JPH0639062Y2 - エンジンのオ−トテンショナ−装置 - Google Patents
エンジンのオ−トテンショナ−装置Info
- Publication number
- JPH0639062Y2 JPH0639062Y2 JP10345487U JP10345487U JPH0639062Y2 JP H0639062 Y2 JPH0639062 Y2 JP H0639062Y2 JP 10345487 U JP10345487 U JP 10345487U JP 10345487 U JP10345487 U JP 10345487U JP H0639062 Y2 JPH0639062 Y2 JP H0639062Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adjuster
- chain belt
- oil
- expansion chamber
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H7/0848—Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0802—Actuators for final output members
- F16H2007/0812—Fluid pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H7/0848—Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
- F16H2007/0859—Check valves
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案はエンジンのオートテンショナー装置に関し、特
にチェーンベルトの張力が過大になるのを防止するため
の対策に関する。
にチェーンベルトの張力が過大になるのを防止するため
の対策に関する。
（従来の技術） 従来、エンジンのオートテンショナー装置として、例え
ば実公昭57-12756号公報に開示されるように、エンジン
に取付けられ内部にシリンダが形成されたアジャスタボ
ディと、該アジャスタボディのシリンダに摺動自在に嵌
挿され、エンジンのギヤに巻き掛けられたチェーンベル
トを、その張り方向に付勢するアジャスタスリーブと、
加圧オイルを上記アジャスタボディとアジャスタスリー
ブとの間の油圧室に供給するオイル通路と、上記アジャ
スタスリーブのチェーンベルト緩み方向への移動を規制
するラチェット機構とを備え、上記アジャスタスリーブ
によって上記チェーンベルトに、油圧に応じた張力を与
えるようにしたものが知られている。
ば実公昭57-12756号公報に開示されるように、エンジン
に取付けられ内部にシリンダが形成されたアジャスタボ
ディと、該アジャスタボディのシリンダに摺動自在に嵌
挿され、エンジンのギヤに巻き掛けられたチェーンベル
トを、その張り方向に付勢するアジャスタスリーブと、
加圧オイルを上記アジャスタボディとアジャスタスリー
ブとの間の油圧室に供給するオイル通路と、上記アジャ
スタスリーブのチェーンベルト緩み方向への移動を規制
するラチェット機構とを備え、上記アジャスタスリーブ
によって上記チェーンベルトに、油圧に応じた張力を与
えるようにしたものが知られている。
また、特開昭61-218856号公報には、エンジン本体にテ
ンショナハウジングを設け、該ハウジング内に、オイル
通路からの加圧オイルを一旦貯溜する補給油室と、上記
油圧室の油圧が所定値以下に低下した際に該補給油室か
ら上記油圧室へのオイルの流通を許容するチェック弁と
を設けたものが開示されている。
ンショナハウジングを設け、該ハウジング内に、オイル
通路からの加圧オイルを一旦貯溜する補給油室と、上記
油圧室の油圧が所定値以下に低下した際に該補給油室か
ら上記油圧室へのオイルの流通を許容するチェック弁と
を設けたものが開示されている。
（考案が解決しようとする課題） ところが、このようなオートテンショナー装置におい
て、加圧オイルをメインギャラリから取り入れた場合、
例えばエンジンの始動時等に瞬間的な油圧上昇が起きる
と、この油圧がそのまま油圧室に伝わり、アジャスタス
リーブがチェーンベルト張り方向に押し出されることに
より、チェーンベルトの張力が適正値を上回り、過大に
なる。しかも、この場合、上記ラチェット機構によって
アジャスタスリーブのチェーンベルト緩み方向への移動
が規制されるので、チェーンベルトの張力が過大のまま
維持されることになり、チェーンベルトの異常磨耗、破
断またはチェーンベルトからの異音の発生等を招く。
て、加圧オイルをメインギャラリから取り入れた場合、
例えばエンジンの始動時等に瞬間的な油圧上昇が起きる
と、この油圧がそのまま油圧室に伝わり、アジャスタス
リーブがチェーンベルト張り方向に押し出されることに
