JPH0638291A - 受波装置 - Google Patents
受波装置Info
- Publication number
- JPH0638291A JPH0638291A JP4185398A JP18539892A JPH0638291A JP H0638291 A JPH0638291 A JP H0638291A JP 4185398 A JP4185398 A JP 4185398A JP 18539892 A JP18539892 A JP 18539892A JP H0638291 A JPH0638291 A JP H0638291A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- proof
- outer plate
- wave receiving
- piezoelectric body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 取付体からの雑音減少を計った受波装置を得
る。 【構成】 圧電体の圧電効果を利用して音波を受ける受
波器において、防振材7a,7bおよび中間質量材8が
組合された積層型の防振装置3、同防振装置に取付けら
れた上記受波器1とを設ける。
る。 【構成】 圧電体の圧電効果を利用して音波を受ける受
波器において、防振材7a,7bおよび中間質量材8が
組合された積層型の防振装置3、同防振装置に取付けら
れた上記受波器1とを設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水中探索用送受波器(ソ
ーナ)、海洋調査船、艦艇用の受波器や魚群探知器等に
適用される受波装置に関する。
ーナ)、海洋調査船、艦艇用の受波器や魚群探知器等に
適用される受波装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すような船体2の船底に装備さ
れた受波器1では、流体中の目標物11からの音波pを
検知して、目標物11の位置(方位、距離)を識別す
る。
れた受波器1では、流体中の目標物11からの音波pを
検知して、目標物11の位置(方位、距離)を識別す
る。
【0003】検出対象の音波pは目標物11自身から発
せられたり、船体2に取付けられた図示されていない送
波器から送波された音波が目標物11で散乱されて返っ
てくるものである。
せられたり、船体2に取付けられた図示されていない送
波器から送波された音波が目標物11で散乱されて返っ
てくるものである。
【0004】受波器1としては、図2に示すように圧電
膜や圧電ゴム等の可撓性のある圧電体6が船体外板4に
沿って取付けられている。圧電体の上、下面には電極9
a,9bが貼付けられており、両電極からは電線10
a,10bが船体外板4を貫通して、図示されていない
信号処理装置につながれている。
膜や圧電ゴム等の可撓性のある圧電体6が船体外板4に
沿って取付けられている。圧電体の上、下面には電極9
a,9bが貼付けられており、両電極からは電線10
a,10bが船体外板4を貫通して、図示されていない
信号処理装置につながれている。
【0005】圧電体6の表面に音波pが作用すると、圧
電体6には厚み方向に歪が生じるが、圧電効果によって
圧電体6の表面電極9a,9bには電気出力が発生す
る。この電気出力が電線10a,10bを介して、信号
処理装置へ送られる。信号処理装置で演算処理されて目
標物の位置が識別される。
電体6には厚み方向に歪が生じるが、圧電効果によって
圧電体6の表面電極9a,9bには電気出力が発生す
る。この電気出力が電線10a,10bを介して、信号
処理装置へ送られる。信号処理装置で演算処理されて目
標物の位置が識別される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の受波器にお
いて、エンジンやプロペラによる船体外板振動5が発生
すると、船体外板4に貼付けられている圧電体6には外
板振動5による歪が生じ、圧電効果によって電極9a,
9bには電気出力が発生する。これは流体の中を伝搬し
てくる検出対象の音波pによる電気出力に重畳されるの
でノイズとなり、音波pの検出精度が低下した。
いて、エンジンやプロペラによる船体外板振動5が発生
すると、船体外板4に貼付けられている圧電体6には外
板振動5による歪が生じ、圧電効果によって電極9a,
9bには電気出力が発生する。これは流体の中を伝搬し
てくる検出対象の音波pによる電気出力に重畳されるの
でノイズとなり、音波pの検出精度が低下した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため次の手段を講ずる。
するため次の手段を講ずる。
【0008】すなわち、圧電体の圧電効果を利用して音
波を受ける受波器において、防振材および中間質量材が
組合された積層型の防振装置と、同防振装置に取付けら
れた上記受波器とを設ける。
波を受ける受波器において、防振材および中間質量材が
組合された積層型の防振装置と、同防振装置に取付けら
れた上記受波器とを設ける。
【0009】
【作用】上記手段において、例えば水中の対象物を検出
するため、受波装置の防振装置が船体外板に取付けられ
る。すると、船体外板からの雑音となる振動は、防振材
と中間質量材の積層型の防振装置を介して圧電体に伝達
されることになる。従って船体外板からの雑音となる振
動は、積層型防振装置で遮断され、圧電体には達しなく
なり、雑音が大幅に減少する。このようにして高性能の
受波装置がえられる。
するため、受波装置の防振装置が船体外板に取付けられ
る。すると、船体外板からの雑音となる振動は、防振材
と中間質量材の積層型の防振装置を介して圧電体に伝達
されることになる。従って船体外板からの雑音となる振
動は、積層型防振装置で遮断され、圧電体には達しなく
なり、雑音が大幅に減少する。このようにして高性能の
受波装置がえられる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図1により説明する。
【0011】ウレタン等の防振材7a、鉄板等の中間質
量材8、防振材7aが順次積層された積層型の防振装置
3が設けられる。圧電体6を有する受波器1は、積層型
の防振装置3に接着される。これらが船体外板4に、接
着材で接着される。
量材8、防振材7aが順次積層された積層型の防振装置
3が設けられる。圧電体6を有する受波器1は、積層型
の防振装置3に接着される。これらが船体外板4に、接
着材で接着される。
【0012】圧電体6の両端面には電極9a,9bが設
けられている。電極9a,9bはアルミニウムや銀を蒸
着するので、圧電体6と防振材7aの間の接着は蒸着膜
を介して強固に保つことができる。電極9a,9bから
は電線10a,10bが船体外板4を貫通して、図示さ
れていない信号処理装置につながれる。
けられている。電極9a,9bはアルミニウムや銀を蒸
着するので、圧電体6と防振材7aの間の接着は蒸着膜
を介して強固に保つことができる。電極9a,9bから
は電線10a,10bが船体外板4を貫通して、図示さ
れていない信号処理装置につながれる。
【0013】この受波装置は船体外板4に複数個取付け
られ、各受波装置間の電気出力の位相差等から音波pの
到来方向が判別される。
られ、各受波装置間の電気出力の位相差等から音波pの
到来方向が判別される。
【0014】このとき、船体外板4からの振動5は積層
型の防振装置3で遮断され、受波器1には伝達されなく
なる。すなわち、外板4の振動5は剛性が小さい防振材
7bを通過しても、剛性の大きい中間質量材8で大部分
が反射されるので、防振材7aを通過して圧電体6に伝
達される振動は非常に小さくなる。
型の防振装置3で遮断され、受波器1には伝達されなく
なる。すなわち、外板4の振動5は剛性が小さい防振材
7bを通過しても、剛性の大きい中間質量材8で大部分
が反射されるので、防振材7aを通過して圧電体6に伝
達される振動は非常に小さくなる。
【0015】従って外板振動5によって圧電体6に発生
するノイズとしての電気出力は、大幅に低減され、音波
pの検出精度が向上する。
するノイズとしての電気出力は、大幅に低減され、音波
