JPH0638434A - キャンドモータポンプ - Google Patents

キャンドモータポンプ

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JPH0638434A
JPH0638434A JP20851892A JP20851892A JPH0638434A JP H0638434 A JPH0638434 A JP H0638434A JP 20851892 A JP20851892 A JP 20851892A JP 20851892 A JP20851892 A JP 20851892A JP H0638434 A JPH0638434 A JP H0638434A
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JP
Japan
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bearing
impeller
pressure
thrust
space formed
Prior art date
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Pending
Application number
JP20851892A
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English (en)
Inventor
Yukio Toyama
幸雄 外山
Shinobu Ishizuka
忍 石塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸受摺動部、特にアキシャル軸受の摺動部の
摩耗を除去できるキャンドモータポンプを提供するこ
と。 【構成】 アキシャル軸受を反羽根車7側のエンドカバ
ー3に固定された軸受リティナ2と主軸25に固定され
たセルフバランス用のスラストディスク1で構成し、モ
ータロータ4と反羽根車側のラジアル軸受6とが形成す
る空間に高圧の液を導入すると共に、モータロータ4と
羽根車側5の軸受との空間に羽根車7とケーシングカバ
ー20とが形成する空間を経て羽根車7を通過した液を
導入し、且つスラストディスク1とエンドカバー3とが
形成する空間及びモータロータ4と羽根車側の軸受5と
の空間が低圧になるような圧力逃がし手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はキャンドモータポンプに
関し、軸受の長寿命化を図ったキャンドモータポンプに
関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、この種のキャンドモータポンプの軸
受には、滑り軸受が使われている。この滑り軸受の材料
として、通常、回転側に金属、固定側にカーボンが使わ
れている。図3は従来のこの種のキャンドモータポンプ
の構造を示す図である。
【0003】従来のキャンドモータポンプは図3に示す
ように、モータロータ4の両側、即ち羽根車7側及び該
羽根車7の反対側に軸受部材5及び6が配置され、該軸
受部材5及び6の端部に摺接するスラスト板15及び1
6が主軸25に固定されている。ポンプ等から発生する
スラストはその方向によりラジアルスラストとアキシャ
ルスラストとに分けられる。ラジアルスラストは、軸受
部材5と軸スリーブ8で構成されるラジアル軸受及び軸
受部材6と軸スリーブ9で構成されるラジアル軸受で受
ける。また、アキシャルスラストは、軸受部材5とスラ
スト板15で構成されるアキシャル軸受及び軸受部材6
とスラスト板16で構成されるアキシャル軸受で受け
る。なお、図3において、4’はモータステータであ
り、該モータステータ4’はモータケーシング27とキ
ャン28とが形成する空間に密封されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成のキャンドモータポンプにおいて、運転中には回
転側である軸スリーブ8及び9とスラスト板15及び1
6が、固定側である軸受部材5及び6に接触し合いなが
ら回転するために、主に軸受部材5及び6が摩耗すると
いう欠点がある。
【0005】ラジアルスラストとアキシャルスラストの
大きさは共に、ポンプの運転点に依存する。ラジアルス