より、チェーンベルトの張力が適正値を上回り、過大に
なる。しかも、この場合、上記ラチェット機構によって
アジャスタスリーブのチェーンベルト緩み方向への移動
が規制されるので、チェーンベルトの張力が過大のまま
維持されることになり、チェーンベルトの異常磨耗、破
断またはチェーンベルトからの異音の発生等を招く。
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、メインギャラリからのオイルの油圧
変動を吸収してから油圧室に供給することにより、瞬間
的な油圧上昇時にアジャスタスリーブがチェーンベルト
張り方向に不用意に押し出されることを防止することに
ある。
的とするところは、メインギャラリからのオイルの油圧
変動を吸収してから油圧室に供給することにより、瞬間
的な油圧上昇時にアジャスタスリーブがチェーンベルト
張り方向に不用意に押し出されることを防止することに
ある。
（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため、本考案の解決手段は、エンジ
ンのギヤに巻き掛けられたチェーンベルトに張力を与え
るエンジンのオートテンショナー装置を対象とする。そ
して、エンジン端壁に接合固定され内部にシリンダが形
成されたアジャスタボディと、該アジャスタボディのシ
リンダに摺動自在に嵌挿され、上記チェーンベルトをそ
の張り方向に付勢するアジャスタスリーブと、メインギ
ャラリのオイルを上記アジャスタボディとアジャスタス
リーブとの間の油圧室に供給するオイル通路と、上記ア
ジャスタスリーブのチェーンベルト緩み方向への移動を
規制するラチェット機構とを備える。上記アジャスタボ
ディのエンジン端壁との合わせ面には、上記オイル通路
に連通し油圧の変動を吸収するための膨張室が形成さ
れ、該膨張室には、上方に外部に連通するエア抜き孔
が、下方に上記油圧室に連通するオリフィスが設けられ
ているものとする。
ンのギヤに巻き掛けられたチェーンベルトに張力を与え
るエンジンのオートテンショナー装置を対象とする。そ
して、エンジン端壁に接合固定され内部にシリンダが形
成されたアジャスタボディと、該アジャスタボディのシ
リンダに摺動自在に嵌挿され、上記チェーンベルトをそ
の張り方向に付勢するアジャスタスリーブと、メインギ
ャラリのオイルを上記アジャスタボディとアジャスタス
リーブとの間の油圧室に供給するオイル通路と、上記ア
ジャスタスリーブのチェーンベルト緩み方向への移動を
規制するラチェット機構とを備える。上記アジャスタボ
ディのエンジン端壁との合わせ面には、上記オイル通路
に連通し油圧の変動を吸収するための膨張室が形成さ
れ、該膨張室には、上方に外部に連通するエア抜き孔
が、下方に上記油圧室に連通するオリフィスが設けられ
ているものとする。
（作用） 上記の構成により、本考案では、メインギャラリのオイ
ルがオイル通路を介して油圧室に供給され、この油圧に
よりアジャスタスリーブがアジャスタボディから押し出
され、該アジャスタスリーブによりチェーンベルトが、
その張り方向に付勢され、ラチェット機構により上記ア
ジャスタスリーブのチェーンベルト緩み方向への移動が
規制される。
ルがオイル通路を介して油圧室に供給され、この油圧に
よりアジャスタスリーブがアジャスタボディから押し出
され、該アジャスタスリーブによりチェーンベルトが、
その張り方向に付勢され、ラチェット機構により上記ア
ジャスタスリーブのチェーンベルト緩み方向への移動が
規制される。
また、例えばエンジンの始動時等に瞬間的な油圧上昇が
起きた場合、メインギャラリからオイル通路に取り入れ
られたオイルは、膨張室で膨張した後、オリフィスで絞
られ、その油圧の変動が吸収されてから油圧室に供給さ
れる。このため、アジャスタスリーブが不用意にチェー
ンベルト張り方向に押し出されることが防止されるの
で、チェーンベルトの張力が適正値に維持される。
起きた場合、メインギャラリからオイル通路に取り入れ
られたオイルは、膨張室で膨張した後、オリフィスで絞
られ、その油圧の変動が吸収されてから油圧室に供給さ
れる。このため、アジャスタスリーブが不用意にチェー
ンベルト張り方向に押し出されることが防止されるの
で、チェーンベルトの張力が適正値に維持される。
さらに、メインギャラリのオイルはオイル通路及び膨張
室を通って油圧室に供給されるが、膨張室の上方にエア
抜き孔が設けられていると共に膨張室の下方にオリフィ
スが設けられているため、膨張室の上部に溜ったエア
（オイルに混入しているエアは膨張室の上部に溜まる）
は、オイルが膨張室のオリフィスで絞られる間に上方か
ら外部に排出されるので、膨張室から油圧室に送られる
オイルにエアが混入する事態が防止される。
室を通って油圧室に供給されるが、膨張室の上方にエア
抜き孔が設けられていると共に膨張室の下方にオリフィ
スが設けられているため、膨張室の上部に溜ったエア
（オイルに混入しているエアは膨張室の上部に溜まる）
は、オイルが膨張室のオリフィスで絞られる間に上方か
ら外部に排出されるので、膨張室から油圧室に送られる
オイルにエアが混入する事態が防止される。
（実施例） 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第１図〜第３図は本考案の実施例に係るオートテンショ
ナー装置を備えたエンジンを示す。第１図において、１
はシリンダブロック、２はシリンダヘッドであって、該
シリンダブロック１とシリンダヘッド２との間に複数の
シリンダ（図示せず）が形成されている。上記シリンダ
ブロック１の下部にはシリンダ列方向にクランクシャフ
ト３が枢支されている。上記シリンダヘッド２の上部に
はカムシャフト４が上記クランクシャフト３と平行に枢
支されている。また、上記クランクシャフト３の前端に
はクランクギヤ５が取り付けられているとともに、上記
カムシャフト４の前端にはカムギヤ６が取り付けられて
いる。そして、該クランクギヤ５とカムギヤ６との間に
はチェーンベルト７が巻き掛けられており、クランクシ
ャフト３によりカムシャフト４を適切なタイミングでも
って駆動するようにしている。さらに、上記シリンダブ
ロック１の右側部にはシリンダ列方向にメインギャラリ
８が形成されており、該メインギャラリ８には上記クラ
ンクシャフト３によって駆動されるオイルポンプから所
定油圧のオイルが供給されている。尚、10,10はシリン
ダブロック１の両側方に枢支されたバランサシャフトで
あって、クランクシャフト３に取り付けられたクランク
ギヤ11によりチェーンベルト12を介して駆動される。
ナー装置を備えたエンジンを示す。第１図において、１
はシリンダブロック、２はシリンダヘッドであって、該
シリンダブロック１とシリンダヘッド２との間に複数の
シリンダ（図示せず）が形成されている。上記シリンダ
ブロック１の下部にはシリンダ列方向にクランクシャフ
ト３が枢支されている。上記シリンダヘッド２の上部に
はカムシャフト４が上記クランクシャフト３と平行に枢
支されている。また、上記クランクシャフト３の前端に
はクランクギヤ５が取り付けられているとともに、上記
カムシャフト４の前端にはカムギヤ６が取り付けられて
いる。そして、該クランクギヤ５とカムギヤ６との間に
はチェーンベルト７が巻き掛けられており、クランクシ
ャフト３によりカムシャフト４を適切なタイミングでも
って駆動するようにしている。さらに、上記シリンダブ
ロック１の右側部にはシリンダ列方向にメインギャラリ
８が形成されており、該メインギャラリ８には上記クラ
ンクシャフト３によって駆動されるオイルポンプから所
定油圧のオイルが供給されている。尚、10,10はシリン
ダブロック１の両側方に枢支されたバランサシャフトで
あって、クランクシャフト３に取り付けられたクランク
ギヤ11によりチェーンベルト12を介して駆動される。
また、上記シリンダブロック１の前端壁において、上記
チェーンベルト７の左側には該チェーンベルト７をガイ
ドする固定式のチェーンガイド15aが配設されていると
ともに、右側には該チェーンベルト７をガイドしかつそ
の張力を調整する移動式のチェーンガイド15bが配設さ
れている。該移動式チェーンガイド15bは、その下端が
シリンダブロック１に対して回転自在に枢支されている
とともに上端側面が後述のチェーンアジャスタ20により
左方に押圧されており、チェーンベルト７に張力を与え
るようにしている。尚、16a、16bおよび16cは、それぞ
れバランサシャフト用のチェーンベルト12をガイドする
ための固定式チェーンガイドである。
チェーンベルト７の左側には該チェーンベルト７をガイ
ドする固定式のチェーンガイド15aが配設されていると
ともに、右側には該チェーンベルト７をガイドしかつそ
の張力を調整する移動式のチェーンガイド15bが配設さ
れている。該移動式チェーンガイド15bは、その下端が
シリンダブロック１に対して回転自在に枢支されている
とともに上端側面が後述のチェーンアジャスタ20により
左方に押圧されており、チェーンベルト７に張力を与え
るようにしている。尚、16a、16bおよび16cは、それぞ
れバランサシャフト用のチェーンベルト12をガイドする
ための固定式チェーンガイドである。
さらに、上記シリンダブロック１の前端壁には、第２図
および第３図に示すようなチェーンアジャスタ20が取り
付けられている。該チェーンアジャスタ20は、シリンダ
ブロック１の前端壁にボルト締結により接合固定された
アジャスタボディ21と、該アジャスタボディ21に形成さ
れたシリンダ22と、該シリンダ22に摺動自在に嵌挿さ
れ、先端部が上記移動式チェーンガイド15bに当接する
アジャスタスリーブ23と、上記アジャスタボディ21とア
ジャスタスリーブ23との間に形成された油圧室24と、該
油圧室24に縮装され、上記アジャスタスリーブ23をチェ
ーンベルト張り方向に付勢するスプリング25と、一端が
