JPH0639061B2 - パイプ万力 - Google Patents

パイプ万力

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JPH0639061B2
JPH0639061B2 JP24837591A JP24837591A JPH0639061B2 JP H0639061 B2 JPH0639061 B2 JP H0639061B2 JP 24837591 A JP24837591 A JP 24837591A JP 24837591 A JP24837591 A JP 24837591A JP H0639061 B2 JPH0639061 B2 JP H0639061B2
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pipe
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lever
shaft
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Inventor
郁久 小林
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有限会社小林設備工業
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイプのネジ切り、曲
げ等の加工の際に用いられるパイプ万力に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種万力としては、特に図示し
ないが、パイプ載置部を有する作業台上に倒U字形腕杆
が固着され、該腕杆の中央縦方向には、上端にハンドル
が下端にはパイプ挾着盤がそれぞれ設けられた軸杆が昇
降可能に螺装され、ハンドルの回転操作による軸杆の下
動を介してパイプ挾着盤と作業台上のパイプ載置部とで
パイプを挾着固定し、該パイプにネジ切り等の加工をす
る万力が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】ところで、従来のパ
イプ万力では、多数本のパイプにネジ切り等の加工を施
す場合においては、パイプ1本毎に、ハンドルの正逆回
転操作によって軸杆を昇降させなければならないため、
そのハンドルの回転操作に相当の時間と労力を要して作
業が非能率的であるという問題点があった。
【0004】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところ
は、その都度ハンドルの回転操作をすることなく、ワン
タッチ操作でパイプを確実に固定し、また固定解除する
ことができる作業性にきわめて優れたパイプ万力を提供
することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】この目的のため、本発
明は、パイプ載置部と外向きあご部を有する作業台と、
該作業台にその一端部が枢着され、かつその自由端の円
弧状部外周端面にロック歯が設けられた略倒U字形の腕
杆と、該腕杆に昇降可能に設けられたパイプ挾着機構
と、前記腕杆の自由端円弧状部に設けられた前記作業台
に対する腕杆のロック機構とを備え、前記パイプ挾着機
構は、前記腕杆の上辺部中央縦方向貫通穴内に嵌着固装
された箱型軸承と、該軸承内に上下動可能に設けられ、
かつその少なくとも一側縦の部分にロック歯が設けられ
た断面四角形の筒状軸と、該筒状軸内を挿通して一体的
に設けられると共に、その上端にはハンドルが下端には
パイプ挾着盤がそれぞれ設けられた軸杆と、前記箱型軸
承内において枢着され、その下端ラチエット爪部が前記
筒状軸のロック歯と係合してその係合状態がバネ部材に
より保持せられると共に、箱型軸承より上方に突出の垂
直部が筒状軸の径方向に押圧されることによってラチエ
ット爪部とロック歯との係合が外れるようにされたロッ
クレバーと、前記筒状軸の上部に巻装弾持されて該筒状
軸と一体の軸杆を絶えず上方に牽引しているスプリング
とを含み、前記作業台に対する腕杆のロック機構は、前
記作業台のあご部に係合するあご部を有し、かつその略
円弧状の凹陥部内において前記腕杆の自由端部に枢着さ
れたロック部材と、該ロック部材の凹陥部内に枢着さ
れ、そのラチエット爪部が前記腕杆自由端部のロック歯
と係合し、かつその係合状態がバネ部材により保持せら
