JPH0639558Y2 - 茶樹細断装置を備えた茶樹剪枝機 - Google Patents

茶樹細断装置を備えた茶樹剪枝機

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JPH0639558Y2
JPH0639558Y2 JP1987026945U JP2694587U JPH0639558Y2 JP H0639558 Y2 JPH0639558 Y2 JP H0639558Y2 JP 1987026945 U JP1987026945 U JP 1987026945U JP 2694587 U JP2694587 U JP 2694587U JP H0639558 Y2 JPH0639558 Y2 JP H0639558Y2
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pruning
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tea
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JP1987026945U
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敏道 藤田
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落合刃物工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、茶樹細断装置を備えた茶樹剪枝機に関し、特
に茶樹細断装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
茶樹の冠部を細断する細断装置と、茶樹の冠部を所定の
形状に剪枝する剪枝刈刃とを有し、一行程で細断と剪枝
の両作業を行うようにした茶樹剪枝機が、例えば実開昭
53-128259号公報および実開昭60-1254号公報により周知
である。
上記先行技術のうち前者のものは、剪刃2,2′の後方
に、周面に多数の細断子8を有する回転ドラムと多数の
角部12からなる細断装置Aを設け、剪刃2,2′により剪
枝された茶樹を誘導板3によって細断装置Aに案内して
細断するようにしたものである。
また、上記後者のものは、円弧状の剪枝刈刃11の前方に
直線状の刈刃7,8を有する回転剪枝機Bを設けたもので
ある。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記前者のものでは、先行する剪刃2,2′で
茶樹の冠部を所定の深さに剪枝した場合、茶樹は概ね円
弧状に成形されていることから、剪刃2,2′で切断され
た両裾部の茶樹は、細断装置Aで細断されることなく自
重で畝間に落下するものが多く、また、上層部のもの
は、葉茎が絡み合って茶樹を形成していたものが、一度
枝から切離されるとその体積を著しく増大させ、茶樹の
上部に盛上るなどして細断装置Aの細断能率を著しく低
下させ、細断されずに畝間に落下した葉茎は、次の畝を
剪枝する際の機体走行の障害になるばかりでなく、作業
者の足にまつわりつくなどして作業の妨げになる、とい
う問題点があった。
また、上記後者のものでは、回転剪枝機Bは直線状の刈
刃7,8を設けているだけなので、刈取られた茶葉茎が常
に茶樹上に残されている中を回転しながら進むことにな
り、刈刃7,8に当る枝は切断できるが、その他のものは
回転する剪枝機Bと共回りするなどして、その剪枝作業
は非能率なものとなり、また、細断されない茶樹葉茎が
畝間に落下する、などの問題点があった。
本考案は、上記の各問題点を解決することを目的になさ
れたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は、茶樹の冠部を細
断する細断装置5と、茶樹の冠部を所定の形状に剪枝す
る剪枝刈刃14とを、茶樹畝の両側に配置されて走行する
車輪22,23,25を有する機体に高さ調節装置20を介して支
持し、 前記細断装置5は、機体の進行方向と逆方向に高速回転
するように支持された回転軸8に対し、多数のフレール
刃9を細断後の茶樹冠部の形状が凸状になるように装着
し、フレール刃9の前側に深さ調節機構を有する飛散防
止調整カバー10を設け、 前記フレール刃9の機体進行方向後方に、フレール刃9
により細断された直後の茶樹の上部を円弧状に成形,剪
