JPH0640105B2 - 組み合わされた対のフォーストランスデューサ - Google Patents

組み合わされた対のフォーストランスデューサ

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JPH0640105B2
JPH0640105B2 JP50814189A JP50814189A JPH0640105B2 JP H0640105 B2 JPH0640105 B2 JP H0640105B2 JP 50814189 A JP50814189 A JP 50814189A JP 50814189 A JP50814189 A JP 50814189A JP H0640105 B2 JPH0640105 B2 JP H0640105B2
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equal
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サンドストランド・コーポレイション
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    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
    • G01P15/08Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
    • G01P15/097Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values by vibratory elements
    • GPHYSICS
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    • G01L1/162Measuring force or stress, in general using properties of piezoelectric devices using piezoelectric resonators

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明はフオーストランスデューサに関するものであ
る。より詳細には、本発明は、加速度計及び力測定に基
づく他の装置に用いるための組み合わされた対の振動ビ
ーム型フオーストランスデューサ(vibrating beam forc
e trns-ducer)に関するものである。
発明の背景 振動ビーム型フォーストランスデューサはしばしば、力
から周波数への変換器として加速時計や他の装置に用い
られる。公知の或る構成においては、トランスデューサ
はプッシュ・プル対の形で用いられ、所定の加速度又は
力が一方のトランスデューサを圧縮条件下で押圧し、他
方のトランスデューサを引張り条件下で押圧する。この
差動モードは、多くの同相モード誤差、即ち、トランス
デューサの周波数を同一方向に同量だけシフトさせる誤
差に対しての多大な補償を必要とする。ただし、これら
シフトは、トランスデューサの出力を処理するために一
般的に用いられるアルゴリズムでは無効とされるからで
ある。このような誤差には、振動整流誤差、温度変化に
より生ずる変動、多くの経年変化誤差ないしエージング
誤差(aging error) 、及びクロック周波数のドリフトに
より生ずる測定誤差等が含まれる。
同相モード誤差を大幅に除去するためには、1対のフオ
ーストランスデューサは互いに可能な限り同等なものと
すべきであり、これにより、温度変化や経時変化のよう
な誤差の源に対する応答性は同等になる。例えば、トラ
ンスデューサが水晶の結晶から製造される場合、トラン
スデューサはエッチング処理により水晶ウェファの隣合
う2つの部分から形成されることが多い。しかし、2つ
のトランスデューサが共通の構造体で用いられる場合、
例えば、2つのトランスデューサが1つの加速度計標準
錘ないし加速度計プルーフマス(proof mass)に取り付け
られる場合、他の考慮すべき事項が生ずる。2つのトラ
ンスデューサが組み合わされた場合、装置の作動範囲内
において、両方のトランスデューサが同一の周波数で振
動するという状態が生じ、これにより“ロックイン(loc
kin)”状態を起こす可能性が発生し、装置の出力に誤差
を生じうる結果的局部非線形性となる場合がある。
発明の概要 本発明は、加速度計のような装置に用いられる組み合わ
された1対の振動ビーム型フォーストランスデューサを
提供する。かかるトランスデューサは線形性及び同相モ