れるようにされたロックレバーと、前記ロック部材の基
部に取り外し可能に取り付けられた中空状の操作ハンド
ルと、該操作ハンドルの開口部を介し、かつその折曲部
がハンドルに突設の取付板に枢着された略く字状の操作
レバーと、該操作レバーのハンドル内における自由端部
にその後端部が連結されると共に、その先端部が前記ロ
ック部材の中心貫通穴を介して凹陥部内のロックレバー
下端に当接せられ、該ロックレバーを押し動かすことに
よりそのラチエット爪部とロック歯との係合が外される
ようにされた作動杆と、前記操作レバーの自由先端部と
操作ハンドル内の後端との間に弾装されたスプリングと
を含む構成を特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明に係るパイプ万力は上記の構成であるか
ら、作業台上の載置部に載置されたパイプに対してネジ
切り等の加工を行うには、先ず、ハンドルを両手に持ち
軸杆を下方に押し下げる。すると軸杆はスプリングを圧
縮させながら筒状軸と共に押し下げられて、パイプ挾着
盤の挾着部でパイプは挾着固定されると共に、このパイ
プの挾着固定状態は、バネ部材により弾持されているロ
ックレバーのラチエット爪部と筒状軸のロック歯が係合
することによって保持され、軸杆の押し下げ状態を解除
しても、軸杆は可動しない。次いで、操作ハンドルを片
手で持ち、ロック部材の上向きあご部を作業台の下向き
あご部に係合せしめ、腕杆の円弧状自由端とロック部材
との枢着部を支点として梃子作用により下方に回動せし
めると、これに伴い腕杆の自由端側の平坦部は作業台の
平坦部と接合すると共に、この接合状態は、バネ部材に
より弾持されているロックレバーのラチエット爪部と腕
杆円弧状部のロック歯が係合することによって保持さ
れ、操作ハンドルから手を離しても、操作ハンドルは可
動せず、作業台に対し腕杆は完全にロックされてパイプ
の挾着固定状態が保持され、この状態においてネジ切り
等の加工がなされる。
【0007】加工作業が終了し、パイプを作業台より取
り外すには、操作ハンドルの操作レバーを把持すると、
操作レバーと連結の作動杆が軸方向に可動して、そ先端
部でロック部材内に枢着のロックレバーの下端を押す。
するとロックレバーは枢着部を支点し、かつバネ部材の
弾力に抗して回動し、そのラチエット爪部が腕杆のロッ
ク歯との係合を解除するので、この操作レバーを把持し
たままの状態で操作ハンドルを上方に回動させれば、両
あご部の係合によるロックは解除されると共に腕杆はそ
の枢着部を支点として外方に回動せられ、挾着盤による
パイプの挾着固定状態は解除される。
【0008】パイプの外径が同一の場合には、軸杆下端
の挾着盤の位置を固定(筒状軸のロック歯とロックレバ
ーのラチエット爪部との係合による。)し、操作レバー
と操作ハンドルだけのワンタッチ操作によりパイプの着
脱がなされる。パイプの外径が変わった場合には、ハン
ドルの回転操作による軸杆のネジ運動によって軸杆を上
下に微調整し、挾着盤の位置を調整して同様に操作レバ
ーと操作ハンドル操作によってパイプの着脱がなされ
る。
【0009】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1において、本パイプ万力は作業台、腕杆、パイプ挾
着機構および作業台に対する腕杆のロック機構を備えて
いる。
【0010】作業台10は、方形盤板状であって、その
中央部位にパイプPが載置されるV字状のパイプ載置部
11を有し、上面一側には腕杆との枢着部12が設けら
れられると共に、上面他側には腕杆平坦部との接合平坦
部13が設けられ、更に枢着部12と対向する側の側面
にはあご部14が設けられ、該作業第10の下面には3
本の脚15が枢着されている。
【0011】腕杆20は、略倒U字形であって、その一
方の垂直部21の下端には、図2に示されているよう
に、二股部22が設けられると共に、他方の垂直部23
の下端には、作業台10の平坦部13と接合する平坦部
24が設けられ、該平坦部24から下向き斜め外方に延
設された自由端の円弧状部25の円周一部端面には、径
方向いっぱいにロック歯26が設けられ、更に両垂直部
21、23を連結している上辺部27の中央縦方向に
は、貫通穴28が設けられている。そして、該腕杆20
は、図2に示されているように、その二股部22が作業
台10の枢着部12に枢着軸29を介して枢着され、該
軸29を支点として図1に示される実線矢印a、b方向
