JPH0639989A - 湿し装置 - Google Patents

湿し装置

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Publication number
JPH0639989A
JPH0639989A JP21737292A JP21737292A JPH0639989A JP H0639989 A JPH0639989 A JP H0639989A JP 21737292 A JP21737292 A JP 21737292A JP 21737292 A JP21737292 A JP 21737292A JP H0639989 A JPH0639989 A JP H0639989A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
dampening
water
film thickness
dampening water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP21737292A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironari Nishii
裕也 西井
Toshimitsu Ebiki
敏光 胡木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP21737292A priority Critical patent/JPH0639989A/ja
Publication of JPH0639989A publication Critical patent/JPH0639989A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 湿し装置において、水着ローラから版胴に供
給する湿し水を、一定の薄い膜厚にして供給する。 【構成】 水着ローラ14と水元ローラ12を当接する
と共に、この当接部の上方に湿し水溜り11を設け、か
つ水着ローラ14の湿し水供給経路にならしローラ13
を当接し、更に同ならしローラ13にドクタ15を設
け、ドクタ15によりならしローラ13より水着ローラ
14に供給される湿し水の膜厚を一定とし、薄い一定の
膜厚の湿し水を版胴5に供給するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は平版印刷機の版胴に装着
される平版に湿し水を供給する湿し装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図2に従来の平版印刷機用湿し装置の1
例を示す。図2において1は水舟、2は水元ローラ、3
はクロムローラ、4は水着ローラ、5は版胴、6は平版
(以下版と云う)であり、水舟1の湿し水内に浸漬して
いる水元ローラ2により取出された湿し水の膜厚はt2
で、水元ローラ2と同水元ローラ2より若干早い周速で
回転するクロムローラ3との間の当接部分を通過する水
膜は、両ローラ2と3の周速比により分割され、クロム
ローラ3の膜厚がt1 、水元ローラ2の膜厚がt2 とな
る。同様にして互いに当接するクロムローラ3と、この
クロムローラ3より更に早い周速で回転する水着ローラ
4との間の当接部分を通過する水膜は、両ローラ3と4
の周速比により分割され、クロムローラ3の膜厚はt4
に、水着ローラ4の膜厚はt3 になる。次に同じ周速に
て回転し互いに当接する水着ローラ4と版胴5との間の
当接部分を通過する水膜は、通過後は版胴5の膜厚はt
6 に、水着ローラ4の膜厚はt5 となる。このようにし
て最終的に版胴5に薄い水膜t6 が供給される。
【0003】しかし水着ローラ4上の湿し水は、版6の
非画線部には付着するが、画線部には付着しないので、
水膜の版6に接する間に凹凸、即ち履歴が生ずる。この
履歴を有する湿し水は水着ローラ4より、前記の転移に
より膜厚t5 となり、湿し水の供給経路(単矢印)とは
逆の戻り経路(二重矢印)を通って水元ローラ2に戻
る。なお、前記各ローラ2,3,4及び版胴5との間の
当接部分には、当接圧(以下ニップ圧)がかかってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】水元ローラ2とクロム
ローラ3間、クロムローラ3と水着ローラ4間及び水着
ローラ4と版胴5との間の当接部分を通過し得る量(最
大膜厚)をh0 ,h1 ,h2 とすると、これは湿し水の
転移が良好に行なえるように設定された両ローラ間及び
ローラと版胴5間のニップ圧にて定まるが、このニップ
圧にて定まる最大膜厚はかなり厚い。よって前記のよう
な転移により生ずる水着ローラ4上の戻り経路の膜厚t
5 と、クロムローラ3の供給経路より供給される膜厚t
1 の和より最大膜厚h1 は大きい。即ち、h1 >t5
1 である。従って水着ローラ4とクロムローラ3との
当接部分を通過したあとの水着ローラ4上の膜厚t3
湿し水には、前記両ローラ間のニップ圧では履歴を解消
することが出来ず、膜厚t5 の履歴がかなり残る。同様
にしてh2 >t3 +t6 となるので、膜厚t3 の湿し水
の履歴が膜厚t6 の湿し水にかなり残り、印刷面にスト
リーク、ゴースト等の障害を起こす原因となっていた。
本発明は前記従来の問題を解決するために提案されたも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、水着
ローラと水元ローラを当接すると共に、この当接部の上
方に湿し水溜りを設け、かつ前記水着ローラの湿し水供
給経路にならしローラを当接し、更に同ならしローラに
ドクタを設けてなるもので、これを課題解決のための手
段とするものである。
【0006】
【作用】水着ローラと水元ローラとの間に設けられた水
溜りに水着ローラの戻り経路にて戻って来た履歴を有す
る膜厚t5 の湿し水が、同水溜りの水と合流してh0
2 +t5 +H(後述)となるため、履歴が消える。ま
た水着ローラの湿し水供給側にならしローラを当接させ
るので、周速比例転移によりこれらローラ間の当接部分
を通過した後水着ローラに付着する湿し水の膜厚t
3 は、通過前の膜厚t1 より薄くなる。更にならしロー
ラにドクタを設け、このならしローラに付着している湿
し水を戻り経路側にて掻き取って膜厚を0にするので、
供給経路の湿し水の膜厚は、常にt3 ≒kt1 となり、
戻り経路の湿し水による累積はない。よって水着ローラ
に供給される水膜厚t3 は薄く一定となる。
【0007】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1は本発明の1実施例を示す湿し装置の断面図で
