JPH0638161Y2 - 高出力型アクチユエータ - Google Patents

高出力型アクチユエータ

Info

Publication number
JPH0638161Y2
JPH0638161Y2 JP1987153352U JP15335287U JPH0638161Y2 JP H0638161 Y2 JPH0638161 Y2 JP H0638161Y2 JP 1987153352 U JP1987153352 U JP 1987153352U JP 15335287 U JP15335287 U JP 15335287U JP H0638161 Y2 JPH0638161 Y2 JP H0638161Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
pistons
output shaft
pinion
type actuator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987153352U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0158805U (ja
Inventor
進二 梅澤
Original Assignee
株式会社巴技術研究所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社巴技術研究所 filed Critical 株式会社巴技術研究所
Priority to JP1987153352U priority Critical patent/JPH0638161Y2/ja
Publication of JPH0158805U publication Critical patent/JPH0158805U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0638161Y2 publication Critical patent/JPH0638161Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Driven Valves (AREA)
  • Actuator (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、流体圧主として空気圧により、バタフライ弁
やボール弁等の回転型弁を開閉駆動するアクチュエータ
に関し、特にコンパクトで且つ高出力型としたアクチュ
エータに関する。
〔従来の技術〕
従来、第4図に示すように、バタフライ弁やボール弁等
の回転型弁1は、バルブ駆動軸即ち弁軸10を、空気圧又
は油圧によって駆動されるアクチュエータ3によって回
動するようにされている。そして該アクチュエータ3
は、その両側にシリンダ4,4を備え、各シリンダ4内に
は、第5図に示すように、ピストン5が嵌入され、これ
ら両ピストン5,5を連結するピストンロッド6に突設さ
れたトラニオンピン7と、ヨーク溝9を介して係合する
ヨーク8内の揺動支点に、アクチュエータ軸2が取付け
られている。
また一般に、往復動するピストンの動きを軸の回転運動
に伝える手段として、ラックとピニオンを利用すること
も慣用技術である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記した従来技術の流体圧アクチュエータでは、シリン
ダ4内のピストン5は全部で2枚しか使われていない。
従って、アクチュエータの出力トルクを上げようとする
と、ピストン・シリンダのボア径(内径)を大きくしな
ければならない。
ところがそのようにすると、アクチュエータの外径が大
きくなり、配管の際、スペースも広くならざるを得ず、
そのため、コンパクト且つ高出力型のアクチュエータを
必要とする時流に反するという問題点があった。
本考案は、コンパクトで且つ高出力型のアクチュエータ
を提供することを技術的課題としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記した従来技術の問題点及び技術的課題を
解決するために、シリンダ内に出力軸を挟んで片側2個
ずつのピストンを相対向して設け、これら各ピストンの
それぞれの両側に、流体圧供給源と排出側とに交互に切
換えて接続される流体作動室を形成して対向する2個の
ピストンを互いに相反する方向に移動させるようにし、
各ピストンのピストンロッドの一部にそれぞれ形成され
たラックを、出力軸に筒嵌されたピニオンの両側で、同
一方向に移動するラックを同側に位置させるようにして
噛み合わせ、上記出力軸に回転揺動運動を与えるように
したことを特徴としている。
なお、実施に当たっては、各ピストンの両側にそれぞれ
形成された流体作動室のうち、出力軸を挟んで両側の対
称位置関係にあるものを、互いに連通して流体圧供給源
又は排出側に切換えて接続させるように構成するのが望
ましい。
〔作用〕
本考案は上記のように構成されているので、出力軸を挟
んで片側2個ずつ設けられた対向する2個のピストンに
挟まれた流体作動室を、流体圧供給源に連通し、これら
の両ピストンの他の側、つまり軸方向最外側及び最内側
を排出側に連通すると、これらの両ピストンは互いに離
反するように移動する。
これにつれて、両側に設けられた上記両ピストンのピス
トンロッドに形成されたラックは、同一方向に移動する
ものがピニオンの同じ側で噛み合うようになっているの
で、上記離反する各ピストンに働く流体押圧力に基づく
トルクが、合計し加算されてピニオンに一方向の回転力
を与える。この回転力は、出力軸を挟んで両側に2個ず
つのピストンが内蔵されているので、従来のように1個
のピストンが内蔵されたものと比べて、ほぼ2倍とな
る。
上記のようにして各ピストンが所定ストローク(行程)
を移動したとき、上記した各流体作動室の連通回路を切
換えると、各ピストンは逆方向に移動してピニオンに逆
方向のトルクを与え、このようにして出力軸は所定の角
度範囲で回転揺動する。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面と共に説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す高出力型アクチュエ
ータの平面断面図であり、第2図は一部断面側面図であ
る。
図において、シリンダ1の中心部に、弁棒に接続された
出力軸2が貫通して設けられており、該出力軸2にはピ
ニオン3がキーを介して嵌着されている。また、シリン
ダ1内には、出力軸2を挟んで片側2個ずつ合計4個の
ピストン4A〜4Dが、2個ずつ相対向して設けられてお
り、これらの各ピストンのピストンロッド5A〜5Dのう
ち,外側に位置するピストン4A及び4Dのピストンロッド
5A及び5Dは、それぞれピストン4B及び4Cを貫通してシリ