に回動可能となっている。
【0012】腕杆20には、作業台10上の載置部11
とによるパイプPの挾着機構30が設けられており、該
パイプ挾着機構30は、図3から図7に示されているよ
うに軸承、筒状軸、軸杆ロックレバー、スプリング等の
部材から構成されている。軸承31は全体略箱型であっ
て、上下面が開口している方形の筒状承部32と、該承
部32の側面にその下部を残して開口した開口部を共通
の開口部とし、かつその上面が開口している承部33を
有し、該軸承31は、腕杆20における上辺部27の中
央縦方向貫通穴28に嵌着固装されている。軸承31の
筒状承部32内には、断面四角形の筒状軸34が図1に
示される実線矢印c、d方向に上下動可能に設けられて
いる。該筒状軸34は、その下部と中間上部を残した両
側縦の部分に多数のロック歯35が規則的に設けられて
おり、該筒状軸34内には、その上下部を外方に臨ませ
て軸杆36が挿通されると共に、下部においては、軸杆
ネジ部37と筒状軸34の下部内周壁のネジ部38とが
螺合せられて上下動可能に設けられている。なお、ロッ
ク歯35は筒状軸34の少なくとも一側縦の部分に設け
ればよく、本実施例においては両側に設けられている
が、これは後述のロックレバーとの噛合により摩耗した
場合に、筒状軸34を取り外してそのロック歯35の位
置を一側から他側に変えて再度使用し得るようにしたも
のである。軸杆36の上端にハンドル39が設けられ、
下端には、パイプPの外周面に適合した円弧状挾着部4
1を有するパイプ挾着盤40がネジ42により取り付け
られ、該パイプ挾着盤40の挾着部41と作業台10上
の載置部12とでパイプPが挾着固定されると共に、パ
イプPの径の相違によっては、ハンドル39の水平回転
操作によるネジ部38と軸杆ネジ部37との螺合によっ
て軸杆36の微調整がなされ、かつストッパー43によ
って調整状態が保持され、同一径のパイプはその保持状
態ままで繰り返し挾着固定されてネジ切り等の加工がな
されるようになっている。
【0013】軸承31における承部33内には、断面四
角柱状の垂直部45と斜向状のラチエット爪部46を有
するロックレバー44が、その垂直部45の部分が承部
33より上方に突出せられた状態で枢着ピン47により
枢着されると共に、承部33内におけるロックレバー4
4のラチエット爪部46の背面側には略逆V字形の板バ
ネ48が弾装され、ラチエット爪部46と筒状軸34の
ロック歯35との係合状態が板バネ48の弾発作用によ
り保持されるようになっている。また、軸承31におけ
る承部32の上端にはスプリング受49がネジ止め等の
手段にて固着され、該スプリング受49と筒状軸34の
上端スプリング受50との間には、筒状軸34と一体的
の軸杆36を絶えず上方に索引しているコイルスプリン
グ51が弾装され、ロックレバー44のラチエット爪部
46とロック歯35との係合による筒状軸34および軸
杆36のロック状態から、ロックレバー44の垂直部4
5が筒状軸34の径方向(図3の実線矢印j方向)に押
圧されると、ロック歯35に対するラチエット爪部46
の係合が外れると同時にスプリング51の作用によって
筒状軸34と共に軸杆36が自動的に上方に可動するよ
うになっている。
【0014】腕杆20の自由端に設けられた腕杆20の
作業台10に対するロック機構60は、図1と図8から
図14に示されるように、ロック部材、操作ハンドル等
の部材から構成されている。ロック部材61は、略円弧
状のブロック部62と略円柱状のブロック部63から成
り、そのブロック部62の先端には、上向きのあご部6
4が設けられると共に、ブロック部62の中央部位に
は、略円弧状の凹陥部65が設けられ、更にブロック部
63の中心軸方向には、凹陥部65に連通する貫通穴6
6が設けられている。そして、該ロック部材61は、そ
の凹陥部65内に臨ませた腕杆20の円弧状部25と枢
着軸67を介して枢着されている。また、凹陥部65内
の後寄りには、そのラチエット爪部69を腕杆円弧状部
25のロック歯26に係合させてブロック状のロックレ
バー68が枢着軸70を介して枢着されると共に、該ロ
ックレバー68の背面側には、略V字形の板バネ71
が、その一側がロックレバー68にネジ着され、他側が
凹陥部65の後壁面に係上せしめられた状態で弾装さ
れ、ラチエット爪部69とロック歯26との係合状態が
板バネ71の弾発作用により保持されるようになってい