ードトラッキング(common mode tracking)を増強できる
一方、トランスデューサ間のロックインやクロストーク
の可能性を低減できる。
好適な実施態様において、第1と第2の振動ビーム型フ
ォーストランスデューサが用いられ、これらのトランス
デューサはそれぞれ第1と第2の周波数を有する第1と
第2の出力信号を発する。これらのトランスデューサは
入力パラメータを測定するための装置に用いられ、所定
のパラメータ変化に対しては一方の周波数を増加して他
方の周波数を低下するという配列で装置に組み込まれて
いる。第1のトランスデューサは1対の第1ビームを備
え、第2のトランスデューサは1対の第2ビームを備え
る。ビームの寸法は、第1及び第2ビームのオイラーの
座屈定数が互いに等しくなるように選ばれ、また、パラ
メータが零値の場合に、好ましくは装置の差動範囲全体
にわたり第1と第2の周波数が相違するように選ばれて
いる。
ビームは矩形であり、各第1ビームは長さm、幅w
及び厚さtとなっており、各第2ビームは長さm
幅w及び厚さtとなっている。一実施態様におい
て、これらの寸法は次式となるように選ばれている。
=m(1+ε)-3/4. (t/t-1/4=w(1+ε)-1/2. (t/t-1/2 ここで、εは、第1及び第2の周波数が差動範囲内で互
いに等しくならないように選ばれた非ゼロパラメータで
ある。好適な実施態様は、トランスデューサが共通ウェ
ファからエッチング形成された水晶トランスデューサと
することができるようにt=tとなるものである。
上記実施態様の全てについて、トランスデューサはその
軸方向の剛性が互いに実質的に等しくなるように寸法決
められた端部分を備えると良い。更に好適な実施態様に
おいて、ビームの寸法は次式のように選択される。
=m(1+ε)-2/3=w(1+ε)-1/3=t(1+ε)-1/3 この配列において、第1と第2のビームの軸方向剛性は
相互に等しく、パラメータεは、第1と第2の周波数が
互いに等しくならないように選ばれると良い。
図面の簡単な説明 第1図は、共通のプルーフマスに連結された2つのフォ
ーストランスデューサを有する加速度計の概略図であ
る。
第2図は、両端音叉振動ビーム型フォーストランスデュ
ーサの概略図である。
発明の詳細な説明 本発明は、組み合わされた1対の両端音叉振動ビーム型
フォーストランスデューサを提供する。この組合せ対
は、感知されたパラメータに応答して、一方のトランス
デューサの出力信号周波数は増加させ、他方のトランス
デューサの出力信号周波数は低下させるという型式の装
置に用いられると良い。このような装置の例は、第1図
に概略的に示す型式の加速度計である。加速度計は、た
わみ部分24、26によりハウジング22に取り付けられたプ
ルーフマス20を備えている。フォーストランスデューサ
28、30は、ハウジング22とプルーフマス20との間に、ア
ーム32、34を介して接続され、感知軸SAに平行となる
ようになっている。アーム32、34は、主に説明のために
第1図に含まれていることが多くの場合、この種の加速
度計はこれに相当する構成要素を含んでいない。
各フォーストランスデューサは、米国特許第4,215,570
号に開示された両端音叉(double-ended turning fork
)構造を持つ水晶から成る。このような水晶は適当な
駆動回路と共同してオシレータを構成し、このオシレー
タは、水晶に沿う軸方向の力の関数である共振周波数を
有する。即ち、このオシレータは、軸方向に沿う圧縮力
に対しては共振周波数を減少させ、引張り力では共振周
波数を増加させるフォーストランスデューサとして機能
する。従って、トランスデューサの出力信号を適当な周
波数測定回路に接続することにより、トランスデューサ
に及ぼされる力を測定することができる。
第1図の加速度計において、感知軸SAに沿う加速度に
よって、一方のトランスデューサには圧縮力が生じ、他
方のトランスデューサには引張り力が生ずる。この結
果、一方のフォーストランスデューサの出力信号の周波
数は減少し、他方のフォーストランスデューサの出力信
号の周波数は増加する。そして、加速度Gは次式のよう
な微分関係によって定められる。
G=W−W+W (1) ここで、fとfは2つのフォーストランスデューサ
の出力信号周波数であり、W、W及びWは較正処
理により決定される定義である。出力信号周波数と加速
度との間のより複雑な微分関係が用いられても良い。
式(1)において、定数W、Wはそれぞれ対応のト
ランスデューサの感度を示し、定数Wは加速度計のバ
イアスなしオフセットを表している。トランスデューサ
は可能な限り同じであるのが好ましいので、WはW
とほぼ等しいのが一般的である。式(1)を用いて加速
度を決定するための適当なシステムは米国特許第4,467,
651 号に述べられている。加速度を決定するために微分
関係式を用いることにより、熱膨張、多くのエージング
誤差及びクロック周波数誤差によって引き起こされる周
波数変動は減ずる傾向があり、従って、測定された加速
度には殆ど誤差は生じない。
2つのフォーストランスデューサが1個のブルーフマス
に連結された場合に考慮されるべき他の事項は、トラン
スデューサの軸方向の剛性である。トランスデューサの
軸方向の剛性は、感知軸に沿ってトランスデューサに与
えられた力を、トランスデューサの長さの変化で割った
ものに等しい。各トランスデューサの剛性に、ブルーフ
マスに対するトランスデューサの接続点とプルーフマス
の重心との間の距離を掛け合わせた積が、両方のトラン
スデューサについて等しいのが好ましい。この積が等し
くない場合、プルーフマスは感知軸に沿う加速度に応じ
て回転する傾向が生じ、加速度出力に誤差を生じうるク
ロスカップリング項(cross coupling term)を形成す
る。多くの用途については、プルーフマスの重心を2つ
のフォーストランスデューサの接続点の間に配置するこ
とが望ましい。従って、このような配置において、トラ
ンスデューサの剛性は互いに等しくされるべきである。
本発明は、組み合わされた1対の両端音叉型フォースト
ランスデューサ提供し、かかるトランスデューサは、第
1図に示すような加速度計や、共通の構造体に2以上の
フォーストランスデューサが接続される他の装置、或い
はまた、所定の感知パラメータが一方の出力信号周波数
を増加させるが他方の周波数は減少さセるという構成に
おいて有効に用いられうる。特に、トランスデューサ
は、クロストークないしロツクインを防止するのに十分
な大きさで零入力(即ちゼロ加速度)周波数が互いに分
離されるように構成されているが、同相モード誤差の排
除を可能とする周波数トラッキングの形態も保持してい
る。或る実施態様において、トランスデューサは、共通
の水晶ウェファの隣接位置からエッチング形成できるよ
うに寸法決めされている。本発明の他の特徴は2つのト
ランスデューサ間で調整された軸方向剛性を保持するこ
とができることであるが、このある程度の調整によっ
て、より単純な又はより良好に反応する動特性を生ずる
用途に対しては特に有効である。
加速度計に使用するために2つの両端音叉振動ビーム型
フォーストランスデューサを用いる場合を考えると、次
のモデルにより特徴付けられる。
=f01+K11g+K1121 (2) f=f02+K12g+K1222 (3) ここで、f、fは出力信号周波数であり、f01、f
02はゼロ加速度周波数であり、K11、K12、K21、K22
は定数、gは入力加速度である。これらのモデルは、前
記の式(1)の形のアルゴリズムに代入して、測定加速
度Gを次式で表すことができる。
G=[W01−W02−W] +[W11+W12]g +[W1121−W1222]g (4) Gがgと等しくするためには、gを消去するために式
(4)は特に次式であるとを必要とする。
次に、g=0とし、f01及びf02を一定の割合で比例的
に変更することとする。即ち、次式のようにf01及びf
02をf01 ′及びf02 ′にシフトする。
01 ′f01(1+ε) (6) f02 ′=f02(1+ε)
(7) これらのシフトは、クロック周波数変動(ε=Δf
)及び多くの形態の経時変化により生ずる種類のも
のである。共通のウェファから作られ、従って結晶軸の
向きが同じである水晶トランスデューサについては、そ
のシフトは温度変化から起こる変動の場合もある。この
ようなシフトが全くバイアス誤差を生じないようにする
ためには、 W01−W02 =W01(1+ε)−W02(1+ε)
(8) であることが必要であり、この式は、次式の状態とな
る。
式(5)及び式(9)を同時に満足するためには、 であることが必要である。
のモデルが適合する振動ビーム型トランスデューサにつ
いては、 となることが分かる。ここで、Cは振動ビームで使用さ
れる変位モードに対応するオイラーの座屈荷重である。
式(10)、式(12)及び式(13)を組み合わせると、次式が得
られる。
Dの値は式の単位に比して小さく、所定の一般的等級の
全トランスデューサについてほぼ同じであるので、 C=C (15) であるならば、良好な線形性及び良好な同相モード除去
という2つの範疇が同時に満足できる。力から周波数へ
の振動ビーム型トランスデューサにおけるビームの挙動
は、理想的なビルトイン/ビルトイン型古典的ビームの
挙動と相当に近似している。このようなビームについて