上記メインギャラリ８に連通し、他端が上記油圧室24に
連通するオイル通路26とを備えており、メインギャラリ
８からオイル通路26を介して油圧室24に供給されたオイ
ルによりチェーンベルト７を、その張り方向に付勢する
ようにしている。さらに、上記チェーンアジャスタ20に
は、ラチェット機構30が設けられている。すなわち、該
ラチェット機構30は、上記アジャスタスリーブ23の摺動
面に形成されたラチェットギヤ28と、該ラチェットギヤ
28に噛合するようアジャスタスリーブ23の摺動面側方に
おいてアジャスタボディ21に揺動自在に設けられたラチ
ェットカム27と、アジャスタスリーブ23のチェーンベル
ト緩み方向への移動を規制するように上記ラチェットカ
ム27を、アジャスタスリーブ収縮方向へ付勢するスプリ
ング29とを備えてなる。
および第３図に示すようなチェーンアジャスタ20が取り
付けられている。該チェーンアジャスタ20は、シリンダ
ブロック１の前端壁にボルト締結により接合固定された
アジャスタボディ21と、該アジャスタボディ21に形成さ
れたシリンダ22と、該シリンダ22に摺動自在に嵌挿さ
れ、先端部が上記移動式チェーンガイド15bに当接する
アジャスタスリーブ23と、上記アジャスタボディ21とア
ジャスタスリーブ23との間に形成された油圧室24と、該
油圧室24に縮装され、上記アジャスタスリーブ23をチェ
ーンベルト張り方向に付勢するスプリング25と、一端が
上記メインギャラリ８に連通し、他端が上記油圧室24に
連通するオイル通路26とを備えており、メインギャラリ
８からオイル通路26を介して油圧室24に供給されたオイ
ルによりチェーンベルト７を、その張り方向に付勢する
ようにしている。さらに、上記チェーンアジャスタ20に
は、ラチェット機構30が設けられている。すなわち、該
ラチェット機構30は、上記アジャスタスリーブ23の摺動
面に形成されたラチェットギヤ28と、該ラチェットギヤ
28に噛合するようアジャスタスリーブ23の摺動面側方に
おいてアジャスタボディ21に揺動自在に設けられたラチ
ェットカム27と、アジャスタスリーブ23のチェーンベル
ト緩み方向への移動を規制するように上記ラチェットカ
ム27を、アジャスタスリーブ収縮方向へ付勢するスプリ
ング29とを備えてなる。
また、上記オイル通路26の途中において上記アジャスタ
ボディ21のシリンダブロック１前端壁との合わせ面21a
には、オイル通路26に連通する膨張室31が形成されてお
り、該膨張室31の下方には上記油圧室24に連通するオリ
フィス33が設けられており、メインギャラリ８からオイ
ル通路26に取り入れられたオイルを、この膨張室31で膨
張させたのちオリフィス33で絞ることにより、その油圧
の変動を吸収するようにしている。
ボディ21のシリンダブロック１前端壁との合わせ面21a
には、オイル通路26に連通する膨張室31が形成されてお
り、該膨張室31の下方には上記油圧室24に連通するオリ
フィス33が設けられており、メインギャラリ８からオイ
ル通路26に取り入れられたオイルを、この膨張室31で膨
張させたのちオリフィス33で絞ることにより、その油圧
の変動を吸収するようにしている。
さらに、上記膨張室31の上方には、アジャスタボディ21
を貫通して該アジャスタボディ21外壁に開口するエア抜
き孔32が設けられており、膨張室31内に溜ったエアをア
ジャスタボディ21外に排出するようにしている。
を貫通して該アジャスタボディ21外壁に開口するエア抜
き孔32が設けられており、膨張室31内に溜ったエアをア
ジャスタボディ21外に排出するようにしている。
したがって、上記実施例においては、メインギャラリ８
のオイルを利用してチェーンアジャスタ20によりチェー
ンベルト７を、その張り方向に付勢し、ラチェット機構
30によりアジャスタスリーブ23のチェーンベルト緩み方
向への移動を規制したので、チェーンベルト７を油圧に
応じた張力で張ることができる。
のオイルを利用してチェーンアジャスタ20によりチェー
ンベルト７を、その張り方向に付勢し、ラチェット機構
30によりアジャスタスリーブ23のチェーンベルト緩み方
向への移動を規制したので、チェーンベルト７を油圧に
応じた張力で張ることができる。
そして、例えばエンジンの始動時等にメインギャラリ８
のオイルに瞬間的な油圧上昇が起きた場合には、メイン
ギャラリ８からオイル通路26に取り入れられたオイルは
膨張室31で膨張したのちオリフィス33で絞られて、その
油圧の変動が吸収されてから油圧室24に供給されるの
で、アジャスタスリーブ23が不用意にチェーンベルト張
り方向に押し出されることが防止され、チェーンベルト
７の張力が適正値に維持されて過張力を防止することが
できる。
のオイルに瞬間的な油圧上昇が起きた場合には、メイン
ギャラリ８からオイル通路26に取り入れられたオイルは
膨張室31で膨張したのちオリフィス33で絞られて、その