枝する茶樹剪枝刈刃14を配設したことを特徴とする。
〔作用〕
上記の構成によって本考案の茶樹細断装置を備えた茶樹
剪枝機は、フレール刃9により細断された茶樹細片がフ
レール刃9の前側に飛散されるのを防止して、茶樹の冠
部をほぼ所定の深さまで茶樹を傷めることなく細断し、
細断した細片を茶樹下方に放出する作業と、その後を剪
枝刈刃によって円弧形状に仕上げて茶樹下方に放出する
剪枝作業とを同時に行う。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の実施例について説明す
る。
第1図および第2図において、符号1で示す茶樹剪枝機
1は、第3図に示す茶樹Tの冠部を剪枝する際の浅刈り
(表面より3〜5cmの深さに剪枝)A、深刈り(表面よ
り10〜20cmの深さに剪枝)B、中切り(地面から30〜50
cmの高さで剪枝)Cのうち、主として剪枝量の多い深刈
りB,中切りCに用いられるものである。
この茶樹剪枝機1は、左右方向に長い本体フレーム兼保
護カバー2の一側上面上に原動機3を搭載し、原動機3
の出力プーリ4から細断装置5の入力プーリ6にベルト
伝動され、そのベルトには張り車7が設けられている。
細断装置5は、機体の進行方向と逆方向に高速回転する
主軸8の軸周に多数のフレール刃9を所定の間隔に装着
したもので、フレール刃9の長さは主軸8の中央部のも
のが短く両側端側に行くに従い長くなり、その先端部の
画くラインは後述する剪枝刈刃の形状とほぼ同様となっ
ている。細断装置5の前側には、フレール刃9により細
断された茶樹細片が前方へ飛出すのを防止し、また、剪
枝する茶樹上に異物があって、これがフレール刃9に巻
き込まれるのを防止する円弧状をした飛散防止調整カバ
ー10が設けられている。このカバー10は、その上端部が
蝶番11で本体フレーム兼保護カバー2に蝶着され、下端
部がカバー調整ねじ12、カバー調整長孔13により上下調
節可能である。
細断装置5の後方には、左右方向に円弧状に弯曲したレ
シプロ刃からなる剪枝刈刃14が設けられている。この剪
枝刈刃14は、前記出力プーリ4から張り車15を介装して
ベルト伝達される入力プーリ16により駆動機構17に動力
伝達され、剪枝刈刃14を左右に往復動させる。符号18は
走行安定板である。
機体の左右両側端部には、高さ調節ハンドル19を有する
高さ調節装置20が設けられ、その原動機3搭載側の高さ
調節装置20の下端部には、車輪取付フレーム21を介して
原動機側牽引車輪22とキャスタ状の尾輪23とが軸支され
ている。また、原動機側牽引車輪22と反対側の高さ調節
装置20の下端部には、車輪取付フレーム24を介して車輪
25が軸支されている。左右の車輪取付フレーム21,24に
は、それぞれ牽引把手26が取付けられている。
このような構成の茶樹剪枝機においては、第3図に示す
深刈りBまたは中切りCの剪枝作業を行うとき、まず、
左右の高さ調節ハンドル19を回動して高さ調節装置20に
より細断装置5(フレール刃9、剪枝刈刃14)を所望の
高さに設定し、カバー調節ねじ12で飛散防止調整カバー
10の先端高さを調整し、次に原動機3を始動して張り車
7,15を介して主軸8を回転させると共に、駆動機構17を
介して剪枝刈刃14を駆動させる。そして、2人の作業者
により両側の牽引把手26を持って原動機側車輪22、尾輪
23および車輪25を茶樹列の両側の畝に位置させ、茶樹列
に沿って機体を牽引,前進させる。
すると、茶樹Tの冠部は、まず細断装置5のフレール刃
9が機体の進行方向と逆方向に高速回転して茶樹を数ミ
リの細片として細断して後方に向け放出し、放出された
細片は、茶樹の上方から茶樹内を通って下方の圃場面に
落下する。細断装置5により細断剪枝された茶樹の冠部
は、剪枝刈刃14によって仕上げられて茶樹の表面はきれ
いな円弧状となるが、剪枝刈刃14によって刈取られた茶
樹の長さも短いものであり、茶樹下方の圃場面に落下す
る。
なお、フレール刃9は、茶樹の後方から前方に向けそぎ
上げるように高速回転で細断するので茶樹を傷めること
が少いが、フレール刃9を茶樹の前方から後方に向けて
回転させた場合、即ち、機体の進行方向と同方向に回転
させた場合には、茶樹の茎を割ったり、裂いたりして茶
樹を傷めるので好ましくない。
茶樹下方の圃場面に落下した茶樹細片は、いずれも極め
て細かく細断されているので、風化、分解が速く、有機
肥料としての効果もあり、また、茶樹の根元への日光の
直射を防ぐので乾燥を防止し、寒さを防ぐ等の効果もあ