は、 ここで、mはブームの長さ、Eは弾性係数、Iはビーム
の横断面の断面2次モーメント、Aはビームの横断面面
積、pは重量密度、kはビームの軸方向の剛性である。
第2図は、例えば米国特許第4,372,173 号に述べられた
型式の両端音叉型フォーストランスデューサを概略的に
示している。トランスデューサ50は、端部分56、58間で
伸びるビーム52、54を備えている。端部分56、58はそれ
ぞれ、両方のビームに結合される張出し部ないしはアウ
トリガ60、62と、対応のアウトリガに結合される取付パ
ッド64、68とを備えている。ビーム52、54の長さはm
で、幅はwである。ビームの厚さ(以下、tで表す)
は、図面では紙面に対して直角に延び、図示していな
い。これが加速度計のような装置に組み込まれた場合、
取付パッド64、66は、装置の他の要素に粘着等の手段に
より固定される部分68、70と、装置には接続しない自由
部分72、74とを含んでいる。部分68、70の長さをBとす
る。第2図に示される他の寸法には、ビーム及びアウト
リガの合計長さLと、取付パッド及びアウトリガそれぞ
れについての幅w、wがある。
第2図に示される型式のフォーストランスデューサ、或
は矩形の横断面のビームを有する他のフォーストランス
デューサについては、式(16)〜(18)は次に示す関係を定
めるのに使用されると良い。
∝w/m (19) C ∝tw/m (20) k ∝tw/m (21) ビームの厚さが互いに等しくなる必要がない場合、C及
びkを一定に保持したままfを変えるのに十分な変数
がある。特に、f02がf01(1+ε)と等しくなるため
には、解は、 m=m(1+ε)-2/3 (22) w=w(1+ε)-1/3 (23) t=t(1+ε)-1/3 (24) となる。このように、式(22)〜(24)は、2つのトランス
デューサのゼロ加速度周波数をεで特定される値だけ相
違させ、線形性及び同相モード除去(C=C)を保
持しつつ組合せ軸方向剛性(k=k)を保持する寸
法を表す。パラメータεの適当な選択により、オトラン
スデューサはそれらの周波数が装置の作動範囲内で互い
に等しくならないように設計できる。
式(22)〜(24)で表された解よりも時として実質的なもの
となる解は、t=tのように厚さtが固定される場
合におけるもので、こうして、例えば共通のウェファの
隣合う部分からエッチング処理で形成された水晶トラン
スデューサの使用を可能とする。こ実施態様において、
式(22)〜(24)に相当する解は、 m=m(1+ε)-2/3 (25) w=w(1+ε)-1/3 (26) k=k(1+ε)-1/3 (27) である。例えば、f01が35kHz であり、f02が45kHz で
ある場合、1+εは45/35 、即ち1.2857であり、上式は
ビームの寸法について次の関係となる。
=m・0.8282 (28) w=w・0.8819 (29) t=t (30) 式(18)によれば、ビーム寸法間の上記関係は、トランス
デューサのビームの軸方向剛性間の関係を以下の通りと
する。
=k・1.065 (31) ビームの軸方向剛性の6.5%のシフトは、以下に述べ
るように、アウトリガの長さ(従って剛性)を調整する
ことにより補償できる。
本発明の第3の実施態様において、2つのトランスデュ
ーサの間で、オイラーの座屈定数C、Cを等しいま
まとして且つ周波数範囲が重なり合わないようにして、
k(ビームについて)とtとを相違させることができ
る。この場合の解は以下の通りである。
=w(1+ε)-3/4・ (t/t-1/4
(32) w=w(1+ε)-1/2・ (t/t-1/2
(33) k=k(1+ε)-/4・(t/t3/4
(34) 所定の値w、m、εに対し、式(32)〜(34)はt
の比により左右されるw、m、k/kを与
える。tはtと等しいと設定することにより、式(2
5)〜(27)は式(32)〜(34)の特別な場合であることが分か
るであろう。
とtと等しくk、kが互いに異なっていると
した式(28)〜(31)より前述した実施態様において、ビー
ムの長さに対してアウトリガの長さを調整することによ
りビームの軸方向の剛性の違いを補償することができ、
トランスデューサの軸方向の剛性は全体として互いに等
しくなる。特に、第2図を参照し、トランスデューサの
全体的な軸方向剛性は次式の関係により近似させること
ができる。
ここで、Uはトランスデューサの全長であり、w、w
及びBは第2図に示す通りである。所定の装置設計に
おいてトランスデューサの相互交換を可能とするため
に、U、w及びBは一定に維持することが望ましい。
変換損失(pumping loss)を最小とするために、wは約