pの検出精度が向上する。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、防振装置側を取付対象に取付けることにより、取付
対象側からの振動、すなわち雑音が遮断される。従って
受波器の性能が大幅に向上する。
ば、防振装置側を取付対象に取付けることにより、取付
対象側からの振動、すなわち雑音が遮断される。従って
受波器の性能が大幅に向上する。
【図1】本発明一実施例の構成図である。
【図2】従来例の構成図である。
【図3】同作用説明図である。
1 受波器 2 船体 3 積層型の防振装置 4 船体外板 5 外板振動 6 圧電体(圧電ゴム) 7a,7b 防振材(ウレタン) 8 中間質量材(鉄板) 9a,9b 電極 10a,10b 電線 11 目標物 p 音波
Claims (1)
- 【請求項1】 圧電体の圧電効果を利用して音波を受け
る受波器において、防振材および中間質量材が組合され
た積層型の防振装置と、同防振装置に取付けられた上記
受波器とを備えてなることを特徴とする受波装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4185398A JP3040603B2 (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 受波装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4185398A JP3040603B2 (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 受波装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0638291A true JPH0638291A (ja) | 1994-02-10 |
JP3040603B2 JP3040603B2 (ja) | 2000-05-15 |
Family
ID=16170106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4185398A Expired - Fee Related JP3040603B2 (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 受波装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3040603B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007093322A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Oki Electric Ind Co Ltd | 水中面受波器 |
DE102009046019A1 (de) | 2008-10-28 | 2010-04-29 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd., Yokkaichi | Elektrisches Verbindergehäuse und Verfahren zu dessen Zusammenbau |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03270499A (ja) * | 1990-03-20 | 1991-12-02 | Furuno Electric Co Ltd | 圧電型変換器 |
-
1992
- 1992-07-13 JP JP4185398A patent/JP3040603B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03270499A (ja) * | 1990-03-20 | 1991-12-02 | Furuno Electric Co Ltd | 圧電型変換器 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007093322A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Oki Electric Ind Co Ltd | 水中面受波器 |
DE102009046019A1 (de) | 2008-10-28 | 2010-04-29 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd., Yokkaichi | Elektrisches Verbindergehäuse und Verfahren zu dessen Zusammenbau |
US7815443B2 (en) | 2008-10-28 | 2010-10-19 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Electrical connection box and method of assembling the electrical connection box |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3040603B2 (ja) | 2000-05-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8009518B2 (en) | Ultrasonic sensor with piezoelectric elements and vibration isolator | |
JP3262796B2 (ja) | 表面センサを備えた海中音響アンテナ | |
JP4835366B2 (ja) | 超音波センサ | |
US4805157A (en) | Multi-layered polymer hydrophone array | |
JPH0446517B2 (ja) | ||
US4709359A (en) | End weighted reed sound transducer | |
US8737172B2 (en) | Hull mounted linear sonar array | |
JPH0638291A (ja) | 受波装置 | |
US20210270963A1 (en) | Sonar system with acoustic beam reflector | |
US5420825A (en) | Noise control composite | |
JPWO2005009075A1 (ja) | 超音波送受波器 | |
US5367501A (en) | Dual-frequency sonar system | |
US6349791B1 (en) | Submarine bow dome acoustic sensor assembly | |
JP3181136B2 (ja) | 受波器 | |
JPH0562513B2 (ja) | ||
US5808970A (en) | Multi-layer acoustically transparent sonar array | |
JPH08178740A (ja) | 音響変換効率測定法および測定装置 | |
US20240118130A1 (en) | Transducer and ultrasonic probe having the same | |
JPH05248935A (ja) | 超音波センサ | |
JP3002722B2 (ja) | 円筒形カーディオイドハイドロホン | |
JPH05146756A (ja) | 超音波振動板 | |
JP2549244Y2 (ja) | 超音波送受波器ドーム | |
JPH10271594A (ja) | 超音波発射用送波器 | |
JPH06233376A (ja) | 水中受波器の振動雑音低減方式 | |
JP2981493B2 (ja) | 流体雑音計測センサ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000208 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |