JPH0237621Y2 - - Google Patents

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JPH0237621Y2
JPH0237621Y2 JP1985073296U JP7329685U JPH0237621Y2 JP H0237621 Y2 JPH0237621 Y2 JP H0237621Y2 JP 1985073296 U JP1985073296 U JP 1985073296U JP 7329685 U JP7329685 U JP 7329685U JP H0237621 Y2 JPH0237621 Y2 JP H0237621Y2
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spherical
elastic body
spherical bearing
bearing
socket
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はチエンジレバーの支持構造に関する。
従来の技術 フロアシフトタイプのチエンジレバーの支持構
造には、例えば「ニツサンサービス周報」第472
号(K10−1)第84頁に示されるものがある。こ
れを第6,7図に図示して説明する。1は図外の
車体のトランスミツシヨンのサポートロツド2端
の近傍部位に装着されるレバーブラケツト、3は
このレバーブラケツト1に固定したハツト状のソ
ケツト、4はチエンジレバーを示し、下端を図外
のトランスミツシヨンのコントロールロツド5に
回動自在に連結し、上端にノブ6を備え、中間部
の下端寄りに該チエンジレバー4の傾倒操作中心
を構成する球体部7を付設してある。8は前記ソ
ケツト3内に組込まれてチエンジレバー4の球体
部7を回動自在に支持する球面軸受を示し、球体
部7を受止めるロアーベアリング9と球体部7を
押圧するアツパーベアリング10との上下二体に
分別形成されている。11はソケツト3の天井と
アツパーベアリング10との間に介装されて球面
軸受8と球体部7との摺接、係合を保持する弾性
体としてのコイルスプリング、12は基部をレバ
ーブラケツト1のソケツト3内部位とロアーベア
リング9とで支持され、レバーブラケツト1とチ
エンジレバー4との間の隙間をシールするダスト
ブーツである。13はチエンジレバー4のリター
ンスプリングである。
考案が解決しようとする問題点 しかし、前述の構造では、トランスミツシヨン
側から伝わる球体部7の上下振動に対してアツパ
ーベアリング10だけを上下動させるようにして
あるので、球体部7がその上動によつてロアーベ
アリング9から浮上がり、その下動によつてロア
ーベアリング9に衝突し、この浮上がりと衝突と
の繰返しによつて異音を生じ、これが車室内騒音
の原因になるうえ、前記チエンジレバー4の繰返
される上下動によつて品質感を損なつてしまう恐
れがある。
問題点を解決するための手段 そこで本考案にあつては、チエンジレバーの球
体部に摺接、係合する球面軸受を左右二体のベア
リングに分別形成し、これらベアリングの相対峙
する端面に、前記球体部と球面軸受との間に供給
される潤滑剤の流出を阻止する凸部と凹部とから
なるダム手段を設け、前記ベアリングの外周面に
その周方向に延長する上下係合突部を設け、この
上下係合突部の外周面の一部にストツパを突設す
る一方、弾性体が球面軸受を抱持して前記ソケツ
トとレバーブラケツトとに囲まれる空間内に装着
する略円筒形の防振ゴムで構成され、この弾性体
の上下係合突部に対応する部分に該上下係合突部
を収納する上下受容溝を形成してある。
作 用 略円筒形の防振ゴムからなる弾性体により、球
面軸受とソケツトとの直衝突を防止するととも
に、球面軸受が緩衝効果を受ける。
上下係合突部と上下受容溝との嵌合により、上
記弾性体が球面軸受を一体不可分に抱持する。
ストツパと上記弾性体の一部との圧縮係合によ
り、当該弾性体と球面軸受との抱持性が増加す
る。
この弾性体と球面軸受との抱持性の増加によ
り、チエンジレバー球体部の上下動時には、球面
軸受と球体部との遊離性を阻止してその摺接、係
合性が増す一方、上動する球状部に下向きの押圧
力を作用し、下動する球状部に上向きの押圧力が
作用して、球体部の上下振動が著しく減衰する。
潤滑油が球体部と球面軸受との間から弾性体側
に流出するのを、ダム手段が阻止する。
実施例 以下、本考案の実施例を図面と共に従来の構造
と同一部分に同一符号を付して詳述する。
第1〜5図に示すように、図外の車体のトラン
スミツシヨンのサポートロツド2端の近傍部位に