3wと等しくすると良い。これらの付加的な制約を考慮
して、ビームの寸法wとmの違いにより導かれるビーム
の剛性の変動は、長さLを変更することにより、即ちア
ウトリガの長さを補償変更することにより、簡単に補償
できる。式(28)〜(31)より前述した例において、比t1/w
1 とL1/m1 の値はそれぞれ0.86、1.16である。これに対
応する比t2/w2 とL2/m2 の値はそれぞれ0.98、1.30であ
り、Lはkを実質的に一定に維持するために調整され
たものである。米国特許第4,372,173 号の第3図に沿っ
てこれらの比を比較すると、これらの比は、疑似的な振
動モードのない1対のフォーストランスデューサを画成
することが分かる。
概略的に述べるならば、第1実施態様において、本発明
は、式(15)を満足する1対のトランスデューサであっ
て、該トランスデューサが用いられる装置の作動範囲内
で出力信号周波数が互いに等しくならないように零入力
周波数が互いに相違されているトランスデューサを提供
することにある。このようにして、線形性や同相除去を
損なうことなく周波数範囲が重なり合わなくなる。この
実施態様は式(32)〜(34)で表される。この実施態様にお
いて、ビームの厚さも軸方向の剛性も互いに等しくする
必要はない。しかしながら、トランスデューサ全体とし
ての軸方向の剛性は、例えばアウトリガの長さを調整す
ることにより、互いに等しくすることができる。
第2の実施態様において、本発明は、式(15)を満足する
1対のトランスデューサであって、装置の作動範囲内で
出力信号周波数が互いに等しくならないように零入力周
波数が互いに十分に相違されており、且つ、ビームの軸
方向剛性が互いに等しくなっているトランスデューサを
提供する。この実施態様は式(22)〜(24)により表され
る。
第3の実施態様において、本発明は、式(15)を満足する
1対のトランスデューサであって、装置の作動範囲内で
出力信号周波数が互いに等しくならないように零入力周
波数が互いに十分に相違されており、且つ、ビームの厚
さが互いに等しくなっているトランスデューサを提供す
る。この実施態様は式(25)〜(27)により表される。この
実施態様については、トランスデューサの全体の軸方向
剛性は、例えばアウトリガの長さを調整することによ
り、互いに等しくすることができる。一般に、これが、
複数の水晶トランスデューサを同一のウェファからエッ
チング形成するかぎり、最も好ましい実施態様である。
以上、本発明の好適な実施態様について説明したが、色
々な変形は当業者にとり明らかであろう。従って、本発
明の範囲は次の請求の範囲を参照して定めるべきであ
る。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれが第1と第2の周波数を有する第
    1と第2の出力信号を発すると共に、感知軸に沿って与
    えられた加速度に対して、一方の周波数が増加し他方の
    周波数が減少するプッシュプル配列に接続され、且つ、
    それぞれが1対の第1のビーム及び1対の第2のビーム
    から成る第1と第2の振動ビーム型フォーストランスデ
    ューサを具備する型式の加速度計において、第1と第2
    のビームについてのオイラーの座屈定数が互いに実質的
    に等しくなるように、且つ、感知軸に沿う加速度がない
    場合に、第1と第2の周波数が互いに異なるように、ビ
    ーム寸法が選択されていることを特徴とする加速度計。
  2. 【請求項2】ビーム寸法は、第1と第2の周波数が加速
    度計の差動範囲内で互いに等しくならないように選択さ
    れている請求項1記載の加速度計。
  3. 【請求項3】各第1のビームが長さm、幅w及び厚
    さtを有し、各第2のビームが長さm、幅w及び
    厚さtを有する場合、 m=m(1+ε)-3/4・(t/t-1/4 及び、w=w(1+ε)-1/2・(t/t-1/2 (εは非ゼロパラメータであり、パラメータεは、第1
    と第2の周波数が差動範囲内で互いに等しくならないよ
    うに選ばれている)となっている請求項2記載の加速度
    計。
  4. 【請求項4】tがtと等しい請求項3記載の加速度
    計。
  5. 【請求項5】各トランスデューサは、間にビームが延設
    されている端部分を備え、該端部分は、トランスデュー
    サの軸方向剛性が互いに実質的に等しくなるように選択
    されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の加速度
    計。
  6. 【請求項6】各トランスデューサについて、各端部分
