JPH0638719B2 - 発電機解列準備制御方法 - Google Patents

発電機解列準備制御方法

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JPH0638719B2
JPH0638719B2 JP61080459A JP8045986A JPH0638719B2 JP H0638719 B2 JPH0638719 B2 JP H0638719B2 JP 61080459 A JP61080459 A JP 61080459A JP 8045986 A JP8045986 A JP 8045986A JP H0638719 B2 JPH0638719 B2 JP H0638719B2
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turbine
speed
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信之 森
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、発電プラントの停止操作過程の1つとして、
発電機負荷を減少させ、解列負荷まで下降したところで
発電機遮断器を開放し、系統との切り離しを行なう発電
機解列操作において、その準備操作としての発電機負荷
下降操作を安定に行なえるようにした発電機解列準備制
御方法に関する。
(従来の技術) 火力や原子力等の発電プラントにおける発電機駆動用タ
ービンの制御は、通常、電気油圧式タービン制御装置
(以下EHCという)により行なっている。つまり、E
HCはタービン入口にある蒸気加減弁(以下CVとい
う)及び中間加減弁(IV)さらにタービンバイパス弁
(BPV)の開度を制御することにより、ボイラ或いは
原子炉からの蒸気圧力を一定に制御(圧力制御)しつ
つ、CVの開度を変えてタービンへの流入蒸気量を加減
してタービン速度を制御(速度制御)して、発電機の負
荷電流の制御(負荷制御)を行なう。以下、第3図の制
御ブロック図により従来のEHCによるタービン制御の
概要を説明する。
圧力制御系Iは、主蒸気圧力センサ24にて検出した主
蒸気圧力信号と、EHC制御盤の主蒸気圧力設定器26
からの圧力設定身号との偏差信号25に、ゲイン(圧力
調定率と呼ばれる定数の逆数)27を掛けた圧力誤差信
号11を、CV開度要求信号として出力する。
速度制御系IIは、タービン速度センサ28にて検出した
タービン速度信号29と速度設定器30からの速度設定
信号との偏差を求めた速度偏差信号36と、タービン速
度信号29を微分器31に通して求めた加速度信号33
と加速度設定32からの加速度設定信号との偏差を積分
器34で積分した加速度偏差信号35とを、低値優先回
路(以下LVGという)37に入力して両信号35,3
6の内低いレベルをもつ方を選択してLVG出力信号3
8とし、このLVG出力信号38にゲイン(速度調定率
と呼ばれる定数の逆数)39を掛けて速度誤差信号7と
して出力する。
また、負荷制御系IIIは、蒸気の速度誤差信号7に、負
荷設定器(以下、LRという)6で設定した負荷設定信
号(以下、LR信号という)8を加えて、この信号をC
V開度要求信号9として出力する。
そして、圧力制御系IからのCV開度要求信号としての
圧力誤差信号11と、速度制御系II及び負荷制御系III
からのCV開度要求信号9とは、低値優先回路(以下L
VGという)4に入力される。さらに、LVG4には、
負荷制限器2からの負荷制限信号5及び最大流量制限器
40からの最大流量制限信号41が入力される。これら
LVG4の入力信号は、その内最も低いレベルの信号が
選択されて、CV流量信号10としてCV14の開度制
御に用いられる。
発電機が並列つまり系統に接続されて電力を供給する状
態になる前は、タービンバイパス弁が開かれており、こ
の状態においては、圧力誤差信号11とCV開度要求信
号9とのレベルを比較すると、CV開度要求信号9の方
が低いため、タービン速度の変動とLR信号8とによっ
てCV14の開度が制御される。発電機が並列すると、
タービン速度は系統周波数で決定されるので、専らLR
信号8の上昇によりCV14が開かれ発電機負荷が上昇
する負荷制御状態となる。さらにLR信号8を上昇させ
て行くと、CV開度要求信号9が圧力誤差信号11より
大きくなり、タービンバイパス弁は全閉となって、圧力
制御系Iのみが作用する圧力制御状態へ移行する。通常
運転中はこの圧力制御状態であり、タービン速度に少々
の変動があってもCV開度は影響されない。
次に、プラント停止操作に入ると、ボイラ又は原子炉の
出力が減じられるため、これに伴い発電機負荷も減少し
て行く。この間、LR信号8は、実負荷に対し少し高い
位置例えば+10%の位置で自動追従(トラッキング)
し、負荷制限号5は定格負荷の例えば110%の位置、
最大流量制限信号41は定格流量の例えば115%の位
置に保持される。
その後、負荷が定格の約10%まで降下すると、LR6
を手動(又は計算機)モードに切り替え、発電機解列準
備として、負荷の下降操作に入る。その様子を第4図に
示す。
まず、負荷15が10%(図中17で示す負荷)となっ
たら、LR6をトラッキングモードから手動モードに移
し、手動操作にてLR信号8の値を降下させる(時点1
