JPH0639818U - 木材の搬出用シューター - Google Patents

木材の搬出用シューター

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JPH0639818U
JPH0639818U JP082975U JP8297592U JPH0639818U JP H0639818 U JPH0639818 U JP H0639818U JP 082975 U JP082975 U JP 082975U JP 8297592 U JP8297592 U JP 8297592U JP H0639818 U JPH0639818 U JP H0639818U
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JP
Japan
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corrugated
shooter
length direction
wood
synthetic resin
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Pending
Application number
JP082975U
Other languages
English (en)
Inventor
義康 堀内
Original Assignee
東燃化学株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】内面が平滑で外面が螺旋状凹凸波形の合成樹脂
からなる半円状コルゲ−ト管1A、1B、1C同士を上
部に開口を設けその内部に丸太材などの木材を誘導でき
るように長さ方向に接続し、当該長さ方向に接続した長
尺のシューター5に複数の円筒状リング6を適宜間隔を
置いて設置して木材の搬出用シューターを構成する。 【効果】木材の搬出に際し、丸太材のアバレが少なく、
ハズレ飛び出しを有効に防止出来、山等における閉路、
沢、溝、谷間等山間劣等地の凹凸に対して適切に対処出
来、安全で、山林破壊を起こさず、倒木流木の処理が容
易で、軽くて強度もあり、摩耗に強く、敷設工事が容易
で、事後も排水路等として有効利用を図ることができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は木材の搬出用シューターに関し、特に、林業に於ける材木(倒木、間 伐材を含む)の搬出に用いることのできるシューターに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、木材(いわゆる丸太)の搬出は、機械力に頼る方向で特殊車両、ケーブ ル、ヘリコプター等の方向に進んで来たが、今日に至って、コストの上昇、作業 者の老齢化、環境の保全等の要因により、再び、昔の様な、斜面を滑らせる方式 に戻りつつある。これに使用する部材として誘導路を形成するためポリ塩化ビニ ル製波板(塩ビ波板)、FRP(ガラス強化プラスチック)波板、アルミ板等を 敷設している。 しかるに、これら塩ビ、FRPの波板は、その形態、厚さ共に軽質な為、高速 で滑走する丸太にハネ飛ばされて使用に耐えないという問題がある。 又、アルミ板も使用されているが、衝撃により変形が発生した場合、元の形状 に戻らず、また、高価でもある。その上、ハネ飛ばされた時は、金属切断面を持 つので、非常に危険でもある。 ところで、斜面を滑らせる誘導路を形成する部財としては、次のような技術事 項が要求される。すなわち、 (1)山林破壊を起こさないこと、 (2)倒木流木の処理が容易であること、 (3)軽くて強度もあり、摩耗に強いこと、 (4)敷設工事が容易であること、 (5)事後の有効活用も可能であること 等の要求を満足させることが必要である。
【0003】
【考案が解決しょうとする課題】
本考案はかかる技術的背景の下、従来技術の有する欠点を解消すると共に、上 述の如き技術事項の要求に応えることの出来る木材の搬出用シューターを提供す ることを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本考案は、内面が平滑で外面が螺旋状あるいはリ ング状凹凸波形の合成樹脂からなり開口を有するコルゲ−ト管同士を上部に開口 を設けその内部に丸太材などの木材を誘導できるように長さ方向に接続し、当該 長さ方向に接続した長尺のシューターに複数の円筒状リングを適宜間隔を置いて 設置して成ることを特徴とする木材の搬出用シューターに係るものである。