ラストはポンプの運転点が変わらない限り一定である。
一方、アキシャルスラストはポンプの運転点が変わらな
くとも、それぞれの部品の面に作用する圧力の大きさに
も依存する。
【0006】軸受の潤滑とキャンドモータの冷却を目的
として、循環させる高圧部であるポンプの吐出し口24
から導かれた液は、オリフィス22を含む配管14を通
って軸受カバー17の内部に入り、キャンドモータ内を
通り、低圧部であるポンプの吸込み部へと流れる。従っ
て、ポンプ運転中の圧力の大きさの関係は、吐出し口2
4の圧力をP1、軸受カバー17内の圧力をP2、キャ
ンドモータ内の反羽根車側の圧力をP3、キャンドモー
タ内の羽根車側の圧力をP4、ポンプのバランスホール
7aの近傍の圧力をP5、吸込口23の圧力をP6とす
ると、 P1>P2>P3>P4>P5>P6 となっている。
【0007】このときのアキシャルスラストは、止め板
18及び止めボルト19、スラスト板16、モータロー
タ4、スラスト板15にそれぞれ作用し、それらは全て
ポンプの吸込口23の方向に作用している。従って、回
転体はポンプの吸込口23の方向に押されるので、アキ
シャルスラストの全てを羽根車7の側の軸受部材5とス
ラスト板15とで受けている。
【0008】ポンプ運転点が変わらないとき、吐出し口
24の圧力P1は一定であり、且つポンプのバランスホ
ール7aの近傍の圧力P5は羽根車7にバランスホール
7aを設けいるので、ほぼ吸込圧力に等しいことから、
アキシャルスラストの大きさは、ほぼ軸受カバー17内
の圧力P2の大きさによって決まる。運転時間の経過に
ともなって、オリフィス22の摩耗により穴が大きくな
って、オリフィス22部分の損失が減少し、圧力P2は
次第に大きくなる。長い時間の運転を考えたとき、ラジ
アルスラストはポンプの運転点が変わらない限り一定で
ある反面、アキシャルスラストは増大していく。このこ
とによって、アキシャルスラストを受ける軸受5とスラ
スト板15との面圧も更に増えてこれらの摩耗を促進さ
せるという欠点がある。
【0009】また、キャンドモータポンプ内の主に軸受
の摺動部に発生する摺動熱のために、その箇所の液温度
が本液の温度(吐出し口24部分の液温)よりも高くな
る。軸受の潤滑とキャンドモータの冷却を目的として潤
滑している液は、軸受カバー17内から軸受部材6の内
周面と軸スリーブ9の外周面の間を通り、モータロータ
4の外周面を経て軸受部材5の内周面と軸スリーブ8の
外周面の間に達し、更に羽根車7のバランスホール7a
を通って吸込口23に達する。このとき液の温度は、軸
受部材6の内周面で少し上昇し、モータロータ4の外周
面を通過時にさらに上昇し、軸受部材5の内周面でもっ
と高くなる。
【0010】このような状態において、特に飽和蒸気圧
力の高い液体、例えばハイドロカーボン類を扱う場合に
は、例えば水などのように飽和蒸気圧力の低い液体と比
較して、特に軸受部材5の内周面の摺動部において部分
的に蒸気の状態になりやすく、軸受の潤滑不良となって
短時間のうちに軸受の異常摩耗を誘発して運転が不能に
なったり、その蒸気が吸込部に戻るために羽根車7の入
口において、キャビテーションを起こすなどの致命的な
欠点があった。
【0011】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、上記欠点のうち軸受摺動部、特にアキシャル軸受の
摺動部の摩耗を除去できるキャンドモータポンプを提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、キャンドモータポンプにおいて、アキシャル
軸受を反羽根車側のエンドカバーに固定された軸受リテ
ィナと主軸に固定されたセルフバランス用のスラストデ
ィスクで構成し、モータロータと反羽根車側のラジアル
軸受とが形成する空間に高圧の液を導入すると共に、モ
ータロータと羽根車側の軸受との空間に羽根車とケーシ
ングカバーとが形成する空間を経て羽根車を通過した液
を導入し、且つスラストディスクとエンドカバーとが形
成する空間及びモータロータと羽根車側の軸受とが形成
する空間が低圧になるような圧力逃がし手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0013】また、羽根車とケーシングカバーとが形成