ンダ1の中央部まで延びている。
また、シリンダ1内は、上記4個のピストン4A〜4Dによ
って区画された5つの流体作動室A〜Eからなり、これ
らの各流体作動室A〜Eに通じる圧縮空気の出入口7A〜
7Eが、第1図に示す位置にそれぞれ設けられている。そ
してこれらの出入口7A〜7Eは、出力軸2を挟んで対称位
置関係にある7Aと7E,7Bと7Dが互いに通路7a,7bによって
連通されており、それぞれ図示しない空気圧源又は排出
側に切換えて接続されるようになっている。
上記各ピストンロッド5A〜5Dの先端部の内方側にはラッ
ク6A〜6Dが形成されており、これらの各ラック6A〜6D
は、第3図の要部斜視図に示すように、ピストンロッド
5Aの裏面に形成された図示しない6Aと、ピストンロッド
5Cの裏面に形成された図示しない6Cとが、ピニオン3の
一側(第3図で手前側)で噛み合っており、また、ピス
トンロッド5Bのラック6Bとピストンロッド5Dのラック6D
とがピニオン3の他側(同じく向う側)で噛み合ってい
る。なお、図中,8はシール用のOリングである。
次に、作用について説明する。
圧縮空気出入口7Bと7Dを、図示しない圧縮空気源に接続
し、同出入口7A,7C,7Eを何れも排出側に接続すると、流
体作動室BとCが高圧となり、同じくA,C,Eが何れも低
圧となるので、図の2重矢印で示すように、ピストン4A
〜4Dのうち、外側のピストン4Aと4Dは外向きに、内側の
ピストン4Bと4Cは内向きにそれぞれ移動する。
従って、ピストンロッドと一体の各ラック6A〜6Dとピニ
オン3との噛合いにより、該ピニオン3に図で時計方向
の回転力(トルク)を与えるが、この時の回転力は、4
個のすべてのピストンに作用する流体押圧力によって生
ずるので、両側に1個ずつのピストンを内蔵した従来の
ものと比べて、ほぼ2倍の値となる。
上記のようにして各ピストン4A〜4Dが所定の行程を移動
したとき、各流体作動室A〜Eの圧縮空気出入口7A〜7E
に通じる通路(回路)を切換え、室A,C,Eを高圧とし、
室B,Dを低圧とすれば、各ピストンA〜Dは、図の一重
矢印に示すように、前記とは逆方向に移動してピニオン
3に反時計方向の回転力を与える。
このようにして、出力軸2は、所定の角度範囲で回転揺
動運動を行なう。
この実施例によれば、4個のピストン4A〜4Dをシリンダ
1に内蔵させているので、2個のピストン型の従来の空
気圧アクチュエータと同じボア径のピストンに対し、2
倍の出力を有することができる。これによって、従来の
空気圧アクチュエータより小型にでき、且つ高出力を有
することができる。
上記した実施例において、流体圧力として圧縮空気を用
いた構造について説明したが、油圧を用いることも可能
である。
また実施例では、シリンダ1を共通の1個のもので構成
しているが、中央部を一部小径にしてシリンダを左右2
個に分けるようにしてもよい。
また、出力軸を挟んで放射状に複数個シリンダを設置
し、これらの各シリンダに2個ずつピストンを対向して
設け、各ピストンロッドに形成したラックとピニオンと
を、角度をずらせながら噛み合わせるようにすることも
可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、シリンダ内に出
力軸を挟んで片側2個ずつのピストンを相対向して設
け、これらの各ピストンを流体圧力によって相反する方
向に移動させ、これら各ピストンの動きを利用して出力
軸に一定角度の回転揺動運動を与えるように、各ピスト
ンロッドと一体に形成されたラックを、出力軸に筒嵌さ
れたピニオンと別々に噛み合わせるようにしたことによ
り、シリンダ内の4個のすべてのピストンに作用する流
体押圧力を、ピニオンの回転力つまり出力軸の出力に利
用することができる。
これによって、2個のピストン型の従来のアクチュエー
タと同じボア径のピストンに対してほぼ2倍の出力を有
することができるので、従来の空気圧アクチュエータよ
り小型にでき且つ高出力とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すアクチュエータの平面
断面図、第2図は一部断面側面図、第3図は要部斜視
図、第4図はアクチュエータと回転型弁との結合状態を
示す説明図、第5図は従来のアクチュエータの平面断面
図である。 1……シリンダ、2……出力軸、3……ピニオン、4A〜
4D……ピストン、5A〜5D……ピストンロッド、6A〜6D…
…ラック、7A〜7E……圧縮空気出入口、A〜E……流体
作動室。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ(1)内に出力軸(2)を挟んで
    片側2個ずつのピストン(4A,4B)(4C,4D)を相対向し
    て設け、これら各ピストンのそれぞれの両側に、流体圧
    供給源と排出側とに交互に切換えて接続される流体作動
    室(A〜E)を形成して対向する2個のピストンを互い
    に相反する方向に移動させるようにし、各ピストンのピ
    ストンロツド(5A〜5D)の一部にそれぞれ形成されたラ
    ツク(6A〜6D)を、出力軸(2)に取付けられたピニオ
    ン(3)の両側で、同一方向に移動するラツク(6A,6
    C)(6B,6D)を同側に位置させるようにして噛み合わ
    せ、上記出力軸(2)に回転揺動運動を与えるようにし
    たことを特徴とする高出力型アクチユエータ。
  2. 【請求項2】上記出力軸を挟んで片側2個ずつ設けられ
    たピストンは、外側に位置するピストン(4A,4D)のピ
    ストンロツド(5A,5D)が内側に位置するピストン(4B,
    4C)を貫通して設けられている実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の高出力型アクチユエータ。
JP1987153352U 1987-10-08 1987-10-08 高出力型アクチユエータ Expired - Lifetime JPH0638161Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987153352U JPH0638161Y2 (ja) 1987-10-08 1987-10-08 高出力型アクチユエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987153352U JPH0638161Y2 (ja) 1987-10-08 1987-10-08 高出力型アクチユエータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0158805U JPH0158805U (ja) 1989-04-13
JPH0638161Y2 true JPH0638161Y2 (ja) 1994-10-05