【0005】
【作用】
本考案に係るコルゲ−ト管は、その形状が例えば略半円状に構成され、適宜深 さを有するので、木材の搬出に際し、丸太材のアバレが少なく、また、当該コル ゲ−ト管同士を長さ方向に複数接続してなるシューターには、適当な間隔で、円 筒状リングを結合しているため、丸太材などの木材のハズレ飛び出しを有効に防 止出来、更に、外面が螺旋状あるいはリング状凹凸波形のコルゲ−ト管により構 成されるので、山等における閉路、沢、溝、谷間等山間劣等地の凹凸に対して適 切に対処出来、更にまた、コルゲ−ト管の強度的な強さや複数の円筒状リングを 適宜間隔を置いて設置していることやコルゲ−ト管と円筒状リングとの結合構造 の工夫等から、何よりも構造がしっかりしている為に、安全であるという利点が ある。もちろん、本考案によるシューターは、(1)山林破壊を起こさず、(2 )倒木流木の処理が容易で、(3)使用している素材は、軽くて強度もあり、摩 耗に強く、(4)敷設工事が容易で、(5)事後も排水路等として使用出来、そ の有効活用を図ることができる等上述した要求をも満足させることが可能である 。
【0006】
【実施例】
次に、本考案について適宜図面を参照しつつ説明する。 図1(B)に、本考案のシューターの実施態様の一例を示す。図2(A)は、 その要部上面図(平面図)で、また、図2(B)は、その要部側面図である。図 1(B)に示すように、半円状コルゲ−ト管1A、1Bおよび1Cを長さ方向に 接続しシューターを構成する。図示例示された当該管1A,1Bおよび1Cは、 それぞれ同種の半円状コルゲ−ト二重壁管より成っている。当該半円状コルゲ− ト二重壁管1A,1Bおよび1Cは、内壁、外壁二重壁よりなり、管内面が平滑 で管外周がスパイラル状あるいはリング状の凹凸形状よりなっている円筒状のコ ルゲ−ト二重壁管を半割することにより構成することができる。当該半円状コル ゲ−ト二重壁管1A,1Bおよび1Cの一部断面構成図は、図3のように示され る。図3に示されるように、当該管1A(1Bおよび1Cも同じ)は、その内面 2は平滑で、外面3は螺旋状の凹凸波形30,31に形成されている。図1(B )に示されるように、当該内面が平滑で外面が螺旋状あるいは凹凸波形の半円状 コルゲ−ト管1A,1Bおよび1C同士を、上部が開口され、その内部に丸太材 などの木材を誘導できるような誘導路4を形成して、長さ方向に接続する。この 実施例では、半円状コルゲ−ト管1Cが一番高い位置にある。長さ方向に接続構 成された当該長尺状シューター5は、例えば、山の斜面等に設置される。当該半 円状コルゲ−ト二重管1A,1Bおよび1Cは、合成樹脂例えばポリオレフィン 系合成樹脂により構成されている。ポリオレフィン系合成樹脂として、特に、ポ リエチレン就中高密度ポリエチレンであることが好ましい。
【0007】 シューター5には、図1(B)に示されるように、複数の円筒状リング6を適 宜間隔を置いて設置して成る。図1(A)は、図1(B)の実施態様の要部断面 図で、半円状コルゲ−ト管1Aに、円筒状リング6を結合してなる。図1(C) に示すように、当該半円状コルゲ−ト管1Aに代えて、例えば、3/4周のコル ゲ−ト管を使用するようにしてもよい。 当該円筒状リング6には、上記のような円筒状のコルゲ−ト二重壁管を使用す ることが好ましい。当該円筒状リング6は、図1(B)に示すように、半円状コ ルゲ−ト管1A、1Bおよび1Cを長さ方向に接続する各接続部に設置すること が好ましい。 当該円筒状リング6として上記のような外周面が螺旋状あるいはリング状凹凸 波形の主としてポリオレフィン系合成樹脂製のコルゲ−ト二重管より成るものを 使用し、このものを、主としてポリオレフィン系合成樹脂製の半円状コルゲ−ト 管1A、1Bおよび1Cの接続部において結合させる場合、ずれが生じないよう に、一方では、取りはずしが可能なように取り付けすることが好ましい。
【0008】 この場合の対策として、本考案者らの鋭意検討による当該施行方法の例として は、図4(A)に示されるように、半円状スパイラル管1A及び1Bの外面凹部 (スパイラル溝)30に、当該スパイラル溝30に沿って、例えば、図4(B) に示されるような片側に折り返し部70を有しかつプレスによる凸部71を2箇 所に有する結合金具7Aを、半円状コルゲート管1Aと1Bの接続部(結合部) の下部の当該各凹部31に、当該凸部71を装着し、予じめ半円状コルゲート管 1Bに嵌込してあった円筒リング6を、該結合金具7A上の正規の位置に移動さ せて結合する。又、他の結合例としては、図5(A)に示されるような該円筒リ ング6を半円形コルゲート管の凸部31間中央にセットし、両端に折り返し部7 0を有し、かつ、Cチャン溶接等による凸部71を2箇所に有する結合金具7B の2本を、該円筒リング6の内側に沿わせながら、該半円状コルゲート管の該凹 部30に当該金具7Bの当該凸部71を入れるようにして、両側より下部へ移動 させ装着することによる結合等があげられる。図5(B)は、当該結合方法の一 実施態様例を示す。 尚、円筒状リング6は例えば上記と逆の操作を行うことにより容易に取りはず し可能で、また、半円状コルゲート管の接続を解くことができる。