装着されるレバーブラケツト1にソケツト3をね
じ14で固定し、このソケツト3内に、下端をト
ランスミツシヨンのコントロールロツド5に上下
方向に回動自在に連結したチエンジレバー4の傾
倒操作中心を構成する球体部7に摺接、係合する
球面軸受15を弾性体16を介して嵌装すると共
に該球面軸受15を介して前記チエンジレバー4
の球体部7を回動自在に支持してある。前記球面
軸受15は左右二体の対象なベアリング17,1
8に分別形成されている。この左右一組のベアリ
ング(以下、単に左右ベアリングという)17,
18夫々は内部に球体部7に摺接、係合する半凹
球面19を形成した半円筒状に構成されている。
左右ベアリング17,18の所要のクリアランス
δを設定して相対峙する端面20,21に、球体
部7と球面軸受15との間に供給される図外の潤
滑剤、例えばグリースの流出を阻止するダム手段
22を形成してある。このダム手段22は前記相
対峙する端面20,21のうちの一方の端面20
の内側に形成した凸部23と、他方の端面21の
凸部23と対応する部位に切欠形成した凹部24
とで構成されている。これら凸部23と凹部24
との対向面間には所要のクリアランスδ(前記ク
リアランスδと同一寸法)を設定してある。凸部
23の外周面25と凹部24の内周面26は摺接
係合されている。また、前記左右ベアリング1
7,18の外周面に弾性体16への上下係合突部
27,28を該外周面の周方向にわたつて上下2
段に形成してある。これら上下係合突部27,2
8外周面の周方向中央部夫々にストツパ29を突
設してある。各ストツパ29の上側面30と下側
面31とを左右ベアリング17,18の中心側か
ら外周側に向けて円弧状の傾斜面に形成して、こ
れらストツパ29がその基部から外周側に向けて
先細に形成されている。前記弾性体16は球面軸
受15を抱持して、ソケツト3とレバーブラケツ
ト1とで囲まれる空間部内に装着される略円筒形
の防振ゴムで構成されている。この弾性体16の
球面軸受15の係合突部27,28に対応する内
周面には環状の上下受容溝32,33を形成して
ある。この上受容溝32の上側面34と前記上係
合突部27の上側面30との間に、また下受容溝
33の下側面35と下係合突部28の下側面31
との間に、夫々断面略楔形の隙間38,39を設
定してある。弾性体16のソケツト3の天井と球
面軸受15の上端面との間に介在される頂壁40
の上面と、球面軸受15の下端面とレバーブラケ
ツト1との間に介在される底壁41の下面とに環
状の凹溝42,43を形成してある。弾性体16
の外周面の上下受容溝32,33と対応する部位
に環状の上下凹溝44,45を形成してある。4
6はダストブーツを示し、中央部にチエンジレバ
ー4の挿通孔47を有するハツト状に形成され、
その基部フランジ48を前記弾性体16の下面に
形成した凹溝43とレバーブラケツト1とで支持
している。
以上の実施例構造によれば、球面軸受15とソ
ケツト3との間の空間部内に防振ゴムからなる略
円筒形の弾性体16を介装してあるので、球面軸
受15がソケツト3に直かに衝突することが無
い。
ここで、トランスミツシヨンからの振動伝達に
よつてチエンジレバー4の球体部7が上下動した
場合、第5図Aに示すように球体部7の上動力に
よつて左右ベアリング17,18の上部夫々が左
右外側に移動し、この移動に伴つて左右ベアリン
グ17,18の半凹球面19が球体部7に摺動
し、左右ベアリング17,18の下部夫々が左右
内側に移動する一方、第5図Bに示すように球体
部7の下動力によつて左右ベアリング17,18
の下部夫々が左右外側に移動すると共にその上部
夫々が左右内側に移動するというように、左右ベ
アリング17,18が球体部7の上下動に伴つて
傾動する。すると弾性体16がたわみ、この弾性
体16のたわみによる反力としての弾性力が左右
ベアリング17,18に横方向から作用し、球体
部7が球面軸受15の半凹球面19から遊離する
ことなく支持される。しかも、左右ベアリング1
7,18の傾動に追随する弾性体16のたわみに
よつて、上動する球体部7に球面軸受15の上部
から下向きの押圧力が作用し、下動する球体部7
に球面軸受15の下部から上向きの押圧力が作用
する。このとき、上下係合突部27,28が上下
受容溝32,33に嵌合しているとともに、スト
ツパ29が弾性体16の一部を圧縮しつつ弾性体
16の圧縮部分に係合し、もつて弾性体16が左
右ベアリング17,18を一体不可分に抱持して
いるので、左右ベアリング17,18に大きな傾
動抑制力が作用し、球体部7の上下動が著しく減
衰する。特に、この一実施例にあつては、左右ベ
アリング17,18の係合突部27,28と弾性
