JPH0638Y2 - ジヤ−ポツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は内容器内に収容した液体を加熱及び保温し、か
つ、内容器内の溶液を吐出する連通管及び前記内容器内
の推量確認用の水量ゲージを備えたジャーポットに関す
るものである。

従来の技術 従来のこの種のジャーポットを第３図に示す。１は外枠
で、この外枠１内に有底筒状の内容器３を設けるととも
に上部にエアーポンプ等を備えた蓋２を設けている。４
は発熱体で前記液体を加熱、及び保温するものであり、
前記内容器３の下部に取付けている。５は前記内容器３
と外部とを連通する透明な連通管で、前記外枠１に設け
た透孔８と内容器３間に位置する如く設けてある。また
連通管５の一部の格子縞状のパターン７が印刷されてい
る。

そのため内容器３内の液体を前記連通管５を会して外部
に吐出する時、前記透孔８を介して見える連通管５内の
前記パターン７によって内容器３内の水量を確認してい
た。

考案が解決しようとする問題点 しかるに、かかる構成のものにあっては、連通管５が水
量ゲージと吐出感を兼用しているため部品点数の削減は
計られているものの、例えば、連通管５内部の湯が長時
間放置された場合内容器３内部の湯よりもかなり低い温
度となるため、内容器３より出湯した一杯目の湯の温度
がぬるいという問題があった。

問題点を解決するための手段 本考案は、上記の問題点を解決するためになされたもの
であり、内容器内の液体を外部に吐出する連通管に外部
から可視可能にして、かつ、ある種のパターンを有する
面状発熱体を設けたものである。

作用 このようにすることによって、連通管に設けられた面状
発熱体は水量ゲージの役目を果たすのみならず、連通管
内の湯を加熱する。

実施例 以下、本考案の一実施例を図面に従って説明する。

実施例の構成を示す第１図及び第２図において、第３図
と同一番号を付した部分は共通部分なので説明を省略す
る。

図において６は面状発熱体で、前記連通管の内容器３側
に設けてあり、例えば、格子状のパターンを有するもの
である。９はボトムで外枠１の下部に取付けられてい
る。

次に、本実施例の動作について述べる。

以上の如く構成されたジャーポットにおいて、発熱体
４、及び面状発熱体６に通電されると、内容器３内部及
び連通管５内部の液体が加熱される。

この液体が熱くなったところで蓋２を押圧操作して内容
器３内の湯を外部に吐出する。

この時、連通管５内の液体は前記面状発熱体６によって
加熱されて内容器３内の湯とほぼ同温度になっているの
で、前記の吐出された湯は最初の一杯目から熱い。

また、面状発熱体６は前記透孔８を介して可視可能なた
め水量ゲージの役目の果たし、内容器３内の湯量の確認
を正確にする。

考案の効果 以上、本考案によれば、内容器内の液体を外部に吐出す
る連通管に、ある種のパターンを有する面状発熱体を設
けたので、内容器内からの湯の吐出時、最初に一杯目か
ら熱い湯を得られるとともに、前記発熱体は水量ゲージ
の役目も果たすため、部品点数の削減も図れるジャーポ
ットを提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例によるジャーポットの概略断
面図、第２図は同面状発熱体の要部斜視図、第３図は従
来のジャーポットの概略断面図である。 １…外枠、 ３…内容器、 ４…発熱体 ５…連通管、６…面状発熱体、８…透孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】透孔(8)を備えた外枠(1)内に液体を収容す
   る有底筒状の内容器(3)を設け、この内容器(3)の外底部
   に前記液体を加熱及び保温する発熱体(4)を取付け、一
   方、外枠(1)と内容器(3)間に、前記透孔(8)と対応し、
   かつ、前記液体を外部に吐出する透明な連通管(5)を設
   け、更にこの連通管(5)に、ある種のパターンを有する
   面状発熱体(6)を設けたことを特徴とするジャーポッ
   ト。