JPH0639618Y2 - エビ把持治具 - Google Patents

エビ把持治具

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Publication number
JPH0639618Y2
JPH0639618Y2 JP8239688U JP8239688U JPH0639618Y2 JP H0639618 Y2 JPH0639618 Y2 JP H0639618Y2 JP 8239688 U JP8239688 U JP 8239688U JP 8239688 U JP8239688 U JP 8239688U JP H0639618 Y2 JPH0639618 Y2 JP H0639618Y2
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JP
Japan
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shrimp
tail
plate
pressing plate
receiving plate
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Application number
JP8239688U
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JPH024532U (ja
Inventor
盛生 上埜
Original Assignee
株式会社マンヨー食品
盛生 上埜
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社マンヨー食品, 盛生 上埜 filed Critical 株式会社マンヨー食品
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Publication of JPH024532U publication Critical patent/JPH024532U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、エビを天ぷら、フライ等の油揚の時にエビの
尾を挾持して油槽内へ投入するためのエビ把持治具に関
する。
〈従来の技術〉 エビを天ぷら、フライ等の油揚の場合、エビの尾を指先
にて把持して衣付けをして油槽内に静かに投入してい
る。
〈考案が解決しようとする課題〉 エビの天ぷら、フライ等の製品は、衣の仕上がり外観は
もとより、尾肢が開いた状態となっていることも外観上
の見栄えを向上する要素である。この尾肢が開いた状態
で油揚仕上げをするためには、尾肢を開いた状態に押さ
えて刃物によって切れ目を付けるか、油槽内に投入する
ときに指先にて開く作業を必要としている。
家庭調理の少量の場合は別として、多量生産工場等にお
いては、上記のような処理を行うことは生産能率に影響
を及ぼすため尾の開き作業はしていない。従って、油揚
後の製品には、尾肢の開いたものや閉じたもの等で形状
的にはバラバラである。
本考案は、上記のような従来の課題を解決することを目
的としたものである。
〈課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための本考案の特徴とする構成
は、ヒンジ3を支点にして開閉自在な一対の柄1.2の先
端にエビの尾肢14を挾持する受け板5と押さえ板7とを
設け、この受け板5と押さえ板7の何れか一方又は両方
にエビの尾筋13の逃がし部6を形成したものである。
〈作用〉 上記の構成により、エビの尾を受け板と押さえ板とによ
り挟んだときに、尾節は逃がし部にて前記両板の板面で
確実に挾持し、かつ尾肢を強制的に開いた状態とする。
また、この治具の使用により衣付けから油槽内への投入
作業の自動化が図られる。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1図
乃至第3図において、1.2は一対の柄である。この一対
の柄1.2はヒンジ3によって開閉自在に連結され、スプ
リング4によって常時開き方向に付勢されている。
さらに、前記一対の柄1.2の先端にはエビの尾を挾持す
るための受け板5と押さえ板7とが設けられている。
この受け板5と押さえ板7はエビの尾を挾持するために
適した形状、構造となっている。
エビの尾12は第8図で示すように、尾節13と尾肢14とか
らなっている。この尾12を挾持るには尾肢14を挾む必要
がある。ところで、この尾肢14を挾むためには、尾肢14
の中央部に突出している尾節13が干渉することになり尾
肢14を上記板面で挾むことができない。
そこで本考案は前記受け板5と押さえ板7は凹凸面対接
し、かつ尾節13の逃がし部6を形成した形状、構造とし
たものである。
その具体的な実施例を第4図以下第7図によって説明す
る。第4図において、5は受け板である。この受け板5
は、その中央の稜線8を谷底とするV字形の凹面であ
る。また押さえ板7は、その中央の稜線9を谷底とし、
前記受け板5と面対接するV字形の凸面である。尚、受
け板5並びに押さえ板7は前記V字形の凹凸面以外に円
弧状の凹凸面でも面対接することが可能である。
次に尾節13の逃がし部6は第4図で示すように、受け板
5の稜線8に沿ってV字状にカットしたものである。
尚、このV字状のカットの他に第5図(A)で示すよう
にV字の窪み6a、第5図(B)のように半円状の窪み6
b、あるいは第5図(C)のように角形の窪み6cでもよ
い。また、これらは押さえ板7側に、あるいは受け板5
と押さえ板7の両方に設けてもよい。
さらに、受け板5側に逃がし部6又は窪み6a〜6cを設け
得た場合、押さえ板7の稜線9の部位に第6図で示すよ
