JPH0638413A - 電動機 - Google Patents
電動機Info
- Publication number
- JPH0638413A JPH0638413A JP4184943A JP18494392A JPH0638413A JP H0638413 A JPH0638413 A JP H0638413A JP 4184943 A JP4184943 A JP 4184943A JP 18494392 A JP18494392 A JP 18494392A JP H0638413 A JPH0638413 A JP H0638413A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- permanent magnet
- electric motor
- motor
- magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気装荷を向上させ、小型軽量化および高性
能化を実現した電動機を提供する。 【構成】 ティース部を磁性材で、ティース3間のスロ
ットを樹脂磁石等の永久磁石4でほぼ100%満たし、
その内周部材10に非磁性の鋼材を使用し回転子を構成
する。この回転子の採用により、磁気装荷を向上させ高
性能化をはかる。また、回転子の外径を小さくすること
ができ、小型軽量化が可能となる。
能化を実現した電動機を提供する。 【構成】 ティース部を磁性材で、ティース3間のスロ
ットを樹脂磁石等の永久磁石4でほぼ100%満たし、
その内周部材10に非磁性の鋼材を使用し回転子を構成
する。この回転子の採用により、磁気装荷を向上させ高
性能化をはかる。また、回転子の外径を小さくすること
ができ、小型軽量化が可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は隣合うティース部間の空
間(以下スロットという)に永久磁石を有する回転子と
励磁巻線を有する固定子を有し、FA分野等において利
用される電動機に関するものである。
間(以下スロットという)に永久磁石を有する回転子と
励磁巻線を有する固定子を有し、FA分野等において利
用される電動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年FA分野等においては小型軽量化・
高性能化が求められているが、まだ充分に対処できる状
況には至っていない。
高性能化が求められているが、まだ充分に対処できる状
況には至っていない。
【0003】従来FA分野等において採用されている電
動機について図6,図7を用いて説明する。
動機について図6,図7を用いて説明する。
【0004】図中51は固定子であり励磁巻線が巻回さ
れている。52は回転子を示しており、53の積層鉄心
と54の永久磁石により構成されている。55は軸受け
を示しており、回転子52は軸受け55を介し、ブラケ
ット56により回転自在に支持されている。57はセン
サー検出部を示している。
れている。52は回転子を示しており、53の積層鉄心
と54の永久磁石により構成されている。55は軸受け
を示しており、回転子52は軸受け55を介し、ブラケ
ット56により回転自在に支持されている。57はセン
サー検出部を示している。
【0005】このような電動機において、回転子52の
形状は図7に示すように種々のものがある。図中54は
永久磁石であり、図7(a)はリング形、(b)はC形
の永久磁石が積層鉄心53を介し、出力軸を構成する部
材50に固定されている。(C)は積層鉄心のスロット
の中に永久磁石が固定されている。
形状は図7に示すように種々のものがある。図中54は
永久磁石であり、図7(a)はリング形、(b)はC形
の永久磁石が積層鉄心53を介し、出力軸を構成する部
材50に固定されている。(C)は積層鉄心のスロット
の中に永久磁石が固定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成においては、電動機の小型軽量化・高性能化の要求に
対して充分に対処できない。要求を実現するには磁気装
荷あるいは電気装荷を向上させる必要がある。特に磁気
装荷に着目すると従来の方法においては鉄心の磁気飽和
や永久磁石作成上の制約等によりその特性の向上が望め
ない。
成においては、電動機の小型軽量化・高性能化の要求に
対して充分に対処できない。要求を実現するには磁気装
荷あるいは電気装荷を向上させる必要がある。特に磁気
装荷に着目すると従来の方法においては鉄心の磁気飽和
や永久磁石作成上の制約等によりその特性の向上が望め
ない。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、小型
軽量でかつ、適正なコストで特性を向上できる電動機を
提供することを目的としている。
軽量でかつ、適正なコストで特性を向上できる電動機を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、回転子のスロットを樹脂磁石等の成形によ
る作成手段を用いることが可能な永久磁石によりほぼ1
00%に近い状態で均一に満たした回転子を採用するも
のである。
するために、回転子のスロットを樹脂磁石等の成形によ
る作成手段を用いることが可能な永久磁石によりほぼ1
00%に近い状態で均一に満たした回転子を採用するも
のである。
【0009】
【作用】本発明は上記した構成により、電動機における
磁気装荷の向上を容易にはかることができ、特性の向上
が可能になる。
磁気装荷の向上を容易にはかることができ、特性の向上
が可能になる。
【0010】
【実施例】次に本発明の電動機の第一の実施例を図1〜
図4を参照して説明する。
図4を参照して説明する。
【0011】図中1は固定子であり、励磁巻線が巻回さ
れている。2は回転子を示しており、3の積層鉄心と4
の永久磁石にて構成されている。5は軸受けを示し、回
転子2は軸受け5を介し、ブラケット6により回転自在
に支持されている。7はセンサ検出部を示している。
れている。2は回転子を示しており、3の積層鉄心と4
の永久磁石にて構成されている。5は軸受けを示し、回
転子2は軸受け5を介し、ブラケット6により回転自在
に支持されている。7はセンサ検出部を示している。
【0012】回転子2は図4に示すようにティース部を
有する磁性材の積層鉄心3と永久磁石4及び非磁性の鋼
材で構成された内周部材10で構成されており、ティー
ス部間のスロットにはほぼ100%に近い状態で樹脂磁
