JPH063832Y2 - ダンパ - Google Patents

ダンパ

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Publication number
JPH063832Y2
JPH063832Y2 JP1988025153U JP2515388U JPH063832Y2 JP H063832 Y2 JPH063832 Y2 JP H063832Y2 JP 1988025153 U JP1988025153 U JP 1988025153U JP 2515388 U JP2515388 U JP 2515388U JP H063832 Y2 JPH063832 Y2 JP H063832Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
cam
closed
opened
discharge
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988025153U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01130999U (ja
Inventor
勝徳 前畑
勝治 浜崎
宗夫 舟橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH01130999U publication Critical patent/JPH01130999U/ja
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Publication of JPH063832Y2 publication Critical patent/JPH063832Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば廃熱利用ボイラに於いて冷気の浸入を
防止しながら粉塵を排出する場合などに使用されるダン
パに関する。
〔従来の技術〕
従来、例えば廃熱利用ボイラに於いて冷気の浸入を防止
しながら粉塵を排出する場合、或いは不活性ガスが封入
されたサイロに於いて空気の浸入を抑制しながら貯蔵物
を排出する場合、或いは圧力、温度、ガスの性質などが
外部と異なる容器内から粉粒体を排出する場合など、開
閉時に入力側と出口側との通気を遮断する必要がある場
合に2段開閉式ダンパ、3段開閉式ダンパなどが使用さ
れている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、3段開閉式ダンパは機構が複雑で故障も
起き易いうえ重く、設置スペースを広く必要とし、コス
ト的にも高い。また、2段開閉式ダンパを複数並列に設
けて使用する場合は、操作が繁雑になるうえ外部との遮
断性に劣るなどの課題を抱えている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係るダンパは上記課題を解決することを目的に
しており、ホッパ上部に並列に設けられ第一のカムによ
り交互に開閉する複数の入口弁と、上記ホッパ下部に設
けられ第二のカムにより開閉する排出口弁と、上記第一
のカムと第二のカムとを互いに連動させ上記複数の入口
弁と上記排出口弁とを重複せずに順次開くチェーンスプ
ロケットとを備えた構成を特徴としている。
〔作用〕
即ち、本考案に係るダンパにおいては、ホッパ上部に並
列に設けられ第一のカムにより交互に開閉する複数の入
口弁とホッパ下部に設けられ第二のカムにより開閉する
排出口弁とがチェーンスプロケットにより第一のカムと
第二のカムとを互いに連動されて重複せずに順次開くよ
うになっており、複数の入口弁と排出口弁とは何れか1
つの弁が開いているときは他の弁は必ず閉まっているこ
とにより複数の入口と排出口とが互いに通過することな
く順次開閉して複数の入口から交互に流動性物質を受け
容れ排出口から払い出すことができる。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図および第2図に基づき説明す
る。第1図および第2図は本考案の一実施例に係るY型
ダンパの構造説明図である。図に於いて、本実施例に係
るY型ダンパはセメントプラントに於ける廃熱利用ボイ
ラの粉塵排出に適用が可能なものである。一般に、廃熱
ボイラは利用できる廃ガス温度が低く、ボイラ内へ常温
の空気が浸入するのを防止し、かつボイラ底部に集積す
る粉塵を常時排出する必要がある。本実施例に係るY型
ダンパは図に示すように上部ホッパ1と下部ホッパ2と
からなり、上部ホッパ1には2つの入口8a,8bが設
けられており、それぞれ弁a、弁bにより外部と仕切ら
れている。下部ホッパ2には排出口3cが設けられてお
り、弁cにより外部と仕切られている。弁aは軸9aに
枢着されたレバー5aの一端に支持されており、また軸
9aに設けられた別のレバー6a端のウエイト7aの自
重により閉じられる。弁bおよび弁cもそれぞれ弁aと
同様に装着されており、ウエイト7b,7cの自重によ
り閉じられる。
弁a,b,cは粉塵の排出毎に一度開閉する。弁a,b
の近傍にカム3が設けられており、弁a,bの開閉はカ
ム3の回転によって何れか一方が開になったときは他方
が必ず閉の状態になるように軸9a,9bにそれぞれカ
ムレバー3a,3bを介してローラー4a,4bが取付
けられ、これらのローラー4a,4bがカム3の側面を
転動する構造になっている。弁aが開の状態になったと
きに入口8a側の排出物が上部ホッパ1内に落下する。
また、弁bが開の状態になったときに入口8b側の排出
物が上部ホッパ1内に落下する。このとき、弁cは閉に
なっていて排出物を上部ホッパ1内に溜めて外部との通
気が防止されるように、弁cにもカム3と連動するカム
8およびカムレバー3c、ローラー4cが弁a,bと同
様に設けられており、弁cは弁a,bがともに閉の状態
のときにのみカム8の作用で開の状態になることがで
き、入口8a,8b側と排出口8c側とが通気すること
なく排出物を下方に排出する。
この構造を補足説明すると、カム3は弁a,bを開閉す
るためのもので、チェーンスプロケット7によって回転
させられる。チェーンスプロケット7はモータ5からチ
ェーン10によって駆動される。カム8は弁cを開閉す