うにスリット10を設けて板面にバネ作用を付与するよう
にしてもよい。尚、このスリット10は受け板5側にもう
けてもよい。また、押さえ板7は第7図で示すように中
空体7aとすることも可能である。
さらに、受け板5、押さえいた7の何れか一方又は両方
にヒーター15を設けてもよい。
本考案は上記の通りの構造であるから、受け板5に対し
押さえ板7はスプリング4のバネ力によって常に面対接
している。そして、柄1.12を互いに接近する方向に旋回
するとヒンジ3より先端の受け板5と押さえ板7は開口
する。
そこで、上記開口した状態で第9図に示すように、エビ
の尾12の尾節13を逃がし部6(又は窪み6a〜6c)に嵌ま
るようセットして柄1.2をスプリング4の力で開くと受
け板5と押さえ板7は尾肢14を挾持する。この尾肢14の
挾持により尾肢14は左右に開いた状態に矯正される。し
かも、その矯正は、受け板5と押さえ板7との凹凸面対
接によってエビ固有の自然の尾肢形態に開かれ、エビ11
を吊り下げても確実に尾12を把持し脱落することがな
い。また、受け板5、押さえ板7の何れか一方又は両方
にヒーター15を設けることにより、エビ11の尾12を挾持
したときに、開いた状態の尾肢14を加熱固化する。
〈考案の効果〉 以上のように本考案によると、エビの尾を確実に把持
し、しかも尾肢を強制的に開くため、この治具にて把持
したエビを衣付けし、油槽に投入して油揚することによ
り尾が開いた見栄えのよい形態の天ぷら、フライ等に仕
上げることができる。
また、うけ板、押さえ板に加熱手段を備えることによ
り、前記形態よく開いた尾肢を加熱固化するため、安定
した尾肢の開き状態を確保する。
また、この治具を複数個ロボットアームに並列させ、エ
ビのセッティング装置と併用することにより全自動化が
図られる。
また、作業員の手動操作で行うときには油槽から離れた
位置より投入することができ、油の飛散を回避すること
ができるため安全性が確保される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の側面図、第2図は第1図II矢視図、第
3図は第1図III矢視図、第4図は受け板と押さえ板の
斜視図、第5図は逃がし部の形状の各種実施例を示す断
面図、第6図は押さえ板の他の実施例を示す平面図、第
7図は押さえ板の他の変形例を示す斜視図、第8図はエ
ビの尾を示す図、第9図はエビの尾を把持した図であ
る。 1,2……柄、3……ヒンジ、4……スプリング、5……
受け板、6……逃がし部、7……押さえ板。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒンジ3を支点にして開閉自在な一対の柄
    1.2の先端にエビの尾肢14を挾持する受け板5と押さえ
    板7とを設け、この受け板5と押さえ板7の何れか一方
    又は両方にエビの尾節13の逃がし部6を形成したことを
    特徴とするエビ把持治具。
  2. 【請求項2】前記受け板5と押さえ板7とは凹凸面対接
    し、逃がし部6はV字カット若しくは窪み形状とした請
    求項1記載のエビ把持治具。
  3. 【請求項3】前記受け板5と押さえ板7の何れか一方又
    は両方に加熱手段を備えた請求項1記載のエビ把持治
    具。
JP8239688U 1988-06-23 1988-06-23 エビ把持治具 Expired - Lifetime JPH0639618Y2 (ja)

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JP8239688U JPH0639618Y2 (ja) 1988-06-23 1988-06-23 エビ把持治具

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JP8239688U JPH0639618Y2 (ja) 1988-06-23 1988-06-23 エビ把持治具

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Publication Number Publication Date
JPH024532U JPH024532U (ja) 1990-01-12
JPH0639618Y2 true JPH0639618Y2 (ja) 1994-10-19

Family

ID=31307152

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JP8239688U Expired - Lifetime JPH0639618Y2 (ja) 1988-06-23 1988-06-23 エビ把持治具

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JP (1) JPH0639618Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004091354A1 (ja) * 2003-04-16 2004-10-28 Nichirei Corporation 天ぷら製造装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004091354A1 (ja) * 2003-04-16 2004-10-28 Nichirei Corporation 天ぷら製造装置

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Publication number Publication date
JPH024532U (ja) 1990-01-12

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