Family

ID=31429113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987153352U Expired - Lifetime JPH0638161Y2 (ja) 1987-10-08 1987-10-08 高出力型アクチユエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0638161Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH024242Y2 (ja) * 1984-10-15 1990-01-31

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0158805U (ja) 1989-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0304210B1 (en) Double diaphragm pumps
US3080887A (en) Fluid pressure-operated multi-way valve
JP2010071390A (ja) ダブルラック・ピニオン式揺動装置
JPH0419395B2 (ja)
JP3986764B2 (ja) 静油圧式無段変速機
JPH0638161Y2 (ja) 高出力型アクチユエータ
US4508015A (en) Hydraulic cylinder
KR100496590B1 (ko) 밸브 구동용 액츄에이터
JP3476731B2 (ja) 速度可変機構付き複合アクチュエータ
GB1439504A (en) Hydraulic or pneumatic device
JPS595785U (ja) 往復ポンプ装置
US4627462A (en) Selectable function valve device
US2988057A (en) Rotating cylinder positioning mechanism
JP2832796B2 (ja) 多層板からなる流体通路を有するジェロータ型油圧装置
US4211148A (en) Hot gas motor
US4655695A (en) Rotating fluid driven rotary actuator
US4870891A (en) Pneumatically controlled air motor
EP0122444B1 (en) Nutation valving apparatus and method of operation
JPH0647121Y2 (ja) スコッチヨーク形揺動アクチュエータ
JPS62246605A (ja) ロツドレスシリンダ
JP2695426B2 (ja) 流体圧アクチュエータの制御装置
CN220151949U (zh) 一种适用于摆动运动的旋转流量控制阀
JPH067233Y2 (ja) 3位置ロータリバルブ
CN220522940U (zh) 一种切换阀及液压系统
JPH0926043A (ja) 電気油圧ステッピングシリンダ