する空間からモータロータと羽根車側の軸受との空間に
導く液は、該羽根車とケーシングカバーの間に形成され
た絞り部を通して導かれることを特徴とする。
【0014】
【作用】上記のようにスラストディスクを軸受リティナ
とエンドカバーとが構成する空間に配置し、モータロー
タと反羽根車側の軸受との空間に高圧の液を導入すると
共に、モータロータと羽根車側の軸受との空間に羽根車
とケーシングカバーとが形成する空間を経て羽根車を通
過した液を導入し、スラストディスクとエンドカバーと
が形成する空間及びモータロータと羽根車側の軸受との
空間が低圧になるような圧力逃がし手段を設けることに
より、後に詳述するように回転体に加わるアキシャルス
ラストを完全にバランスさせることができ、スラストデ
ィスクと軸受リティナとの間の隙間SをS>0とするこ
とができるから、スラストディスクと軸受リティナとは
完全に非接触にできる。
【0015】また、羽根車とケーシングカバーとが形成
する空間に導く液を該羽根車とケーシングカバーの間に
形成された絞り部を通して導くことにより、この空間の
圧力をより低圧にでき、スラストディスクで受けるべき
スラストを軽減できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明のキャンドモータポンプの構造を示
す断面図である。図1において、図3と同一符号を付し
た部分は同一又は相当部分を示す。なお、他の図面にお
いても同様とする。2は軸受リティナであり、該軸受リ
ティナ2は羽根車7の反対側のエンドカバー3に固定さ
れている。1はセルフバランス用のスラストディスクで
あり、該スラストディスク1は主軸25に止め板18を
介在させて止めボルト19で締め付け固定されている。
このスラストディスク1と軸受リティナ2でアキシャル
軸受を構成する。また、エンドカバー3とスラストディ
スク1とが形成する空間及びモータロータ4と軸受部材
5とケーシングカバー20とが形成する空間は配管11
で低圧側に導かれている。
【0017】上記構造のキャンドモータポンプにおい
て、高圧の液はポンプの吐出し口24の部分から配管1
0で導入する。この液は軸受の潤滑とキャンドモータの
冷却にも使われる。ここで、各部の圧力の大小関係をみ
る。吐出し口24の圧力P1は他のどの部分の圧力より
高い。また、エンドカバー3内の圧力Pbは配管11で
低圧側に導かれているため、他のどの圧力よりも低い。
吐出し口24の圧力P1とキャンドモータ内の反羽根車
7側の圧力P3との間にはオリフィス部aの圧力損失が
あるため、P1>P3となる。前記圧力P3とキャンド
モータ内の羽根車7側の圧力P4との間には、モータロ
ータ4の外周部の圧力損失があるため、P3>P4とな
る。
【0018】前記圧力P3とスラストディスク1と軸受
リティナ2とが形成する空間の圧力Pfの間には軸スリ
ーブ9と軸受部材6及び軸スリーブ9と軸受リティナ2
との摺動部にそれぞれ圧力損失があるため、P3>Pf
となる。圧力Pfと圧力Pbとの間には、スラストディ
スク1と軸受リティナ2との隙間Sにおける圧力損失が
あるために、Pf>Pbとなる。圧力P1は羽根車7の
出口を通過した液がポンプの吐出しボリュートを通過し
て充分減速され圧力が上がった箇所の圧力であるのに対
し、ケーシングカバー20と羽根車7とが形成する空間
の圧力P5は羽根車7の出口直後の圧力であるから、圧
力P1ほど圧力が上がっていなく、P1>P5である。
【0019】また、ケーシングカバー20と羽根車7と
が形成する空間から軸受部材5の内周面と軸スリーブ8
の外周面の間を液が通過するためには、P5>P4とな
ることが必要であるので、モータロータ4と軸受部材5
とケーシングカバー20とが形成する空間を配管11に
連通させるための穴21の圧力損失を小さくするため
に、穴21の断面積は大きくする。そうすることによっ
て圧力P4は充分小さくなり低圧部の圧力に近くなっ
て、P5>P4となる。
【0020】上述した圧力関係から、液の流れは、ポン
プの吐出し口24の部分から配管10を通った後、2経
路となる。第1の経路はモータロータ4の外周部を流
れ、羽根車7とケーシングカバー20との空間から羽根
車7側の軸受部材5の内周面と軸スリーブ8の外周面と
の間を通過した液と合流し、合流後の液が穴21を通
り、配管11を通って低圧部へ導かれる経路である。第