る。ロックレバー61のブロック部63には、中空丸パ
イプ状の操作ハンドル72が取り外し可能として設けら
れている。更に説明すると、操作ハンドル72の開口側
に軸方向溝部74と径方向溝部75とからなるL字形の
切欠ピン受溝73が設けられ、該切欠ピン受溝73とロ
ックレバー61のブロック部63に突設されたピン76
との係合により外挿着され、またピンとの係合解除によ
り操作ハンドル72が挿脱されて取り外しされるように
なっている。操作ハンドル72には、その外周適所に切
欠の開口部77を介し、かつ開口部77に近接した外周
部に溶接等にて突設の取付板78にその折曲部が枢着ピ
ン79を介し枢着されてL字状の操作レバー80が設け
られると共に、該操作レバー80のハンドル72内にお
ける自由端部81には、その先端部83がハンドル内に
圧入固装のガイド部材85の中心ガイド穴86とロック
部材61の貫通穴66を介してロックレバー68の背面
下端に当接せられた作動杆82の後端二股部84が連結
ピン87を介して連結され、更に操作レバー80の自由
先端部とハンドル内後端部との間にはスプリング88が
弾装されている。また、パイプ挾着機構30におけるロ
ックレバー44の枢着軸47とロック機構60における
ロック部材61の突設ピン76との間にスプリング89
が弾装されており、更に腕杆20における平坦部24に
は図に示されているように、バネ部材90が弾装され、
該バネ部材90によって、腕杆20のロック歯26とロ
ック機構60におけるロックレバー68のラチエット爪
部69とのかみ合い差を吸収して、ロック部材61の上
向きあご部64が作業台10の下向きあご部14に完全
に係合して作業台10に対する腕杆20のロックが完全
になし得るようになっている。
【0015】そして、軸杆36が図1に示されているよ
うに、上方にあり、かつ図1に示される実線矢向e方向
に回動せられると共に、腕杆20が図1に示される実線
矢向a方向に回動せられて、腕杆20の自由端が開放せ
られた状態において、作業台10上の載置部11にパイ
プPが水平に載置され、次いで、腕杆20を図1に示さ
れる実線矢向b方向に倒した後、ハンドル39を両手で
持って軸杆を図1に示される実線矢向b方向に押し下げ
る(或いは、軸杆36を手で押し下げる)。すると軸杆
36はスプリング51を圧縮させながら筒状軸34と共
に押し下げられて、パイプ挾着盤40の接着部41でパ
イプPは挾着固定されると共に、このパイプPの挾着固
定状態は、バネ部材48により径方向に弾持されている
ロックレバー44のラチエット爪部46と筒状軸34の
ロック歯35が係合することによって保持され、軸杆3
6の押し下げを解除しても、軸杆36は可動することな
くパイプPの挾着固定状態は保持される。
【0016】次いで、操作レバー80を把持することな
く操作ハンドル72を片手で持ち、ロック部材61のあ
ご部64を作業台10のあご部14に係合せしめ、腕杆
20の自由端とロック部材61との枢着部(枢着軸6
7)を支点として梃子作用により図1に示される実線矢
向f方向に回動させると、腕杆20の自由端平坦部24
はバネ部材90を介して作業台10の平坦部13に接合
すると共に、この接合状態は、バネ部材71により弾持
されているロックレバー68のラチエット爪部69と腕
杆円弧状部25のロック歯26が係合することによって
保持され、操作ハンドル72を離しても、操作ハンドル
72は可動せず、作業台10に対し腕杆20は完全にロ
ックされ、パイプ挟着盤40によるパイプPの挟着固定
状態が保持され、ネジ切り等の加工がなされる。なお、
微調整を要する場合には、ハンドル39の回転操作によ
る軸杆36のネジ部37と筒状軸34のネジ部38との
ネジ運動によって軸杆36を下動させて挾着盤40によ
り完全に挾着固定させる。
【0017】パイプPの挾着固定状態を解除する場合に
は、操作ハンドル72を持ち、これを少し下げながら操
作レバー80を把持すると、作動杆82は図15に示さ
れる実線矢印g方向に可動してその先端部83でロック
レバー68の下端部を押す。するとロックレバー68
は、枢着軸70を支点とし、かつバネ部材71の弾力に
抗して図15に示される実線矢印h方向に回動して、そ
のラチエット爪部69と腕杆20のロック歯26との係
合が解除されるので、操作レバー80を把持したままの
状態で、操作ハンドル72を図1および図15に示され
る実線矢印e方向に回動させれば、ロック部材61のあ
