JPH06396B2 - 複合プレートの製造方法 - Google Patents

複合プレートの製造方法

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JPH06396B2
JPH06396B2 JP63057916A JP5791688A JPH06396B2 JP H06396 B2 JPH06396 B2 JP H06396B2 JP 63057916 A JP63057916 A JP 63057916A JP 5791688 A JP5791688 A JP 5791688A JP H06396 B2 JPH06396 B2 JP H06396B2
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JP
Japan
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net
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composite plate
welded
film
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JP63057916A
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Inventor
祐成 康本
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Sankyo Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Kasei Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、CRTフィルターや電磁波シールド等に使用
される複合プレートの製造方法に関する。
(従来の技術) 近年、ワードプロセツサー、パーソナルコンピューター
等のOA機器や分析機器等のCRTディスプレイ装置が
普及しており、このCRTを使用するオペレーターの職
業病、所謂OA病が問題となっている。
このようなOA病を防止する為、防眩性を有するCRT
フィルターがあり、例えば、微細な目を有する網織物、
即ちネットを枠体で保持してなるCRTフィルターがあ
る。しかしながら、ネットに指などが接触した場合、ネ
ットの網目が乱れたり、損傷が生じる等、強度的に弱い
欠点があった。
そこで、強度向上を図ったCRTフィルターとして透明
な樹脂シートよりなる基板にネットを一体的に接着した
ものがある。このCRTフィルターは、第3図に示され
る如く、上下の基板101,102間にネット103が介在され、
上下の基板101,102が互いに溶着一体化した構造とされ
ている。このCRTフィルターの製造方法としては、第
4図に示される如く、上下の基板101,102間にネット103
を介在した状態で、上下より鏡面板104,105を介して熱
プレスし、上下の基板101,102を互いに溶着一体化して
製造している。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、ネット103が基板101,102間にあるため、
ネット103にアースを接続し難い欠点があった。
そこで、第5図に示される如く、基板106の上面にネッ
ト107を載置し、上下より鏡面板104,105を介して熱プレ
スして基板106の片面にネット107を溶着一体化するCR
Tフィルターの製造方法が考えられるが、この方法によ
れば、ネット107側の鏡面板104表面がネット107によつ
て傷付きを生じ易く、鏡面板104が高価であることか
ら、コスト高を招く欠点がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、比較的安価で、か
つアースが接続し易い複合プレートの製造方法を提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) その技術的手段は、熱可塑性樹脂よりなるシート状基板
1の片面に織物体2を重ね合わせると共に、織物体2の
他面側に、基板1及び織物体2と熱溶着せず、かつ基板
1よりも軟化点が高く表面が鏡面状のシートもしくはフ
ィルム3を重ね合わせ、両側より熱プレスして基板1の
片面に織物体2を溶着一体化した複合プレート6を製造
する点にある。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明すると、第1
図に示される如く、熱可塑性樹脂、例えば、透明な塩化
ビニル樹脂よりなるシート状の基板1上に織物体として
のネット2を重ね合わせ、さらにネット2上にネット2
側の表面が鏡面状とされたポリエステルよりなるフィル
ム3を重ね合わせ、この積層状態で、上下の鏡面板4,5
を介して熱プレスし、基板1の軟化状態でネット2を基
板1の片面に溶着一体化させて、第2図に示される複合
プレート6を製造する。
この熱プレスに際し、フィルム3は基板1よりも軟化