2の経路は軸受部材6の内周面と軸スリーブ9の外周面
の間を通り、軸受リティナ2と軸スリーブ9のとの摺動
部の隙間を通り、スラストディスク1を経て、スラスト
ディスク1とエンドカバー3の空間に導かれる経路であ
る。
【0021】この2経路の圧力関係は、それぞれ第1の
経路はP1>P3>P4、且つP1>P5>P4>Pb
であり、第2の経路はP1>P3>Pf>Pbとなって
いる。この状態におけるアキシャルスラストは第1の経
路では、主にモータロータ4及び羽根車7側の軸受部材
5と羽根車7との空間の圧力P5とポンプの吸込口23
の部分の圧力P6との差圧によって羽根車7のケーシン
グカバー20側の面に作用し、そのアキシャルスラスト
の総和をT1とする。また、第2の経路では、主にスラ
ストディスク1と止め板18及び止めボルト19に作用
し、それらのアキシャルスラストの総和をT2とする。
スラストT2の大きさは主にスラストディスク1と軸受
リティナ2との摺動面どうしの隙間Sに依存する。アキ
シャルスラストT1とアキシャルスラストT2は互いに
全く正反対の方向に作用する。
【0022】T1>T2の場合には、回転体はより吸込
口23側へ押され、スラストディスク1と軸受リティナ
2との隙間Sはより小さくなり、スラストディスク1と
軸受リティナ2との摺動面の損失が増える。このため、
スラストディスク1の軸受リティナ2側の面に作用する
圧力Pfは大きくなるが、その背面の圧力Pbは導かれ
た先の圧力、つまり低圧であって一定であるため、アキ
シャルスラストT2は大きくなり、今度は回転体を吸込
口23側とは逆方向へ押し返す。そして、T1<T2と
なるために、隙間Sはより大きくなり、圧力Pfは小さ
くなることになり、回転体は再び吸込口23側に戻され
る。
【0023】ポンプの運転点が決まれば、スラストT1
は一定となり、スラストT1にバランスするスラストT
2になる隙間Sを瞬時のうちに保ってポンプは運転され
る。運転点が変化する場合においても、それぞれのスラ
ストT1にバランスするスラストT2になる隙間Sが瞬
時のうちに確保される。このようにスラストT1の変化
に追随して、自動的にT1=T2となる隙間Sに落ち着
く、所謂セルフバランス機構となる。
【0024】このようなセルフバランス機構を利用し
て、キャンドモータポンプの諸寸法と圧力条件とから、
T1=T2、即ちアキシャルスラストがバランスすると
きの隙間Sを予め計算し、ポンプの想定される全運転流
量範囲において、S>0となるようにスラストディスク
1の外径を決定する。
【0025】軸受の潤滑のための液の流れを見ると、軸
受部材5については羽根車7とケーシングカバー20と
の空間から流れてくる液は、軸受部材5の内周面と軸ス
リーブ8の外周面の間を通り、前記穴21を通って、低
圧部へと導かれる。また、モータロータ4と軸受部材6
との空間から、軸受部材6の内周面と軸スリーブ9の外
周面の間を通り、スラストディスク1と軸受リティナ2
の間の隙間Sを経由して、スラストディスク1とエンド
カバー3との空間に達し、そこから低圧部に導かれる。
【0026】また、モータの冷却のための液の流れは、
モータロータ4の外周を通過した後、穴21を通って、
低圧部へ導かれる。一度軸受の摺動面やモータロータ4
の外周面を通過した液は二度と他の軸受へは流れていく
ことはなく外部に出て行く構造としたため、軸受の摺動
部には常時本液が流れている。
【0027】上記のように本実施例では、アキシャルス
ラストを完全にバランスさせ、しかもアキシャル軸受を
構成するスラストディスク1と軸受リティナ2とは非接
触であるため、軸受の寿命を飛躍的に長くする効果があ
る。また、図3に示す従来構造のキャンドモータポンプ
に比較し、スラスト板が不要となって摺動熱の発生する
摺動箇所が少なくなったことに加え、軸受の摺動部に常
時本液が流れているため、摺動熱により蒸気の発生を防
止でき、異常摩耗がなくなると同時に、摺動部を通過し
た液はポンプ吸込口23の部分に戻らない構造としたの
で、キャビテーションを起こす危険がなくなる。
【0028】図2は本発明のキャンドモータポンプの他
の構造を示す断面図である。図2のキャンドモータポン
プが図1のキャンドモータポンプと相違する点は、図2
においては、羽根車7とケーシングカバー20とにそれ
ぞれ絞り部構成部7b及び20aを設け絞り部26を構