    は、1対のビームに接続されるアウトリガと、該アウト
    リガに接続される取付パッドとから成り、前記アウトリ
    ガの寸法は、トランスデューサの軸方向剛性が互いに実
    質的に等しくなるように選択されている請求項5記載の
    加速度計。
  7. 【請求項7】アウトリガの長さは、トランスデューサの
    軸方向剛性が互いに実質的に等しくなるように選択され
    ている請求項6記載の加速度計。
  8. 【請求項8】各第1のビームが長さm、幅w及び厚
    さtを有し、各第2のビームが長さm、幅w及び
    厚さtを有する場合、 m=m(1+ε)-2/3=w(1+ε)-1/3 及び、t=t(1+ε)-1/3 (εは非ゼロパラメータであり、第1と第2のビームの
    軸方向剛性が互いに等しくなっており、パラメータε
    は、第1と第2の周波数が差動範囲内で互いに等しくな
    らないように選ばれている)となっている請求項2記載
    の加速度計。
  9. 【請求項9】それぞれが第1と第2の周波数を有する第
    1と第2の出力信号を発すると共に、入力パラメータを
    測定するための装置で用いられる組み合わされた第1と
    第2の振動ビーム型のフォーストランスデューサであっ
    て、前記装置は、与えられた入力パラメータの変動に対
    して、一方の周波数が増加し他方の周波数が減少するプ
    ッシュプル配列に前記トランスデューサが接続される型
    式のものであり、第1のトランスデューサは1対の第1
    のビームを備え、第2のトランスデューサは1対の第2
    のビームを備え、第1と第2のビームについてのオイラ
    ーの座屈定数が互いに実質的に等しくなるように、且
    つ、入力パラメータが零値である場合に、第1と第2の
    周波数が互いに異なるように、ビーム寸法が選択されて
    いる組み合わされたトランスデューサ。
  10. 【請求項10】ビーム寸法は、第1と第2の周波数が装
    置の差動範囲内で互いに等しくならないように選択され
    ている請求項9記載の組み合わされたトラスデューサ。
  11. 【請求項11】各第1のビームが長さm、幅w及び
    厚さtを有し、各第1のビームが長さm、幅w
    び厚さtを有する場合、 m=m(1+ε)-3/4・(t/t-1/4 及び、w=w(1+ε)-1/2・(t/t-1/2 (εは非ゼロパラメータであり、パラメータεは、第1
    と第2の周波数が作動範囲内で互いに等しくならないよ
    うに選ばれている)となっている請求項10記載の組み
    合わされたトランスデューサ。
  12. 【請求項12】tがtと等しい請求項11記載の組
    み合わされたトランスデューサ。
  13. 【請求項13】各トランスデューサは、間にビームが延
    設されている端部分を備え、該端部分は、トランスデュ
    ーサの軸方向剛性が互いに実質的に等しくなるように選
    択されている請求項9〜12のいずれか1項に記載の組
    み合わされたトランスデューサ。
  14. 【請求項14】各トランスデューサについて、各端部分
    は、1対のビームに接続されるアウトリガと、該アウト
    リガに接続される取付パッドとから成り、前記アウトリ
    ガの寸法は、トランスデューサの軸方向剛性が互いに実
    質的に等しくなるように選択されている請求項13記載
    の組み合わされたトランスデューサ。
  15. 【請求項15】アウトリガの長さは、トランスデューサ
    の軸方向剛性が互いに実質的に等しくなるように選択さ
    れている請求項14記載の組み合わされたトランスデュ
    ーサ。
  16. 【請求項16】各第1のビームが長さm、幅w及び
    厚さtを有し、各第2のビームが長さm、幅w
    び厚さtを有する場合、 m=m(1+ε)-2/3=w(1+ε)-1/3 及び、t=t(1+ε)-1/3 (εは非ゼロパラメータであり、第1と第2のビームの
    軸方向剛性が互いに等しくなっており、パラメータε
    は、第1と第2の周波数が差動範囲内で互いに等しくな
    らないように選ばれている)となっている請求項10記
    載の組み合わされたトランスデューサ。
JP50814189A 1988-08-10 1989-07-24 組み合わされた対のフォーストランスデューサ Expired - Fee Related JPH0640105B2 (ja)

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