体16の上下受容溝32,33との嵌合部分に、
隙間38,39を設定してあるので、トランスミ
ツシヨンからレバーブラケツト1、ソケツト3、
弾性体16を経由して球面軸受7に伝達される微
振動を隙間38,39で遮断し、もつて弾性体1
6から球面軸受7に伝わる微振動の伝達率が低下
する。
一方、左右ベアリング17,18の相対峙する
端面に凸部23と凹部24とからなるダム手段2
2を設けてあるので、このダム手段22により、
球体部7と球面軸受15との間に供給した潤滑剤
としてのグリースが弾性体16側に流出するのを
阻止して、弾性体16の潤滑油による弾性劣化を
防止する。
なお、ダストブーツ46を弾性体16と一体成
形して、組付性をより高めることもできる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、次のような効果
がある。
左右二体に分別形成された球面軸受を抱持す
る防振ゴムからなる略円筒形の弾性体がソケツ
トとレバーブラケツトとで囲まれる空間内に配
置してあるので、球面軸受がソケツトに直に衝
突するのを防止でき、もつて、球面軸受と球体
部との遊離、衝突による異音の発生を阻止して
車室内騒音を低下することができる。
上下係合突部が上下受容溝に嵌合しているの
で、弾性体と球面軸受との位置ずれ防止性が向
上する。
ストツパが上記弾性体の一部を圧縮しつつ当
該弾性体に係合しているので、弾性体の球面軸
受への一体不可分な抱持性が向上する。
ダム手段により、潤滑油が球体部と球面軸受
との間から上記弾性体側に流出するのを阻止し
て、当該弾性体の潤滑油による弾性劣化を防止
できる。
上記〜により、弾性体のたわみによる反
作用力が球面軸受から球体部に効率良く伝達し
て、球体部の上下動の減衰効果を著しく高める
ことができる。
上記〜により、チエンジレバー支持構造
の品質感を著しく向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示し、第3図の
−線に沿う断面図、第2図は同実施例のチエン
ジレバーの球体部と球面軸受とを分解して示す斜
視図、第3図は同実施例の球体部と球面軸受とを
組合わせた状態の平面図、第4図は第1図の印
部分を拡大して示す断面図、第5図A,Bは本考
案の作用説明図、第6図は従来のチエンジレバー
の支持構造を示す側面図、第7図は同従来の要部
を示す一部破断側面図である。 1……レバーブラケツト、3……ソケツト、4
……チエンジレバー、5……コントロールロツ
ド、7……球体部、15……球面軸受、16……
弾性体、17,18……左右ベアリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体に装着されるレバーブラケツトにソケツト
    を固定し、このソケツト内に、下端をトランスミ
    ツシヨンのコントロールロツドに連結したチエン
    ジレバーの傾倒操作中心を構成する球体部に摺
    接、係合する球面軸受を弾性体を介して嵌装する
    と共にこの球面軸受を介して前記チエンジレバー
    の球体部を支持する構造であつて、前記球面軸受
    を左右二体のベアリングに分別形成し、これらベ
    アリングの相対峙する端面に、前記球体部と球面
    軸受との間に供給される潤滑剤の流出を阻止する
    凸部と凹部とからなるダム主段を設け、前記ベア
    リングの外周面にその周方向に延長する上下係合
    突部を設け、この上下係合突部の外周面の一部に
    ストツパを突設する一方、前記弾性体が球面軸受
    を抱持して前記ソケツトとレバーブラケツトとに
    囲まれる空間内に装着する略円筒形の防振ゴムで
    構成され、この弾性体の上下係合突部に対応する
    部分に該上下係合突部を収納する上下受容溝を形
    成したことを特徴とするチエンジレバーの支持構
    造。
JP1985073296U 1985-05-17 1985-05-17 Expired JPH0237621Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS491149U (ja) * 1972-04-06 1974-01-08
JPS573035B2 (ja) * 1977-02-08 1982-01-19

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS625379Y2 (ja) * 1980-06-05 1987-02-06

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