油圧の変動が吸収されてから油圧室24に供給されるの
で、アジャスタスリーブ23が不用意にチェーンベルト張
り方向に押し出されることが防止され、チェーンベルト
７の張力が適正値に維持されて過張力を防止することが
できる。
また、上記オリフィス33の上流に膨張室31を設け、該膨
張室31の上方にエア抜き孔32を設けたので、膨張室31内
に溜ったエアをアジャスタボディ21外に十分に排出する
ことができ、よってアジャスタスリーブ23のスムーズな
作動を確保することができるとともに、上記アジャスタ
ボディ21の組付けを容易に行うことができる。
張室31の上方にエア抜き孔32を設けたので、膨張室31内
に溜ったエアをアジャスタボディ21外に十分に排出する
ことができ、よってアジャスタスリーブ23のスムーズな
作動を確保することができるとともに、上記アジャスタ
ボディ21の組付けを容易に行うことができる。
（考案の効果） 以上説明したように、本考案のエンジンのオートテンシ
ョナー装置によれば、メインギャラリからオイル通路に
取り入れたオイルを膨張室で膨張させたのちオリフィス
で絞ることで、その油圧の変動を吸収してから油圧室に
供給し、この油圧によりアジャスタスリーブをチェーン
ベルト張り方向に付勢するようにしたので、エンジンの
始動時等に瞬間的な油圧上昇が起きた場合等に、アジャ
スタスリーブが不用意にチェーンベルト張り方向に押し
出されてラチェット機構によりその位置が維持されるこ
とによるチェーンベルトの過張力が防止され、チェーン
ベルトの張力を適正値に維持することができるものであ
る。
ョナー装置によれば、メインギャラリからオイル通路に
取り入れたオイルを膨張室で膨張させたのちオリフィス
で絞ることで、その油圧の変動を吸収してから油圧室に
供給し、この油圧によりアジャスタスリーブをチェーン
ベルト張り方向に付勢するようにしたので、エンジンの
始動時等に瞬間的な油圧上昇が起きた場合等に、アジャ
スタスリーブが不用意にチェーンベルト張り方向に押し
出されてラチェット機構によりその位置が維持されるこ
とによるチェーンベルトの過張力が防止され、チェーン
ベルトの張力を適正値に維持することができるものであ
る。
また、膨張室の上方にエア抜き孔が設け且つ膨張室の下
方にオリフィスを設けたため、オイルに混入しているエ
アはオイルが膨張室のオリフィスで絞られる間に膨張室
の上方から外部に排出されるので、膨張室から油圧室に
送られるオイルにエアが混入することがなくなり、アジ
ャスタスリーブのアジャスタボディからの押出しを的確
に行なうことができる。
方にオリフィスを設けたため、オイルに混入しているエ
アはオイルが膨張室のオリフィスで絞られる間に膨張室
の上方から外部に排出されるので、膨張室から油圧室に
送られるオイルにエアが混入することがなくなり、アジ
ャスタスリーブのアジャスタボディからの押出しを的確
に行なうことができる。
図面は本考案の実施例を例示し、第１図はエンジンの正
面図、第２図は第１図におけるII-II線断面図、第３図
はチェーンアジャスタの断面図である。 ７……チェーンベルト、８……メインギャラリ、21……
アジャスタボディ、21a……合せ面、23……アジャスタ
スリーブ、24……油圧室、26……オイル通路、30……ラ
チェット機構、31……膨張室、32……エア抜き孔、33…
…オリフィス。
面図、第２図は第１図におけるII-II線断面図、第３図
はチェーンアジャスタの断面図である。 ７……チェーンベルト、８……メインギャラリ、21……
アジャスタボディ、21a……合せ面、23……アジャスタ
スリーブ、24……油圧室、26……オイル通路、30……ラ
チェット機構、31……膨張室、32……エア抜き孔、33…
…オリフィス。
Claims (1)
- 【請求項１】エンジンのギヤに巻き掛けられたチェーン
ベルトに張力を与えるエンジンのオートテンショナー装
置であって、エンジン端壁に接合固定され内部にシリン
ダが形成されたアジャスタボディと、該アジャスタボデ
ィのシリンダに摺動自在に嵌挿され、上記チェーンベル
トをその張り方向に付勢するアジャスタスリーブと、メ
インギャラリのオイルを上記アジャスタボディとアジャ
スタスリーブとの間の油圧室に供給するオイル通路と、
上記アジャスタスリーブのチェーンベルト緩み方向への
移動を規制するラチェット機構とを備え、上記アジャス
タボディのエンジン端壁との合わせ面には、上記オイル
通路に連通し油圧の変動を吸収するための膨張室が形成
され、該膨張室には、上方に外部に連通するエア抜き孔
が、下方に上記油圧室に連通するオリフィスが設けられ
ていることを特徴とするエンジンのオートテンショナー