【0009】
【考案の効果】
以上、本考案によれば、丸太材などの木材のハズレ飛び出しを有効に防止出来 、山等における閉路、沢、溝、谷間等山間劣等地の凹凸に対して適切に対処出来 、構造がしっかりしている為に、安全で、山林破壊を起こさず、倒木流木の処理 が容易で、軽くて強度もあり、摩耗に強く、敷設工事が容易で、事後も有効活用 を図ることができる木材の搬出用シューターを実現することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本考案の実施例を示す要部断面図、
(B)は、本考案の実施例を示すシューター構成図、
(C)は、本考案の他の実施例を示す要部断面図、
【図2】(A)は、本考案の実施例を示す要部平面図、
(B)は、同要部側面図、
【図3】本考案で使用されるコルゲ−ト二重壁管の実施
例を示す断面図、
【図4】(A)は、本考案のシューター接続例を示す説
明図、(B)は、本考案の実施例で使用される金具の斜
視図、
【図5】(A)、(B)は、それぞれ本考案の他のシュ
ーター接続例を示す説明図、
【符号の説明】
1A コルゲ−ト二重壁管 1B コルゲ−ト二重壁管 1C コルゲ−ト二重壁管 2 内面 3 外面 4 誘導路 5 シューター 6 円筒状リング 7A 結合金具 7B 結合金具 30 外面凹部 31 外面凸部 70 結合金具の折り返し部 71 結合金具の凸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面が平滑で外面が螺旋状あるいはリング
    状凹凸波形の合成樹脂からなり開口を有するコルゲ−ト
    管同士を上部に開口を設けその内部に丸太材などの木材
    を誘導できるように長さ方向に接続し、当該長さ方向に
    接続した長尺のシューターに複数の円筒状リングを適宜
    間隔を置いて設置して成ることを特徴とする木材の搬出
    用シューター。
JP082975U 1992-11-09 1992-11-09 木材の搬出用シューター Pending JPH0639818U (ja)

Priority Applications (1)

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JP082975U JPH0639818U (ja) 1992-11-09 1992-11-09 木材の搬出用シューター

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JP082975U JPH0639818U (ja) 1992-11-09 1992-11-09 木材の搬出用シューター

Publications (1)

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JPH0639818U true JPH0639818U (ja) 1994-05-27

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ID=13789223

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP082975U Pending JPH0639818U (ja) 1992-11-09 1992-11-09 木材の搬出用シューター

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6426648U (ja) * 1987-07-08 1989-02-15

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6426648U (ja) * 1987-07-08 1989-02-15

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