ご部64は図15に示される実線矢印i方向に回動して
作業台10のあご部14との係合が外れ、作業台10に
対する腕杆20のロックは解除されると共に、腕杆20
は作業台10との枢着軸29を支点として再び開放さ
れ、パイプPの挾着固定状態は解除される。
【0018】パイプPの外径が同一の場合には、一度設
定されたそのままの状態で、操作ハンドル72と操作レ
バー80の片手によるワンタッチ操作でパイプPの着脱
がなされるが、外径が変わった場合には、ロックレバー
44を図3に示される実線矢印j方向に押圧する。する
とロックレバー44はその枢着ピン47を支点とし、か
つバネ部材48の弾力に抗して回動し、そのラチエット
爪部46と筒状軸34のロック歯35との係合が解除さ
れると共に、圧縮されていたスプリング51の復帰力に
よって軸杆36と共に上方に可動するので、パイプPの
外径に対応させて前記同様に軸杆36の押し下げ等にて
パイプを挾着固定させればよい。
【0019】
【発明の効果】しかして、本発明によれば、従来のよう
にその都度ハンドルの回転操作により軸杆を上下動させ
てパイプを挾着固定させる必要がなく、操作レバーと梃
子原理による操作ハンドルとの片手によるワンタッチ操
作によって、パイプを確実に作業台に挾着固定させるこ
とができ、また固定解除させることができるので、パイ
プの着脱がきわめて簡易にして、かつ速やかになし得、
パイプのネジ切り等の作業をきわめて高能率的に行うこ
とができる。
【0020】また、パイプの外径が変わった場合であっ
ても、作業台に腕杆がロックされたままの状態で、しか
もワンタッチ操作により簡易かつ、速やかにパイプを挾
着固定させることができる。即ち、作業台に腕杆がロッ
クされたままの状態おいてロックレバーを押すと、軸杆
と共に挾着盤が自動的に上動し、また軸杆を押し下げる
と自動的にロックされるからである。
【0021】また、パイプ外径の相違等により、軸杆の
微調整が必要な場合には、作業台に対する腕杆のロック
状態のままで、ハンドルの回転操作によるネジ運動によ
って微調整ができるので、この場合であってもパイプを
確実に挾着固定させることができる。
【0022】また、作業台に対する腕杆のロック機構に
おいて、操作ハンドルはロック部材に対し着脱可能とな
っているから、運搬時点においては操作ハンドルを取り
外せば邪魔にならず運搬、取り扱いが容易になる。
【0023】更に、腕杆自由端における作業台との対接
平坦部にバネ部材が弾装されているから、腕杆のロック
歯とロックレバーのラチエット爪部とのかみ合いに差が
生じても、該バネ部材によってそのかみ合い差は吸収さ
れるので、作業台に対し腕杆を確実にロックさせること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を断面し、かつ一部を省略して示す全体の
正面図である。
【図2】腕杆の枢着状態を示す部分的拡大断面図であ
る。
【図3】パイプの挾着機構を示す拡大断面図である。
【図4】パイプ挾着機構の一部構成部材の分解斜視図で
ある。
【図5】パイプ挾着機構における筒状軸の部分的側面図
である。
【図6】図5における拡大縦断面図である。
【図7】筒状軸と軸杆との関係を示す横断面図である。
【図8】作業台に対する腕杆のロック機構を示す一部断
面図である。
【図9】図8における一部分を示す拡大断面図である。
【図10】図9における平面図である。
【図11】操作レバーの枢着状態を示す断面図である。
【図12】操作レバーと作動杆との連結状態を示す一部
省略の平面図である。
【図13】図8のA−A線に沿った断面図である。
【図14】ロック部材に対する操作ハンドルの着脱状態
を示す平面的説明図である。
【図15】ロック機構における一部構成部材の動作状態
を示す拡大断面図であ。
【符号の説明】
10 作業台 11 パイプ載置部 12 枢着部 14 あご部 20 腕杆 21、23 垂直部 22 枢着部 24 平坦部 25 自由端円弧状部 26 ロック歯 27 上辺部 28 縦方向貫通穴 30 パイプ挾着機構 31 箱型軸承 34 筒状軸 35 ロック歯 36 軸杆 37、38 ネジ部 40 パイプ挾着盤 41 パイプ挾着部 44 ロックレバー 45 垂直部 46 ラチエット爪部 48 バネ部材 49、50 スプリング受 51 スプリング 60 ロック部材 61 ロック部材 64 あご部 65 円弧状凹陥部 66 貫通穴 67 枢着部 68 ロックレバー 69 ラチエット爪部 70 枢着部 71 バネ部材 72 操作ハンドル 73 L形切欠ピン受溝 76 ピン 77 開口部 78 取付板 79 枢着部 80 操作レバー 81 操作レバー自由端 82 作動杆 83 作動杆先端部 84 連結部 85 作動杆ガイド部材 86 ガイド孔 88、89 スプリング 90 バネ部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ載置部と外向きあご部を有する作