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10345487U JPH0639062Y2 (ja) | 1987-07-06 | 1987-07-06 | エンジンのオ−トテンショナ−装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10345487U JPH0639062Y2 (ja) | 1987-07-06 | 1987-07-06 | エンジンのオ−トテンショナ−装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS647940U JPS647940U (ja) | 1989-01-17 |
| JPH0639062Y2 true JPH0639062Y2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=31334302
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10345487U Expired - Lifetime JPH0639062Y2 (ja) | 1987-07-06 | 1987-07-06 | エンジンのオ−トテンショナ−装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0639062Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2849915B2 (ja) * | 1989-02-10 | 1999-01-27 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の伝動帯張力調整装置 |
-
1987
- 1987-07-06 JP JP10345487U patent/JPH0639062Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS647940U (ja) | 1989-01-17 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5117786A (en) | Chain tensioner for an internal-combustion engine | |
| US6609987B1 (en) | Hydraulic timing chain tensioner assembly | |
| US5030169A (en) | Chain tensioner | |
| US8323135B2 (en) | Downward angle settable hydraulic tensioner | |
| JP4480789B1 (ja) | チェーンテンショナ | |
| US6945889B2 (en) | Hydraulic chain tensioner | |
| US7927242B2 (en) | Downward angle settable hydraulic tensioner | |
| EP1950455B1 (en) | Engine | |
| US7628719B2 (en) | Mechanical strap tensioner for multi-strand tensioning | |
| JPH08285018A (ja) | 液圧テンショナ | |
| US5782625A (en) | Automatic tensioner with one-pin locking mechanism | |
| US20110077114A1 (en) | Anchored mechanical strap tensioner for multi-strand tensioning | |
| JPH0639062Y2 (ja) | エンジンのオ−トテンショナ−装置 | |
| WO2017159577A1 (ja) | エンジンの補機駆動装置 | |
| JP7495348B2 (ja) | 内部リザーバ技術一次ボアを有する可変力テンショナ | |
| JP3590221B2 (ja) | チェーンテンショナおよびチェーンシステム | |
| JP2010048305A (ja) | 油圧式テンショナ | |
| JP2921321B2 (ja) | 内燃機関のチェーン駆動装置 | |
| JP2525578B2 (ja) | ベルトテンシヨナ | |
| EP0756108A2 (en) | Hydraulic chain tensioner for automotive engine | |
| JP7298985B2 (ja) | 内燃機関用油圧式オートテンショナ | |
| JPS59208250A (ja) | 内燃機関における巻掛伝動部材自動緊張装置 | |
| JP2843462B2 (ja) | テンショナー | |
| RU1838695C (ru) | Гидравлическое устройство нат жени цепи или ремн | |
| JP2005048882A (ja) | エンジンのオイル通路構造 |