JPH0639173Y2 - スプール型弁の中立位置復帰装置 - Google Patents

スプール型弁の中立位置復帰装置

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JPH0639173Y2
JPH0639173Y2 JP8294390U JP8294390U JPH0639173Y2 JP H0639173 Y2 JPH0639173 Y2 JP H0639173Y2 JP 8294390 U JP8294390 U JP 8294390U JP 8294390 U JP8294390 U JP 8294390U JP H0639173 Y2 JPH0639173 Y2 JP H0639173Y2
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JP
Japan
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spool
spacer
bolt
neutral position
spring
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Application number
JP8294390U
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JPH0441166U (ja
Inventor
汎司 村田
宣昭 高浜
Original Assignee
株式会社ナブコ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、スプール型弁のスプールを操作した位置か
ら中立位置へ戻すための中立位置復帰装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のスプールの中立位置復帰装置は、第2図に示すよ
うになっている。すなわち、同図において、1はスプー
ル、2はスプール型弁、例えば方向切換弁の本体であ
り、スプール1の一端が本体2の端部から突出してお
り、この端部に対してカバー3、スペーサ4、ボルト
5、ばね受6、7、コイルばね8からなる中立位置復帰
装置が設けられている。スペーサ4は円筒体であり、ス
プール1の端面とボルト5の頭部5aとの間隔を規制して
いると共にばね受6、7の中心孔が摺動自在に嵌合して
いてばね受6、7とスペーサ4との軸方向の相対移動を
可能としている。ばね受6、7は短円筒体の一端に外向
きフランジ6a、7aを有し、他端に内向きにフランジ6b、
7bを有するもので、その間に配置されたばね8によっ
て、外向きフランジ6a、7aを両側へ押され、ばね受6は
スプール1の端面と本体2の端部とに当接し、ばね受7
はボルト5の頭部5aとカバー3とに当接している。
第2図はスプール1が中立位置にある状態を示してお
り、スプール1が図の右方へ操作されると、右側のばね
受7がカバー3により係止され、左側のばね受6がスプ
ール1の端面に係合してスプール1と共に移動する。こ
れによってばね受6、7間のばね8が圧縮され、中立位
置へ復帰するための力が蓄えられる。スプール1を右方
へ操作する操作力が除かれるとばね8の伸張作用力でス
プール1は図示の中立位置に戻る。また、スプール1が
中立位置から左方へ操作されると、左側のばね受6が本
体2の端部に当接し、右方のばね受7がボルト5の頭部
と係合してスプール1と共に移動する。これによってば
ね8が圧縮され、前記と同様にスプール1の操作力が除
かれるとスプール1は図示の中立位置に戻る。
〔考案が解決しようとする課題〕
第2図の中立位置復帰装置は、スプール型弁の容量が大
きく、スプールの径が大きい場合、中立位置復帰装置の
ボルトも大きい径のものを使用できる。このためボルト
の頭部の径とねじ部の径は大きくなっているので、ボル
トの頭部に係合するばね受けの係合部分が大きくとれ
る。しかし、小型のスプール型弁においては、スプール
の径も小さくなっているので、ボルトの径も頭部も小さ
くなる。このため、ボルトの頭部に係合するばね受けの
係合部分が大きくとれないで、確実に係合しないことが
生じ、また使用中の故障の原因となる問題がある。
この考案は、スプールの径が小さくなっても、ボルトの
頭部に対して確実にばね受が係合するようにすることを
課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、スプールが摺動自在に嵌入した本体のその
スプールの一端に対応した位置にカバーを取付け、この
カバー内で前記スプールの一端を延長するように筒状の
スペーサとそのスペーサの内孔を通るボルトとをそのボ
ルトによってスプールの一端に取付け、前記スペーサに
中心孔が摺動自在に嵌合した一対のばね受を設け、その
ばね受間にコイルばねを配置したスプール型弁の中立位
置復帰装置において、前記スペーサの前記ボルト頭部側
の端に鍔状部を設け、この鍔状部を介し前記ばね受の一
方がボルト頭部に当接するようにしたことを特徴とす
る。
〔作用〕
スペーサに設けた鍔状部を介してボルトの頭部とばね受
とが係合するようになるので、鍔状部の径をボルト頭部
の径よりも大きく形成しておくことにより確実な係合状
態が得られる。
〔実施例〕
この考案の1実施例を第1図を用いて説明する。同図に
おいて、第2図に示した従来のものと同等部分は同一図
面符号で示し、説明を省略する。従来のものと異なる点
は、スペーサ4aがボルト5の頭部5aの外径よりも大きい
外径の鍔状部10を有している点である。
鍔状部10の存在により、その外径がボルト頭部5aの外径
よりも大きい分だけ余分にばね受7の内向きフランジ部
7bと係合する。従って、ばね受7とボルト頭部5aとは鍔
状部10を介して確実に係合する状態が得られる。
上記実施例では、スペーサ4aに鍔状部10を設けた点のみ
で従来のものと異なるものを示したが、必要に応じてス
ペーサの強度を十分に大きくするためにスペーサの肉厚
を厚いものとしても鍔状部とばね受の内向きフランジと
は確実に係合するようにできる。従って、ばね受とボル
トの頭部とは鍔状部を介して確実に係合させることがで
きる。
〔考案の効果〕
この考案はによれば、スペーサに鍔状部を設けたことに
よって、スプールが小径のものの場合でも、ばね受とス
プール端のボルトとが鍔状部を介し確実に係合する状態
が得られる。これによって、使用中の故障も確実に防止
される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の縦断面図、第2図は従来の
スプール型弁のスプールの中立位置復帰装置の縦断面図
である。 1…スプール、2…本体、3…カバー、4a…スペーサ、
5…ボルト、7、8…ばね受、10…鍔状部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプールが摺動自在に嵌入した本体のその
    スプールの一端に対応した位置にカバーを取付け、その
    カバー内で前記スプールの一端を延長するように筒状の
    スペーサとそのスペーサの内孔を通るボルトとをそのボ
    ルトによってスプールの一端に取付け、前記スペーサに
    中心孔が摺動自在に嵌合した一対のばね受を設け、その
    ばね受間にコイルばねを配置したスプール型弁の中立位
    置復帰装置において、前記スペーサの前記ボルト頭部側
    の端に鍔状部を設け、この鍔状部を介し前記ばね受の一
    方がボルト頭部に当接するようにしたことを特徴とする
    スプール型弁の中立位置復帰装置。
JP8294390U 1990-08-03 1990-08-03 スプール型弁の中立位置復帰装置 Expired - Lifetime JPH0639173Y2 (ja)

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JP8294390U JPH0639173Y2 (ja) 1990-08-03 1990-08-03 スプール型弁の中立位置復帰装置

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JP8294390U JPH0639173Y2 (ja) 1990-08-03 1990-08-03 スプール型弁の中立位置復帰装置

Publications (2)

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JPH0441166U JPH0441166U (ja) 1992-04-08
JPH0639173Y2 true JPH0639173Y2 (ja) 1994-10-12

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ID=31630200

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JP8294390U Expired - Lifetime JPH0639173Y2 (ja) 1990-08-03 1990-08-03 スプール型弁の中立位置復帰装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000088118A (ja) * 1998-09-17 2000-03-31 Nabco Ltd 切換弁

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JPH0441166U (ja) 1992-04-08

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