石等の永久磁石4が満たされている。
有する磁性材の積層鉄心3と永久磁石4及び非磁性の鋼
材で構成された内周部材10で構成されており、ティー
ス部間のスロットにはほぼ100%に近い状態で樹脂磁
石等の永久磁石4が満たされている。
【0013】図2は固定子1と回転子2の径方向におけ
る位置関係を示しており、図3は図2の詳細図である。
図3中のAは磁束の流れを示しており、図3においては
あるひとつのティースに対してとなりあうスロットに満
たされた永久磁石がその起磁力を成していることを示し
ている。
る位置関係を示しており、図3は図2の詳細図である。
図3中のAは磁束の流れを示しており、図3においては
あるひとつのティースに対してとなりあうスロットに満
たされた永久磁石がその起磁力を成していることを示し
ている。
【0014】また、図3中のティース幅寸法Pとティー
スの径方向寸法つまりスロットの径方向寸法Lとの関係
においては、理想的な正弦波の磁束分布を想定した場合
には(P/L)<πを実現しておく必要がある。
スの径方向寸法つまりスロットの径方向寸法Lとの関係
においては、理想的な正弦波の磁束分布を想定した場合
には(P/L)<πを実現しておく必要がある。
【0015】以上のようにすることにより磁気装荷を向
上させることが可能となり、電動機の特性が向上する。
上させることが可能となり、電動機の特性が向上する。
【0016】また、回転子の外径を小さくすることがで
き、ひいては電動機を小型化することが可能となる。
き、ひいては電動機を小型化することが可能となる。
【0017】次に第二の実施例について図5を参照して
説明する。図5は第二の実施例における積層鉄心を示し
ており、図中Bは第一の実施例におけるスロットに対応
する部分である。図5(a)は積層鉄心の平面図で、図
5(b)はスロットを含む部分の詳細図である。スロッ
トは図5(b)のJ1またはJ2において結合されてお
り、J1,J2の寸法は1mm以下である。もちろん図5
はJ1にて結合されていることを例示していることはい
うまでもない。
説明する。図5は第二の実施例における積層鉄心を示し
ており、図中Bは第一の実施例におけるスロットに対応
する部分である。図5(a)は積層鉄心の平面図で、図
5(b)はスロットを含む部分の詳細図である。スロッ
トは図5(b)のJ1またはJ2において結合されてお
り、J1,J2の寸法は1mm以下である。もちろん図5
はJ1にて結合されていることを例示していることはい
うまでもない。
【0018】B部には残留磁束密度が5000ガウス以
上の永久磁石が満たされている。この積層鉄心を図4と
同様に非磁性の鋼材で構成された内周部材に固定して回
転子が完成する。
上の永久磁石が満たされている。この積層鉄心を図4と
同様に非磁性の鋼材で構成された内周部材に固定して回
転子が完成する。
【0019】このようにすることにより回転子の積層鉄
心を分離することなく形成することができ、工数の削減
が可能となり、コスト低減をはかることができる。
心を分離することなく形成することができ、工数の削減
が可能となり、コスト低減をはかることができる。
【0020】
【発明の効果】以上の実施例によれば、回転子のスロッ
ト部に永久磁石をほぼ100%に近い状態で満たすこと
ができ、磁気装荷を向上させ高性能化をはかり、同時に
小型軽量化を実現した電動機を提供することができる。
ト部に永久磁石をほぼ100%に近い状態で満たすこと
ができ、磁気装荷を向上させ高性能化をはかり、同時に
小型軽量化を実現した電動機を提供することができる。
【図1】本発明の第一の実施例を示す電動機の断面図
【図2】本発明の第一の実施例における固定子と回転子
の径方向における位置関係を示す図
の径方向における位置関係を示す図
【図3】図2の詳細図
【図4】(a)は本発明の第一の実施例を示す回転子の
平面図 (b)は(a)のXOX′断面図
平面図 (b)は(a)のXOX′断面図
【図5】(a)は本発明の第二の実施例における回転子
の積層鉄心の平面図 (b)は(a)の詳細図
の積層鉄心の平面図 (b)は(a)の詳細図
【図6】従来の電動機の断面図
【図7】従来の回転子の断面図とその平面図であり、
(a)はリング形、(b)はC形の永久磁石を、(c)
積層鉄心のスロット中に永久磁石をそれぞれ固定した回
転子の図
(a)はリング形、(b)はC形の永久磁石を、(c)
積層鉄心のスロット中に永久磁石をそれぞれ固定した回
転子の図
1,51 固定子 2,52 回転子 3,13,53 積層鉄心 4,54 永久磁石 5,55 軸受 6,56 ブラケット 7,57 センサー検出部 10 内周部材
Claims (3)
- 【請求項1】回転子のティース部がそれぞれ分離可能な
磁性材であって、ティース部の内周部材が非磁性の鋼材
で構成され、隣合うティース部間の空間を成形可能な永
久磁石により、略均一に満たした回転子と、励磁巻線を
有する固定子と、前記回転子を軸受けを介し回転自在に
支持するブラケットを有する電動機。 - 【請求項2】分離可能な回転子のティース部の円弧長
P、径方向寸法Lであって(P/L)<πなる関係を有
する請求項1記載の電動機。 - 【請求項3】回転子のティース部が磁性材で、内周部ま
たは外周部のいずれか一箇所で周方向に結合され、結合
部の径方向寸法が1mm以下であり、かつ残留磁束密度が
5000ガウス以上を有する永久磁石を前記隣合うティ
ース部間の空間に備えた請求項1記載の電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4184943A JPH0638413A (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4184943A JPH0638413A (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0638413A true JPH0638413A (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=16162072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4184943A Pending JPH0638413A (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0638413A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013062318A1 (en) * | 2011-10-24 | 2013-05-02 | Lg Electronics Inc. | Washing machine |