9)。LR信号8は実負荷15に対し+10%の位置に
あるため、これを下げてもすぐにはCV開度に影響が出
ない。LR信号8が徐々に下がって来て、これによりC
V開度要求信号9のレベルが降下して、圧力誤差信号1
1より低くなると、CV流量信号10は圧力誤差信号1
1からCV開度要求信号9に替わり、同時にタービンバ
イパス弁が開いて(バイパス弁開度16として図示す
る)、負荷15が減少し始める(時点20)。
以後、LR信号8を下げるに伴い、負荷15も降下し、
同時にバイパス弁が開いてくる。この操作は、負荷15
が定格の約2〜3%(解列負荷18という)になるまで
継続して行なわれる。負荷15が解列負荷18となった
ところで、LR信号8の降下を停止し(時点21)、そ
の後発電機遮断器を開放して発電機と系統とを切り離す
(時点22)。尚、この間、負荷制限信号5は定格11
0%の高い位置にあるため、CV流量信号10には全く
関係しない。
(発明が解決しようとする問題点) 上記説明のように、通常運転中の圧力制御状態において
は、系統周波数の変動等によりタービン速度が少々変動
しても、CV開度には影響を及ぼさない。しかし、プラ
ント停止のための発電機解列準備操作に入ると、第4図
の時点20において負荷設定信号8の低下のためにCV
開度要求信号9が圧力偏差信号11よりも低くなった後
は、圧力制御に代って速度制御及び負荷制御がCV開度
を支配するため、系統周波数の変動等が直接CV開度に
影響を与えることになる。この場合、負荷15が比較的
大きい間はあまり問題が無いが、解列負荷18付近とな
ると危険度が増して来る。例えば、解列負荷18付近で
系統周波数が何らかの原因で上昇した場合を想定する
と、これに伴いタービン速度が上昇するので、速度偏差
信号36がマイナス側に発生し(通常は0)、故にCV
開度要求信号9が減少してCV開度が狭められ負荷が低
下する。最悪の場合には、CV14は全閉となって、発
電機モータリング状態(系統側により発電機が電動機駆
動される状態)となり、発電機トリップに致る虞れがあ
る。発電機は通常に解列させることが望ましく、トリッ
プ回路動作による解列は極力避けなくてはならない。
かかる問題点に鑑み本発明はなされたもので、発電プラ
ントの発電機解列準備操作において、タービン制御装置
を介して行なう発電機負荷の下降操作を、系統周波数の
変動等の影響を受けることなく安定して行なうことを可
能とする発電機解列準備制御方法を提供することを目的
とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) そこで本発明は、発電プラントにおける発電機の解列準
備装置において、タービン制御装置の負荷制限器の出力
信号をこれが最も低いレベルの信号になるように下降さ
せることによって、負荷制限器により発電機負荷の下降
操作を行なうようにしたものである。
(作用) 負荷制限器の出力信号レベルをこれが最低レベルの信号
になるように下降させることによって、タービン制御装
置は負荷制御器のみに従ってタービンの流入蒸気量を減
少させて負荷を下降させて行くことになる。従って、タ
ービン制御装置の速度制御系は負荷下降操作に何ら作用
せず、よって系統周波数変動等によるタービン速度の少
々の変動は負荷下降に全く影響を及ぼさない。
(実施例) 以下、実施例により本発明を説明する。
第1図は本発明の一実施例の要部を示す制御ブロック図
で、計算機自動制御により負荷下降を行なう場合の一実
施例を示す。
同図において、圧力誤差信号11及び速度誤差信号7は
第3図のそれと同一の信号である。プロセス計算機1
は、負荷制限器(以下、LLという)2に対し、負荷制
限下げ指令(以下、LL下げ指令という)3を出力す
る。因みに、前記した従来方法では、下げ指令はLR6
に対して出力されていた。同時に計算機1は、LL2か
ら負荷制限フィードバック信号13を入力してLL2の
追従状態を監視し、また発電機負荷フィードバック信号
12をを入力して負荷の制御状態のチェックを行なう。
LL2は、LL下げ指令3に応じたレベルの負荷制限信
号(以下LL信号という)5をLVG4に出力する。
LR6から出力されたLR信号8は、LVG4からのC
V流量信号10にあるレベル例えば定格の10%を加算
した信号と比較され、その偏差信号がLR6にフィード
バック入力される。LR6は、上記偏差信号が零になる
ように、LR信号8をCV流量信号10に対して+10
%のレベルに追従制御する。このようにしてCV流量信
号10より常に高いレベルに制御されたLR信号8は、
速度誤差信号7と加え合わされ、この加算信号がCV開
度要求信号9としてLVG4に入力される。
LVG4は、入力された圧力誤差信号11、LL信号5
及びCV開度要求信号9のうち最もレベルの低い信号を
選択して、これをCV流量信号10としてCV14の開
度制御に用いる。その際、CV開度要求信号9は、その
一部を構成するLR信号8が上記のようにCV流量信号
10より10%だけ高いレベルにあるため、系統周波数
の変動等により速度誤差信号7が定格10%以内の微小
変動をしても、CV流量信号10より高いレベルに保た
れ、従ってLVG4によって上に阻止され、少々の速度
変動はCV開度に影響を与えないことになる。
次に、上記構成による解列準備としての負荷下降操作を
第2図により説明する。