る。
第4図に示す本考案の他の実施例においては、細断装置
5の主軸を8a,8bの2つに分け、正面視において中央部
から左右に下降するよう傾斜して軸支したものである。
この場合、フレール刃9は全体が同じ長さでよく、フレ
ール刃9の先端が画くラインは、剪枝刈刃14の形状とほ
ぼ同様となる。
この実施例の場合においても、前記第1図および第2図
の実施例のものと同様の作業が行える。
なお、上記2つの実施例は、本考案を人力牽引方式とし
たが、これを動力で走行する自走式に、あるいは乗用型
摘採機のアタッチメントとして構成してもよいものであ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の茶樹細断装置を備えた茶
樹剪枝機によれば、以下の効果を奏することができる。
.細断装置5のフレール刃9と剪枝刈刃14とを、茶樹
畝の両側に配置されて走行する車輪22,23,25を有する機
体に高さ調節装置20を介して支持したので、機体を茶樹
畝に沿って移動させながら、細断された茶樹細片が前側
に飛散するの防止するようにしたフレール刃9と剪枝刈
刃14により所望深さの細断,剪枝作業を楽に行うことが
できる。
.細断装置5に、機体の進行方向と逆方向に高速回転
するように支持された回転軸8に対し、多数のフレール
刃9を細断後の茶樹冠部の形状が凸状になるように装着
し、フレール刃9の前側に飛散防止調整カバー10を設け
たので、フレール刃9により茶樹の冠部を上方から予め
設定した深さまで茶樹を傷めることなく数ミリ単位で細
断し、細断した細片をフレール刃9の前側に飛散するこ
となく茶樹下方の圃場に放出する。従って、細断された
細片は、茶樹下方に落下して有機肥料に、茶樹の乾燥防
止に、また防寒に、それぞれ役立ち、茶樹畝間に落下し
ないので機体の走行、作業者の歩行の邪魔にならない。
.フレール刃9の機体進行方向後方に、フレール刃9
により細断された直後の茶樹の上部を成形,剪枝する茶
樹剪枝刈刃14を配設したので、フレール刃9により細断
された茶樹の上部を、茶樹剪枝刈刃14により短く成形,
剪枝して茶樹下方に放出する。従って、フレール刃9に
よる細断片と同様に剪枝した細片を茶樹下方に放出して
処理することができ、能率的な作業精度のよい剪枝作業
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す茶樹剪枝機全体の
概略正面図、第2図同は側面図、第3図は茶樹の剪枝例
を示す作業説明図、第4図は本考案の第2の実施例を示
す茶樹剪枝機全体の概略正面図である。 1……茶樹剪枝機、2……本体フレーム兼保護カバー、
3……原動機、4……出力プーリ、5……細断装置、6,
16……入力プーリ、7,15……張り車、8,8a,8b……主
軸、9……フレール刃、10……飛散防止調整カバー、11
……蝶番、12……カバー調整ねじ、13……カバー調整長
孔、14……剪枝刈刃、17……駆動機構、18……走行安定
板、19……高さ調節ハンドル、20……高さ調節装置、2
1,24……車輪取付フレーム、22……原動機側牽引車輪、
23……尾輪、25……車輪、26……牽引把手。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】茶樹の冠部を細断する細断装置(5)と、
    茶樹の冠部を所定の形状に剪枝する剪枝刈刃(14)と
    を、茶樹畝の両側に配置されて走行する車輪(22,23,2
    5)を有する機体に高さ調節装置(20)を介して支持
    し、 前記細断装置(5)は、機体の進行方向と逆方向に高速
    回転するように支持された回転軸(8)に対し、多数の
    フレール刃(9)を細断後の茶樹冠部の形状が凸状にな
    るように装着し、フレール刃(9)の前側に深さ調節機
    構を有する飛散防止調整カバー(10)を設け、 前記フレール刃(9)の機体進行方向後方に、フレール
    刃(9)により細断された直後の茶樹の上部を円弧状に
    成形,剪枝する茶樹剪枝刈刃(14)を配設したことを特
    徴とする茶樹細断装置を備えた茶樹剪枝機。
JP1987026945U 1987-02-25 1987-02-25 茶樹細断装置を備えた茶樹剪枝機 Expired - Lifetime JPH0639558Y2 (ja)

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