RU2575860C2 (ru) * | 2011-10-24 | 2016-02-20 | ЭлДжи ЭЛЕКТРОНИКС ИНК. | Стиральная машина |
US9512551B2 (en) | 2011-10-24 | 2016-12-06 | Lg Electronics Inc. | Washing machine to produce three-dimensional motion |
US9605370B2 (en) | 2012-10-09 | 2017-03-28 | Lg Electronics Inc. | Washing machine having dual-drum and assembly method thereof |
-
1992
- 1992-07-13 JP JP4184943A patent/JPH0638413A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9290881B2 (en) | 2011-10-20 | 2016-03-22 | Lg Electronics Inc. | Washing machine to produce three-dimensional motion |
WO2013062318A1 (en) * | 2011-10-24 | 2013-05-02 | Lg Electronics Inc. | Washing machine |
CN104040850A (zh) * | 2011-10-24 | 2014-09-10 | Lg电子株式会社 | 洗衣机 |
US9080279B2 (en) | 2011-10-24 | 2015-07-14 | Lg Electronics Inc. | Washing machine to produce three-dimensional motion |
US9255354B2 (en) | 2011-10-24 | 2016-02-09 | Lg Electronics Inc. | Washing machine to produce three-dimensional motion |
RU2575860C2 (ru) * | 2011-10-24 | 2016-02-20 | ЭлДжи ЭЛЕКТРОНИКС ИНК. | Стиральная машина |
US9279209B2 (en) | 2011-10-24 | 2016-03-08 | Lg Electronics Inc. | Washing machine to produce three-dimensional motion |
US9328447B2 (en) | 2011-10-24 | 2016-05-03 | Lg Electronics Inc. | Washing machine to produce three-dimensional motion |
US9512551B2 (en) | 2011-10-24 | 2016-12-06 | Lg Electronics Inc. | Washing machine to produce three-dimensional motion |
US9528213B2 (en) | 2011-10-24 | 2016-12-27 | Lg Electronics Inc. | Washing machine to produce three-dimensional motion |
US9556551B2 (en) | 2011-10-24 | 2017-01-31 | Lg Electronics Inc. | Washing machine to produce three-dimensional motion |
US9605370B2 (en) | 2012-10-09 | 2017-03-28 | Lg Electronics Inc. | Washing machine having dual-drum and assembly method thereof |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3152405B2 (ja) | 電動機 | |
JP2799209B2 (ja) | 電気機械 | |
JP2011078202A (ja) | アキシャルギャップモータ | |
JPH08214478A (ja) | 永久磁石界磁方式回転電機 | |
JP7193422B2 (ja) | 回転電機及び回転電機の製造方法 | |
JP2001025183A (ja) | 電動機のステータ | |
JP2013115899A (ja) | 永久磁石式電動機の回転子及びその製造方法並びに永久磁石式電動機 | |
JPH0158748B2 (ja) | ||
JP2001268824A (ja) | コンプレッサー | |
JPH0638413A (ja) | 電動機 | |
JP5946258B2 (ja) | Pm型ステッピングモータ | |
JP2012165506A (ja) | アキシャルギャップモータ | |
JP2011072087A (ja) | アキシャルギャップモータ | |
JP2007116850A (ja) | 永久磁石式回転電機および円筒型リニアモータ | |
JP2004304995A (ja) | 励磁機、界磁機、およびそれを用いた電動機 | |
JP2011125127A (ja) | モータ | |
JP2007104887A (ja) | 多極式永久磁石発電機 | |
JPH01103145A (ja) | 永久磁石回転子 | |
WO2021149753A1 (ja) | 磁気ギアード回転電機、及びステータの製造方法 | |
JP2003299278A (ja) | 回転電機回転子とその製造法及び回転電機並びにガスタービン発電プラント | |
JP2003314550A (ja) | 磁気軸受装置 | |
JP2003284302A (ja) | クローポール形回転電機 | |
JP2003319585A (ja) | 永久磁石型モータ及び極異方性磁石の形成方法 | |
JP2017163716A (ja) | ロータおよび回転電機 | |
JPS63198559A (ja) | モ−タのロ−タマグネツト |