この操作の開始時点における負荷や各種設定値等のプロ
セス量は、従来同様であり第4図の状態と等しい。
従来と同様に負荷15が定格の約10%(図中17で示
す負荷)にまで低下したところで、計算機1による負荷
下降操作を開始する(時点19)。まず、計算機1はL
L2にLL下げ指令3を出力して、定格110%位置に
あったLL信号5を下降させる。この開始時点では、ま
だLL信号5は圧力誤差信号11に比較して十分に大き
な位置にあるため、CV開度には全く影響しない。従っ
て、計算機1はかなり大きな変化率でLL信号5を降下
させて行く。
LL信号5が負荷15の付近までくると、計算機1は少
し緩やかな変化率に切り替える(時点42)。LL信号
5が更に下降し、圧力誤差信号11よりも小さくなる
と、CV流量信号10は圧力誤差信号11からLL信号
5に切り替わり、LL信号5の下降と共に負荷15の下
降が開始する(時点20)。これと同時に、タービンバ
イパス弁が開く(バイパス弁開度16として図示す
る)。一方、CV開度要求信号は、LR信号8が自動ト
ラッキングモードでCV流量信号10つまりLL信号5
より10%高いレベルにトラッキングしているため、系
統周波数の変動等によるタービン速度の少々の変動では
LL信号5を下回ることは殆んど無い。従って、CV開
度はLL信号5のみによって制御され、発電機負荷15
はタービン速度変動に影響されずにLL信号5のみに従
って安定に下降する。
さらに負荷15が下降し、解列負荷18(定格負荷の2
〜3%)に達すると、解列準備操作が完了しLL信号5
の下降は停止される(時点21)。この状態において
も、CV開度はLL信号5のみで制御されるため、全く
安定した状態で負荷が保持される。この状態において、
手動にて発電機遮断器を開放し、解列操作が完了する
(時点22)。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、発電機解列準備
操作において、タービン制御装置の負荷制限器の出力レ
ベルを下降させることによって負荷制限器のみで発電機
負荷の下降操作を行なうようにしているので、系統周波
数変動等に起因するタービン速度変動の影響を受けるこ
となく安定に負荷下降が行なえ、解列負荷到達後も安定
に負荷を保持することができ、従って本操作に伴う発電
機モータリングによる発電機トリップ事故が防止でき、
タービン制御の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の要部を示す制御ブロック
図、第2図は同実施例による各プロセス量の変化を示す
タイムチャート、第3図は従来の解列準備制御方法の概
要を示す制御ブロック図、第4図は同従来方法による各
プロセス量の変化を示すタイムチャートである。 I……圧力制御系、II……速度制御系、III……負荷制
御系、1……プロセス計算機、2……負荷制限器(L
L)、3……負荷制限(LL)下げ指令、4……低値優
先回路(LVG)、5……負荷制限(LL)信号、6…
…負荷設定器(LR)、7……速度誤差信号、8……負
荷設定(LR)信号、9……CV開度要求信号、10…
…CV流量信号、11……圧力誤差信号、12……発電
機負荷フィードバック信号、13……負荷制限フィード
バック信号、14……蒸気加減弁(CV)、15……発
電機負荷。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発電プラントのタービン速度を制御するた
    めの速度制御系、この速度制御系からの信号を受けて発
    電機負荷を制御するための負荷設定器及び前記速度制御
    系とは独立して発電機負荷を制限するための負荷制限器
    とを備え、これらのうちタービンの流入蒸気量を最も少
    なく制御せんとするものに従って前記流入蒸気量を制御
    するように構成された電気油圧式タービン制御装置を用
    いて、発電機の解列準備操作としての発電機負荷の下降
    操作を行なう発電機解列準備制御方法において、発電機
    の定格出力の略10%を超える範囲では前記負荷下降を
    前記負荷設定器で制御し、発電機の定格出力の略10%
    以下の範囲では前記負荷下降を前記負荷制限器で制御す
    ることを特徴とする発電機解列準備制御方法。
JP61080459A 1986-04-08 1986-04-08 発電機解列準備制御方法 Expired - Lifetime JPH0638719B2 (ja)

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JPS62236397A JPS62236397A (ja) 1987-10-16
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5740399A (en) * 1980-08-21 1982-03-05 Toshiba Corp Controller for load
JPS5851799A (ja) * 1981-09-24 1983-03-26 Hitachi Ltd タ−ビン発電機の出力減少装置

Patent Citations (2)

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