るためのもので、弁cはカムレバー3cを介して開閉さ
れる。このカム8はモータ5軸に取付られている。チェ
ーンスプロケット7とチェーンスプロケット9との歯車
比は2:1になっており、且つ弁a,bが閉じたときに
弁cが開くようにカム3,8の位置決めを行っている。
第3図および第4図は本考案に係るダンパの作用説明図
である。図に於いて、本考案に係るダンパはチェーンス
プロケットの歯車比とカム機構の位相とを調整すること
により2つの作動タイプを設けることができる。1つは
入口弁a開、同閉、排出口弁c開、同閉、入口弁b開、
同閉、排出口弁c開、同閉の作動タイプで、この作動タ
イプのモードを第3図に示す。弁の作動によって入口弁
aの上方の排出物を排出口弁cの下方に排出し、次いで
入口弁bの上方の排出物を排出口弁cの下方に排出す
る。もう1つは入口弁a開、同閉、入口弁b開、同閉、
排出口弁c開、同閉の作動タイプである。弁の作動のと
きは入口弁a上方の排出物をダンパ内に落し、次いで入
口弁bの上方の排出物をダンパ内に排出し、最後にダン
パ内の排出物を排出口弁cの下方へ排出する。
これらの作動順はカム機構、チェーンスプロケットおよ
びこれらを連ぐチェーンにより得られる。因みに、前者
の作動タイプはチェーンスプロケットの歯数比Raを にすればよい。また、後者の作動タイプは、チェーンス
プロケットの歯数比Raを にすればよい。なお、第4図(a)は入口弁aの開放時
に於ける他の2弁およびカムの位置を模式的に示したも
のである。第4図(b)および第4図(c)も同様にそ
れぞれ入口弁bの開放時および排出口弁cの開放時を示
している。
このように、本実施例に係るY型ダンパに於いては従来
2段開閉式ダンパを併列に2台設けて使用していたもの
が1体型になり、1.5台分以下の重量や大きさになる
ので大幅なコスト低減ができ、モータ台数も1台で済み
信頼性も高まる。さらに、省スペースによる設置が可能
であり、排出口も1ケ所になって排出口との取合も簡素
化される。
さらに、本実施例に係るY型ダンパに於いては通気抑制
に関するメリットがある。例えば、入口8aの圧力が−
1500mmAq、入口8bの圧力が−800mmAq、排出口
8cの圧力が大気圧と云うようにそれぞれの圧力が異な
るとき、入口8aと入口8bとの間に於いて、△P(8
a−8b)=−1500−(−800)=−700mmAq
の差圧による通気で入口8a,8bの排出が可能であ
る。次に、弁cが作動する場合には入口8bと排出口8
cとの間に於いて、△P(8b−8c)=−800−0
=−800mmAqの差圧による通気で排出することができ
る。即ち、入口8aと排出口8cとの圧力差による排出
時の通気を回避しながら排出物を排出することができ、
図示しない圧力差を伴うサイロなどからの逆流通気が抑
制される。
〔考案の効果〕
本考案に係るダンパは前記のように構成されており、複
数の入口弁と排出口弁とは何らか1つの弁が開いている
ときは他の弁は必ず閉まっていることにより複数の入口
と排出口とが互いに通気することなく順次開閉して複数
の入口から交互に流動性物質を受け容れて排出口から払
い出すことができ、場合によっては複数種類の流動性物
質を順次受け容れて混合し排出口から払い出すこともで
きるとともに、従来はホッパ上部に複数並列に設けて使
用される2段開閉式ダンパが互いに、また排出口弁とも
一体型になることにより機構が簡単で故障も起き難く軽
量で設置スペースをとらずコスト的にも安く操作が容易
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例に係るY型ダン
パの構造説明図、第3図および第4図はその作用説明図
である。 a,b,c…弁、3,8…カム、3a,3b,3c…カ
ムレバー、4a,4b,4c…ローラー、5…モータ、
9a,9b,9c…軸、7,9…チェーンスプロケッ
ト、10…チェーン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホッパ上部に並列に設けられ第一のカムに
    より交互に開閉する複数の入口弁と、上記ホッパ下部に
    設けられ第二のカムにより開閉する排出口弁と、上記第
    一のカムと第二のカムとを互いに連動させ上記複数の入
    口弁と上記排出口弁とを重複せずに順次開くチェーンス
    プロケットとを備えたことを特徴とするダンパ。
JP1988025153U 1988-02-29 1988-02-29 ダンパ Expired - Lifetime JPH063832Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988025153U JPH063832Y2 (ja) 1988-02-29 1988-02-29 ダンパ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988025153U JPH063832Y2 (ja) 1988-02-29 1988-02-29 ダンパ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01130999U JPH01130999U (ja) 1989-09-06
JPH063832Y2 true JPH063832Y2 (ja) 1994-02-02

Family

ID=31245637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988025153U Expired - Lifetime JPH063832Y2 (ja) 1988-02-29 1988-02-29 ダンパ

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JP (1) JPH063832Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4877417A (ja) * 1972-01-20 1973-10-18

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01130999U (ja) 1989-09-06

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