面には、前記凹部に封入さ
れ、且つ同凹部周囲に塗布されたゲル状潤滑材が設けら
れたことと相俟つて、低摩擦係数の滑り支承が構成され
る。また滑り材の滑動によつて生じた魔耗粉が同滑り材
の滑動面に附着せず、前記凹部に吸引されることによつ
て、前記魔耗粉により滑り支承の滑動に支障を招来する
ことがない。
また前記ゲル状潤滑材は滑り材の下底面滑動面に封入、
塗布されているので、空気に曝されることが少なく、性
能が安定状態に保持される。
更にまた本考案に係る滑り支承は、滑り材の滑動面に凹
部を設け、ゲル状潤滑材を封入塗布して構成されている
ので、構成が簡単で、円形平面の要素を金属母材に埋込
んだ前記従来の滑り支承に比して、製作コストが大幅に
低減される。
また前記したように、滑り材の滑動面に凹部が設けられ
ているので、単位面積当りの鉛直荷重が増大することに
よって前記した潤滑材による潤滑効果と相俟って摩擦係
数が低減されるものであり、本考案によれば起動時のみ
ならず、動作中においても摩擦係数が低減される滑り支
承が構成されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る滑り支承の一実施例を示す縦断面
図、第2図は第1図の部分拡大図、第3図及び第4図並
に第5図は夫々滑り材の底面図、である。 (A)……構造体、(B)……基礎、(C)……滑り
板、(D)……滑り支承、(1)……金属板又は積層ゴ
ム、(2)……弗化エチレン樹脂板、(3)……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造体を支持し、水平方向に滑動可能で滑
    動面に低摩擦係数の固体滑り材を配設した支承におい
    て、同固体滑り材の滑動面に凹部を設け、同凹部にゲル
    状潤滑材を封入するとともに、同凹部の周囲に同潤滑材
    を塗布してなることを特徴とする滑り支承。
JP1639188U 1988-02-12 1988-02-12 滑り支承 Expired - Lifetime JPH0640243Y2 (ja)

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JPH01122102U JPH01122102U (ja) 1989-08-18
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