成している点であり、他は図1と全く同じである。図2
において、羽根車7を通過して導かれた液は、この絞り
部26(絞り部構成部7bと20aの間)を通過する
が、その時の圧力の損失によって、ここを通過した後の
圧力P5aは、この絞り部のない図1の該当する圧力P
5より小さくなる。そのため前記第1の経路でのアキシ
ャルスラストの総和T1がより小さくなるため、スラス
トディスク1で受けるべきスラストを軽減でき、スラス
トディスク1の外径を図1のキャンドモータポンプのそ
れより小さくできる。
【0029】なお、図1及び図2に示す構造のキャンド
モータポンプにおいては、高圧の液はいずれもポンプ吐
出し口24の部分から導入したが、これに限定されるも
のではなく、高圧の液は外部から導入してもよいことは
当然である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、下
記のような優れた効果が得られる。 (1)スラストディスクを軸受リティナとエンドカバー
とが構成する空間に配置し、モータロータと反羽根車側
の軸受との空間に高圧の液を導入し、モータロータと羽
根車側の軸受との空間に羽根車とケーシングカバーとが
形成する空間を経て羽根車を通過した液を導入し、スラ
ストディスクとエンドカバーとが形成する空間及びモー
タロータと羽根車側の軸受との空間が低圧になるような
圧力逃がし手段を設けので、上記のように回転体に加わ
るアキシャルスラストを完全にバランスさせることがで
き、スラストディスクと軸受リティナとの間の隙間Sを
S>0とすることができるから、スラストディスクと軸
受リティナとは完全に非接触にできる。
【0031】また、羽根車とケーシングカバーとが形成
する空間に導く液を該羽根車とケーシングカバーの間に
形成された絞り部を通して導くことにより、この空間の
圧力をより低圧にでき、スラストディスクで受けるべき
スラストを軽減でき、スラストディスクの外径をより小
さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャンドモータポンプの構造を示す断
面図である。
【図2】本発明のキャンドモータポンプの他の構造を示
す断面図である。
【図3】従来のこの種のキャンドモータポンプの構造を
示す図である。
【符号の説明】
1 スラストディスク 2 軸受リティナ 3 エンドカバー 4 モータロータ 5 軸受部材 6 軸受部材 7 羽根車 8 軸スリーブ 9 軸スリーブ 10 配管 11 配管 18 止め板 19 止めボルト 20 ケーシングカバー 21 穴 23 吸込口 24 吐出し口 25 主軸 26 絞り部 27 モータケーシング 28 キャン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータロータの羽根車側及び反羽根車側
    の両側にラジアル軸受を配置すると共に、主軸の所定位
    置にアキシャル軸受を配置した構造のキャンドモータポ
    ンプにおいて、 前記アキシャル軸受を反羽根車側のエンドカバーに固定
    された軸受リティナと前記主軸に固定されたセルフバラ
    ンス用のスラストディスクで構成し、 前記モータロータと前記反羽根車側のラジアル軸受とが
    形成する空間に高圧の液を導入すると共に、 前記モータロータと前記羽根車側の軸受との空間に前記
    羽根車とケーシングカバーとが形成する空間を経て前記
    羽根車を通過した液を導入し、 且つ前記スラストディスクと前記エンドカバーとが形成
    する空間及び前記モータロータと前記羽根車側の軸受と
    が形成する空間が低圧になるような圧力逃がし手段を設
    けたことを特徴とするキャンドモータポンプ。
  2. 【請求項2】 前記羽根車と前記ケーシングカバーとが
    形成する空間から前記モータロータと前記羽根車側の軸
    受との空間に導く液は、該羽根車と該ケーシングカバー
    の間に形成された絞り部を通して導かれることを特徴と
    する請求項1記載のキャンドモータポンプ。
JP20851892A 1992-07-13 1992-07-13 キャンドモータポンプ Pending JPH0638434A (ja)

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