    業台と、該作業台にその作業台にその一端部が枢着さ
    れ、かつその自由端の円弧状部外周端而にロック歯が設
    けられた略倒U字形の腕杆と、該腕杆に昇降可能に設け
    られたパイプ挾着機構と、前記腕杆の自由端円弧状部に
    設けられた前記作業台に対する腕杆のロック機構とを備
    え、前記パイプ挾着機構は、前記腕杆の上辺部中央縦方
    向貫通穴内に嵌着固定された箱型軸承と、該軸承内に上
    下動可能に設けられ、かつその少なくとも一側縦の部分
    にロック歯が設けられた断面四角形の筒状軸と、該筒状
    軸内を挿通して一体的に設けられると共に、その上端に
    はハンドルが下端にはパプ挾着盤がそれぞれ設けられた
    軸杆と、前記箱型軸承内において枢着され、その下端ラ
    チエット爪部が前記筒状軸のロック歯と係合してその係
    合状態がバネ部材により保持せられると共に、箱型軸承
    より上方に突出の垂直部が簡状軸の径方向に押圧される
    ことによってラチエット爪部とロック歯との係合が外さ
    れるようにされたロックレバーと、前記筒状軸の上部に
    巻装弾持されて該筒状軸と一体的の軸杆を絶えず上方に
    牽引しているスプリングとを含み、前記作業台に対する
    腕杆のロック機構は、前記作業台のあご部に係合するあ
    ご部を有し、かつその略円弧状の凹陥部内において前記
    腕杆の自由端に枢着されたロック部材と、該ロック部材
    の凹陥部内に枢着され、そのラチエット爪部が前記腕杆
    自由端のロック歯と係合し、かつその係合状態がバネ部
    材により保持せられるようにされたロックレバーと、前
    記ロック部材の基部に取り外し可能に取り付けられた中
    空状の操作ハンドルと、該操作ハンドルの開口部を介
    し、かつその折曲部がハンドルに突設の取付板に枢着さ
    れた略く字状の操作レバーと、該操作レバーのハンドル
    内における自由端部にその後端部が連結されると共に、
    その先端部が前記ロック部材の中心貫通穴を介して凹陥
    部内のロックレバー下端に当接せられ、該ロックレバー
    を押し動かすことによりそのラチエット爪部とロック歯
    との係合が外せるようにされた作動杆と、前記操作レバ
    ーの自由先端部と操作ハンドル内の後端との間に弾装さ
    れたスプリングとを含む構成を特徴とするパイプ万力。
  2. 【請求項2】 前記パイプ挾着機構における筒状軸の下
    部内周壁にネジ部が設けられると共に、該ネジ部と螺合
    するネジ部が軸杆下部に設けられ、これらネジ部の螺合
    によって軸杆の上下動が微調整可能とされた請求項1の
    パイプ万力、
  3. 【請求項3】 前記ロック機構において、ロック部材の
    基部にピンが突設されると共に、操作ハンドルの挿着開
    口側に軸方向溝部と径方向溝部とからなるL字形の切欠
    ピン受溝が設けられ、該切欠ピン受溝とピンとの係合、
    解除によりロック部材に対し操作ハンドルが着脱可能と
    なっている請求項1のパイプ万力。
  4. 【請求項4】 前記ロック機構において、操作ハンドル
    内にドーナツ状ガイド部材が圧入固装され、該ガイド部
    材のガイド穴を介して作動杆が軸方向に往復動可能とな
    っている請求項1のパイプ万力。
  5. 【請求項5】 前記腕杆の自由端部における前記作業台
    との対接面にバネ部材が弾装された請求項1のパイプ万
    力。
  6. 【請求項6】 前記パイプ挾着機構におけるロックレバ
    ーの枢着軸と前記ロック機構におけるロック部材の突設
    ピンとの間にスプリングが弾装された請求項1のパイプ
    万力。
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