ある。図において11は水着ローラ14と低速回転の水
元ローラ12の接触によって出来るV字形状の水溜り、
13は水着ローラ14の湿し水供給経路に当接するなら
しローラ、15はならしローラ13に取付けられたドク
タ、5は版胴、6は版である。また水溜り11には湿し
水を供給するノズル16が設けられており、前記低速回
転の水元ローラ12と水着ローラ14とは互いに当接し
ていて、両ローラ間にはニップ圧がかかっている。更に
ならしローラ13の周速は、版胴5の周速と同じ周速の
水着ローラ14より若干速く、このならしローラ13は
水着ローラ14と湿し水供給経路にて当接している。な
お、17は水受皿である。
【0008】水着ローラ14と水元ローラ12との接触
部分を通過し得る湿し水の最大膜厚h0 は、両ローラ1
4と12との速度比により分割され、通過後水着ローラ
14の膜厚がt1 、水元ローラ12の膜厚がt2 とな
る。また互いに当接するならしローラ13と水着ローラ
14及び水着ローラ14と版胴5との間のニップ圧のか
かる当接する部分を通過し得る湿し水の量をh1 及びh
2 とすると、当接部分通過後の膜厚は周速比例転移及び
均等転移により、ならしローラ13の膜厚はt4に、水
着ローラ14の膜厚はt3 に、また版胴5の膜厚はt6
に、水着ローラ14の膜厚はt5 となる。またならしロ
ーラ13に転移した膜厚t4 の湿し水は、戻り経路(二
重矢印)に設けられたドクタ15にて掻き落とされて水
受皿17内に落下する。よってならしローラ13の供給
経路(単矢印)には常に膜厚t3 の湿し水が通過する。
【0009】更にこの膜厚t3 の湿し水は水着ローラ1
4と版胴5間で分離されて、最終的に版胴5に薄い水膜
6 が供給される。この膜厚t6 の湿し水は版6の非画
線部に付着し、画線部には付着しないので、水膜面に履
歴が生ずることは前述の通りであり、水着ローラ14上
のこの履歴のある膜厚t5 が湿し水の戻り経路より水溜
り11に帰り、この水溜りの湿し水とまじる膜厚Hの湿
し水を伴い、膜厚t2と共に水元ローラ12と水着ロー
ラ14との間の当接部分を通る。これらの湿し水の合計
は、水元ローラ12と水着ローラ14との接触部分を通
過し得る湿し水の最大膜厚h0 より大きい(h0 <t2
+t5 +H)。その為この接触部分を通過する膜厚は常
にh0 となり、膜厚t5 の湿し水に残る履歴が消える。
またならしローラ13にドクタ15を設け、このならし
ローラ13に付着している湿し水を戻り経路側にて掻き
取って膜厚を0にするので、供給経路の湿し水の膜厚
は、常にt3 ≒kt1 となり、戻り経路の湿し水による
累積はない。よって水着ローラ14に供給される水膜厚
3 は薄く一定となる。なお、前記kは水着ローラ4と
ライダローラとの周速比及び材質間の転移率により定ま
る転移係数で、1より小さい常数である。
【0010】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明の湿し装
置によると、水着ローラより版胴の版に湿し水を供給し
た後、水着ローラからの戻り経路に沿って水元ローラに
戻る湿し水に残る履歴を水溜りにて消すことが出来る。
従ってドクタによりならしローラより水着ローラに供給
される湿し水の膜厚は一定となり、薄い一定の膜厚の湿
し水を版胴に供給することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る湿し装置の側断面図であ
る。
【図2】従来の湿し装置の側断面図である。
【符号の説明】
5 版胴 6 版 11 水溜り 12 水元ローラ 13 ならしローラ 14 水着ローラ 15 ドクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水着ローラと水元ローラを当接すると共
    に、この当接部の上方に湿し水溜りを設け、かつ前記水
    着ローラの湿し水供給経路にならしローラを当接し、更
    に同ならしローラにドクタを設けたことを特徴とする湿
    し装置。
JP21737292A 1992-07-24 1992-07-24 湿し装置 Withdrawn JPH0639989A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21737292A JPH0639989A (ja) 1992-07-24 1992-07-24 湿し装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP21737292A JPH0639989A (ja) 1992-07-24 1992-07-24 湿し装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0639989A true JPH0639989A (ja) 1994-02-15

Family

ID=16703144

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21737292A Withdrawn JPH0639989A (ja) 1992-07-24 1992-07-24 湿し装置

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JP (1) JPH0639989A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6997108B2 (en) 2001-08-21 2006-02-14 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Plate-making type printing press, multi-color printing press and plate-making type printing method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6997108B2 (en) 2001-08-21 2006-02-14 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Plate-making type printing press, multi-color printing press and plate-making type printing method

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Effective date: 19991005