点、即ち融点が高いため、フィルム3の融点以下で基板
1の融点以上のプレス温度で行なえばよく、ネット2は
基板1側の片面に埋没状に溶着一体化される。
そして、CRTフィルターとして使用する場合には、フ
ィルム3が基板1及びネット2に溶着しておらず、フィ
ルム3を剥離して使用すればよい。この場合、複合プレ
ート6の片面にネット2が露出状に溶着一体化されてい
るため、アースの接続が容易に行なえる利点がある。ま
た複合プレート6の製造に際し、ネット2が直接、鏡面
板4,5に接触せず、鏡面板4,5の損傷が有効に防止できる
と共に、鏡面板4,5として特別精度のよい高価な鏡面板
4,5を使用しなくても、普通の鏡面板4,5が使用でき、従
つて不必要なコストが削減でき、比較的安価に提供でき
る。さらに複合プレート6のフィルム3は複合プレート
6の運搬等の取扱い時の保護カバーとしても機能し、ネ
ット2の損傷防止が図れる利点がある。またネット2が
基板1に溶着一体化されているため、ネット2の損傷が
有効に防止できる。
尚、上記基板1として塩化ビニル樹脂を用いたものを例
示したが、高ニトリル樹脂、ポリスチレン、ポリエーテ
ルケトン、ポリエーテルサルホン、ポリカーボーネー
ト、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート樹
脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリメチルメタクリ
レート、ポリウレタン、ナイロン、アクリロニトリル−
スチレン共重合体等であつてもよい。
またネット2としては木綿、ナイロン、絹、カーボン繊
維、ポリエステル繊維、ポリウレタン繊維、アラミド繊
維、ポリアセタール繊維、アクリル繊維等の通常の繊維
からなるネット2のほかこれらの繊維を金、銀、銅、ア
ルミニウム、ステンレス、真鍮、ニッケル、クロム、コ
バルト、鉛、亜鉛等の金属で被覆した導電性繊維からな
るネット2、さらには金、銀、銅、アルミニウム、ステ
ンレス、真鍮等の金属繊維からなるネット2であつても
よく、これら金属系のネット2によれば、電磁波シール
ド性や静電気防止性を有し、より好ましい。またネット
2の繊維の太さ、ネット2の繊密度、CRT画面の走査
線とネット2の繊維の方向は、防眩性を発揮するのに十
分であればよく、適宜決定すればよい。
さらにフィルム3としてポリエステルを用いたものを例
示したが、テフロン、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リーカーボネート等であつてもよい。またフィルム3に
限らず、これらのシートであってもよい。尚、フィルム
3もしくはシートと、基板1との離型性を高めるため、
フィルム3もしくはシートの転写面側にシリコーン等を
塗布しておいてもよい。
上記実施例において、複合プレート6をCRTフィルタ
ーとして用いるものを示しているが、電磁波シールドに
用いる場合にあっては、基板1は透明でなくてもよく、
また織物体として前記ネット2と同様の材料からなる織
物であってもよい。
(発明の効果) 本発明によれば、熱可塑性樹脂よりなるシート状基板の
片面に織物体を重ね合わせると共に、織物体の他面側
に、基板及び織物体と熱溶着せず、かつ基板よりも軟化
点が高く表面が鏡面状のシートもしくはフィルムを重ね
合わせ、両側より熱プレスして基板の片面に織物体を溶
着一体化した複合プレートを製造するため、熱プレス時
に使用する鏡面板の損傷が有効に防止でき、比較的安価
に提供できると共に、使用に際してはシートもしくはフ
ィルムを基板より剥離すれば織物体が外部に露出状とな
り、アースの接続が容易に行なえる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す説明図、第2図は同複合
プレートの断面図、第3図は従来例としてのCRTフィ
ルターの断面図、第4図は同製造方法を示す説明図、第
5図は比較例としての製造方法を示す説明図である。 1…基板、2…ネット、3…フィルム、6…複合プレー
ト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性樹脂よりなるシート状基板1の片
    面に織物体2を重ね合わせると共に、織物体2の他面側
    に、基板1及び織物体2と熱溶着せず、かつ基板1より
    も軟化点が高く表面が鏡面状のシートもしくはフィルム
    3を重ね合わせ、両側より熱プレスして基板1の片面に
    織物体2を溶着一体化した複合プレート6を製造するこ
    とを特徴とする複合プレートの製造方法。
JP63057916A 1988-03-10 1988-03-10 複合プレートの製造方法 Expired - Lifetime JPH06396B2 (ja)

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JPH01229624A JPH01229624A (ja) 1989-09-13
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